2023-05-20 (Sat)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Ron Paul Says Forget Ukraine, DC Hawks Dragging NATO Into Taiwan War
ウクライナにおける NATO の惨憺たる代理戦争が続く中、ワシントン DC の多くの関係者は 「プロジェクト・ウクライナ」 への関心を失っているようだ。
ところが、彼らは介入主義の愚かさを認めるどころか、もっと大きな獲物を探しているのである。例えば…中国との戦争である! 同じく本日 : シリア、アラブ連盟に復帰 - その意味するところは?
以下は、NATO が中国との対立姿勢を強めていることについて、テキサス州元下院議員のロン・ポール氏が語ったものである…
***
冷戦後の NATO の歴史は、その 「賞味」 期限をとうに過ぎた組織だというものだ。ワルシャワ条約終結後の使命を失った NATO は、1990 年代後半、クリントン政権下で 「人権」 の軍事化を支える存在になることを決定した。
NATOの40年の歴史を正当化するために使われた 「世界共産主義の脅威」 はなくなり、NATO は自らを武装した大西洋主義のスーパーヒーローの一団として再認識したのである。ワシントンのネオコンが定義する 「不正義」 があれば、NATO は銃と爆弾を持っていつでも出動できるようになった。
米国の軍産複合体にとって、これほど嬉しいことはないだろう。彼らが惜しみなく資金を提供するシンクタンクはすべて、資金パイプラインの流れを維持するための必勝法をついに発見したのである。それは、安全保障ではなく、常にお金のためだった。
人権のスーパーヒーローとしての NATO の試験運用は、1999 年のユーゴスラビアであった。NATO と、ワシントン DC や多くのヨーロッパ諸国の首都にいるネオコンハンドラー以外のすべての人にとって、それは恐ろしい、そして理不尽な大惨事であった。NATO を脅かすことのない国を 78 日間にわたって空爆した結果、何百人もの市民が死亡し、インフラは破壊され、ウランチップ入り爆弾の残骸が、今後何世代にもわたって国土を汚染し続けることになったのである。
先週、伝説のテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手が、NATO の爆弾が落ちてきて破壊された祖父の家から夜中に逃げ出したときの気持ちを語っていました。なんという恐怖だろう!
それから NATO は、リビアのカダフィ政権打倒の後ろ盾となった。リビアを爆撃し、国民を殺し、政府を転覆させれば、リビアの人権問題はすべて解決するというネオコンの嘘を、アメリカのマスコミは鵜呑みにした。予想通り、NATO の爆撃はリビアの問題を解決せず、すべてを悪化させたのである。カオス、内戦、テロ、奴隷市場、圧倒的な貧困-ヒラリー・クリントン、オバマ、ネオコンが最近リビアについて語りたがらないのも無理はない。


Memory refresher: 24 years ago,#US bombed the #Chinese #Embassy in Belgrade, killing three Chinese nationals, then claimed that it was “a mistake,” because the embassy address “wasn’t entered into the database.”
— Frontline (@Frontlinestory) May 8, 2023
#USA #China #NATO #Belgrade #Yugoslavia #Serbia #WestWatch pic.twitter.com/sypRFxRaa9
24 年前、アメリカはベオグラードの中国大使館を爆撃し、3 人の中国人を殺害した。その後、大使館の住所が 「データベースに登録されていなかった」 ということで、「ミス」 であったと言い訳した。
ここでお伝えしきれないほどの失敗の連続の後、2014 年にワシントン DC が支配する NATO は、全面的にロシアそのものを 「政権交代」 のターゲットとすることを決定した。最初のステップは、民主的に選ばれたウクライナ政府の転覆で、ビクトリア・ヌーランドとその他のネオコンがこれを担当した。

ビクトリア・ヌーランド
次に、ロシアと戦うことを意図して、ウクライナのクーデター政権に NATO が 8 年間にわたり大規模な軍事支援を行った。最後に、NATO 軍が国境をぐるりと取り囲むのを防ぐための欧州安全保障協定を交渉したいというロシアの要望を 2022 年に拒否した。
主流メディアや米国政府のプロパガンダにもかかわらず、NATO はウクライナでリビアとほぼ同じ成功を収めている。数千億ドルが水の泡と消え、大規模な汚職がシーモア・ハーシュ氏などのジャーナリストによって明らかにされた。
今回の唯一の違いは、NATO の標的であるロシアが核兵器を持ち、この代理戦争を自国の存立に関わる極めて重大なものと考えていることである。
そのため、これまで失敗の連続であるにもかかわらず、NATO は中国との紛争を始めることにした。おそらく、ウクライナにおける大失敗から目を逸らすためだろう。先週、NATO は日本に初のアジア事務所を開設すると発表した。
次は、台湾の NATO 加盟だろうか? 台湾は、NATO の新しい 「ウクライナ」 として、NATO の果てしない紛争への欲望をかき立てるという大義名分のもと、中国に対して喜んで自らを犠牲にするのだろうか?
私たちは、2024 年にアメリカが、NATO の危険な海外遠征を止めさせる大統領を選出することを願うばかりである。
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