2023-06-04 (Sun)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆War - NATO Beaten By "A Restaurant Owner & A Bunch Of Convicts"?
執筆者 : ラウル・イラルギ・メイヤー、The Automatic Earth blog より
バフムート / アルチェモフスクで、NATO の全加盟国、全 31 ヶ国は、レストランのオーナーと囚人の一団に敗北した、と誰かが表現しているのを見た。もちろん、それは状況を多少風刺したものではあるが (ワグネルはよく組織化されている)、それほどかけ離れたものではないだろう。
31 ヶ国の加盟国すべてがメディアをコントロールできるかもしれないが、結局は敗北をいつまでも否定し続けることはできない。

では、NATOはこれからどうするのだろうか? 彼らはさらに倍賭けし、そしてまた繰り返すだろう。そして 「倍賭け」 の果てに核兵器があるのである。ロシアの核兵器では無い。なぜなら、先日友人のウェインが書いたように、彼らの高精度な極超音速ミサイルは、核兵器を粗野で原始的な、中世の時代のものに見せるからだ。しかし、NATO やアメリカはそのような兵器を開発することはなかった。彼らは 10 倍以上の資金を武器に費やし、今も費やしているが、結局は弓と矢に終わっているのが現状である。
核爆弾は、広範囲に及ぶパニックと破壊を引き起こすことだけが目的である。しかし、相互確証破壊プロトコルにより、それは自分自身の破壊も含まれることになる。これは、弓と矢とほぼ同じ時代にさかのぼるものです。核ミサイルを発射すれば、数分後によく似たものがあなたの頭上に着弾します。物語は終わり、あなたも終わりです。
アメリカやNATO、「西側集団」、覇権国が敗北したのです。そして、それが起こる瞬間を見逃してきたのだ。なぜなら、覇権国は傲慢と同じだからだ。彼らが何を言っているのかを見れば、世界がどのように変化したのかが理解できず、認めることができずにいることに気づくだろう。この週末や、その 9 ヶ月前のアルチョモフスクのことだけでは無い。ウクライナの物語全体がそうなのだ : それは、欧米諸国がどれほど 「敗北」 したかを物語っているのだ。
アメリカはクーデターを企て、NATO の国境を東に動かし、ロシアはまさに彼らがそうすると言った通りに反応した。核なし、ナチスなし、NATO なし。しかし、それでも欧米諸国はロシアの特別軍事作戦が完全に無謀であったと主張している。もはや彼らは聞く耳を持っていないのだ。彼らは交渉によってこの事態を終わらせたいと考えているが、何のために交渉するのだろうか? ドンバスの国境にアゾフを戻し、そこでロシア人をもっと殺せるようにするためか? 絶対にそうはならない。
それは、兵器の問題だけではないが、しかし、それが大きな役割を担っているのも事実である : 覇権国家は、もはや軍事力に依拠して自らの主張をすることはできない。追い抜かれたの一言だ。
またドルの基軸通貨としての地位に基づく要求もできず、それは自ら招いたことでもある。通貨の武器化が裏目に出て、脱ドル化はもはや止めることのできないプロセスになっているのである。
サウジの王子ムハンマド・ビン・サルマーンが「ジョー・バイデン」に反旗を翻した瞬間は、まさに画期的な出来事です。なぜなら、彼が一旦そうすれば、多くの者がそれに続くことは自明だったからだ。中央アジアで、もしあなたがカザフスタンやウズベキスタンなら、一体なぜ BRICS ではなく G7 やアメリカや NATO の側につくことを選ぶというのだろう? なぜ、台頭しつつある勢力ではなく、衰退しつつある勢力につく必要があるのだろうか? ロシアはあなたの最大の隣国で、あなたの地域で BRI (一帯一路) ネットワークを構築している中国と強く結びついており、近隣のアラブ諸国もそのネットワークに参加しようとしているのです。 なぜ G7 に参加する必要があるのでしょうか? すべての隣国がそうでないことを知っているにもかかわらず?
その後、アメリカがより大規模で広範な戦争、おそらく米軍を動員した戦争を推進するであろうという声も聞かれる。なぜなら、第一に、NATO が敗北しているからであり、第二に、米軍の出動があり得るからであり、そして、大統領は戦時中の選挙に負けることがないからである。私は以前にも述べたが、まずポーランド軍を投入し、おそらくポーランドの領土内でも戦争を行うだろうと予想している。しかし、ポーランドはもうそれほど熱心ではないようだ。他のヨーロッパの NATO 諸国もそうだろう。ドイツ、フランス、オランダの軍隊は戦争に対応できる状態ではなく、アメリカでは潜在的な兵力の 70 %以上が、体重超過や何らかの障害を抱えている。
ウクライナは、恐らくヨーロッパで最高の地上部隊を擁していたし、NATO によって 2014 年以来資金を提供され、訓練を受けてきたのに、ケータリング屋とお抱え集団の緩いグループに敗北したのである。それで勝てるわけがない。唯一の選択肢は、長距離兵器、ミサイル、飛行機、何でもござれだ。しかし、NATO はロシアに対してその点では何のアドバンテージもない。控えめに言っても、だ。
唯一好都合なのは、ロシアがあなたを滅ぼそうとはしていない点だ。彼らは平和に暮らし、取引することを望んでいる。中国も同じだ。NATO は一極集中と同じだ。
しかし、世界は多極化に向かっている。つまり、NATO は時代遅れなのだ。ウクライナが 「失われた」 領土を回復することはなく、ゼレンスキーはイタリアかフロリダの土地に移り住み、おそらく死亡記事でもない限り、二度とその名を聞くことはないだろう。約 30 万人の同胞の死は、彼の良心に深く刻み込まれることであろう。

とあるユダヤ芸人

戦時下の、とあるユダヤ芸人とその嫁の暮らしぶり
しかし、キエフにお古の武器を送ったすべての 「首脳」 たちにも責任がある。彼らは、これらの犠牲者に対する責任を負っているのだ。この数年で世界は大きく変わりました。あなたが 「首脳」 であっても、「ジョー・バイデン」 であっても、無知ということは言い訳になりません。たとえあなたが 「単なる」 有権者や読者であったとしてもです。それらの犠牲者は、あなたが (天国への) 門の前で聖ペトロに会うとき、あなたの頭上にのしかかってくるでしょう。
追記 : 「ジョー・バイデン」 がとにかく米軍を派遣しても驚かないでください。いかなる覇権国家も、軽々しく権力を放棄したことはありません。そこは、アメリカや欧州連合 (EU) の有権者であるあなたたちの責任です。かつて見たこともないほど、街中を埋め尽くさなければならないかもしれない。(アメリカや EU 以外の) 世界の残りの人々、つまり大多数の人々は、皆さんがそうするかどうかを見守っていることでしょう。彼らは、2 つの選択肢のどちらかに備えているのです。
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