ロシア、モスクワの年次陸軍博覧会で NATO の 『戦利品』 をお披露目

ロシア、モスクワの年次陸軍博覧会で NATO の『戦利品』をお披露目

2023-09-05 (Tue)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Russia Flaunts NATO "Trophies" At Moscow Annual Army Expo

ロシアはモスクワで毎年開催される陸軍国際軍事技術フォーラムで、ウクライナの戦場から鹵獲（ろかく）した米国や西欧から提供された軍事機材を披露している。その中には、新品同様のものも含まれている。

このフォーラムは、一般的には「陸軍 2023 」と呼ばれており、ロシアの大手防衛企業が、1,500 点もの個性的な軍事アイテムの中から最新の防衛技術を展示するのが特徴だ。その範囲は、ステルス機から戦場の医療機器、軍用土木機械まで多岐にわたる。

しかし今年初めて、ロシア軍は押収した大量の「戦利品」 を披露した ― NATO 諸国から鹵獲したり破壊したりした装甲車も含まれている。

例えば下の写真は、手前に見えるのがアメリカの装甲兵員輸送車、中央がイギリスの装甲車だ。

鹵獲された NATO 車両には、まるで博物館の展示品のように、その仕様を説明するプラカードが掲げられていた。

さらに、ウクライナ軍から鹵獲したオーストラリアのブッシュマスター防護機動車の焼け焦げた姿も展示されていた。

ロシア軍がイギリス国旗と NATO 国旗を取り付けた銃弾まみれの装甲車も…

ロイター通信はこの展示会の詳細を次のように伝えている：

ロシア軍の功績を称えるモスクワのパトリオット公園では、緑色の帽子をかぶった将校が、鹵獲した米軍のマックスプロ装甲車の前に立っていた。「動かなくなったので戦場に放置されたものです」 とその軍人はロシア国営通信タスに語った。

彼は次に、フロントガラスに弾痕らしきものが散見されるイギリスのハスキー車両に目を向けた。彼の周囲には、さらに西側の軍事装備が展示されており、ロシア軍がその成果を誇示し、ウクライナが 6 月に開始した反撃作戦をあざ笑う格好の場となっていた。

数メートル先では、別のロシア軍将校がフランスの AMX-10 ラジコンとその有名な長い対戦車砲を披露していた。AFP 記者が火曜日に見た「戦利品」のコレクションには、オーストラリアのブッシュマスター防護機動車、アメリカの M113 兵員輸送車、スウェーデンの CV90 戦闘車も含まれていた。

#BREAKING #Russia #Moscow Video footage of western armored vehicles captured in Ukraine.
Video: RIA pic.twitter.com/eWNuWIqkd0
— National Independent (@NationalIndNews) August 15, 2023

速報、ロシア、モスクワ：ウクライナで捕獲された欧米装甲車のビデオ映像。
動画： RIA

拿捕されたウクライナの装備品には、国境警備隊のボートも含まれており、このボートはほとんど損傷を受けておらず、状態も良好のようだ。

米国からの鹵獲小武器も展示され、トルコ製のドローンのような大型のものまで見られた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、恒例となっている演説で博覧会を自ら開幕し、セルゲイ・ショイグ国防相を含む軍幹部が現場を視察する姿が見られた。ショイグ国防相は火曜日、軍関係者のグループに対し、「ウクライナの軍事的リソースはほぼ枯渇している」 と語った。

国防博覧会は 8 月 20 日まで開催される予定で、他国から派遣された代表団の中には、モスクワに「友好的」とみなされる軍事指導者や、ウクライナの「特別軍事作戦」を批判していない国々からの軍事指導者も含まれている。

モスクワの陸軍博覧会の写真はこちらで見ることができる。

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