2023-05-13 (Sat)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
↓
☆Kremlin Mocks & Dismisses White House's High Russian Casualty Count
クレムリンは、国家安全保障会議 (NSC) のジョン・カービー報道官が月曜日に行ったブリーフィングで、ドネツクの紛争地バフムートで 12 月以降に発生したロシアの死傷者数を驚がくするほど多く見積もったことに反発している。カービー報道官は、ロシア軍の死傷者は 10 万人を超え、そのうち約 2 万人が戦闘で死亡し、さらに 8 万人が負傷していると述べた。

ジョン・カービー
これに対し、ドミトリー・ペスコフ報道官は火曜日、ホワイトハウスが思いつきで数字を並べているとして、それらの数値を嘲笑うとともに否定し、さらに、米国がこれらの数を把握することは不可能だと強調した。

「ワシントンは、ただ闇雲に数字を出しているだけで、正しい数字を示すことはできないし、そのようなデータも持っていない」 と、国営メディアはペスコフ氏の発言を引用している。
「ロシア国防省がタイムリーに発表している数字にのみ注目する必要がある」 と同氏は付け加えた。
興味深いことに、月曜日の記者会見でカービー報道官に質問された際に、その NSC 報道官はウクライナ側の死傷者数について言及することを拒否している。「私は、彼らの活動を妨げるようなことを公にするつもりはない」 とカービーは言った。「彼らは被害者だ。ロシアは侵略者である。」
前回説明したように、バフムートは数ヶ月間、双方にとって 「肉弾戦」 であったことは明らかだが、米国は 「ピュロスの勝利 (損害が大きく、得るものが少ない勝利) 」 というシナリオを確立するために、この 10 万人というとんでもなく大きなロシアの犠牲者数を発表したのだろう。カービーは、ロシア軍がバフムートで勝利していることは認めたが、バフムートのために多額の費用と犠牲を払ったことから、紛争全体ではロシア軍が負けているという構図を描きたいのである。
独立系地政学分析サイト 「Moon of Alabama」 は数日前にこう書いている :
バフムート/アリョーモフスクは 90 %がロシアの支配下にあり、残りは今後数日の間に攻略されるであろう。この都市でのウクライナ軍の損失は甚大なものであったに違いない。街から脱出しようとするウクライナ軍は、すぐに砲撃を受けてしまう。ロシアの最新の日報によると、この 24 時間で バフムートで 575 人、前線全体で 815 人の 「敵軍犠牲者」 が出たと報告され ている。これは過去 2 ヶ月間で報告された中で最大の数である。

一方、ロシアの国防長官による火曜日のブリーフィングでは、ウクライナ側に厳しい描写がなされた。彼の言葉によれば : 「ロシア軍は火力によって敵に効果的にダメージを与えるための十分な弾薬をすでに受け取っており、国内の防衛産業は概ね陸海軍の要求を満たしている、とセルゲイ・ショイグ国防相は火曜日に軍司令官との電話会議で語った。」
「 4 月にキエフは戦闘で 15,000 人以上の兵員と 430 台の装甲車を失った」 と彼は語った、とタス通信は伝えている。「したがって、キエフ政権の人員損失は 2 月に比べて 3 分の 1 増加した (ロシア国防省は 3 月のキエフ政権の軍事人員損失について報告をしていない) 」 と、国営通信社は伝えた。
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- ロン・ポール氏、ウクライナのことは忘れろと発言、NATO を台湾戦争に引きずり込む DC のタカ派たち (2023/05/20)
- EU のボレル : ウクライナは欧米からの軍事物資がなければ数日で崩壊する (2023/05/19)
- 元 CIA 職員、クレムリンをドローン攻撃する決断は米国が下したものだと語る (2023/05/18)
- キエフとブリンケンの最新の嘘を論破する (2023/05/17)
- 「単純に弾薬がないだけだ」 - ポーランドの将軍がウクライナへの供給はもう不可能と発言し、ロシアには戦争継続のためのリソースがあると警告 (2023/05/16)
- グリーンウォルド氏 : 欧米に “大砲の餌食” として利用されるウクライナの徴兵軍団 (2023/05/15)
- なぜ待望のウクライナの反撃が遅れているのか (2023/05/14)
- クレムリン、ホワイトハウスが発表したロシア人犠牲者数の多さを嘲笑 & 否定 (2023/05/13)
- カービー、バフムートだけで、なんと10万人以上のロシア人犠牲者が出たと発表 (2023/05/12)
- バイデン、ウクライナの攻勢失敗を覚悟 (2023/05/11)
- ウクライナは米国の圧力でロシア国内への攻撃を延期 : リーク情報 (2023/05/10)
- 米国はアフリカでワグネル傭兵と数年にわたる暗闘を繰り広げた (2023/05/09)
- アントニー・ブリンケンとバイデン政権の 「メイドマン」 たち (2023/05/08)
- スーダン “ディープ・ステート” 戦争の責任をロシアになすりつけようとする米国 (2023/05/07)
- ウクライナ政府高官、欧米の軍事援助を際限なく要求する (2023/05/06)