ロシア、ウクライナの大規模攻撃を開始の数時間後に鎮圧したと発表

2023-06-17 (Sat)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Russia Says It Put Down Major Ukrainian Offensive Hours After It Began

ウクライナ軍は、期待されていた大規模な反撃作戦を開始したものの、それが始まった直後に鎮圧されたのだろうか？

それは、ロシア国防省（MoD）が月曜日未明に発表したもので、ウクライナが東部ドンバス地方の前線 5 ヶ所で攻撃を仕掛けて「大規模攻撃」を開始したことを示唆するものである。しかし、ロシアは、大規模攻撃を阻止し、約 250 人のウクライナ兵が死亡したと発表し、これにはウクライナがロシア支配下のドネツク南部に派遣した 6 つの機械化大隊と 2 つの戦車大隊が含まれる。

「 6 月 4 日の朝、敵は南ドネツク方面の戦線の 5 ヶ所の区域で大規模な攻撃を開始した」と MoD の声明は始まった。「敵は目標に到達できず、不発に終わった」。

また、攻撃軍は合計で戦車 6 両、歩兵戦闘車 3 両、装甲車 21 両を失い、それが確認されれば大きな敗北となるであろうと付け加えた。ロシア軍の声明は、「敵の目的は、前線の最も脆弱な部分を想定して、我々の防御を突破することであった」と続けた。

「日中、攻撃者は 23 回の攻撃を行ったが、防衛軍の部隊によってそのすべてが撃退された」と国防省は続け、ルハンスク、ザポリージャ、ケルソンの前線でも攻撃が行われたことに言及している。

さらに同省は、ロシアのヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長が、攻撃を阻止した際に「前方指揮所の1つにいた」と明かした。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は数日前、自軍が反撃を開始する「準備ができている」と述べたが、日曜日の夜、毎晩のビデオ演説で今回の襲撃について一切触れなかった。

BBC は、ロシア軍のシナリオに極めて懐疑的であり続けているが、キエフは日曜日から月曜日にかけて何らかの 「攻撃的行動」 を行ったと認めている ：

しかし、月曜日にウクライナは、ウクライナ国民の士気を低下させ、誤解を招くことを目的としたロシアの「嘘」とプロパガンダを非難する声明を発表したが、反撃作戦が阻止されたというクレムリンの具体的な主張に対しては、直接言及することはなかった。ロイター通信によると：

ウクライナ地上軍司令官オレクサンドル・シルスキーは月曜日、ウクライナ軍がドネツク北部の長らく争われてきたバフムート市付近で 「前進」を続けていると発表した。同氏は反撃作戦についてはノーコメントを貫いた。

ウクライナ参謀本部の日報は、ウクライナ東部のドネツクとルハンスクで 29 件の軍事衝突があったことだけを伝えている。

ウクライナの戦略コミュニケーションセンターは、ロシアの声明にこそ直接言及しなかったが、その根拠を示さずに、ロシアは嘘を広めようとするだろう、と述べた。

「ウクライナ人の士気を下げ、（自国民を含む）地域社会を惑わすために、ロシアのプロパガンダ担当者は反撃作戦やその行方、ウクライナ軍の損失に関する偽情報を流すだろう」と述べている。

現在、世界のヘッドラインを賑わせているロシアの重大な主張に対するウクライナ側の曖昧な反応を考えると、多くの関係者は、クレムリンの声明に信憑性を持たせることになるだろうと見ている。

ロイターは、月曜日の報道で次のように指摘した：

ウクライナのオレクシー・レズニコウ国防相は日曜日、ツイッターでデペッシュ・モード（Depeche Mode）の楽曲 「Enjoy the Silence」 を引用した謎めいたメッセージを公開した。

Ukraine’s intel operators appear to be taunting Russia here that the counteroffensive won’t be announced but could begin at any time…Ukraine’s Ambassador to the US @OMarkarova joins @FaceTheNation this morning. https://t.co/ftA0XL4Ra9
— Margaret Brennan (@margbrennan) June 4, 2023

先に述べたように、ここ数日、ウクライナ政府関係者は攻撃に先立ち、公然とロシアをバカにしている。

もしロシア国防総省の発表が事実であれば、ウクライナ軍にとっては最悪の事態となり、反撃作戦開始早々、敗北すれば士気や勢いが失われる可能性が高く、また、すでに多くの犠牲者が出ている中で、経験も訓練も受けていないウクライナ人が大量に前線に送られているという報告もある。

"We are continuing the defense that we started on February 24, 2022. A defensive operation includes everything, including counteroffensive actions. Therefore, in some areas we are moving to offensive actions," Deputy Minister of Defense of Ukraine Hanna Maliar said. pic.twitter.com/MhAsw2LVa3
— NOELREPORTS 🇪🇺 🇺🇦 (@NOELreports) June 5, 2023

「我々は、2022 年 2 月 24 日に開始した防衛を継続しています。防衛作戦には、反撃作戦を含むすべてが含まれる。したがって、一部の地域では攻撃的な行動に移行しています」と、ウクライナ国防省のハンナ・マリャル副大臣は述べた。

一方、ウクライナ政府関係者からは、各方面で「攻撃的行動」が実際に始まっていることが、ある程度確認されているようだ。しかし、ウクライナの国防副大臣は、ロシアがバフムート近郊で 「敗戦から目をそらす」 ために反撃を退けたと主張しようとしていることを強調している。

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