2023-01-23 (Mon)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、英独海軍協定、歴史修正主義
The agony of the West
欧米の苦悩 ②
Sergey Lavrov used to compare the West to a wounded predator. According to him, it should not be provoked because it would be taken by madness and could break everything. It is better to accompany it to the graveyard. The West does not see it that way. Washington and London are leading a crusade against Moscow and Beijing. They roar and are ready for anything. But what can they really do?
セルゲイ・ラブロフはかつて、欧米を傷ついた肉食獣に例えていた。彼によれば、欧米を刺激してはならない、なぜなら狂気に支配され、すべてを破壊しかねないからだ、という。それは、墓場まで付き合ってあげたほうがいい。しかし、欧米はそうは考えていない。ワシントンとロンドンは、モスクワと北京に対する十字軍を率いているのである。彼らは咆哮 (ほうこう) し、何があっても対応できるようにしている。しかし、果たして本当に彼らに何ができるのだろうか?

Like Rome, the Anglo-Saxon Empire is collapsing by its own decadence.
ローマと同じように、アングロ・サクソン帝国は自らの退廃によって崩壊しつつある。

President Joe Biden and Prime Minister Boris Johnson at the G7 summit in Elmau, Germany.
ドイツのエルマウ城で開催された G 7 サミットで、ジョー・バイデン大統領とボリス・ジョンソン首相。
The West has devised a narrative of the Russian "special military operation" in Ukraine that overlooks their own actions since the dissolution of the Soviet Union. They have forgotten their signing of the Charter for European Security (also known as the OSCE Istanbul Declaration) and the way they violated it by making almost all the former members of the Warsaw Pact and some of the new post-Soviet states join one by one. They have forgotten the way they changed the Ukrainian government in 2004 and the coup d’état by which they put Banderist nationalists in power in Kiev in 2014. Having made a clean sweep of the past, they blame Russia for all the ills. They refuse to question their own actions and consider, at the time, they were forced into power. For them, their victories make the Law.
西側諸国は、ウクライナにおけるロシアの 「特別軍事作戦」 について、ソビエト連邦解体以降の彼ら自身の行動を棚上げしたシナリオを考案している。彼らは、欧州安全保障憲章 (OSCEイスタンブール宣言とも呼ばれる) への署名と、ワルシャワ条約加盟国のほとんどすべてとポストソビエトの新国家のいくつかを次々と加盟させることによってそれを破ってきたことなど忘れてしまっているのだ。2004 年のウクライナ政権交代や、2014 年にキエフでバンデリスト民族主義者を政権に就けたクーデターも忘れてしまった。過去を一掃した彼らは、すべての悪をロシアのせいにしているのだ。彼らは自分たちの行為に疑問を持つことを拒み、当時は権力に強制されていたのだと考える。彼らのために、彼らの勝利が法律を作る。
To preserve this imaginary narrative, they have already silenced the Russian media at home.
このような空想上のストーリーを維持するために、彼らはすでに国内でのロシアの報道機関を沈黙させている。
No matter how much they claim to be "democrats", it is better to censor dissenting voices before lying.
いくら彼らが 「民主主義者」 であると言い張っても、嘘をつく前に反対意見を検閲した方がいいのだ。
So they approach the Ukrainian conflict, without contradiction, by convincing themselves that they have the duty to judge alone, to condemn and sanction Russia. By blackmailing small states, they managed to obtain a text from the UN General Assembly that seems to prove them right. They now plan to dismantle Russia as they did in Yugoslavia and tried to do in Iraq, Libya, Syria and Yemen (Rumsfeld/Cebrowski strategy).
だから、彼らは自分たちだけが判断し、ロシアを非難し、制裁する義務があると自分たちを納得させることで、違和感なく、ウクライナ紛争に臨んでいる。小国を脅迫することで、彼らは国連総会から、自分たちの正しさを証明するかのようなテキストを手に入れることに成功したのだ。彼らは今、ユーゴスラビアで行い、イラク、リビア、シリア、イエメンで行おうとしたように、ロシアを解体しようと計画している (ラムズフェルド/セブロウスキー戦略)。

ドナルド・ヘンリー・ラムズフェルド

アーサー・セブロウスキー




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
本日の書物 : 『戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 英独海軍協定の成立は当然に次なる外交ドミノを惹起した。猛烈な反ドイツ感情を抱き続けるフランスのロシア接近である。フランスはドイツの再軍備の動き (一九三五年三月の再軍備宣言) に敏感に反応した。それが露仏相互援助条約となりパリで調印 (一九三五年五月二日) された。しかし批准までには時間があった。ドイツが国防上もっとも嫌うのは東からロシアに西からフランスに攻められるの正面作戦を強いられるケースである。長期にわたって友好関係にある仏露両国の動きにヒトラーは敏感だった。彼はこの条約が批准されないことを望んでいた。しかしフランスは結局批准した (下院、一九三六年二月二七日)。これを受けてヒトラーは、ドイツ軍をラインラントに進駐させた (一九三六年三月七日)。明らかなベルサイユ条約違反行為であった。しかし、条約が批准された以上、ラインラントを無防備のままにしておけなかった。
イギリスの対独宥和姿勢を肌で感じていたヒトラーは英国はこの動きに理解を示すだろうとの自信はあったが、フランスの反応は予断を許さなかった。ところがフランスの軍事的反攻はなかった。フランスはイギリスからの支援がないこと、つまり英国は親独にその外交姿勢を変えていたことをわかっていたからだった。イギリスは、賠償金問題でもそうだったがドイツに対してあまりの懲罰的態度を取ることには躊躇していた。フランスの過酷な賠償金要求に与したのは、自らの反独プロパガンダの結果激高していた国内世論に自縄自縛になっていたからであった。
しかし時の経過とともに、弱弱しいドイツは、共産主義の餌食になるばかりでなく、イギリス経済にとってもマイナスになることを恐れた。だからこそイギリスは徐々に対独宥和に舵を切ったのである。そんなイギリスにフランスが頼れるはずもなかった。フランスの不安は当たっていた。イギリス国会はラインラント問題をしばらくの間議論さえしなかった。議論が始まったのは三月二六日のことである。進駐から既に三週間近く経っていた。
露仏相互援助条約では、このような場合には両国だけでの行動の前に聯盟への提起が規定されていた。両国だけでの単独行動を認めていなかった。フランスはこの問題をロンドンの国際聯盟理事会に提訴した。しかし、ドイツに対する制裁に賛成したのはわずかにロシア一国だけだった。』

「ユダヤ教徒」 と 「ユダヤ人」 の差異問題
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた ( = したつもりになっている) だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ (例えば、アメリカ (とイギリス) が引き起こしたウクライナ紛争) を理解できるようになる 『学び』 のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ (とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人) が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』 を人びとに知らしめる学問的立場である 『歴史修正主義』 に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』 の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,096,582(1,096,495)÷101,268,500(101,235,340)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」

イタリア : 185,417(185,417)÷25,279,682(25,279,682)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 60,166(59,423)÷30,591,019(30,305,173)=0.0019・・・(0.0019) 「0.19%(0.19%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第五章 スピノザ理解
第一節 はじめに
バルーフ・ デ・ スピノザ (Baruch de Spinoza, 1632 - 1677) をユダヤ思想のひとこまとして取り上げるべきか否かは、それ自体尽きない問いである。アムステルダムのポルトガル系シナゴーグで破門宣告を下されたこの哲学者を、ユダヤ思想家として扱うことに関しては、ユダヤ法規を重んじる 「正統派」 ばかりか、世俗的な学術研究の世界においても異論が見られる。スピノザはあくまで西洋哲学の脈絡においてのみ理解しうる思想家との主張は根強い。その一方で、歴史的・思想的文脈において、スピノザのテクストがユダヤ思想上にいかなる位置を占めているかを巡る議論も絶えない。この思想史的関心から発する問 いは、スピノザがユダヤ人であるのか否かではなく、スピノザのテクストがどのような文脈に現れ、その文脈においていかなる位置を占めているかということであり、またその際スピノザのテクストから、いかなる論題を議論の俎上に乗せるかなのである。
こうした問いに対して、本章では、ふたたびゲルション・ヴァイレルならびにアヴィエゼル・ラヴィツキーを取り上げ、彼らのスピノザ受容の在り様を明らかにし、現代ユダヤ思想におけるスピノザの位置を確認することを目的とする。前章の末尾で、「ユダヤ教徒」 と 「ユダヤ人」 の差異問題について参照した際に、この問題が、特にヴァイレルの世俗主義に関わってくることを指摘した。ヴァイレルが、スピノザを基盤にして、自身の世俗主義アイデンティティを形成しようとしているため、彼がスピノザをどのように理解し、自身の思想に吸収したのかを確認することは、本論において特に重要な考察のひとつである。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 歴史は繰り返す? ~ ユダヤのパペット “ルーズベルト” による日独伊の隔離、同じくユダヤのパペット “バイデン” によるロシアの隔離 (2023/02/01)
- ソ連が工作を仕掛けた日中戦争、アメリカが工作を仕掛けたウクライナ紛争 (2023/01/31)
- ウクライナでの戦争に続いて、台湾で挑発行為が行われるのは 『偶然』 ? それとも・・・ (2023/01/30)
- あのヒトラーに感謝していた国家はどこ? (2023/01/27)
- 世界中に戦争のタネを蒔く、ユダヤ人レオ・シュトラウスの思想の継承者たち (2023/01/26)
- スペイン内戦 ~ 共和制を求める連中の正体は・・・ (2023/01/25)
- もしも、その二人が居なかったら、第二次世界大戦は起こらなかった、と考えられている人物は誰と誰? (2023/01/24)
- ヒトラーのナチス・ドイツを甘やかして増長させた国はどこ? (2023/01/23)
- ナチス・ドイツのベルサイユ体制破棄の動きに、手を貸した国家は? (2023/01/20)
- 東西冷戦の第一歩 ~ 正しかった日本、致命的に間違っていたアメリカ (2023/01/19)
- 「三海洋イニシアチブ」 とアングロサクソンの野望 (2023/01/18)
- ソビエト連邦のウソや中華人民共和国のウソに、いとも簡単に騙されちゃう (or 内通者の共謀?) のが “アメリカ合衆国” (2023/01/17)
- ナチス・ドイツのヒトラーとネオナチ・ウクライナのゼレンスキーの共通点 ~ 民主主義の破壊 (2023/01/16)
- 三海洋イニシアチブ ~ 『ワシントンとロンドン (アングロ・サクソン)』 が支援するのは 『ワルシャワとキエフ (ユダヤ)』 (2023/01/13)
- スイスにある 「国際決済銀行 (BIS) 」 って、どんな組織? (2023/01/12)