2023-07-29 (Sat)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Young Ukrainians Scared To Leave Their Homes As More And More Videos Emerge Of Forced Conscription
執筆者 : トーマス・ブルック氏、Remix News より
ウクライナの前線における人員が不足し始める中、軍の指導者たちはロシアへの反撃を押し進めるために新兵の確保にますます躍起になっている : しかしながら、そのような任務に志願する若者の数は激減している。

最近、ウクライナ全土で徴兵されるウクライナの若者たちの動画が、ウクライナで人気の暗号化メッセージアプリで出回り、前線に送られることを恐れる若者たちは、そのような運命を回避するために、場合によっては違法な手段で積極的に行動している。
ウクライナの徴兵担当官による若者たちの残忍な動員は、かれこれ 1 年半も続いていると、ハンガリーの新聞 『Magyar Nemzet』 は報じている。
「徴兵された男性たちの多くは、制服を着た男たちにそのまま路上から連れ去られる」 と同紙は伝えている。「最近ではサブカルパチア地方で、ある男性がお店に行こうとしたところ、白昼堂々と自転車から拉致されるという、当局の行き過ぎた行為が監視カメラに記録されていた」。
この男性は、ムカチェヴォ市区の小さな村で、警察と徴兵将校によって昼間の路上で拉致され、自転車は道路に放置されたままだった。
別のビデオでは、トランスカルパチア州ムカチェヴォで、若い男性が自分の意思に反してワインレッドの軍用マイクロバスに押し込まれる映像が流された。
キエフやオデッサなど、ウクライナの他の主要都市からも同様の動画が投稿されている。
このような事例の動画は、テレグラムやViberといったメッセージングアプリで拡散されており、ウクライナとロシアの両方で現在非常に顕著になっている情報の自由の制限をある程度回避することができる。
このコンテンツを投稿しているアカウントのなかには、フォロワー数が 10 万人を超えるものもあり、俗に “ラブレター” と呼ばれる徴兵パトロールから逃れるために、リアルタイムで追跡しているアカウントもある。
その他にも、ウクライナ全土の各地で抜き打ちの移動検問が増えているため、家から出るのを拒んでいる若者もいる。こうした検問では、軍隊に入隊する年齢のウクライナ人男性を捕らえ、不意打ちで軍隊に徴兵しようとする軍隊の勧誘員がいる。
しかし、行き過ぎた行為はトランスカルパチアに限ったことではない。たとえば、キエフとオデッサの間に位置するヴィーンヌィツャでは、地元の軍補助部隊の隊員が被害者を強引に高級車に詰め込む動画も出回っている。
「多くの若者は家から出なくなりました。危険は常にあります。危険な目に遭わないように、周囲をよく見回さなければなりません。本当にストレスが溜まります」 と、あるウクライナの若者は放送局フランス 24 のインタビューに答えた。
「なぜ若者は徴兵されたがらないのでしょうか? なぜなら、彼らは前線を維持することの代償を知っているからです。何千人もの命が犠牲になっているんです」 と彼は付け加えた。
ウクライナの弁護士で軍事問題の専門家であるアンドリイ・ノヴァク氏は、徴兵担当者の間には依然として汚職が蔓延しており、徴兵将校の中には一攫千金を狙って制度を悪用する者もいると述べた。
「汚職のせいで、軍隊の徴集所の人間に金を払ったり、虚偽の障害証明書に金を払ったりといった (戦争を避けるための) 違法な方法が横行しています」 と彼はフランスの放送局に語った。
ここ 1 年半、軍の徴兵局が汚職の温床になっていることはよく知られている。ウクライナでは、平均 7,000 ユーロで動員を回避できることは周知の事実だ。将校たちは信じられないような大金を手にすることができ、新たに手に入れた富を隠すことなく、新車の高級車で出勤する者もいる。
最近では、オデッサの軍司令官の一人、エフゲニー・ボリソフが、スペインの海岸にある豪華な邸宅と高級車に 20 万ユーロ近くを使い、過去 1 年間で 400 万ユーロ近くを費やしたことが判明した。
また、コスタ・デル・ソルにあるチェーン店も妻に買っていた。これだけでは物足りないのか、ボリソフは 1 年半前から国境を越えて兵士の出入りが禁止されているにもかかわらず、スペインの宮殿で休暇を過ごすことができた。

エフゲニー・ボリソフ、オデッサ補助軍司令官

マラベーリャにあるエフゲニー・ボリソフの別荘。
ボリソフの一件は世論の反発を招き、2 ヵ月近くも苦情が続いた後、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、このような人物は軍隊にふさわしくないと言わざるを得なかった。彼は、軍のあらゆる役職を再検討するとさえ約束した。
皮肉なことに、ウクライナの徴兵兵が最も攻撃的で卑怯なのはまさにオデッサであり、この地域は徴兵数も最も多い。
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