2023-05-22 (Mon)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ウォロディミル・ゼレンスキー、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
ウォロディミル・ゼレンスキーとエスノポリティクス ⑥
President Zelensky has just been named by Time magazine "politician of the year 2022". It is not to have realized his coup de force of July, in favor of the war. He had all the political parties that opposed him banned; assassinated the personalities who resisted him; controlled all the media, written, audiovisual and internet; banned the Russian language; destroyed 100 million books; confiscated many of the assets of the oligarchs, including the one who personally financed him; nationalized the assets of Russian investors and companies; and finally banned the Orthodox Church.
ゼレンスキー大統領は、タイム誌の 「 2022 年の政治家」 に選ばれたばかりだ。 それは、彼が 7 月に行った非常手段に気付かなかったためである。 彼は自分に反対するすべての政党を禁止させた ; 自分に抵抗する人物を暗殺した ; 文字、オーディオビジュアル、インターネットなど、すべてのメディアを支配した ; ロシア語を禁止し、1 億冊の本を廃棄し、個人的に資金を提供した者を含むオリガルヒの資産の多くを没収した ; ロシア人投資家や企業の資産を国有化し、最終的に正教会を禁止した。

BANNING THE ORTHODOX CHURCH
正教会の禁止
The National Security and Defense Council of Ukraine decided on December 1, 2022 to "prohibit religious organizations affiliated with centers of influence of the Russian Federation from operating in Ukraine," President Zelensky announced when signing Decree 820/2022.
ウクライナ国家安全保障・防衛評議会は 2022 年 12 月 1 日、「ロシア連邦の勢力拠点に属する宗教団体がウクライナで活動することを禁止する」 ことを決定し、ゼレンスキー大統領が法令 820 / 2022 に署名した際に発表した。
The "State Service for Ethnopolitics and Freedom of Conscience" was tasked with seizing the Orthodox Church buildings under the jurisdiction of the Moscow Patriarchate.
「民族政治と良心の自由のための国家機関」 は、モスクワ総主教庁の管轄下にある正教会の建物を押収することを命じられた。
Two weeks ago, the Ukrainian security service (SBU) violently searched a monastery, accusing popes of daring to describe Russia as the "Motherland.
2 週間前には、ウクライナ治安局 (SBU) が修道院を暴力的に捜索し、ロシアを 「祖国」 と表現することを敢えて行う教皇を非難した。
President Zelensky believes that he respects Western human rights standards. Indeed, the European Court of Human Rights will no longer be able to register complaints from Russia since Moscow has left the Council of Europe.
ゼレンスキー大統領は、自分は欧米の人権基準を尊重していると考えている。確かに、モスクワが欧州評議会を脱退したため、欧州人権裁判所はロシアからの訴えを受理することができなくなった。
CUTTING OFF ALL RELATIONS WITH RUSSIA
ロシアとの一切の関係を断つ
On October 4, President Zelensky signed a decree prohibiting any further negotiations with Russia.
On December 1, Oleksiy Danilov called for "the destruction of Russia. He clarified his statement as follows: "They just need to be destroyed so that they cease to exist as a country, within the borders in which they now exist... They are just barbarians. And when you say that you have to sit at the same table with these barbarians and talk with them, I consider that unworthy of our people. »
10 月 4 日、ゼレンスキー大統領は、ロシアとのさらなる交渉を禁止する法令に署名した。
12 月 1 日、オレクシー・ダニーロフが 「ロシアを破壊せよ」 と呼びかけた。彼は自分の発言を次のように明確にした : 「彼らは国として存在しないように、今存在する国境の中で破壊される必要がある…彼らはただの野蛮人だ。そして、その野蛮人と同じテーブルに座って話をしなければならないと言うのであれば、それは私たちの民族にふさわしくないことだと思う。」

オレクシー・ダニーロフ




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
本日の書物 : 『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』 クリス・ミラー ダイヤモンド社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 中国の抱える問題は、半導体の製造だけではない。半導体の製造工程のほとんどのステップにおいて、中国は外国の技術に驚くほど依存しており、さらにその技術は台湾、日本、韓国、アメリカといった中国の地政学的なライバルが支配している。
半導体の設計に使われるソフトウェア・ツールはアメリカ企業が独占しており、ジョージタウン大学の安全保障・先端技術研究センターの学者たちが集計したデータによると、世界的なソフトウェア・ツール市場における中国のシェアは 1 %に満たなかった。IP (知的財産) コア (集積回路を構成する部分的な機能ブロックのことで、これをもとに多くの半導体が設計される) の分野では、中国の市場シェアは 2 %にとどまり、大半をアメリカまたはイギリスが占める。中国は世界のシリコン・ウェハーやその他の半導体材料の 4 %しか供給していない。半導体製造装置の市場シェアは 1 %、半導体設計の市場シェアは 5 %、そして半導体製造の市場シェアは 7 %にすぎない。しかも、その製造能力に、付加価値の高い最先端の技術はいっさい含まれていない。
ジョージタウン大学の研究者たちによれば、半導体のサプライ・チェーン全体にわたり、半導体設計、IP、装置、製造、その他の工程の影響を総計すると、中国企業の市場シェアは 6 %で、アメリカの 39 %、韓国の 16 %、台湾の 12 %に遠く及ばない。
中国製の半導体は、その大半が別の国でも製造できる。しかし、先進的なロジック・チップ、メモリ・チップ、アナログ・チップに関していえば、中国はアメリカのソフトウェアや設計、アメリカ、オランダ、日本の装置、韓国や台湾の製造にまるまる依存している。これでは、習近平が不安になるのもうなずける。』

ロシア・シオニズムの 「ネーション」 の 「想像の文脈」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ウクライナ紛争と同時進行で実行されている、現代社会で最も重要な戦略物資の一つである 「半導体」 をめぐる 「経済戦争」 の理解を深めるための初歩的・一般的な書物で、「これまでの半導体の歴史」 をざっくりと把握するのにお薦めの良書になります。残念ながら、ほぼ 「前工程」 に関する記述しかされておらず、急激に変化すると考えられている 「これからの半導体の歴史」 を予測するうえで必要な 「後工程」 に関する記述が欲しかったところですが、アメリカ目線で書かれた書物ですので致し方ないというところでしょうか。内容的には中学生レベルでも読めるものとなっていますので、まずは手始めにご覧になってみてはいかがでしょうか?

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『なぜロシア・シオニストは文化的自治を批判したのか : シオニズムの「想像の文脈」とオーストリア・マルクス主義民族理論』鶴見太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 2. ネーションの想像と文脈の想像
本稿が切り出す局面は、ナショナリズム理論においても十分に議論されてこなかった局面でもある。ネーションは近代の想像の産物であるといわれて久しい。ロシア・シオニズムにおいてもネーション概念そのものは当時・周囲の環境に応じた固有の意味を持っていたという点で、時代状況の産物である面は大きい。しかし、こうした 「ネーションは近代の産物か否か」 という問いで盲点になっているのは、R ・ブルーベイカーが提起する実践的範疇と分析的範疇の区別だけでなく、それと関連する次の重要な論理的必然性である。すなわち、ネーションが近代の想像の産物なのであれば、それが意味を成す文脈も同時に想像されたはずである。この 「想像の文脈」 とは、例えばE・ゲルナーが指摘した産業化という文脈やブルーベイカーが論じる民族範疇が制度化された文脈といった、いわゆる客観的条件のことではなく、ナショナリスト自身が思念した主観的な文脈のことである。
「ネーションは近代の産物である」 説に異を唱えたA ・D ・スミスは、ネーションの前身にはほぼ必ず 「エスニー」 があると主張した。だが、彼の理論の最大の問題点は、「エスニー」 が 「ネーション」 のアナロジーで捉えられており、まさに今述べた 「想像の文脈」 という局面が看過されているという点にある。この点は、エスニー (非領域的共同体) からネーション (領域共同体) へ、というスミスの史観が最も当てはまるように見えるシオニズムに関しても例外ではないことは本稿で見ていくとおりである。J ・ブルイリーによる次の批判はそれを考える上で大きな手掛かりとなる。すなわち、近代以前のエスニックなアイデンティティは制度的ではないということである。スミス自身、近代のネーションが持っている一方でエスニーにないものとして、法的・政治的・経済的アイデンティティを挙げているが、これらこそナショナル・アイデンティティが形成される基盤である。こうした制度を欠いたエスニーにおけるアイデンティティは、「必然的にばらばらで一貫性がなく、曖昧である」。この観点は、ブルーベイカーが、文脈を度外視した行為の原子論的な説明に反対する社会学における 「新制度学派」 に触発されつつ、「ネーション」 範疇を文脈に埋め込んで分析する姿勢とも一致するものだろう。この観点からすると、諸 「ネーション」 (ないしそれに準じる概念) が制度化されて国家が編制されたソ連のように、「ネーション」 概念は、それが組み込まれている制度的な枠組みと表裏一体である。
本稿での議論は、構造としてはこうした観点と一致するものである。しかし異なるのは次の点である。すなわち、本稿が注目するのは、そうした文脈が現実に制度化される以前において、ナショナリスト自身が構想・予見していた文脈のことである。この文脈のことを本稿では 「ネーション」 の 「想像の文脈」 と呼ぶ。シオニズムが何を目指していたかを知る上で、それが想像していた文脈にまで目を配る必要がある。それにより、ブンドとシオニズムの類似点と相違点をより体系的に理解することができ、また本稿では結論部で簡単に触れるにとどまるが、その後の展開を総体的に見ていくうえでも、まずこの時期においてどのような文脈が描かれていたかを抑えておくことは重要である。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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