2023-07-19 (Wed)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Former Senior US Officials Held Secret Talks With The Russians
執筆者 : デイヴ・デキャンプ氏、AntiWar.com より
木曜日に NBC ニュースが報じたところによると、米国の元高官グループが、ウクライナ戦争を終結させるための交渉の下地を整えるために、セルゲイ・ラブロフ外相を含む有力ロシア人と会談を行ったという。
ラブロフ外相との会談は、4 月の国連安全保障理事会のためにニューヨークを訪れていた際に行われた。話し合われたのは、外交的解決の可能性やロシアが支配するウクライナ領土の行方などであった。戦争中、バイデン政権とロシア政府との間において、これらの問題についてのやりとりは知られていない。

ラブロフ氏と会談した元米政府高官は、元米外交官で外交問題評議会の会長を退任したリチャード・ハース氏、外交問題評議会 (Council on Foreign Relations / CFR ) のフェローであるチャールズ・クプチャン氏とチャールズ・グラハム氏である。
情報筋が NBC に語ったところによると、この話し合いはバイデン政権の了解のもとに行われたが、その指示によるものではなかったという。ラブロフ氏と会談した元米政府高官らは、ホワイトハウスの国家安全保障会議 (NSC) にこの協議について報告した。
その他の話し合いには、元米政府高官や、ロシアの著名なシンクタンクや研究機関で働く、ロシアのプーチン大統領に近いと言われる人々が参加している。どのくらいの頻度で協議が行われているかは不明だ。少なくとも一度、米国の元高官がこの取り組みの一環としてロシアに出張したことがある。
ハース氏とクプチャン氏がラブロフ氏と会談した頃、彼らは 『フォーリン・アフェアーズ』 誌に 「欧米はウクライナで新戦略が必要だ」 と題する論文を共著で発表した。彼らは、ウクライナがドンバスとクリミアのすべてを奪還することを、アメリカの目標にする必要はないと示唆した。

☆新しいウクライナ戦略を ―― 戦場から交渉テーブルへの道筋
「ウクライナが主権を持った安全な民主主義国家として存在することを維持することは優先事項だが、その目標を達成するためには、クリミアとドンバスの完全な支配を短期間で回復する必要はない」 と彼らは指摘した。
ハース氏とクプチャン氏は、ウクライナの反撃の後、ウクライナ戦争は膠着状態に陥る可能性が高いと予測し、停戦を監督する中立的な組織の必要性を訴えた。
「このアプローチでは、ウクライナの欧米支援者は、ウクライナの攻勢が限界に達した時点で停戦を提案するだろう」 と彼らは述べた。「中立機関 (国連か欧州安全保障協力機構) が監視員を派遣し、停戦と撤退を監視・実施することになるであろう」。
今のところ、バイデン政権がすぐに停戦を推進する気配はない。月初めにアントニー・ブリンケン国務長官は、ロシアの侵攻以来ラブロフ氏と2回しか話をしていないにもかかわらず、戦闘の一時停止に明確に反対を表明し、和平を求めている他の国々を蔑ろにした。
ウクライナ側は、ロシアがクリミアを含む支配地域すべてから追放されない限り、停戦と和平交渉は実現しないと主張している。

アントニー・ブリンケン (ウクライナ系ユダヤ人の父、ハンガリー系ユダヤ人の母、シュトラウス派)

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