2022-12-16 (Fri)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Blackstone Urges Investment Advisors To 'Keep Clients Calm' As It Limits Redemptions Of Commercial REIT
ブルームバーグ マーケットライブ レポーター兼 アナリスト フェリス・マランツ氏
商業用不動産の状況をすでに懸念していた投資家たちは - 金利が上昇し経済が減速しそうな中 - 、ブラックストーンの巨大不動産ファンドが解約上限に達し、またしても不安なシグナルを受け取った。
マーケッツ・ライブ (MLIV) は最近、商業用不動産市場の凍結状態について指摘した。取引は絶望的なまでに減少しており、投資家にとっては、迫り来る価格暴落がどの程度のものなのか、判断が難しい状況となっている。開発案件も減少している。ブルームバーグの REIT 指数は今年、S&P 500 種株価指数を大きく下回っている。

銀行融資に関する最近の FRB 調査は、経済成長の鈍化を示すシグナルをさらに強めるものであった。シニアローンオフィサー調査 (通称 「スルース (Sloos) 」 ) では、商業用不動産ローンに対する需要の低下と融資基準の厳格化の双方が明らかになった。
ブルームバーグのオフィス REIT 指数は特に不調で、今年に入ってから約▲ 35 %も落ち込んでいる。本日の雇用統計は予想を上回ったものの、労働力率は再び低下し、中小企業は従業員を減らし、労働力はパンデミック前のオフィス生活に完全に戻ってはいない状況だ。
ブルームバーグ・インテリジェンスのジェフリー・ラングバウム氏は、ブラックストーン関係者は、現在の評価に見合う価格を得られる自信がないため、資産を売却できない、もしくは売却したくない場合において、解約を停止している可能性があると指摘する。彼は、金利の動向により、民間市場の価格の見直しが行われると警告している。ブラックストーン社の株価は 2 日間で約▲ 10 %下落した。
***
ブラックストーンは、ファンドに対する不透明感が増しているため、投資アドバイザーに 「対話のヘルプガイド」 を用意し、顧客を冷静にさせるよう努めている。


それはより大きなシステム的な問題の一部なのだろうか…

☆ブラックストーン、690億ドル規模の不動産ファンドで償還を制限
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