2023-01-05 (Thu)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ドーズプラン、歴史修正主義
The ideology of the banderists
バンデリストのイデオロギー ⑤
If Stepan Bandera was an agent of the Gestapo and left only the memory (positive for some) of the massacres and tortures he organized, Dmytro Dontsov was -and still is- the reference thinker of Ukranian nationalists. It is he who invented Ukrainian racialism and imagined the fanaticism of Ukrainian nationalists as a weapon.
ステパーン・バンデーラがゲシュタポの手先であり、彼が指揮した虐殺と拷問の記憶 (肯定的なものもある) だけが残っているとすれば、ドミトロ・ドンツォフは - そして今も - ウクライナ民族主義者の中心的思想家であった。ウクライナの人種差別主義を作り出し、ウクライナの民族主義者の狂信を武器として構想したのは彼である。

ステパーン・バンデーラ

ドミトロ・ドンツォフ、「統合的ウクライナ・ナショナリズム」 の思想家。彼の著作を読むことは、民族主義者のウクライナ人兵士、特にアゾフ連隊の兵士には義務付けられている。

In Scandinavian mythology, the Valkyrie are servants of the god Odin. They ride on wolves. But the Germans represent them on horses. The "Ride of the Valkyries", set to music by Richard Wagner, announces both the death of the heroes and their glorious destiny in the coming battle at the end of time.
スカンジナビアの神話では、ワルキューレはオーディン神の下僕である。彼らは狼に乗る。しかし、ドイツでは馬に乗ったワルキューレを表現する。リヒャルト・ワーグナーの音楽に合わせた 「ワルキューレの騎行」 は、英雄たちの死と、時の果てに訪れる戦いでの輝かしい運命を告げるものである。
On March 20, 2022, President Volodymyr Zelensky declared in a video posted on his Telegram account, "Any activity on the part of politicians participating in dividing society or collaborating with the enemy will not succeed, and will receive a severe response." With that, he banned 11 political parties (Opposition Platform - For Life, Sharij’s Party, Nachi, Opposition Bloc, Left Opposition, Union of Left Forces, Derjava, Progressive Socialist Party of Ukraine, Socialist Party of Ukraine, Socialists, Bloc of Volodymyr Saldo). While most of them were not represented in the single chamber, the Verkhovna Rada, Opposition Platform-For Life was the second largest party in the country. It received 13 per cent of the vote and won 43 of 450 deputies.
2022 年 3 月 20 日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はテレグラムのアカウントに投稿した動画の中で、「社会を分裂させたり敵に協力したりすることに参加する、政治家のいかなる活動も成功せず、厳しい対応を受けるだろう」 と宣言した。それとともに、彼は 11 の政党 (Opposition Platform - For Life, Sharij's Party, Nachi, Opposition Bloc, Left Opposition, Union of Left Forces, Derjava, Progressive Socialist Party of Ukraine, Socialist Party of Ukraine, Socialists, Bloc of Volodymyr Saldo) を禁止とした。そのほとんどが一院制議会であるヴェルホーヴナ・ラーダ (ウクライナ最高議会) に選出されていなかったが、その中で Opposition Platform-For Life は国内第二位の政党であった。得票率は 13 %で、下院議員 450 人のうち 43 人を獲得していた。
Also on March 20, President Zelensky signed decrees banning for five years three opposition channels that had been "suspended" for several months. In addition, he merged all remaining channels under the control of the Security and Defense Council.
また 3 月 20 日、ゼレンスキー大統領は、数ヶ月前から 「停止」 されていた 3 つの野党チャンネルを 5 年間禁止する政令に署名した。さらに、残っていたチャンネルをすべて安全保障・防衛評議会の管理下に統合した。
So there is no more freedom of expression, neither for politicians nor for journalists. Ukrainian democracy is dead, not from Russian military intervention, but from the will of its own government.
つまり、政治家にもジャーナリストにも、もう表現の自由はないのである。ウクライナの民主主義は、ロシアの軍事介入によってではなく、自国政府の意志によって滅びているのだ。
A Council for the Development of Libraries was created on May 5, 2022. Among other things, it must decide on the Russian books that are overloading the shelves. The Minister of Culture and Information Policy, journalist Oleksandr Tkachenko, said that they could become a raw material for printing Ukrainian books on recycled paper.
2022 年 5 月 5 日、図書館発展評議会が創設された。とりわけ、書棚に溢れるロシアの書籍について決定を下さなければならない。文化・情報政策大臣のジャーナリスト、オレクサンドル・トゥカチェンコは、これらは再生紙としてウクライナの本を印刷するための原料になり得ると述べた。

オレクサンドル・トカチェンコ
Book burnings are a classic of dictatorships. This time, we won’t burn anything in public, but we will recycle the paper. It is less conspicuous and more ecological.
焚書は独裁者の定番だ。今回は公衆の面前では何も燃やさないが、紙はリサイクルする。その方が目立たないし、エコにもなる。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
本日の書物 : 『戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 連合国はドイツの賠償金支払いスキームの再調整に同意する、そのためにはドイツ中央銀行 (ライヒスバンク) を再編成する、それを条件としてアメリカ銀行団は賠償金支払いのための対独融資を実行するというものであった。賠償金の当初返済額は年間二億五〇〇〇万ドルとし、五年以内に年六億ドルに引き上げることとした。手始めにまず対独二億ドルの融資が決まった。JP モルガンの当主ジャック・モルガンはドイツ支援に乗り気ではなかったが、ラモントがビジネスはビジネスと割り切らせた。

ジョン・ピアポント・モルガン・ジュニア

トーマス・W・ラモント (1929 年)
七月末のニューヨーク・タイムズ紙の記事では、対ドイツ融資の安全性は、この計画に関与した人物の大物ぶりでわかるとして、ラモント、ジャック・モルガンに加えてアンドリュー・メロン財務長官の名を揚げていた。クーリッジ大統領は政府の直接関与を否定したが、切れ者で知られるメロンを会議に参加させていた。「カミソリのようにシャープ」 なメロンは実務上の問題点を詰める役割をしっかりと果たしていた。

アンドリュー・ウィリアム・メロン

チャールズ・ドーズ
ドーズプランは、要するにドイツの賠償金は減額しないが、その支払い原資は連合国、特にアメリカの融資をベースに実行させるというものであった。復讐心の塊となっていたフランスは、国民から融和的とみなされる支払い条件の緩和に反対したが、パリに飛んだラモントに、同意しなければ対仏一億ドル融資をキャンセルすると脅かされるとしぶしぶ受け入れた。』

「神の王国」 と 「人間の王国」 と 「本当の悪」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた ( = したつもりになっている) だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ (例えば、アメリカ (とイギリス) が引き起こしたウクライナ紛争) を理解できるようになる 『学び』 のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ (とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人) が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』 を人びとに知らしめる学問的立場である 『歴史修正主義』 に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』 の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,085,582(1,084,865)÷99,580,599(99,490,261)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」

イタリア : 182,419(182,419)÷24,709,404(24,709,404)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 52,295(52,051)÷26,521,902(26,331,295)=0.0019・・・(0.0019) 「0.19%(0.19%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第四章 アバルヴァネル理解
第二節 アバルヴァネル研究における 「神権政治」 の適用
20 世紀において、特にアバルヴァネルの生誕 500 年となる 1937 年以降、アバルヴァネル研究は盛んになる。アバルヴァネルにおける神権政治解釈については、とりわけベンツィオン・ネタニヤフによる史的研究 『ドン・イツハク・アバルヴァネル ―― 政治家と哲学者』 (1968 年) に詳しい。アバルヴァネル研究史を取り扱ったエリック・ラウィーによると、ネタニヤフの著作は、当時のアバルヴァネル研究において必須の参考文献となった。
ネタニヤフのアバルヴァネル理解には、人間の支配と神の支配という二つの相克する政治の様相が存在する。典型的には、アウグスティヌスの 「神の王国」 と 「人間の王国」 という二つの 「政治」 モデルに相当し、ネタニヤフによれば事実それらがアバルヴァネルに影響を与えたのである。一見すれば、アバルヴァネルの二つの政治モデルは、いずれも 「モーセの法による政体」 ( Mosaic c onstitution )であり、相互に調和的とも見える。しかしネタニヤフによれば、アバルヴァネルはこの二つの間に調和ではなく、対立と抗争を見出す (Netanyahu 1968 : 190 )。またアバルヴァネルは、アウグスティヌスの神の王国という思想に、人間による人間支配への批判を見ており、ここから君主制の本質に悪が潜むとの理解にいたる。またネタニヤフによれば、君主制が神の王国ならざるものとして受け取られるべきであり、そもそも 「イスラエルが王を立てる際、唯一の王である神を斥けること、それが 『本当の』 悪である」 とアバルヴァネルが考えたのである ( ibid 190 - 191 )。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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