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     >  世界史 >  “無自覚なイワシ” には分からない 「ウクライナの正体」

    “無自覚なイワシ” には分からない 「ウクライナの正体」

    A storm is coming 608

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ドミトロ・ドンツォフ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国



    Who are the Ukrainian integral nationalists ?
    ウクライナのインテグラル・ナショナリストとは誰か? ⑥

    Who knows the history of the Ukrainian "integral nationalists", "Nazis" according to the terminology of the Kremlin? It begins during the First World War, continues during the Second, the Cold War and continues today in modern Ukraine. Many documents have been destroyed and modern Ukraine forbids under penalty of imprisonment to mention their crimes. The fact remains that these people massacred at least four million of their compatriots and conceived the architecture of the Final Solution, that is, the murder of millions of people because of their real or supposed membership in the Jewish or Gypsy communities of Europe.
    クレムリンの用語によれば 「ナチス」 であるところのウクライナの 「インテグラル・ナショナリスト (integral nationalists / 統合主義者 / 統合民族主義者)」 の歴史を知っている人はいるだろうか? それは第一次世界大戦中に始まり第二次世界大戦中冷戦中そして現代のウクライナにおいても継続している多くの資料が破棄され現代のウクライナでは彼らの犯罪について言及することが禁じられしかも投獄の罰則付きであるしかしこれらの連中が少なくとも 400 万人の自国民を虐殺しヨーロッパのユダヤ人やジプシーのコミュニティーの一員であるという理由により何百万人もの人々を殺害するという究極的解決策の計画を立てたことは事実である

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    The German agent, thinker of Ukrainian “integral nationalism” and criminal against humanity, Dmytro Dontsov (Metipol 1883, Montreal 1973).
    ドイツの工作員であり、ウクライナの 「統合民族主義」 の思想家であり、人道に対する犯罪者であるドミトロ・ドンツォフ (メリトポリ 1883 年生, モントリオール 1973 年没)

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    Vladimir Jabotinsky, born in Odessa, thinker of "revisionist Zionism". For him Israel was "a land without a people, for a People without a land".
    ウラディーミル・ジャボチンスキーはオデッサに生まれ、「修正主義的シオニズム」 の思想家である。彼にとってイスラエルは「土地なき民のための、民なき土地」 であった

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    Simon Petliura took over northern Ukraine. Protector of the "integral nationalists", he sacrificed Galicia and Volhynia to fight the Russians.
    シモン・ペトリューラはウクライナ北部を占領した。「インテグラル・ナショナリスト」の庇護者であった彼はロシアと戦うためにガリツィアとヴォルィーニを犠牲にした

    ヴォルィーニ
    ヴォルィーニ

    こちらもご参照🌸

    野村 真理  ガリツィアのユダヤ人(新装版): ポーランド人とウクライナ人のはざまで

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    In 1934, Bandera organized, as a member of the Nazi secret service and head of the OUN-B, the assassination of the Polish Minister of the Interior, Bronisław Pieracki.
    1934 年、バンデーラはナチスの諜報部員として、また OUN-B の責任者として、ポーランド内相ブロニスワフ・ピエラキの暗殺を画策した。

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    ブロニスラフ・ピエラキ
    ブロニスラフ・ピエラキ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデリスト (バンデーラ派極右)

    From 1939, members of the OUN-B, forming a military organization, the UPA, were trained in Germany by the German army, and then still in Germany, but by their Japanese allies. Stepan Bandera offered Dmytro Dontsov to become the leader of their organization, but the intellectual refused, preferring to play the role of a leader rather than an operational commander.
    1939 年以降OUN-B のメンバーは軍事組織 UPA を結成しドイツ軍によってドイツで訓練を受けその後もドイツに留まりながら同盟国の日本軍によって訓練を受けたステパーン・バンデーラはドミトロ・ドンツォフに彼らの組織のリーダーになることを提案したがこのインテリは作戦指揮官ではなく指導者の役割を果たすことを好んだため拒否した

    The "integral nationalists" admired the invasion of Poland, in application of the German-Soviet pact. As Henry Kissinger, who could not be suspected of pro-Sovietism, demonstrated, it was not a question of the USSR annexing Poland, but of neutralizing part of it in order to prepare for the confrontation with the Reich. On the contrary, for Chancellor Hitler, it was a question of beginning the conquest of a "vital space" in Central Europe.
    「インテグラル・ナショナリスト」 は独ソ条約を行使して行われたポーランド侵攻を賞賛していた。親ソ連派と疑われることのなかったヘンリー・キッシンジャーが示したように、これはソ連によるポーランド併合という意味ではなく、ドイツ帝国との対決に備えるためにポーランドの一部を無力化するという意味であった。それどころか、ヒトラー首相にとっては、中欧の 「生存圏」 の征服を開始するという意味であった。

    ヘンリー・キッシンジャー
    ヘンリー・キッシンジャー

    From the beginning of the Second World War, under the guidance of Dmytro Dontsov, the OUN-B fought alongside the Nazi armies against the Jews and the Soviets.
    第二次世界大戦当初からOUN-B はドミトロ・ドンツォフの指導の下ナチス軍とともにユダヤ人およびソビエトと戦った

    The collaboration between the Ukrainian "integral nationalists" and the Nazis continued with constant massacres of the majority of the Ukrainian population, accused of being Jews or Communists, until the "liberation" of Ukraine by the Third Reich in the summer of 1941 to the cry of "Slava Ukraїni!" (Glory to Ukraine), the war cry used today by the Zelensky administration and the US Democrats.
    ウクライナの 「インテグラル・ナショナリスト」 とナチスの協力 (コラボレーション) はユダヤ人や共産主義者であるとみなされた大勢のウクライナ人を次々と虐殺しながら1941 年夏第三帝国によるウクライナの 「解放」 まで「Slava Ukraїni!」 (ウクライナに栄光あれ!) の鬨 (とき) の声の中で続いたこの戦意高揚の雄叫びは今日ゼレンスキー政権と米国民主党が使用しているものである

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    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣


    Who are the Ukrainian integral nationalists ?



    本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 渡辺 : ロシアへのプロパガンダが常軌を逸している半面、ウクライナに対する賛美尋常ではありません。そこで、ウクライナの実態についてジャーナリストの野田啓司氏のレポート ( 『JFSS [ 日本戦略研究フォーラム ] 季報』 二〇二二年四月一日春号第九二号) の 「 「ウクライナ侵攻の背景」 ― 民間多国籍調査チームによる現場情報分析の視点から ― 」 が非常に参考になります

     まず、ウクライナの正体については 「ネオナチ勢力が跋扈 (ばっこ) する腐敗国家」 だといいます。しかもウクライナは 「日本を脅かす北朝鮮の弾道ミサイルにエンジンを提供したり、中国人民解放軍の戦闘機や艦船に多くの先端技術を提供してきた」 事実もある。

     また、アゾフ大隊については 「ネオナチ民兵組織の中でも悪名高いのが、ナチス親衛隊の紋章を正式な部隊ロゴに使用し、ロシア系住民への激しい虐待を行うことで知られる」 と指摘しています。

     国連人権高等弁務官事務所の報告書でも 「この部隊が民間人の財産を大量に略奪し、またドンバス地方では多くのロシア系住民を不法に拘束、拷問し、さらに一般女性を強姦している」 と非難している事実を指摘しています。

     馬渕 : ウクライナとアゾフ大隊に対する評価はおっしゃるとおりです。プーチンがウクライナに軍事作戦をした大きな理由も、アゾフ大隊によるロシア系住民の虐殺からの保護でした。

     したがって、ウクライナとの停戦のチャンスはアゾフ大隊が壊滅した時だったといっても過言ではありません。』

    日の丸

    レオ・シュトラウスと 「秘教主義」 の伝統

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

    読書 10-169





    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

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    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代アメリカ政治とレオ・シュトラウス政治哲学』石崎 嘉彦

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 7. 「注意深い読解」 による思想史研究と新たなロゴスの可能性

     そのような政治哲学のロゴスが、古代ギリシアの哲学者たちやユダヤ・イスラーム的世界の思想家たちや、さらには近代が始まった当初の知識人たちには意識されていながら、思考の自由と言論の自由が一般に認められるにしたがって人々の意識から消えていったものであることはすでに触れたが、それの忘却によって新しい地平を切り開いてきた近代的理性がその限界を感知するとともにそれの未来に不安を覚えざるを得なくなったときそれに応えるべきロゴスとしてこの政治哲学のロゴスが要請されることになるつまり近代的ロゴスが何らかの仕方でその限界と欠陥を克服する道を探らなければならなくなったとき浮かび上がってくるのがそういったロゴスであるということであるシュトラウス政治哲学は、そのような不安を抱えた理性のロゴスを克服する試みであったが、そのような試みにヒントを与えたのが伝統的な思想史研究の文脈からは外れたところにあったアル・ファーラービーアヴェロエスマイモニデスらによって受け継がれてきた 「秘教主義」 の伝統であった
     

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)
    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)

     シュトラウスの政治哲学中世の非キリスト教的世界で維持されてきた二種類のロゴスを使い分ける著述技法を意識しながら古典的著作の読解を試みそれらのロゴスによって切り開かれる知的領域の存在を明るみに出すものであったことは明らかである。しかし、「著述の技法」 の発見からかろうじて明るみに出されるこのロゴスと知の世界は、まさしく本来の意味で哲学的であるがゆえに、研究者たちにさえ容易には理解されえず、あるいは誤解され、その信奉者たちの間でさえ、その解釈をめぐって対立が生じてさえいる。しかし、この著述の技法に着目して行われる古典的著作の思想史的研究、古典的著作の現代語訳とそれをも含めた読解作業とそれを通じて行われるリベラル・エデュケーションの実践は、アメリカの政治的世界と高等教育の場面で少なからぬ影響を及ぼしていることは否定できない。』

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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