2023-01-20 (Fri)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆These Are The 100 Biggest Public Companies In The World
今年は、マクロ経済の逆風にさらされた年だった。
上場企業の時価総額は数兆ドル規模で目減りし、投資家からの信頼は失われ、また、コスト圧力が消費者の懐を圧迫した。
まとめると、世界の大企業の多くは株式市場におけるシェアが急激に低下した。それでも、主要セクターの一部の企業は、この 1 年でプラス成長を遂げた。
Visual Capitalist のドロシー・ニューフェルド氏 (Dorothy Neufeld) は、Companiesmarketcap.com のデータを用いて、2022 年末の世界の大企業を以下のインフォグラフィックで紹介している。

2022 年の世界最大の上場企業
現在、アップルは世界で最も評価の高い企業として、2 兆 3,000 億ドルの評価額で君臨している。
2022 年、金利の上昇と売上の減少によりハイテク産業が低迷する中でも、アップルはトップの座を維持した。これは、過去最高の売上高と、総売上の約半分を占める iPhone の堅調な消費者需要によるところが大きい。
アップルに続くのはマイクロソフトだ。アップルとは異なり、マイクロソフトはパソコン需要の低下とドル高の影響により、1 年を通じて収益が低迷している。同社の売上は、全体の約 5 割が海外で占められている。
以下に示すように、時価総額 1 兆ドル企業も残り 4 社となった。

石油大手のサウジアラムコは、1 兆 8,000 億ドルで世界第 3 位の上場企業である。また、トップ 10 に入る唯一の非米国企業でもある。
5 月には、エネルギー価格の高騰が収益を押し上げ、一時的にこの国営企業が地球上で最も価値のある企業となった。サウジアラビアは世界最大の石油輸出国であり、2022 年の経済成長率は 7.6 %と、世界でも有数の高成長が予想されている。
100 社中 62 社が米国に、11 社が中国に、5 社がフランスに本社を置いている。
2022 年のトップ 10 のパフォーマンス
多くの世界的な大企業にとって、2022 年は業績が悪化する年だった。

上の図が示すように、世界の巨頭の大半は、その市場価値が減少した。これらの企業の半数は 2 桁の落ち込みを見せた。
テスラは今年、時価総額の 70 %近くが消し飛ぶのを目の当たりにした。この下落の背景には、特に中国での需要減と、イーロン・マスク CEO による不安定でリスクの高い Twitter の買収という 2 つの主要因がある。
一方、トップ 10 の中で最も好調だったのは、ユナイテッドヘルス・グループだ。
雇用主が支援する保険プランから収益の大きな割合を得る同社は、2022 年にはまだ不況の影響が顕在化し始めていないと述べている。
世界の大企業、セクター別ランキング
2022 年にセクター全体の市場価値が沈む中でも、テクノロジーは依然として優位を保っている。
世界の大企業のうち、20 社がテクノロジー分野であり、その合計市場価値は 9 兆 2,000 億ドルに及んでいる。ちなみに、これは大企業 100 社の市場価値の約 31 %にあたる。

企業は、FTSE Russell Industry Classification Benchmark に基づき分類されている。* 2022 年 12 月 12 日現在。
次に消費者裁量やヘルスケア分野が該当し、アマゾンやジョンソン・エンド・ジョンソンなどの大企業がランクインしている。
他方、公益セクターは、少なくとも大企業リストに関しては、全体的に最も小さいセクターとなっている。このランキングで唯一の公益事業会社であるネクステラ・エナジーは、世界最大級の風力・太陽光発電の開発企業だ。今後3年間で、電力事業のグリーン化に最大 950 億ドルを投資する予定とのことである。
富の変化
世界最大手の企業の多くが、グローバル市場で長年活躍している企業であることは、驚くにはあたらない。
しかし、ランキングの中で、2021 年と比較して顕著に上昇したのは、2021 年の 19 位から今年の 8 位に躍進したユナイテッドヘルス・グループと、昨年の 24 位から世界 11 位の企業に上り詰めたエヌビディアである。
対照的に、最も大きな敗者となったのは、メタ (フェイスブックの親会社) とアリババだ。メタは 2021 年の 6 位から 2022 年には 26 位と、順位を一気に下げた。一方、アリババはかつて世界第 9 位だったが、36 位まで転落した。両社とも業績が低迷する中、時価総額からそれぞれ約 66 %、約 28 %もの価値が消失した。
2023 年に世界最大手の企業が復活を遂げるのか、それともさらに厳しい状況に直面するのか、今年も注目されるところである。
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