モルガン・スタンレーは、フォードがマッハ E を値下げした後、さらなる「 EV デフレ」を予想

2023-02-15 (Wed)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Morgan Stanley Expects More "EV Deflation" After Ford Cuts Prices On Its Mach-E

モルガン・スタンレーは、フォードがテスラに続いてEVの競合車であるマッハ E を値下げした後、EV の値下げがさらに進むと予想しているそうだ。

火曜日に発表されたメモの中で、モルガン・スタンレーは、「当社の見解では、マッハ E の値下げは比較的軽微である（販売台数控除前の価格 / 構成で約 100 万ドル）。フォードや他のテスラに対する挑戦者にとってより重要な問題は、マージンを圧迫することなくテスラの現在および将来の値下げに追随できるだけの余地を作るために、コスト面で何をしているかということだ。」と書いている。

さらにこう続く：「テスラは、ギガキャスティングや 4680 構造のバッテリーパックなど、最終的に 3 万ドル以下の EV を実現するために必要なコスト面での優位性を入念に検証すると思われる。フォードや GM は、それぞれのバッテリーパートナーと協力しながら、マージンを維持するために同等の革新的な技術を持っているのだろうか？」

CNN Business によると、マスタング・マッハ E GT エクステンデッドレンジは、価格が以前の 69,900 ドルから 64,000 ドルに下がったとのことだ。マッハ E 標準モデルの価格は、46,900 ドルから 46,000 ドルに下がったと同報道は伝えている。この動きは、テスラが 2023 年のスタートにあたり、多くのモデルで 20 ％も価格を下げたことを受けてのものだという。

「数週間前にテスラがモデル Y とモデル 3 全体で 13 ～ 20 ％の値下げを行ったことに競合他社が追随するのは当然だ」と同投資銀行は述べ、その上で今後の同分野の見通しについて言及した。

「当社は、新興企業や既存企業の EV 競争において、年間を通じて価格引き下げが相次ぐと予想しています。成長の鈍化、金利の上昇、消費者の節約志向によって特徴付けられる年に、生産および設計上のイノベーションがEVの勝者を差別化すると考えている。」と、このメモは結んでいる。

昨日、フォードが電気自動車のマスタング・マッハ E と他のいくつかのモデルを「全面的に」値下げすると発表したことを思い出そう。同社はまた、増産する予定で、月曜日のプレスリリースによると、「顧客にとっての EV の価値を高めることによって、EV 革命をリードするという同社のコミットメントを明確にしている。」のだという。

「当社は、誰に対しても譲歩するつもりはありません。私共は、お客様の待ち時間を短縮するために、より多くの EV を生産し、競争力のある価格を提供し、どこにも負けないようなオーナーシップ体験の実現に取り組んでいます。」と、フォードモデル e の最高顧客責任者のマリン・ジャヤ氏は述べている。「お客様は、私達のすべての行動の中心です。スリリングでエキサイティングな電気自動車の製造を続けるとともに、すべての人にとってより身近なものになるよう境界を広げ続けてまいります。」