ノルドストリーム・パイプラインの近くで発見された謎の物体は、犯人を特定する可能性がある

2023-04-05 (Wed)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Mystery Object Found Near Nord Stream Pipelines Could Point To Culprit

ロシアは、ノルドストリーム破壊工作の爆破現場である海中から、その背後にいる犯人の手がかりとなるような法医学的証拠を回収するための取り組みを支援していると述べている。新たな謎の物体の画像が公開され、モスクワはこれを慎重に調査することが極めて重要であると語っている。

クレムリンは金曜日のブリーフィングで、この物体が破損したノルドストリーム・パイプラインのうちの 1 本のそばに横たわっているのを発見したため、その回収および検査が「決定的に重要である」とコメントした。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、日次ブリーフィングで次のように語った：「この物体がいかなるものであるか、今回のテロ行為に関連するものであるか（明らかにそうであるが）、そしてこの調査を継続することが決定的に重要である。そして、この調査は透明性のあるものでなければならない。」

デンマークエネルギー庁は、ロシアのガスプロム（ノルドストリーム 2 AG の所有者）に謎の物体の引き揚げの協力を要請している。AFP 通信によると、この物体と、それが何であるかを確認するための進行中の調査活動について、最初に公に言及したのは、実はプーチン大統領だったようだ：

ロシアのプーチン大統領は、今月初めにこの物体の発見を明らかにし、専門家は、この物体はパイプラインのその部分で爆発物を作動させるための信号アンテナである可能性があると考えていると語った。

…デンマークエネルギー庁は木曜日遅く、海底のノルドストリーム 2 パイプラインの近くに立っている円筒形の物体の写真を発表した。

同庁は、この物体が高さ 40 センチ、幅 10 センチの海洋発煙ブイである「可能性」があるとし、「直ちに安全上のリスクをもたらすものではない」と述べた。

一方、ペスコフ報道官は、現在進行中のドイツ、スウェーデン、デンマークの調査について、コペンハーゲンがノルドストリーム2 AGに調査への積極的な参加を呼びかけたことは「確かにポジティブなニュースである」と語った。

9 月 26 日の極秘爆破テロによって、バルト海を横断するロシアからドイツへの天然ガスパイプラインが完全に機能停止して以来、世の中の論調は大きく変化している。当初、欧米の政府関係者やメディアはモスクワを非難していたが、2 月に伝説的なジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏がCIAとアメリカ海軍の秘密工作であったとする調査報告書を公表している。

Denmark is salvaging an unidentified object found next to the Nord Stream 2 undersea gas pipeline that was damaged in a blast last September

Latest updates: https://t.co/Hiek57LSeR pic.twitter.com/GXB5WuoP7M
— Bloomberg (@business) March 24, 2023

デンマークは、昨年 9 月の爆発事故で被害を受けた海底ガスパイプライン「ノルドストリーム 2 」の傍らで発見された未確認物体を引き揚げている。

ハーシュ氏の報告後、ロシアが自国のパイプラインを爆破したという疑惑はほとんど消え去り（ロシアの自己利益に反することは明らかであるため）、代わりに主流メディアによって、少数の不正なウクライナ人工作員が行ったという新しい説が唱えられた。しかし、クレムリンは、このような困難で複雑な作戦を実行するリソースを持つのは国家と軍隊だけだと指摘し、これを荒唐無稽だと非難している。ハーシュ氏はその後、ホワイトハウスを庇うために CIA 自身が親密なメディアに「ウクライナのパルチザン」というシナリオを流したと、彼の情報源に基づき主張している。

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