2022-11-26 (Sat)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Pros Pile Into Puts As Stocks Soar On Biggest Short-Squeeze Ever
インフレ率の低下、COVID のロックダウンの緩和 (多分)、ロシアとウクライナの 「和平」 への期待に関する話題など、強気のテーマが三位一体となり、今週暗号通貨に大惨事を引き起こしたサム・バンクラン (実際はサム・バンクマン、バンクラン ( bankrun ) = 取り付け騒ぎ)- 詐欺事件からの悪影響を上回ったのである。
How trading this week felt like pic.twitter.com/pTgKceK89h
— Ash WSB (@Ashcryptoreal) November 11, 2022
今週の取引はいかがでしたか?
またすべてが素晴らしくなった、だろう?
Keep telling yourself that, darling (そう思い続けるんだな / 自分に言い聞かせ続けるんだな)
なぜかというと、もしすべてがそんなに素晴らしかったら、ゴールドマンのトレーディングデスクは、なぜ機関投資家のプット・オプションのヘッジが過去最高を記録したことを指摘しているのだろう…

昨日のタカ派的でない雪崩的な発言 (実はどれもハト派的ではなかった) の後、今日はボストン連銀のスーザン・コリンズ総裁は、中央銀行にはインフレ抑制のためにもっとやるべきことがあるが、一連の大幅利上げの後、米中央銀行が行き過ぎるリスクは高まっている、と述べたのだ。
「金利を上げるにつれて、引き締め過ぎのリスクが高まったと思う。」 と、コリンズ氏は木曜日、ブルームバーグのインタビューで語った。さらに、こうも語った :
「我々はさらに金利を上げる必要があると思う。」
「我々はさらに金利を上げる必要があると思う。」
コリンズ氏は、より小さく、より 「慎重な」 利上げは、FRB が物価上昇圧力を抑制する任務から手を引くというサインだと混同されるべきではないと述べている。
つまり、メッセージは統一されているようだ - 今後も続くが、ペースが遅く、締め付け過ぎのリスクはある (これはパウエルが記者会見で述べたことと正反対である)。このフェドスピークに加えて、消費者物価指数 (CPI) が低下したことで、今週は FRB の金利政策に対する期待が大幅にハト派的に低下した…

そして、その結果、ナスダックの + 9 %の爆上げに牽引され、株価は急騰し 2020 年 11 月 6 日以来のベストウィークとなった。ダウは遅れをとり、週足では 「わずか 4 %」 の上昇に終わった!

S&P 500 は今日、4,000 に到達し、50 日移動平均線と 100 日移動平均線を上抜いた ( 200 日移動平均は 4,080 )…

今週は、ハイテク (最もデュレーションの長い銘柄) が最大の上昇率 ( + 10 %以上の上昇) となった一方、公益は遅れをとった (わずか 1.4 % の上昇)…

シーズナルは間違いなく好条件だ…

ダッシュ・フォー・トラッシュ (ゴミ箱へダッシュ※) が炸裂した…
この 2 日間で、ゴールドマンの 「最も空売りされている」 バスケットによれば、過去最大のショートスクイズが発生している。水曜日の終値からの + 19 %の急上昇は、2020 年 3 月のリバウンドによる急上昇や 2021 年 1月 の高値までのメルトアップよりも大きいが…

これは、この 2 日間で + 26 %以上暴騰した 「儲からないハイテク」 株とは比べものにならない。

株式と暗号通貨は、ここ数週間で再び相関性が高まっているが、ここ 2 日間は、FTX の影響により、大きなデカップリングが起きている…

米国債も今週は積極的に買われ、木曜終値で▲ 45 bpsの大幅下落 ( 30 年債 ▲ 30 bps) となった。

現物債は本日休場だったが、先物は 10 年債利回りが + 4 bps ほど上昇し、若干の戻りがあることを示している…

米ドルは昨日の下げ幅を拡大し、2 日間で 2009 年 3 月以来最大の下げ幅となった。過去 6 日間のうち 5 日間、世界の基軸通貨であるドルは、他の通貨に対して▲ 5 % 以上下落し、50 日移動平均線と 100 日移動平均線を割り込んで 3 ヶ月ぶりの安値となった…

ドルが下落する中、中国の人民元は急騰し、1 ヶ月ぶりの高値となり…

日本円は爆発的に上昇し、2 日間で 6 桁の大台替えとなり、10 月の介入による安値を劇的に解消した…

今週はサム・バンクマンフリードとその恋人が暴露され、暗号通貨は血祭り状態であった。ビットコイン&イーサリアムは週間で 20 % 以上下落した…

ビットコインは今週 16,000 のハンドルに急落し、2020 年 11 月以来の安値に…

ゴールドは今週急騰し、1,770 ドルを超え、3 ヶ月ぶりの高値となった。これは、2020 年 3 月以来のゴールドのベストウィークとなった…

原油は、中国がゼロ COVID 政策を緩和する可能性を背景に、ここ数日上昇したものの、今週は下落して終了した…

最後に、私たちは以前にもこのようなベア・マーケットでのラリーを見たことがある…

そして、株価は FRB がハト派的であることを織り込んでいるように見えるが、ハト派的であるのは経済が破綻したときだけであることを考慮していない…そして、ターミナル・レートは下がっているが ( 5 %を下回っている)、依然として非常に高い…

3 度目の正直となるか?それとも、パウエルは来週もまたパンチボウルに小便をかけるのだろうか?
※ダッシュ・フォー/トゥ・トラッシュ (Dash for/to Trash) とは、投資家があるクラスの証券やその他の資産に群がり、その価格をバリュエーションやその他のファンダメンタルズ指標で正当化できる範囲を超えてまで買い上げることをいう。買い上げられた株式や資産クラスは、多くの場合、ファンダメンタルズに乏しいため、特にその高騰した価格と比較すると、ゴミのようなものとみなされる。資産の真の価値を反映する価格修正が起こる前に投資家が投資を終了しなければ、ほとんどの場合、損失が発生することになる。

☆ボストン連銀総裁、過剰引き締め「リスク高まった」-大幅利上げで
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