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     >  ZeroHedge >  中国、「謎の」 金大量購入国であることを確認、3 年ぶりの公式発表

    中国、「謎の」 金大量購入国であることを確認、3 年ぶりの公式発表

    china gold bar

    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    China Confirms It Is "Mystery" Massive Gold Buyer With First Official Purchase In 3 Years


    1 ヶ月前、「謎の」 買い手が 300 トンもの金を購入したことを我々は報告し、貴金属業界を熱狂させたが、これは第 3 四半期における中央銀行の金購入量 399 トンのうち、およそ 4 分の 3 にあたるものであった。

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    読者の皆様はすでにその詳細をご存知かと思いうが (ここで紹介している)、ここで改めて全体像を紹介しよう : ワールド・ゴールド・カウンシルが 11 月に発表したレポートによると、中央銀行は 7 - 9 月期にネットで 399.3 トンの金を購入し、前年同期比 4 倍以上に増加した。最新の数字は、前四半期の 186 トン、第 1 四半期の 87.7 トンから急増しており、年初来の合計だけでも 1967 年以降のすべての通年の数字を上回っている。

    トルコ、ウズベキスタン、インドなどの中央銀行がそれぞれ 31.2 トン、26.1 トン、17.5 トン購入したと報告している。問題は、11 月初めに我々が計算したように、これらの量を合計しても約 90 トンにしかならないことである - 「つまり、残りの約 300 トンを誰が正味で買ったのかは不明である」 ということだ。

    我々は、この残りの購入の背後にある最も可能性の高い容疑者として、ある名前を明らかにしたが、2 週間後に日本の (読んだら馬鹿になるとして知られる) 日経が報道するまで、その名前が前面に出てくることはなかった。

    (読んだら馬鹿になるとして知られる) 日経新聞は、我々が以前に述べたことをそのまま伝えており、中央銀行が今年金を買い占め、その買い占めの背後に誰がいるかが不明であることから、「中国が大きなプレーヤーであるとの憶測が浮上した」 と述べている。そして、アナリストの言葉を引用して、日経は、ロシアが西側による金融制裁で打撃を受けたのを見て、「中国と他のいくつかの国は、ドルへの依存を減らすために急いでいるに違いない」 と指摘しているのである。



    トルコ出身のエコノミスト、エミン・ユルマズ氏は 「ウクライナ侵攻後、ロシアの海外資産が凍結されたことを見て、反欧米諸国は手元に金を蓄積しようと躍起になっている」 と指摘する。

    中国の金購入パターンをよく知る人々は、北京が過去に同様の動きをしたことを十分承知している。北京は 2009 年以来、沈黙を守っていたが、2015 年に金の保有量を約 600 トン増やしたことを公表し、市場に衝撃を与えた。同国は 2019 年 9 月以降、何の動向も報告していない。

    市場アナリストの豊島逸夫氏は、「中国はロシアから相当量の金を購入した可能性が高い」 と付け加えた。豊島氏によると、中国人民銀行はロシア連邦中央銀行が保有する 2,000 トン超の金の一部を購入した可能性が高いという。

    ***

    ロシアがその金の一部を中国に売ったかどうかはまだ分からないが、我々が知っているのは、ロシアが 2020 年にその保有量が過去最高を記録した後、ここ数ヶ月でいくらかの金を売ったということだけである…

    Russian gold holdings_0

    …事実として分かっていることは、中国が実際に金を積み増したということだ。

    我々はこのことを知っている。なぜなら、昨晩、中国人民銀行 (PBOC) は 3 年以上ぶりに金準備高の増加を公式に発表し、世界で最も人口の多い国が実際に地金市場の謎の買い手であることを確認したからである。

    何年もの間、購入量を隠蔽し ( 2009 年から 2015 年の間、中国が購入量を明らかにしなかった 「休眠」 期間が最も有名で、その後突然 57 %の準備金の急増を報告した)、その後徐々に購入量を公表してきたという由緒ある慣習に従って、水曜日、中国の中央銀行は、そのウェブサイトのデータによると、11 月に前月から 32 トン、2019 年の 9 月の最後の公式更新から実際に保有量を増やしたのである。

    china gold reserves

    その結果、その合計は 1,980 トン (または 6,367 万ファイントロイオンス) となり、世界で 6 番目に大きな中央銀行の地金保有量となったが、これまでの公表と同様に、中国は過去 3 年間にはるかに多くの購入を行っていたようである。とはいえ、中国の金保有量が米国に追いつくには長い道のりがあり (米国が表明している金保有量を持っているかどうかは別として)、ロシアの保有量と合わせても、両国はまだ世界最大の金保有国ではないだろうと推測される。

    china gold reserves dec 2022

    なぜ今なのか? ブルームバーグは、上述の (読んだら馬鹿になるとして知られる) 日経新聞と同じように、「中国にとって、外貨準備の大半を占めるドルに代替する通貨を見つける必要性は、かつてないほど高まっている」 と報じている。

    半導体企業に対する措置以来、アメリカとの緊張は高まっている。一方、ロシアのウクライナ侵攻は、ワシントンが中央銀行の外貨準備に制裁を加える意思があることを示した。言い換えれば、アメリカがドルを武器化する用意があることを示した今、FRB や欧米の銀行、その他の取引先が保有するドル準備は、中国が台湾侵略のような好ましくないことをすれば、即座に没収されかねないのである。だからこそ、中国はカウンターパーティーリスクのない通貨を必死で探しているのである。その選択肢は 2 つだけ、暗号通貨か金である。今のところ、中国は後者を選んでいるのである。

    UBS のアナリストであるジョバンニ・スタウノヴォ (Giovanni Staunovo) 氏によると、中国人民銀行の金購入は、ドルから外貨準備高を分散させる計画の一部である可能性があるという。「中国の外貨準備のうち金の保有量はまだ非常に少なく、今後さらに購入する余地があると思われる。」

    常連の読者はよくご存知のように、中国はこれまで長い間、金保有量の変化を公表してこなかった。2015 年半ばに中央銀行が保有量を 57 %増の 5,330 万オンスと発表したとき、それは 6 年ぶりの更新だった。2016 年 10 月末から再び休止し、2018 年 12 月に購入の報告を再開した。

    中央銀行の購入が持続的な金の上昇を促すことはほとんどないものの、価格が下落した際には重要な支えとなり得る。貴金属は今年、米連邦準備制度理事会 (FRB) の積極的な金融引き締めにより圧力を受けているが、ドルや国債利回りの動きに対しては比較的よく持ちこたえている。

    MKS PAMP SA (スイスの貴金属トレーダー) の戦略責任者であるニッキー・シールズ (Nicky Shiels) 氏は、「脱グローバル化が加速する中、G 10 以外の国々は 『再コモディティ化 (re-commoditize) 』 して金の保有を増やすと予想される」 と述べている。

    一方、ゾルタン・ポズサー (Zoltan Pozsar) 氏が昨日の必読のレポートで書いたように、まずロシアが、そして他の国 (中国) がペトロダラーを排除し、ペトロゴールドに置き換えようとしていることから、金の役割は変化しつつある可能性があり、この動きは、過去2年間、どこにも行かなかった黄色い金属の価格の大幅上昇に遂に繋がることになるだろう。

    金は午後 12 時 30 分 (東部標準時) までに 1 オンス = 1,782 ドルまで上昇した。地金は、金曜日に短期間で 1,800 ドルを超える上昇を見せ、今年に入ってから約 3 %下落している。

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    中国の金準備が3年強ぶり増加、外貨準備高は3兆1175億ドル-11月末


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