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     >  ZeroHedge >  ウクライナ、クリミアを放棄する 「準備ができた」 とゼレンスキー顧問が発言

    ウクライナ、クリミアを放棄する 「準備ができた」 とゼレンスキー顧問が発言

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    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    Ukraine 'Ready' To Give Up Crimea, Says Zelensky Advisor


    ウクライナ軍の春の反攻について、多くの議論や報道がなされているが、バフムートの戦いがキエフにとってあまり芳しくないため、東部でのウクライナ人の犠牲が多い現状では、歩み寄りの必要性についても話題に上っているようである。

    先週は、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領がバフムートについて珍しく懸念を表明し、まるで壊滅的な敗北の知らせに備えるかのような発言をしたことをお伝えした。そして今、水曜日、フィナンシャル・タイムズ紙は、久々にこの紛争からもたらされる最も重要な進展を報じている : ゼレンスキーの大統領府は、クリミア半島の将来について譲歩する用意があると述べている。

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    当然ながら、ウクライナ側は自分たちが優勢であることをアピールしており、ゼレンスキー大統領府の副長官であるアンドリー・シビハがフィナンシャル・タイムズ紙に語った発言も、そのようなものだった。同紙によれば、「キエフは、ロシアに占領された半島の国境に軍隊が到達すれば、クリミアの将来についてモスクワと話し合う意思がある。」 - これは、「昨年 4 月にクレムリンとの和平交渉を打ち切って以来、交渉に対するウクライナの関心を最も明確に表明した。」 ことになる。

    「戦場での戦略的目標の達成に成功し、クリミアとの行政上の国境に到達することができれば、この問題を議論するための外交的な場を開く用意がある。」 とシビハは語り、目前に迫った反攻への大きな期待を予告した。

    しかし彼は、「我が軍による (クリミア) 解放の道を排除することを意味するものではない。」 と説明した。しかし、大量の人員と装備を投入したにもかかわらず、ウクライナ軍がドネツク州の戦略都市バフムートでほぼ完全に包囲されていることを考えると、「クリミア解放」 という考え方は夢物語に過ぎない。

    欧米の政府関係者自身も、多くの場合、ウクライナのクリミア奪取の試みが成功に至る可能性は極めて低いことを以前から認めていた。フィナンシャル・タイムズ紙の報道は、次のようにこれを示唆している

    シビハの発言は、欧米諸国がウクライナの半島奪還能力に懐疑的で、軍事的に奪還しようとすれば、ウラジーミル・プーチン大統領が戦争をエスカレートさせ、場合によっては核兵器を持ち出すのではないかと心配している欧米当局者を安心させるかもしれません。ゼレンスキー氏はこれまで、ロシア軍がクリミアを含むウクライナ全土から撤退するまで和平交渉は行わないとしてきた。

    このことは、ウクライナの領土の隅々まで返還を求めるという、ゼレンスキーのそれまでの強硬な姿勢から明らかに一転している。例えば、昨年 10 月、米国や西側同盟国から数十億ドルの防衛援助が約束され、気を良くした彼は、毎晩の演説で 「我々は必ずクリミアを取り戻す。」宣言していた

    さらに最近、将来に対するゼレンスキーの展望とメッセージは、控えめに言って錯綜している :

    もしバフムートがロシア軍に陥落すれば、プーチン大統領は 「この勝利を欧米や自国の人々、そして中国、イランに売り込むだろう。」 と、ゼレンスキーは AP 通信の独占インタビューに答えている。

    4 月 2 日、最後の占領者がキエフ地方から逃げ出した。ドネツク地方、ルハンスク地方、ヘルソン地方、そして我が国の南部全域で、最後の占領者が逃げ出した、あるいは殺された、と言う日が来るだろう。クリミアは再び自由で安全になる。ウクライナはすべての領土を取り戻す。

    「我々はこの国の一部を全ウクライナ領域としてだけではなく、全ヨーロッパ領域として復帰させる。」 とゼレンスキーが言ったのは、今回が初めてではない。彼はまた、日曜日にも同じことを繰り返した。

    興味深いことに、フィナンシャル・タイムズ紙は、ウクライナが実際にクリミアを軍事的に制圧することは不可能に近いと認める、欧米の高位防衛官僚をまた一人挙げている :

    ワシントンの英国国防担当官であるティム・ウッズ少将は、水曜日に、クリミアには 「政治的解決が必要であると語った。なぜなら、そこではまさに軍事力が集中しており、ウクライナ人がそこに足を踏み入れることが何を意味するのかが明らかだからである。」 また彼は、「軍事的な解決が迅速に行われるとは思えない。したがって、ウクライナが交渉するための有利な条件を確認する必要があり、ウクライナはそれに応じると思う。」 とも述べた。

    ロシアはもちろんこのことを承知している。モスクワにとって問題は、交渉のテーブルで問題になるのはクリミアではなく、東部領土の位置づけであろう。クレムリンは、戦争終結のための和平交渉に応じるかどうかは、東部の州の帰属を認めるかどうかで判断することになりそうだ。9 月 30 日、プーチン大統領は、ルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンをロシア連邦の一部とする 「加盟条約」 に署名した。

    現時点では、ゼレンスキーが 4 つの領土を手放す可能性は低いが、クリミアを手放すとなれば、少なくとも交渉のテーブルにつくための前向きな機運を構成することになる。しかし、それでも、これらの問題はすべて、どちらかが疲弊するまで、戦場で決定される可能性が高い

    一方、ワシントンがロシアへの領土割譲を前提とした平和的解決にほとんど関心を示さない中 (実際、米英が交渉の可能性を積極的に妨害しているという逆の報道も多い)、ウクライナはバフムートから着実に排除され続けている。

    バフムートの地図。ロシア軍は一度に数ブロックずつ街を解放している。街の最後の 15 %をめぐる厳しい戦い。

    地政学的なコマでしかないウクライナは、米国の思惑通り、文字通り最後の一人までロシアと戦っているわけだ。


    ***

    ゼレンスキー自身はというと、ちょうど 1 週間前に紹介したように、最近ますます悲観的になっているようだ…

    ゼレンスキーは、バフムートの獲得は、プーチン大統領が弱味を嗅ぎつけることを意味すると表現していた。ウクライナの指導者の言葉によれば :

    AP 通信とのインタビューで、ゼレンスキーは、もしバフムートが陥落すれば、プーチン大統領は 「この勝利を欧米や自国の人々、そして中国やイランに売り込む」 ことができ、ウクライナが領土放棄に同意するような停戦協定を推進するための武器になる、と述べた。

    ゼレンスキーは、「もし彼が少しでも出血の気配を感じとったら、つまり我々が弱っていることを匂わせたら、彼は押して、押して、押しまくるだろう。」 と続けた。

    もしロシア軍がバフムートで勝利すれば、「我が国の人々は疲れを感じるだろう。」 と彼は言った。「我が国の人々は、ロシアと妥協するよう私に迫るだろう。」 この言葉には、ウクライナの人々の大部分が、戦争を終わらせるための歩み寄りと平和的な交渉の準備ができていることを、おそらく初めて認めたことが暗示されている。

    また、AP 通信のインタビューに対する CBS のコメントには、次のような見解が含まれているのも興味深い : 「彼は、13 ヶ月に及ぶ戦争が長引くにつれて、米国やヨーロッパからの重要な支援が失われつつあることを痛感しているようだ。」 ゼレンスキーは認めた : 「バフムートの喪失は、政治的敗北を意味し、紛争における全般的敗北に繋がりかねない。」 と。


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