ゼレンスキー、ウクライナ戦争を終わらせると発言したトランプ氏を非難

2023-07-02 (Sun)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Zelensky Slams Trump For Saying He Would End The War In Ukraine

執筆者：カイル・アンザローン氏、AntiWar.com より

NBC News とのインタビューで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ドナルド・トランプ前大統領の戦争終結の公約を痛烈に批判した。キエフがモスクワを倒さなければ、ロシアは NATO 加盟国を攻撃し、アメリカを直接紛争に追い込むだろうと主張した。

ゼレンスキーは、トランプ氏がクレムリンと直ちに協議し、戦争を交渉による解決に持ち込むと主張していることについて質問された。「子供たちを送り込むために戦争を始める準備ができているのか？彼らは死ぬ覚悟ができているのか？」と彼は木曜日に公開されたインタビューで語った。「もしロシアがウクライナを占領すれば、ロシアはバルト三国、ポーランド、NATO 加盟国へと進軍し、その場合、アメリカは NATO を解体するか戦うかの選択を迫られることになる。」

キエフとワシントンのタカ派は、ウクライナはモスクワの拡張主義的野心から NATO 加盟国を守る防波堤だと主張してきた。しかし、クレムリンが他国を攻撃しようとしている証拠はない。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナを自国にとっての安全保障上の特殊な脅威とみなしており、領土を掌握することで拡大する NATO 同盟からモスクワを守ると述べている。

ウクライナは、戦争が終われば同盟の一員に加わることを望んでいる。「我々は招かれる必要があり、この戦争の後、もし我々の態勢が整い、ウクライナ軍が NATO の基準に達する態勢が整えば、その後、戦争後、我々は招かれることになるということを明確にする必要がある」。ゼレンスキーはこう続けた。「真実を聞くことが非常に重要であり、我々に嘘を言わないことだ」。

2008 年、ウクライナはいずれNATOに正式加盟することになると告げられた。当時モスクワは、この提案はレッドラインに抵触し、ロシアから見れば重大な安全保障上の脅威をもたらすと非難した。

ロシアの反対にもかかわらず、NATO は新規加盟国に門戸を開いているが、ウクライナは現在その条件を満たしていない。キエフは現在モスクワと戦争状態にあるため、ウクライナを同盟に認めると NATO はロシアと直接対決することになる。

キエフは、ウクライナへの正式なコミットメントを示そうとしない NATO に苛立っているようだ。ゼレンスキーは、7 月に開かれる北大西洋同盟の会合を欠席すると脅しているが、それはウクライナが戦争終結時に加盟するという確約を得られないからだ。

ゼレンスキーはさらにトランプを非難し、彼が大統領在任中にウクライナでの戦争を終わらせることができなかったと論じた。「なぜもっと早くそうしなかったのか？戦争が起こっていたとき、彼は大統領だったじゃないか」 と彼は説明した。「彼にはそれができなかったのだと思う。プーチンと一言話すだけで戦争を終わらせることができるような人物は、今の世界にはいないと思う」。

#UkraineWar #Ukraine #Russia
”#Putin on #F16 delivery to Ukraine: [Western] tanks are on fire. Several tanks have been destroyed [today], including the #Leopards. And yesterday it was the same, and yesterday there were “leopards”. They are on fire. F-16s will also burn. There is… pic.twitter.com/7uwE86ZmgY
— 🛰️ War in Ukraine 🍉 (@EUFreeCitizen) June 17, 2023

この発言は、ウクライナにおける紛争が 2022 年のロシア侵攻以前に始まっていたことをゼレンスキーが認めたように見える。ロシアの侵攻以前、ウクライナは 8 年にわたる内戦に明け暮れていた。ワシントンと NATO は、ロシアの侵攻は「いわれのないもの」だと言って、キエフへの支援を正当化している。

ミンスク合意は、ウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスがウクライナ国内の内戦を終結させる目的で合意したものだった。しかし、ゼレンスキーは、ウクライナ側で戦うネオナチの準軍事組織をこの合意に従わせることができなかった。ロシアの侵攻の数日前、ドンバス地方ではウクライナ軍と反政府勢力の戦闘が激増していた。