ロシアによる「無防備な」ドナウ港への空爆でウクライナの穀物 4 万トンが焼失

2023-08-19 (Sat)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Russian Strike On 'Defenseless' Danube Port Takes Out 40,000 Tonnes Of Ukraine Grain

先月末、国連が仲介した黒海穀物イニシアティブの更新をロシアが拒否したことを受け、水曜日、戦争で荒廃したウクライナの港と食料輸出インフラに対する大規模な空爆が行われた。

ドローンは、ウクライナのドナウ港への大規模な攻撃を含む、水曜日の未明から早朝にかけて複数の場所を攻撃し、世界の穀物価格を上昇させた。ウクライナ政府筋によると、ドナウ港では大規模な火災が発生し、約 4 万トンの穀物が焼失したという。

ドナウ港のイズマイル（オデッサ地方）の被害状況は、地域のメディアによって「深刻」と報道されており、ウクライナの国防省はイーロン・マスクの「X」に投稿した声明の中で、「ウクライナの穀物は世界中の何百万人もの人々を満たすだけの潜在力を持っている」とし、今回の攻撃は「テロ」であると表明している。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はテレグラムで、「残念ながら被害が発生している」と明らかにした。「最も重大な被害は南部である。ロシアのテロリストが再び港湾、穀物、世界の食料安全保障を攻撃した」。

イズマイルは 7 月下旬にも攻撃されていた。イズマイルは NATO 加盟国のルーマニアとの国境に位置しているため、この場所への空爆は特に挑発的で危険だ。ルーマニアはこの攻撃を「容認できない」と激しく非難した。

キエフは、ドナウで約 4 万トンの穀物が焼失したと発表している。広く出回っている未確認の攻撃ビデオには、まったく無防備なウクライナの港が映っている。ロシアの空軍力はサイロを好きなように破壊できるようだ。

Air strikes by two #Russian Su-34s using four FAB glide bombs with UMPCs on the identified positions of the #AFU in the boxes of the elevator and in the adjacent territory in the village of Cossack #Kherson region. Up to 30 soldiers, 10 vehicles and 7 boats were destroyed. pic.twitter.com/ev8kK5A6aK
— Cicke 🇷🇸 🇷🇺 🇺🇸☮🇧🇷🇮🇳🇨🇳🇿🇦 (@Cicke69) July 26, 2023

2 機のロシア軍 Su-34 が、UMPC を搭載した 4 発の FAB 滑空爆弾を使用して、昇降機の箱の中にある AFU の特定された位置およびコサック・ケルソン地方の村の隣接地に空爆を行った。最大 30 人の兵士、10 台の車両、7 隻のボートが破壊された。

このためキエフは、約束した F16 戦闘機の納入と訓練の進捗を早めるよう、アメリカと NATO の支援者に圧力をかけるだろう。ゼレンスキーは、ロシアとの深刻なエスカレーションのリスクを考えると、欧米諸国のこうした「のろのろとした対応」に憤りを感じている。

プーチン大統領とエルドアン大統領は電話会談を行い、また水曜日にトルコの指導者は「平和の架け橋」としての協定復活を求めた。

シカゴの小麦価格は、ウクライナの穀物に対する新たな攻撃のニュースが国際ニュースワイヤーで流れた直後に 4 ％上昇した後、水曜日には（ドルが上昇するにつれて）すべての商品とともに反落した。

ロイターのアナリストによると、7 月のウクライナの穀物輸出は、更新時期であったはずの 7 月 17 日の取引破棄後、6 月から 40 ％減少したという。

ロイターはウクライナ政府筋の話として、「ウクライナ当局によると、モスクワは穀物取引停止後 9 日間の攻撃で、26 の港湾施設、5 隻の民間船舶、18 万トンの穀物に打撃を与えた」と述べている。

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