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     >  世界史 >  良く分かる 「冷戦後のアメリカ外交の本質」 : ウォルフォウィッツ・ドクトリン

    良く分かる 「冷戦後のアメリカ外交の本質」 : ウォルフォウィッツ・ドクトリン

    A storm is coming 589

    本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、ウォルフォウィッツ・ドクトリン、ロシア、中国



    War, propaganda, and blindness
    戦争、プロパガンダ、そして盲目 ②

    Propaganda makes you stupid. We know that the Ukrainian integral nationalists have committed abominable massacres, especially during the Second World War. But we don’t know what they have been doing on our doorstep for the last thirty years, including the civil war they have been waging for the last eight years. Our own stupidity allows us to endure the war cries of our political leaders on the side of these criminals.
    プロパガンダはあなたを愚かにする。私たちはウクライナの統合主義者が、特に第二次世界大戦中に忌まわしい大虐殺を行ったことを知っているしかしこの 8 年間の内戦を含めこの 30 年間彼らが私たちの目の前で何をしてきたのかについては私たちは知らないのです。私たち自身の愚かさが、犯罪者の味方である政治指導者たちの戦争への雄叫びに耳を貸すことを許しているのだ。

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    Slava Stetsko, the widow of Nazi Prime Minister Yaroslav Stetsko, opened the 1998 and 2002 sessions of the Verkhovna Rada.
    ナチスの首相ヤロスラフ・ステツコの未亡人であるスラヴァ・ステツコは、1998 年と 2002 年のヴェルホーヴナ・ラーダ (ウクライナ最高議会) の開会宣言を行った。

    ヤロスラフ・ステツコ
    ヤロスラフ・ステツコ

    Today, Nato coordinates efforts in this area from its Strategic Communication Centre in Riga, Latvia. It identifies the points on which it wants to act and organizes international programs to carry them out.
    今日、NATO はラトビアのリガにある戦略コミュニケーションセンターから、この分野での取り組みを指揮している。それは、自分たちが行動を起こしたいポイントを特定し、それを実行するための国際的なプログラムを組織することである。

    For example, NATO has identified Israel as a weak point: while former Prime Minister Benjamin Netanyahu was a personal friend of Ukrainian President Volodymyr Zelensky, his successor, Naftali Bennett, recognized the validity of Russian policy. He even advised the return of Crimea and Donbass and, above all, the denazification of Ukraine. The current Prime Minister, Yair Lapid, is more hesitant. He does not want to support the fundamentalist nationalists who massacred a million Jews shortly before and during the Second World War. But he also wants to stay on good terms with the West.
    例えば、NATO はイスラエルを弱点として挙げている : ベンヤミン・ネタニヤフ前首相がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と個人的な友人であったのに対し、後任のナフタリ・ベネット首相はロシアの政策の正当性を認めている。クリミアとドンバスの解放、そして何よりもウクライナの脱ナチス化を勧めたほどである。現首相のヤイル・ラピド氏は、さらに慎重である。第二次世界大戦の直前と戦時中に 100 万人のユダヤ人を虐殺した原理主義的な民族主義者を支持したくないのである。しかし、彼はまた、欧米諸国との良好な関係を維持したいと考えている。

    ベンヤミン・ネタニヤフ
    ベンヤミン・ネタニヤフ

    ナフタリ・ベネット
    ナフタリ・ベネット

    ヤイル・ラピド
    ヤイル・ラピド

    To bring Israel back into line, Nato is trying to persuade Tel Aviv that in case of a Russian victory, Israel would lose its position in the Middle East. To this end, it is spreading the lie that Iran is Russia’s military ally as widely as possible. The international press is constantly claiming that Russian drones are Iranian on the battlefield, and soon the medium-range missiles will be too. Yet Moscow knows how to manufacture these weapons and has never asked Tehran for them. Russia and Iran have repeatedly denied these allegations. But Western politicians, relying on the press and not on mere reflection, have already imposed sanctions on Iranian arms dealers. Soon Yair Lapid, son of the president of the Yad Vashem memorial, will be surrounded and forced to side with the criminals.
    イスラエルを再び味方につけるためにNATO はテルアビブにロシアが勝利した場合イスラエルは中東での地位を失うことになると思わせるような説得を試みているこの目的のためにイランがロシアの軍事的同盟国であるという嘘を可能な限り拡散しているのである。国際報道機関は戦場ではロシアのドローンがイラン製でありまもなく中距離ミサイルもそうなるとしきりに主張しているしかしモスクワはこれらの兵器の製造方法を知っておりテヘランに依頼したことは一度もないロシアとイランはこれらの疑惑を繰り返し否定しているしかし西欧諸国の政治家たちは報道を頼りに、わずかな反省もないまま、すでにイランの武器商人たちに制裁を課しているのである。まもなく、ヤド・ヴァシェム記念館の会長の息子であるヤイル・ラピド氏も包囲され、犯罪者の側に立たされることになるだろう。

    The British, on the other hand, traditionally excel in activating networked media and enlisting artists. MI6 relies on a group of 150 news agencies working within the PR Network. They convince all these companies to take up their imputations and slogans.
    一方英国は伝統的にネットワークメディアの有効活用とアーティストたちの参画に秀でているMI6 はPR ネットワークに所属する 150 社の通信社に信頼を寄せている彼らは自分たちの主張や標語を取り上げるようこれらすべての会社を説き伏せている

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣






    War, propaganda, and blindness



    本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 渡辺 : また、一九九三年にネオコンの代表格であるポール・ウォルフォウィッツ (ジョージ・ブッシュ政権で国防副長官。一九三四~) とルイス・リビー (ジョージ・ブッシュ政権で副大統領首席補佐官。一九五〇~) が当時国防長官だったディック・チェイニー (一九四一~) に提出したレポート「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」 を読むと冷戦後のアメリカ外交の本質がわかります

    ポール・ウォルフォウィッツ
    ポール・ウォルフォウィッツ (シュトラウス派)

    アーヴィン・ルイス・リビー
    アーヴィン・ルイス・リビー
     
    ディック・チェイニー
    ディック・チェイニー

    彼らは三つの目標を掲げました。

     第一に二度とアメリカのライバルとなる国を生まない地域覇権国さえ許さない第二に世界各地のアメリカ利権の保全及びアメリカ的価値観 (西洋的民主主義思想) の普及 (強制)第三は第二と矛盾するのですが、そのためには手段は問わない

    「世界の新秩序はアメリカ (の価値観と軍事力) によって維持されるべきである。国際的に足並みを揃えた対応ができない場合は単独行動も辞さない。危機に対しては、躊躇なく反応 (軍事力行使) すべきである」 (PBS [アメリカ公共放送])

     恐ろしいほど独善的な内容ですが、実際アメリカはそのような行動をとってきました。』

    日の丸

    レオ・シュトラウスと 「第三期の政治哲学」

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

    読書 女性 2







    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

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    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代アメリカ政治とレオ・シュトラウス政治哲学』石崎 嘉彦

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2. 第 3 期政治哲学と現実政治との関わり

     これまで見てきたように、シュトラウスとその弟子たちが唱導した政治哲学を考慮することなく政治哲学理解したということはほとんど不可能なことであるそれゆえシュトラウスとその弟子たちの視点を無視することは政治哲学という知的営みの正しい理解の妨げとなることを、考えてみなければならなくなる。そこから出発することによって、われわれは初めて、政治哲学の現代思想に対する正当な位置を明らかにできるようになる。ドイツ語版シュトラウス著作集の編者である H ・マイアーが指摘したようにシュトラウス「政治哲学」 という概念、それが 「これまで持たなかったような重みと可視性を付与した……のは、哲学を政治的に利用したり哲学の政治的利用を助長したりするためではなく、それとは正反対に、哲学と政治的共同体との間に必然的に存している緊張に対する意識を先鋭化させ哲学がその政治的前提とその理性的根拠について考え直すよう強く要請し力のかぎりそれを推し進めるためであった。」
     

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

     おそらく、このことの意味を理解しない限り、「政治哲学」 は単なる 「政治的なもの」 についての哲学的考察という、ごく一般的な理解のままにとどまることになるであろう。アリストテレス 『政治学』 における 「政治哲学」 なる語の使用以来、キケロとユリアヌスという二人の異教の哲学者が用いた以外、そのドイツ語訳者が philosophia politica の語を用いるまでほとんど見られなかったというマイアーの指摘からすれば、「政治哲学」 は今日の政治理論家たちが考えているほど一般的な語ではなかったのである。
     それゆえ政治哲学がなぜ今日に至ってとりわけ盛んに論じられるようになったのかという問題は慎重に考慮されてしかるべき問題であることになる。古代ギリシアの時代から千数百年の隔たりの後 17 世紀に近代的自然権の教理とともに復権させられた政治哲学をわれわれは第二期の政治哲学と呼ぼうと考えているが、そういった意味からすれば、第三期の政治哲学と呼んでよい 「政治哲学」 がとりわけこの時代に何ゆえ問われなければならなくなっているのかを考えてみることはわれわれの最重要課題である。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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