2023-04-07 (Fri)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ドミトロ・ドンツォフ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
Who are the Ukrainian integral nationalists ?
ウクライナのインテグラル・ナショナリストとは誰か? ①
Who knows the history of the Ukrainian "integral nationalists", "Nazis" according to the terminology of the Kremlin? It begins during the First World War, continues during the Second, the Cold War and continues today in modern Ukraine. Many documents have been destroyed and modern Ukraine forbids under penalty of imprisonment to mention their crimes. The fact remains that these people massacred at least four million of their compatriots and conceived the architecture of the Final Solution, that is, the murder of millions of people because of their real or supposed membership in the Jewish or Gypsy communities of Europe.
クレムリンの用語によれば 「ナチス」 であるところのウクライナの 「インテグラル・ナショナリスト (integral nationalists / 統合主義者 / 統合民族主義者)」 の歴史を知っている人はいるだろうか? それは第一次世界大戦中に始まり、第二次世界大戦中、冷戦中、そして現代のウクライナにおいても継続している。多くの資料が破棄され、現代のウクライナでは、彼らの犯罪について言及することが禁じられ、しかも投獄の罰則付きである。しかし、これらの連中が少なくとも 400 万人の自国民を虐殺し、ヨーロッパのユダヤ人やジプシーのコミュニティーの一員であるという理由により、何百万人もの人々を殺害するという究極的解決策の計画を立てたことは事実である。

The German agent, thinker of Ukrainian “integral nationalism” and criminal against humanity, Dmytro Dontsov (Metipol 1883, Montreal 1973).
ドイツの工作員であり、ウクライナの 「統合民族主義」 の思想家であり、人道に対する犯罪者であるドミトロ・ドンツォフ (メリトポリ 1883 年生, モントリオール 1973 年没)
Like most Western political analysts and commentators, I was unaware of the existence of Ukrainian neo-Nazis until 2014. When the president-elect was overthrown, I was living in Syria at the time and thought they were violent groupings that had burst onto the public scene to assist pro-European elements. However, since the Russian military intervention, I have gradually discovered a lot of documents and information on this political movement which, in 2021, represented one third of the Ukrainian armed forces. This article presents a synthesis of it.
多くの欧米の政治アナリストやコメンテーターと同様、私は 2014 年までウクライナのネオナチの存在に気づいていなかった。(就任前の) 次期大統領が倒されたとき、当時シリアに住んでいた私は、彼らが親ヨーロッパ派を支援するために表舞台に登場した暴力集団だと思っていた。しかし、ロシア軍の介入以降、2021 年にはウクライナ軍の 3 分の 1 を占めるこの政治運動グループに関する多くの文献や情報を徐々に見つけ出してきました。本稿では、それをまとめて紹介します。
At the very beginning of this story, that is to say before the First World War, Ukraine was a large plain which had always been tossed between German and Russian influences. At the time, it was not an independent state, but a province of the tsarist empire. It was populated by Germans, Bulgarians, Greeks, Poles, Rumanians, Russians, Czechs, Tatars and a very large Jewish minority supposedly descended from the ancient Khazar people.
この物語の一番最初、つまり第一次世界大戦前のウクライナは、ドイツとロシアの二つの国の狭間で常に翻弄されてきた広大な平原だった。当時は独立国家ではなく、ツァーリズム帝国の属州であった。ドイツ人、ブルガリア人、ギリシャ人、ポーランド人、ルーマニア人、ロシア人、チェコ人、タタール人、そして古代ハザール人の子孫とされる非常に大勢のユダヤ人少数民族が住んでいた。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Who are the Ukrainian integral nationalists ?
本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 馬渕 : 懸念のウクライナ情勢ですが、いよいよ最終局面を迎えています。ついにプーチン大統領はグローバル勢力との 「最終戦争」 を決意したのだと思います。
二〇二二年九月三〇日、ルガンスク、ドネツク、ザポロジエ、ヘルソンからなる四地域 (ロシアからすれば、前二者は人民共和国、残りの二者は地域) のロシア編入記念式典において行った演説でこの決意を表明したのです。
東部四地域のロシアへの併合宣言は、ウクライナ戦争における事実上のロシアの勝利宣言であるとともに、ハルマゲドンを受けて立つ用意を表明した歴史的演説であると私は見ています。
実際、プーチンは世界統一を目指す欧米支配層を 「悪魔崇拝者」 とかなり強い口調で切って捨てました。
渡辺 : 正直、私もよもやネオコンがここまで仕掛けてくるとは思いませんでした。しかも自分たちの野心を隠そうともしていない。戦争を継続させるために、あらゆる手練手管 (てれんてくだ) を駆使し手段は選ばない。
ガスパイプライン 「ノルドストリーム 1 ・ 2 」 の不可解な爆破によるガス漏れ、クリミア半島とロシアを結ぶ自動車・鉄道橋 「クリミア大橋」 の破壊工作など、一一月一五日にはポーランドにミサイルが着弾してポーランド人二名の死者が出て、あわや対 NATO へと戦線が拡大するかという事態も起こりました。

こちらもご参照🌸
↓
☆ノルドストリーム破壊活動は CIA と米海軍の秘密工作だった : シーモア・ハーシュ氏の爆弾発言でホワイトハウスが反論
☆「断言する、彼がやったのだ」 : シーモア・ハーシュ氏、ノルドストリーム攻撃でバイデンを責め立てる
☆シーモア・ハーシュ氏 : CIA がノルドストリームの隠蔽工作を仕組んだ

興味深いことにそのミサイルがロシアのものかどうかで、アメリカおよびポーランドとウクライナの間で見解の相違が見られた。ウクライナだけは頑なにロシア製であることを主張したのです。偽旗作戦の一端を垣間見るようでした。今ではウクライナが仕掛けたミサイル攻撃と理解されています。』

「悪であるアメリカ」 とレオ・シュトラウス
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代アメリカ政治とレオ・シュトラウス政治哲学』石崎 嘉彦
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 5. 理性的と現実的は等置可能か
純朴で世間知らずであったことから腐りきった政治の世界に立ち向かわざるを得なくなった映画の主人公 Mr. スミスが政治の腐敗を暴き出すのと、実践とは無縁の研究室で探究された一人の政治哲学者の哲学思想がアメリカの世界戦略を動かすに至るという無知と哲学知の類似性が、その映画の表題のパロディによってこの上なくスマートに表現されていることは言うまでもない。しかしまたわれわれには、その対比によって、シュトラウスの政治哲学のいっそう高次の実践性が暗示されているようにも思われる。われわれは、映画の題名を変形したその文言の後に 「?」 マークがつけられている点に注意を向ける必要があるだろう。このマークは、Mr. シュトラウスが Mr. スミスと同様の意味でワシントンに行ったと言いうるのかという疑問のほかに、エソテリックに真理探究に身を捧げる思想が公然と光の当たる政治的世界に進出するというような自己矛盾を犯すことへの疑問、そもそも哲学者による国家の統治などというパラドキシカルなことが起こりうるのかという疑問など、さまざまな意味が込められているようにも思われる。ここでは、遠い過去の時代から政治哲学の根本問題であった哲人統治の問題がこのパロディのなかに含意されていることを指摘し、しばらくその問題について考えておきたい。

レオ・シュトラウス
「シュトラウス氏、ワシントンに行く」 という命題は、それが成就したとき、「シュトラウス氏、ワシントンにあり (Mr. Strauss is in Washington) 」 という命題になることは自明である。したがってもし、「シュトラウス氏」 が哲学者であるとすれば、そのとき 「哲人統治 (philosopher king) 」 が成就していることになるであろう。そうであるとすれば、われわれはそこに、「政治哲学」 あるいは 「自然権」 の実在、あるいはヘーゲルが口にした 「現実的なもの (das Wirkliche) 」 と 「理性的なもの (das Vernünftige) 」 の合一が達成されているのを見ることができるかもしれない。「理性的なもの」 とは、ロゴスによって描き出されるものを意味するが、そのロゴスによって描かれた本来どこにもなかったものが、「現実的なもの」 として、現に存在しているということになる。
シュトラウス批判の立場からすれば、シュトラウス政治哲学なるものはナチズムと同根の悪辣な思想であるため、そもそもそういった思想が政治の中枢にまで進出していること自体が許しがたいことであろう。しかし、批判者たちは、皮肉なことに、「シュトラウス氏、ワシントンにあり」 ということ、すなわち、哲学あるいは理論と現実あるいは実践の統一がアメリカにおいて実現されていることを、是認しているように見える。そうであるとすれば、彼らの批判は、「悪であるシュトラウスが」 「善であるアメリカ」 を 「悪であるアメリカ」 に変えようとしている、ゆえに批判されるべきであると言っているに等しいことになる。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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