2022-12-05 (Mon)
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆"2023 Will Be Bad": Global Growth Set For Weakest Level Since 2009
世界中の中央銀行がインフレに対応して積極的に金利を引き上げる中、世界は 2023 年のリセッションと新興国や途上国での金融危機に直面する可能性がある。
Institute of International Finance (国際金融協会) のチーフエコノミストであるロビン・ブルックス氏は、「 2023 年の世界的なリセッションが最良のケースです。ベース効果 - 来年は+0.3 %程度と思われます (緑) - を考慮すると、世界の成長率は+1.3 %にとどまるでしょう。これは、ヘッドラインの成長率が低かった (+0.6 %) ものの、キャリーオーバーが▲0.7 % (黄色) だった 2009 年と同じくらい弱い。」 とツイートしている。
We forecast global recession in 2023. Adjusted for base effects - likely around +0.3% next year (green) - global growth will be only +1.3%. That's as weak as 2009, when headline growth was lower (+0.6%), but carryover was -0.7% (yellow). Another "Great Recession." With @econchart pic.twitter.com/HggW1JerAG
— Robin Brooks (@RobinBrooksIIF) November 22, 2022
ブルックス氏は、再び 「グレート・リセッション」 がやってくると警告し、「 2023 年はひどいことになる」 と付け加えた。
True global growth, i.e. adjusted for base effects (red) that can be large and muddy things - will be as weak in 2023 as in 2009 during the "Great Recession." We filter out base effects to show "true" growth (blue). Only COVID in 2020 was worse. 2023 will be bad. With @econchart pic.twitter.com/dihP6wA21H
— Robin Brooks (@RobinBrooksIIF) November 22, 2022
ブルックス氏とジョナサン・フォーチュン氏は、ブルームバーグが入手した木曜日のレポートで、「世界の GDP への打撃の深刻さは、主にウクライナでの戦争の行方にかかっている」 と書いている。アナリストらは、世界的な景気の落ち込みは、ウクライナでの戦争の影響を最も受けているヨーロッパが主導するだろうと予測している。
彼らは、来年の世界経済の最も重要な原動力は中国であり、北京の Covid 規制の緩和にすべてがかかっている、と述べた。
中央銀行が今年、積極的に金利を引き上げているため、金融政策が実体経済に反映されるまでに 9 ~ 12 ヶ月のタイムラグがあり、来年の世界 GDP に大きな影響を与えることに注意しなければならない。
世界経済が急減速している最大の兆候のひとつは、コンテナ・レートの暴落である。
これとは別に、スタンダード・チャータード銀行のチーフ・ストラテジスト、エリック・ロバートセン氏は、上海に拠点を置く Yicai Global に対し、2023 年前半に世界的なリセッションが予想されると語っている。
おそらく、世界的な混乱の次のトレードの最良の方法の一つは、最近、バンク・オブ・アメリカ (BofA) の CIO マイケル・ハートネット氏の最新のフロー・ショー・ノートで概説されている。「もし債券市場が、これほど弱い将来予測データで買えないのなら、我々は全く新しいデフレの痛みの世界へと突入しようとしている」、と彼は言ったのだ。
しかし、インフレが 2022 年の話なら、2023 年はリセッションの話ばかりだ。
ハートネット氏は、23 年前半は債券を、後半は株を買えという。
ハートネット氏の洞察で参考になったものを一つ : 米国の 2 年 - 10 年国債のイールドカーブは 1982 年 2 月以来最も反転している。反転は過去 50 年間のリセッションの最良の先行指標だが、スティープ化はリセッションが始まり、「ピボット ( FRB の金融政策の方向転換)」 が差し迫っていることを示す最良の指標である。
そして、もしFRBや他の中央銀行が利上げを続ければ、世界経済の減速に伴って、来年は経済的な死の願望が実現することになる。JPモルガンは2023年のベースケースにリセッションを設定したばかりだ。
☆世界の2023年成長率、金融危機後09年並みの低水準-国際金融協会
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