2023-05-17 (Wed)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ウォロディミル・ゼレンスキー、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
ウォロディミル・ゼレンスキーとエスノポリティクス ③
President Zelensky has just been named by Time magazine "politician of the year 2022". It is not to have realized his coup de force of July, in favor of the war. He had all the political parties that opposed him banned; assassinated the personalities who resisted him; controlled all the media, written, audiovisual and internet; banned the Russian language; destroyed 100 million books; confiscated many of the assets of the oligarchs, including the one who personally financed him; nationalized the assets of Russian investors and companies; and finally banned the Orthodox Church.
ゼレンスキー大統領は、タイム誌の 「 2022 年の政治家」 に選ばれたばかりだ。 それは、彼が 7 月に行った非常手段に気付かなかったためである。 彼は自分に反対するすべての政党を禁止させた ; 自分に抵抗する人物を暗殺した ; 文字、オーディオビジュアル、インターネットなど、すべてのメディアを支配した ; ロシア語を禁止し、1 億冊の本を廃棄し、個人的に資金を提供した者を含むオリガルヒの資産の多くを没収した ; ロシア人投資家や企業の資産を国有化し、最終的に正教会を禁止した。

BANNING THE RUSSIAN LANGUAGE
ロシア語禁止
While, according to the Minsk II Agreements (Art. 11, explanatory note) of February 12, 2015, the Donbass regions were to be able to determine their own official language, Oleksiy Danilov declared on September 1, 2022: "It is they [the inhabitants of Donbass] who must find a common language with us, not we with them. We have borders, and if someone is not satisfied with the laws and rules that apply on the territory of our country, we do not hold anyone back.
2015 年 2 月 12 日のミンスクⅡ協定 (第 11 条、注記) によれば、ドンバス地方は独自の公用語を決定できることになっていたが、オレクシー・ダニーロフは 2022 年 9 月 1 日に次のように宣言した。「我々と共通の言語を見出さなければならないのは彼ら (ドンバスの住民) であって、我々が彼らと共有するのではない。我々には国境があり、仮に誰かが我が国の領土で適用される法律やルールに満足できないとしても、我々は誰も引き留めたりしない」 と述べた。

オレクシー・ダニーロフ
On October 21, he was more specific: "The Russian language should disappear completely from our territory as an element of hostile propaganda and brainwashing for our population.
10 月 21 日、彼はより具体的に言った : 「我々の領土から、敵対的なプロパガンダや国民を洗脳する手段として、ロシア語を完全に消滅させるべきだ。」
CONTROLLING THE MEDIA
メディア支配
Oleksiy Danilov, said on July 20, in the midst of the Security and Defense Council crisis, that many people who used to appear on television before the "Russian aggression", no longer appear. "We do not know where they have gone. The SBU will make strong statements about them". He accused them of reporting the Russian point of view: "Implanting these Russian stories here is a very, very dangerous thing. Apparently we should understand what they are. Look: we don’t need them. Let them leave us, let them go to their swamps and croak in their Russian language.
オレクシー・ダニーロフは 7 月 20 日、安全保障・防衛問題評議会の危機的状況の中で、「ロシアの侵攻」 以前にテレビに出演していた多くの人々が、もはや登場することはないと発言した。「彼らがどこに行ってしまったのか、我々は知らない。SBU は彼らについて強力な声明を出すだろう」 と述べた。彼は、彼らがロシアの視点から報道していることを非難した : 「このようなロシアのストーリーをこの地に植え付けることは、非常に、非常に危険なことだ。どうやら我々は、彼らが何ものであるかを理解する必要があるようだ。見てみろ : 我々は彼らを必要としない。我々の元を去らせて、彼らは沼地に行ってロシア語でしゃべらせればいい。」
The Security and Defense Council had already placed all print and broadcast media under its surveillance. In addition, it had banned a hundred Telegram channels that it had labeled "pro-Russian."
安全保障・防衛会議は、すでにすべての新聞・放送メディアを監視下に置いていた。さらに、「親ロシア派」 のレッテルを貼った 100 もの Telegram チャンネルを禁止していた。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Volodymyr Zelensky and ethnopolitics
本日の書物 : 『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』 クリス・ミラー ダイヤモンド社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ところが、2010 年代初頭、ちょうどインテルがデータ・センターの征服を成し遂げたころ、処理の需要に変化が生じ始める。その新たな潮流というのが、人工知能である。人工知能は、インテルのメイン・チップで対処するのには不向きな課題だった。
1980 年代以降、インテルはCPU (中央処理装置) と呼ばれる種類のチップを専門に扱ってきた。PC のマイクロプロセッサはその一例だ。これらのチップは、コンピュータやデータ・センターの “頭脳” として働く。
いわば、ウェブ・ブラウザを開くのにも、マイクロソフト・エクセルを実行するのにも使える便利屋的存在である。多種多様な計算を実行できるところが、万能たるゆえんなのだが、その計算をひとつずつ逐次的に行うことしかできないのが欠点だ。
どんな AI アルゴリズムであれ、汎用 CPU 上で実行することも可能なのだが、AI に必要な規模の計算を CPU で行うとなると、法外なコストがかかってしまう。実際、単一 AI モデルの “訓練” に必要なコスト (使用されるチップと消費電力) は、数百万ドルに達することもある。』

ロシア・シオニズムと社会主義シオニズム
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ウクライナ紛争と同時進行で実行されている、現代社会で最も重要な戦略物資の一つである 「半導体」 をめぐる 「経済戦争」 の理解を深めるための初歩的・一般的な書物で、「これまでの半導体の歴史」 をざっくりと把握するのにお薦めの良書になります。残念ながら、ほぼ 「前工程」 に関する記述しかされておらず、急激に変化すると考えられている 「これからの半導体の歴史」 を予測するうえで必要な 「後工程」 に関する記述が欲しかったところですが、アメリカ目線で書かれた書物ですので致し方ないというところでしょうか。内容的には中学生レベルでも読めるものとなっていますので、まずは手始めにご覧になってみてはいかがでしょうか?

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『なぜロシア・シオニストは文化的自治を批判したのか : シオニズムの「想像の文脈」とオーストリア・マルクス主義民族理論』鶴見太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1. 序
1-2. 対象
民族と階級の相互関係を見る視点も、以下で見るアブラモヴィッチの議論がボロホフの議論を先取りしていたといえる。社会主義シオニズムに源流の 1 つがあり、建国前後のイスラエルで主流となった労働シオニズムの歴史観からは看過されがちだが、こうした点で、ロシア・シオニズムは、ボロホフの背後にあったものを見る上でもまず参照すべき流れなのである。そして、本稿が主題に据える民族理論・民族自治論に関しては、このロシア・シオニズムが最も包括的に議論を行っていた。また、第 2 に、社会主義シオニズムとしては、ポアレイ・ツィオンの他にシオニスト社会主義労働者党とユダヤ社会主義労働者党 (セイミスト) があったが、後 2 者は 「反動期」 において消滅してしまい、1906 年に 25,000 人いたポアレイ・ツィオンの成員も 08 年には 300 人まで激減した。より左傾化していったボロホフ自身、07 年から活動の拠点をウィーンに移した。しかし、4 節で見るように、シオニストが批判することになる 「文化」 をブンドがとりわけ前面に掲げるようになり、バウアーの大著が出版されたのは、まさにこの 「反動期」 においてである。機関紙をペテルブルクで発行し、ドゥーマをロシア政治との主な接点と考え、ロシア政府と必ずしも敵対的にならなかったロシア・シオニズムのみがこの時期に言論活動を続けていた。この点と、オーストリア民族理論を用いてブンドを批判するというスタイルを持っていたという 2 つの点で、ロシア・シオニズムは唯一の存在である。ただし、シオニストでも社会主義系がある程度重視していたイディッシュ語による文献を筆者はまだ参照しておらず、このように片づけられない別の重要な問題がある可能性は排除できない。
以下で主に参照するのは、ロシア・シオニスト機構の機関紙 『ラスヴェト』 (Рассвет : 黎明) 系統紙 (週刊、1905 –1919 ; 事実上の同一紙 『フロニカ・エヴレイスコイ・ジズニ』 『エヴレイスキー・ナロート』 『エヴレイスカヤ・ジズニ』 を含む ; 発行地 : サンクトペテルブルク、第 1 次大戦期の一時期モスクワ) や、その前身と位置づけられる月刊 『エヴレイスカヤ・ジズニ』 (Еврейская жизнь : ユダヤの生、月刊、1904 – 1907、ペテルブルク) である。1911 年における購読者数が、世界シオニスト機構のヘブライ語週刊紙 『ハオーラム』 ( העולם ) の約 3,000 に対して 『ラスヴェト』 が 8,000 であり、また、『ラスヴェト』 の後継紙の購読者数が 1916 年には 17,335 までのぼったのに対して、14 年に廃刊となったドイツ語機関紙 『ディヴェルト』 (Die Welt) の最大発行部数が約 10,000 だったことに鑑みると、シオニズム運動全体おける重要度は高かったといえよう。また、『ラスヴェト』 はシオニズム以外の潮流も含めて、帝国のロシア語ユダヤ紙史上で最大の定期刊行物だった。編集長は主にイデルソンが務めた。これらの歴史や内容の概観を行った研究としては、20 世紀初頭のロシア語ユダヤ系定期刊行物を扱ったY ・スルツキーによるヘブライ語の研究書が唯一のものとして挙げられるが、以下で論じるような論点は触れられていない。なお、ボリシェヴィキに
閉鎖された 『ラスヴェト』 は、1922 年にベルリンで再興され、ジャボティンスキー率いる 「修正主義」 シオニズムの事実上の機関紙となった。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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