2022-12-22 (Thu)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ウッドロー・ウィルソン、歴史修正主義
The ideology of the banderists
バンデリストのイデオロギー ②
If Stepan Bandera was an agent of the Gestapo and left only the memory (positive for some) of the massacres and tortures he organized, Dmytro Dontsov was -and still is- the reference thinker of Ukranian nationalists. It is he who invented Ukrainian racialism and imagined the fanaticism of Ukrainian nationalists as a weapon.
ステパーン・バンデーラがゲシュタポの手先であり、彼が指揮した虐殺と拷問の記憶 (肯定的なものもある) だけが残っているとすれば、ドミトロ・ドンツォフは - そして今も - ウクライナ民族主義者の中心的思想家であった。ウクライナの人種差別主義を作り出し、ウクライナの民族主義者の狂信を武器として構想したのは彼である。

ステパーン・バンデーラ

ドミトロ・ドンツォフ、「統合的ウクライナ・ナショナリズム」 の思想家。彼の著作を読むことは、民族主義者のウクライナ人兵士、特にアゾフ連隊の兵士には義務付けられている。

In Scandinavian mythology, the Valkyrie are servants of the god Odin. They ride on wolves. But the Germans represent them on horses. The "Ride of the Valkyries", set to music by Richard Wagner, announces both the death of the heroes and their glorious destiny in the coming battle at the end of time.
スカンジナビアの神話では、ワルキューレはオーディン神の下僕である。彼らは狼に乗る。しかし、ドイツでは馬に乗ったワルキューレを表現する。リヒャルト・ワーグナーの音楽に合わせた 「ワルキューレの騎行」 は、英雄たちの死と、時の果てに訪れる戦いでの輝かしい運命を告げるものである。
If in previous articles I have presented the history of the Banderist movement from the interwar period to the present day, I would like to talk here about their ideology.
前回まで、戦間期から今日までのバンデリスト・ムーブメントの歴史を紹介してきたが、ここでは彼らのイデオロギーについて話をしたい。

バンデリスト (バンデーラ派極右)
Their reference intellectual, then and now, is Dmytro Dontsov (1883-1973). Although he died in Canada and was buried in the United States, his works have not been translated, but his followers have made them known to us. This absence in the bookstores of other countries explains why he is unknown abroad. However, after a long period of absence, he’s been one of the best-selling authors in Ukraine these recent years.
当時も今も彼らにとって重要な知識人は、ドミトロ・ドンツォフ ( 1883 - 1973 ) である。彼はカナダで亡くなり、アメリカに埋葬されたが、彼の著作は翻訳されていないが、彼の信者たちがそれを私たちに知らしめたのである。この他国の本屋に並んでいないことが、彼が海外で知られていないことの理由である。しかし、長い間、姿を見せなかった彼は、ここ数年、ウクライナで最も売れている作家の一人である。

ドミトロ・ドンツォフ
Feeding like the Nazis on his interpretation of Nietzsche, Dmytro Dontsov called for the birth of a "new man" with "a burning faith and a heart of stone" who would not be afraid to destroy the enemies of Ukraine without mercy. Thinker of the "integral Ukrainian nationalism", he built a philosophy where everything nationalistic is against Russia and against Jews.
ドミトロ・ドンツォフは、ニーチェの解釈をナチスと同じように糧にして、「燃えさかる信仰と血も涙もない心」 を持ち、ウクライナの敵を容赦なく殺戮する 「新しい人間 (new man) 」 の出現を訴えた。 「統合的ウクライナ・ナショナリズム」 の思想家である彼は、ナショナリズムのすべてがロシアとユダヤに対抗するものであるという哲学を打ち立てた。
He wanted to create an elite people, far from the "egalitarianism of slaves" of the Russian October Revolution and the "universal ideals" of the French Revolution.
彼は、ロシア十月革命の 「奴隷 (スラブ/スレイブ) の平等主義」 やフランス革命の 「普遍的理想」 とはかけ離れたエリート民族を作りたいと考えていた。
He said that the imagination of real Ukrainians must be "fed by the legend of the last battle", the "denial of what is" and the "fascinating image of the catastrophe that will bring something new". They must serve "a categorical order" with "reckless obedience".
彼は、真のウクライナ人の想像力は、「最後の戦いの伝説」、「現状に対する否定」、「新しいものをもたらす壊滅的な事態の魅惑的なイメージ」 によって育まれなければならないと述べた。彼らは 「無鉄砲な服従」 をもって 「断固たる秩序」 に奉仕しなければならないのである。
According to him, "Ukrainian nationalism" is characterized by: "the assertion of the will to live, of power, of expansion" (he promotes "The right of strong races to organize peoples and nations to strengthen the existing culture and civilization")
"the desire to fight and the awareness of its extremity" (he praises the "creative violence of the initiative minority")
彼によれば、「ウクライナ・ナショナリズム」 の特徴は以下の通りである : 「生きる意志、力、拡大の追求」 (彼は 「強い民族が、既存の文化や文明を強化するために諸民族や諸国を組織する権利」 を主張する) 「闘志とその極限へのこだわり」 (彼は 「少数派主導の創造的な暴力」 を賞賛している)
Its qualities are:
"fanaticism" ;
"immorality".
その特徴は: 「狂信性」 ; 「非道徳性」 である。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
本日の書物 : 『戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 恐慌発生時の米国大統領はハーバート・フーバーであった。彼もケインズの主張する政策を恐る恐るという態度で採用した。一九二九年のアメリカの財政は若干の黒字だったが、翌年は赤字予算 (〇・五%程度) を組んだ。一九三一年予算では四%の赤字を出すほどまで政府支出を増加させた。

ハーバート・クラーク・フーヴァー大統領
こちらもご参照🌸
↓
☆大卒でないヒトラーを“小馬鹿”にした、大卒でも“国籍がクラウド”な立憲民主党の蓮舫(笑)
若干横道にそれるが、フーバー大統領とフランクリン・ルーズベルト (FDR) の関係を少しここで書いておきたい。フーバー大統領は一九三二年の大統領選挙で FDR に敗れて以来多くの著作を上梓している。彼が生前発表し得なかった FDR 批判の書 『裏切られた自由』 は二〇一一年にようやく歴史学者ジョージ・ナーシュの編集で世に紹介された。草思社から邦訳も近々刊行の予定である (翻訳者は筆者)。ナーシュ氏はこの書は歴史修正主義の頂点に立つと評している。それだけに FDR を擁護する学者は苦虫を嚙み潰し、彼らの得意とする 「無視」 を決め込んでいる。フーバー大統領は、FDR 神話を信じる学者 (釈明史観学者、御用学者) にとっては無能な大統領でなくてはならない。このことは歴史修正主義を正確に理解するためには忘れてはならない。

フランクリン・デラノ・ルーズベルト (FDR)


当時、財政赤字を覚悟することは政治家にとっては苦渋の決断であった。財政均衡が指導者の責任であった。そうでなければ政敵がそれを糾弾した。その典型が一九三二年の大統領選挙の際の民主党候補 FDR の演説であった。FDR の選挙期間中の公約は 「国家予算を最低でも二五パーセント削減する」 であった。政府支出を漸増させていたフーバー政権を 「平和時における史上最悪の無駄遣い政権だ」 と罵った。FDR の訴えは具体的には次のようなものであった。
「どれほどうまく取り繕っても、(無駄遣いの法案を) 隠すことはできない。財政赤字を止め、借金を止める勇気。今こそそれが必要なときである」
FDR が、フーバー大統領の恐る恐る始めたケインズ的経済運営をこれほどまでに詰 (なじ) っていたことは 「正史」 には書かれない。当選後には、選挙公約を見事なまでに裏切って、国家財政を火の車とし、ケインズ的経済運営手法を積極的に導入したのが借金王と呼ばれることになる FDR だった。フーバーを無能な大統領と貶め、FDR を賛美する歴史家はこの事実を書こうとしない。いわゆるスルーしているのである。』

自然に満足する代わりに、余分な生活を追い求めること
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた ( = したつもりになっている) だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ (例えば、アメリカ (とイギリス) が引き起こしたウクライナ紛争) を理解できるようになる 『学び』 のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ (とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人) が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』 を人びとに知らしめる学問的立場である 『歴史修正主義』 に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』 の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,084,439(1,084,431)÷99,410,062(99,404,315)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」

イタリア : 182,419(182,419)÷24,709,404(24,709,404)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 51,710(51,520)÷26,091,965(25,972,791)=0.0019・・・(0.0019) 「0.19%(0.19%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第三章 イツハク・アバルヴァネルとその聖書注解
第二節 アバルヴァネルのテクスト
本節では本論のヴァイレルとラヴィツキーの論争に関わるアバルヴァネルの聖書注解と論考を要約と共に提示する。以下、提示の順序は著述された年代に沿うものである。
創世記注解
創世記注解の最後には 「私はそれ (創世記注解) を国々の姫君であり、高く美しく、喜びであるすべての国々の中で最も美しいナポリ市で完成させた」 とある (181)。
この大きなパラシャーにおける包括的意図は、人が創造主を認識することによって、また神の御業に到達し、祝福されるべきその御方に知性において似ることによって、彼の魂を完成するために、神が人を 〔神の〕 知性の 「形」 によって創造されたことを知らせることである。なぜなら 「形」 の完成は神の似姿であるところの形相に非常に似ることだからである。〔神は〕 また彼 〔人〕 の生命の修復のために、すべての生存に不可欠な食料と水を、〔神が〕 植えられたところの園の木々の実とその河川として生じさせた。これらすべては自然的に存在し、苦労と労働を、人間的仕事を必要としなかった。彼 〔人〕 が肉体の必要を追い求めるのにその魂を悩ませず、彼が創造された目的である魂の完成を追い求めるために、彼に必要なものは常に彼のところに備えられ、存在した。そしてこのために 〔神は〕、彼のために生じさせた自然的なもので彼 〔人〕 が満足し、仕事へと過剰 に惹かれないことを命令した。目標である魂の修復とは反対である肉体の修復に彼の知性がそれないように
この引用によると身体的必要を満たすために時間を費やすことがないよう、神は自然によって人間に、そのすべての必要を満足させた。なぜなら人はその魂を完成させるために時間を費やす必要がある、言い換えると魂の完成こそが神に似ることなのである。自然に満足する代わりに、初めの人 (アダム・ハリション) は余分な生活を追い求めた。これこそが彼の罪であった。
アバルヴァネルは、政体の本質を、人間を原初の精神的存在から逸脱させる異質な現実として描くと、研究者によって指摘される。この際に引き合いに出されるのが、創世記における注解、バベルの塔の世代の箇所である。
そしてバベルの塔の世代の罪はアダムとカイン、そしてその息子達の罪に似た。なぜなら彼らには、主 〔神〕 によって天から生存に不可欠の自然的事柄が豊富に与えられ、仕事から、すべての重労働から解放された状態にあった。〔彼らは〕 魂の完成に従事する準備ができていたが、彼らの知識は創造主が彼らに用意したところの広大な自然的賜物に満足しなかった。そして彼らは彼らのすべての思いを、全ての仕事を含むところの町の建設の仕事に見つけることに据え、〔それに〕 手を伸ばすことを求めた。塔の中で結託するため、野の人間である代わりに自身を政治家とするため、そして彼らのため特別な目的が国々の集合であるとの考えの下に
アバルヴァネルによるとバベルの塔の世代 (ドール・ハパラガー) は自ら、自然的習慣から遠のいた。彼らの罪は自然を離れ、仕事と余分を追い求めたことであり、それはアダムとカインの罪に似る。
(181) アバルヴァネルは この創世記注解を書き終えた年をユダヤ暦 5282 年としているが、ユダヤ暦 5282 年は西暦 1522 年であり、アバルヴァネルの死後 14 年が経った年になる。イツハク・ベエル とツビー・リフテンシュタイン はこの注解が 1504 - 1505 年に書かれたと考える。エリック・ラウィーはアバルヴァネルがヴェネツィアで仕上げたと考える。 創世記注解の完成時期についてアバルヴァネルの出エジプト記注解と申命記注解をホレブ出版社より出版したアビシャイ・シュトゥランドに尋ねたところ、「ここには印刷ミスか何かがあり、註解書完成の年は 1504 年からその翌年の間である必要がある」 とのことだった。しかし現存する創世記のテクストには 「ナポリ市で完成させた」 とあり、ここには申命記に見られるようなフランス侵攻の様子は無い。ナポリ市で完成させたとなると この注解は 1492 から 1 494 年の間に著述したものと考える事が出来る。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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