2023-05-18 (Thu)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ウォロディミル・ゼレンスキー、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
ウォロディミル・ゼレンスキーとエスノポリティクス ④
President Zelensky has just been named by Time magazine "politician of the year 2022". It is not to have realized his coup de force of July, in favor of the war. He had all the political parties that opposed him banned; assassinated the personalities who resisted him; controlled all the media, written, audiovisual and internet; banned the Russian language; destroyed 100 million books; confiscated many of the assets of the oligarchs, including the one who personally financed him; nationalized the assets of Russian investors and companies; and finally banned the Orthodox Church.
ゼレンスキー大統領は、タイム誌の 「 2022 年の政治家」 に選ばれたばかりだ。 それは、彼が 7 月に行った非常手段に気付かなかったためである。 彼は自分に反対するすべての政党を禁止させた ; 自分に抵抗する人物を暗殺した ; 文字、オーディオビジュアル、インターネットなど、すべてのメディアを支配した ; ロシア語を禁止し、1 億冊の本を廃棄し、個人的に資金を提供した者を含むオリガルヒの資産の多くを没収した ; ロシア人投資家や企業の資産を国有化し、最終的に正教会を禁止した。

DESTROYING 100 MILLION RUSSIAN BOOKS
一億冊ものロシア語書籍の廃棄
The Ukrainian Book Institute, which oversees all public libraries, was tasked on May 19, that is, before the Security and Defense Council crisis, with destroying 100 million books.
すべての公共図書館を統括するウクライナ書籍研究所は、5 月 19 日、つまり安全保障・防衛会議危機の前に、1 億冊の書籍を廃棄することを命じられた。
The aim was to destroy all books by Russian authors or printed in Russian or printed in Russia. In practice, a commission was appointed within the Verkhovna Rada to ensure the implementation of this intellectual purge. It turned out that the vast majority of books in the libraries were practical books on cooking, sewing, etc. They waited for a while before being removed. They waited for a while before they were plundered, with priority given to evil authors like Alexander Pushkin and Leo Tolstoy.
その目的は、ロシア人作家の本やロシア語で書かれた本、ロシアで印刷された本をすべて廃棄することであった。実際には、この知的粛清の実施を確実に行うための委員会がヴェルホーヴナ・ラーダ (ウクライナ最高議会) 内に設置された。図書館にある本の大半は、料理や裁縫などの実用書であることが判明した。それらは撤去される前にしばらく放置された。彼らは、アレクサンドル・プーシキンやレオ・トルストイといった邪悪な作家を優先して、略奪されるのをしばらく待っていたのである。
BANNING POLITICAL PARTIES
政党禁止
The 12 opposition political parties were banned, one by one. The latest one was sanctioned on October 22. Their elected representatives were dismissed.
12 の野党の政党が次々と禁止された。最新のものは 10 月 22 日に制裁された。選出された代表者は解任された。
Only the Transcarpathian oblast (close to Hungary) refuses to dismiss local representatives of banned political parties.
トランスカルパティア州 (ハンガリーに近い) だけが、禁止された政党の地方代表の解任を拒んでいる。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
本日の書物 : 『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』 クリス・ミラー ダイヤモンド社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 たとえば、ネコを認識できるようコンピュータを “訓練” するには、ネコやイヌの写真を大量に見せ、ふたつの区別を学習させなければならない。アルゴリズムに見せなければならない動物が多くなればなるほど、必要なトランジスタの数も増えるのだ。
AI では、毎回別のデータを使った計算の繰り返しが必要になることも多いので、AI アルゴリズム向けにチップをカスタマイズする方法を見つけることは、経済的な面で非常に重要だ。ほとんどの企業のアルゴリズムが実行されるデータ・センターを運営する、アマゾンやマイクロソフトなどの大手クラウド・コンピューティング会社は、チップやサーバの購入に年間数百億ドルを費やしている。また、データ・センターの電気代も莫大だ。
したがって、チップから少しでも効率性を絞り出すことは、企業に “クラウド” 上のスペースを販売する競争を生き抜くうえでの必須条件なのだ。AI 向けに最適化されたチップは、インテルの汎用 CPU と比べて高速で動作し、データ・センターの占有スペースが少なく、消費電力を抑えられるという特徴がある。
すると、2010 年代初頭、グラフィック・チップの設計会社であるエヌビディアが、ある噂を聞きつける。スタンフォード大学の博士課程の学生たちが、同社の画像処理装置 (GPU) をグラフィックス以外の用途に応用しているというのだ。』

ロシア・シオニズムと関係の深い “修正主義シオニズム”
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ウクライナ紛争と同時進行で実行されている、現代社会で最も重要な戦略物資の一つである 「半導体」 をめぐる 「経済戦争」 の理解を深めるための初歩的・一般的な書物で、「これまでの半導体の歴史」 をざっくりと把握するのにお薦めの良書になります。残念ながら、ほぼ 「前工程」 に関する記述しかされておらず、急激に変化すると考えられている 「これからの半導体の歴史」 を予測するうえで必要な 「後工程」 に関する記述が欲しかったところですが、アメリカ目線で書かれた書物ですので致し方ないというところでしょうか。内容的には中学生レベルでも読めるものとなっていますので、まずは手始めにご覧になってみてはいかがでしょうか?

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『なぜロシア・シオニストは文化的自治を批判したのか : シオニズムの「想像の文脈」とオーストリア・マルクス主義民族理論』鶴見太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1. 序
1-3. 先行研究
オーストリア民族理論とシオニズムの関係を主題的に論じた研究は存在しないが、国家内でのユダヤ人の自治という点から、オーストリア民族理論が言及されることはある。例えば、G ・シモニの 『シオニスト・イデオロギー』 は、レンナーらの民族文化的自治論がブンドやディアスポラ・ナショナリストのS ・ドゥブノフだけでなくシオニストにも影響しており、それが先述のヘルシンキ綱領に表れていると指摘している。だが、基本的にそれが 「影響」 (つまり因果関係) であることの根拠の提示はない。
ロシア・シオニズムと関係の深い修正主義シオニズムに関しては、森まり子が、本稿でも登場するその創始者ジャボティンスキーがオーストリア民族理論の 「強い影響」 を受けたと記している。確かに彼はウィーンに留学した時にレンナーらを読んだため、ある程度の 「影響」 は推定できる。だがレンナーの名前が挙がっているはずの後述する彼の論文 (ヘブライ語訳) の内容は簡単に触れているものの、なぜかその重要な 「証拠」 には言及がなく、1940 年の英語の著作で彼がレンナーの名を挙げたことが指摘されるにとどまる。
こうしたことから、国家内の民族自治あるいは多民族国家構想という大枠以上に詳細な部分で、シオニストがオーストリア民族理論の特にどの部分に共感を寄せていたのか、またそれと関連してブンドの理論をどのように批判していたのかといった点はいまだ深められていない。オーストリア民族理論に明確に言及しながら、かつブンドを批判するというスタイルは、取り上げられることの多いボロホフにも管見の限り見られず、本稿が対象とするロシア語史料によって初めて明らかになる側面である。全般的に、ロシア語史料を対象としたシオニズム研究は、ヘブライ語、ドイツ語、英語のそれに比して大幅に不足してきた。またこうした構想が、当時において、パレスチナ入植とどのような関係にあるのかについても論じられてこなかった (森は後年との関係については論じているが)。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 米国企業 AMD による、中国に対するもっとも物議を醸す技術移転の例 (2023/05/29)
- 国連の加盟国は戦争を禁止しているわけではない! ~ ロシア人保護のための特別軍事作戦を仕掛けたロシアが間違っていない理由 (2023/05/26)
- IBM の技術はすでに二流 (2023/05/25)
- ラピダス (Rapidus) に対する IBM による技術共有の真意はどこにあるの? (2023/05/24)
- どんどん明らかとなる欧米諸国の真の姿 : “イエス、フォーリンラブ” (2023/05/23)
- 習近平が不安になる理由 (2023/05/22)
- ひとつずつ順番にやるか、それとも同時並行でやるか (2023/05/19)
- ほんの 10 年ほど前に、エヌビディアが聞きつけた “ある噂” (2023/05/18)
- 独裁国家 『ウクライナ』 を応援する連中って、どこまで阿呆なの? (2023/05/17)
- TSMC の初期の成功の決定的な要因 (2023/05/16)
- おごれる人も久しからず…たけき者もついにはほろびぬ…今度はアメリカ (2023/05/15)
- 同盟国アメリカの御都合主義 : 日本を貶めるための南朝鮮への肩入れの歴史 (2023/05/12)
- シリコンバレーの日本打倒戦略と南朝鮮のサムスン (2023/05/11)
- 世界の国々は、好き勝手し放題のアメリカの地政学的な覇権を、いつまで黙って放置するの? (2023/05/10)
- 同盟国であるからという理由だけで、決してアメリカを信頼してはならないという歴史的事実 (2023/05/09)