2023-03-24 (Fri)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
The European political Community : a sword striking water
欧州政治共同体 : 時間の無駄 ④
Since the beginning of the Russian military operation in Ukraine, international relations are blocked. No position changes. President Macron thought he could change the rules of the game by reshuffling the cards on the occasion of a meeting of the European enemy brothers, the European Political Community. But President Putin took him by surprise by changing the borders and the game itself.
ウクライナでのロシアの軍事作戦開始以来、国際関係は遮断されている。立ち位置が変わることはない。マクロン大統領は、ヨーロッパの敵対する諸国、欧州政治共同体の会合に際して、カードを入れ替えることでゲームのルールを変えられると考えた。しかし、プーチン大統領は国境を変え、ゲームそのものを変えて、彼を驚かせたのである。

The EU will send a "civilian mission" to help delineate the borders between Azerbaijan and Armenia. This has nothing to do with the purpose of the Prague summit, but there is an urgency to deal with problems that are usually left to fester.
EU は、アゼルバイジャンとアルメニアの国境を画定するための 「民間調査団」 を派遣する予定だということだ。プラハサミットの趣旨とは関係ないが、普段は放置されがちな問題への対処が急がれる。
The meetings on the sidelines of the summit were almost all failures, with the exception of the Armenian-Azerbaijani summit, which started coldly but went on into the evening.
サミットの傍らで行われた会議は、冷ややかに始まりながらも夕方まで続いたアルメニア・アゼルバイジャン首脳会談を除いては、ほとんど失敗だった。
The thematic sessions allowed to know what everyone thought about the substance. After the sabotage of the NordStream gas pipelines, the idea of protecting the common infrastructure was raised, although it was not clear whether this was only a concern or also a denunciation of US suzerainty. The terrorist action against the Crimean bridge had not yet taken place. Behind the scenes, all agreed to salute the exploits of the US Special Forces, but wondered how far Washington would go.
テーマ別セッションでは、誰もがその内容についてどう考えているのかを知ることができた。ノルドストリームのガスパイプラインが破壊された後、共通インフラを防衛するという意見が出たが、これは懸念だけだったのか、それとも米国の支配に対する非難でもあったのか、はっきりしないままであった。クリミアの橋に対するテロ行為はまだ行われていなかった。舞台裏では、米軍特殊部隊の活躍に敬意を表しながらも、ワシントンが一体どこまでやるのだろうかと、誰もが疑問を抱いていた。
No joint statement was planned at the end of the meeting and none would have been possible. A schedule for the next meetings of this forum was agreed upon, in six months in Moldova, next year in Spain, and then in the UK. No one is sure why he would participate, or even if it will still exist.
会議の最後には、共同声明は予定されていなかったし、発表することもできなかった。このフォーラムの次回会合の日程は、半年後にモルドバ、来年はスペイン、そして英国ということで合意された。なぜ参加するのか、いや、それが今後も存在するのか、誰にもわからない。
Chase away what is natural, it will come back to you. The meeting was covered by Eurovision, a structure created by NATO in the 1950s, which awarded Ukraine its last song contest. An informal meeting of the European Council followed that of the European Political Community. The 27 drew conclusions from this talkative and useless assembly.
あるべきものを追い払えば、それは必ず自分に返ってくる。この会合は、1950 年代に NATO が創設したユーロビジョン (ウクライナに前回のソングコンテストを授与した機構) が取り仕切っていた。欧州理事会の非公式会合が欧州政治共同体の会合に続いた。The 27 ( EU 加盟 27 ヶ国) は、このしゃべるだけで、役に立たない会議から結論を出したのである。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆The European political Community : a sword striking water
本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 渡辺 : 冷戦後の世界史を動かしたのは、アメリカの 「ネオコン」 だったといっても過言ではありません。「アメリカ例外主義」 と定義されるように、「アメリカは神から野蛮国を啓蒙する義務を与えられた特別な国である」 と過信している勢力です。
また他国への 「干渉主義者」 であり、実際多くの戦争を引き起こしてきました。ネオコンは 「国際主義」 という口当たりのいい呼び方をされている一方で、「非干渉主義」 は 「孤立主義」 と言い換えられた。あたかも一国中心主義の利己的な思想だと非難されているのです。

その経緯をざっと振り返ると、馬淵先生が、社会主義も、リベラルもネオコンも同根の思想だとおっしゃいましたが、ネオコンはもともと民主党のニューディール派の知識人や学者といった社会主義者たちが源流です。
新保守主義の創始者の一人といわれるアーヴィング・クリストルは、「一九三〇年代を不安のうちに過ごした都市のユダヤ人労働者階級はニューディールの精神について忠誠心を持っていた」 と回想しています。

アーヴィング・クリストル
もともと民主党員だったネオコンが共和党に移る事情には、六〇年代後半から七〇年代にかけて、党が福祉国家政策に著しく左傾化したことやソ連への妥協的な姿勢に不満を持ったからです。
ネオコンの始祖はヘンリー・ジャクソン上院議員 (一九一二~八三)、あるいはジーン・カークパトリック元国連大使 (一九二六~二〇〇六) であり、両者とも民主党ですが、カーンパトリックを共和党に呼び込んだのは共和党のロナルド・レーガン大統領です。

ヘンリー・ジャクソン

ジーン・カークパトリック

レーガンはカリフォルニア州知事のときに、カークパトリックの一九七九年一一月に発表された代表的論文 「独裁制と二重基準」 を読んでいました。かつては自身も民主党員だったレーガンがカークパトリックを転向させたのをきっかけに、ネオコンは共和党に根をはっていくことになる。
ネオコンはレーガンがソ連に対して 「悪の帝国」 と断言したことにしびれた。二〇〇一年から〇九年までのジョージ・ブッシュ政権も共和党ですが政権中枢をネオコンが牛耳っていたのもその流れがあってのことです。』

新しい世界思想
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代アメリカ政治とレオ・シュトラウス政治哲学』石崎 嘉彦
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1. アメリカにおける政治哲学復権
そこで、アメリカにおける政治哲学の問題を取り上げようとするに当たって、簡潔にではあっても、まずは 「政治哲学」 の概念に触れるところから考察を始めることにしたい。
その概念について考察を始めるとき、シュトラウスが最初英訳で 『ホッブズの政治哲学 (The Political Philosophy of Hobbes) 』 の表題で出版した書物のドイツ語版を出したとき、その表題を 『ホッブズの政治学 (Hobbes’ Politische Wissenschaft) 』 としたことは、いくらかのことを示唆しているように思われる。ここでは、シュトラウスのアメリカ亡命を契機とした思想転回の問題にまで立ち入る余裕はないが、少なくとも、シュトラウスにあって、英語の 「政治哲学」 とドイツ語の 「政治学」 とがそれほど違和感なく等置されているということは、そこから確認できる。要するに、ドイツ語圏では 「政治学」 と呼ばれるものが英語圏で 「政治哲学」 と呼ばれていることを、シュトラウスがほとんど何の抵抗もなく受け入れていたということである。

レオ・シュトラウス
>その理由は、ユダヤ的国際感覚をもったシュトラウスが、リベラル・デモクラシーに思想的根拠を与えたホッブズ、ロック、ルソーなどの 「哲学」 を 「政治哲学」 の語で言い表す伝統に馴染んでいたからかもしれないし、「科学」 に取って代わられた 「哲学」 になお捨てがたいものがあると認識していたからかもしれない。いずれにせよ、シュトラウスはそれら二つの語を置換可能なものとすることによって、「政治哲学」 を自らの 「哲学」 を象徴する語と考えていたことは確かである。シュトラウスこそアメリカに 「政治哲学」 を定着させた人物と考えてよいが、その際、彼にとって 「政治哲学」 とは、新しい 「哲学」 の大陸を意味する語であったと言いうるのである。
しかし、アメリカにおける 「政治哲学」 の興隆が、広くは、すでにヨーロッパ大陸で動き始めていた哲学再興の流れの一環であったことも、理解しておかなければならない。哲学の新たな流れは、第二次大戦前夜の現象学派やウィーン学団などとともに動き始めていたが、その運動の担い手たちがファシズムの迫害を逃れて大挙アメリカに渡ったことによって、新しい潮流のアメリカへの移動に拍車がかけられた。現象学派、精神分析学派、フランクフルト学派等々の思想家たちがアメリカに持ち込んだ思想は、プラグマティズムという語で一括されていたアメリカ思想に衝撃を与え、それをヨーロッパ哲学の伝統と結びつける結果をもたらした。それに加え、アメリカ的コンプレックス解消のために始まった古典的文芸復興の動きに支えられる形で、大陸における戦後の精神的荒廃を尻目に、新しいアメリカ的思想を世界思想へと押し上げていく動きが加速した。こうして、かつて国家学や政治学や政治経済学の名で呼ばれていた学問領域が、「政治哲学」 という新たな名称を冠して、新しい世界思想として喧伝されていったのである。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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