2022-11-30 (Wed)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教
Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
ウクライナ: 誤解と不和 ②
The war in Ukraine is only taking place because of the ignorance of the Westerners of what was happening in Ukraine and because of a series of misunderstandings and misinterpretations. The Westerners, focused on themselves, unable to think like their interlocutors, kept making mistakes. Finally, when the military operations end and the Russians have achieved their publicly stated objectives from day one, they can even persuade themselves that they have won. In the end, the only thing that matters to the West is not saving human lives, but having the conviction that they are on the right side of history.
ウクライナでの戦争は、ウクライナで起こっていることに対する欧米人の無知と、一連の誤解と不和のために起こっているに過ぎない。欧米人は、自分のことにばかり集中し、相手側のように考えることができず、間違いを犯し続けてきた。最終的に、軍事作戦が終了し、ロシア側が当初から公言していた目的を達成した時点で、彼らは自分たちが勝利を収めたと錯覚することさえあり得るのである。結局、西側諸国にとって重要なのは、人命を救うことではなく、自分たちは歴史の正しい側にいるという確信を持つことでしかないのだ。

According to the British communication services, these tattoos are only decorative. The Banderists
イギリスの通信社によると、これらのタトゥーはあくまで装飾であるとのことらしい。ザ・バンデリスト。
THE BANDERISTS
ザ・バンデリスト (一)

ステパーン・バンデーラ

バンデリスト (バンデーラ派極右)
The two sides, who fought side by side against Nazism, had completely different experiences during this period and therefore have different memories of it.
ナチズムに対して一緒に戦った両者は、この時期に全く異なる経験をしており、それゆえに異なる記憶を持っている。
The Russian press does not distinguish between Banderists and Nazis. It is a question of awakening the memory of the "Great Patriotic War" (known in the West as "World War II"). When Germany attacked Russia in June 1941, the latter was not at all ready. The shock was disastrous. Stalin only managed to unite his people by allying himself with the Orthodox Church, which he had previously fought, and by freeing his political opponents who had been sentenced to the Gulag. To evoke this period today is to commit oneself to recognizing the place of each person as long as he defends the Nation.
ロシアのマスコミはバンデリストとナチスを区別していない。それは、「大祖国戦争」 (西側では 「第二次世界大戦」 と呼ばれている) の記憶の覚醒の問題である。1941 年 6 月、ドイツがロシアを攻撃した時、ロシアは全く準備ができていなかった。そのショックは甚大であった。スターリンは、それまで争っていた正教会と手を結び、収容所送りになっていた政敵を解放することで、何とか国民をまとめあげた。今日、この時代のことを喚起することは、国家を防衛する限りにおいては、一人ひとりの立場を認識することを自らに課すことなのだ。
The Russians perceive the contemporary Banderists /Nazis as existential dangers to their people. In doing so, they are right because Ukrainian nationalists consider that they are "born to eradicate Muscovites".
ロシア人は、現代のバンデリスト (ナチス) を自国民の存亡にかかわる危険な存在として認識している。ウクライナの民族主義者たちは、自分たちが 「モスクワ人を根絶やしにするために生まれてきた」 と考えているのであるから、そうすること自体は、彼らにとって正しいことなのである。
Therefore, all Western attacks on the person of Vladimir Putin are out of place and ineffective. For Russian opponents, this is no longer the issue. Whether they like him or not, Putin is their leader, just as Stalin was from June 1941.
従って、ウラジーミル・プーチンという人物に対する西側の攻撃はすべて的外れで、しかも効果がない。ロシア反対派にとっては、これはもはや問題とならない。彼らがプーチンを好むと好まざるとにかかわらず、プーチンは彼らのリーダーであり、ちょうど 1941 年 6 月以降のスターリンと同じようなものである。





2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
本日の書物 : 『日本の希望』 西尾 幹二 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ドイツが EU の成立に熱心で、不利益を蒙っても忍耐づよいのは、ナチの歴史を抱えたこの国は己れの国家意思を打ち出すにはヨーロッパ全体の名において行うしか方法はないが、いつの日にかゲルマンはこの方法でアングロサクソンに打ち勝つという粘り強い長期戦略に支えられているのだと私自身は見ていたが、アメリカがそんなことを見抜いていないはずはない。
ヨーロッパの伝統的な外交政策とアメリカの強引な一極超大国の論理が正面衝突した最近の目立つ事件といえば、イラク戦争の開戦直前の激しいやり取りと論争だった。ヨーロッパはここでも折れて、見切り発車で開戦となったが、ドルの凋落とユーロの優勢が目立ったあの時点で、イラクが石油売却をユーロで行い、以来、基軸通貨としてのドルの信認が世界的に危うくなりだしたことがイラク戦争の主たる原因だった。中東へのアメリカの石油依存度はわずか十パーセント程度で、イラク攻撃は石油利権が目的ではなく、ユーロからドルを守ること、基軸通貨国の地位をアメリカが死守することこそが戦争の目的だった。そして、ドル=ユーロ戦争はその後もずっとつづいていて、二〇一一年のギリシアに端を発するユーロ危機に対し、ドルはポンドと組んで、ある程度距離をもつ冷淡な対応をしていることからも、米英による独仏封じ込めの、新しい目に見えない経路が動き出していることが暗示されている。』

アバルヴァネルの 「神権政治」 思想の解釈をめぐって
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ユダヤ・キリスト教思想の毒におかされ、すでに手遅れ状況にある、下半身がユルユルな♂と、血筋の穢れたビッチな♀、というトンデモナイ組み合わせの “秋シモノ宮家” 一族が、皇位継承どころか、臣籍降下で 「平成K氏」 となることが必然的である、その理由が、スッキリと理解できる良書で、ニューヨークの “KOBUTA (or KOMURO、いずれにしても “K氏” ) MAKO” が、一族自滅の道を自ら切り開いてくれたことに、私たち日本国民は、感謝してもしきれないほどですが、改めて日本国民が日本の皇室を護り抜くということの意味を確認する上でも、当ブログお薦めの必読の書物となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,074,485(1,074,484)÷97,995,355(97,992,996)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」

イタリア : 179,985(179,985)÷23,823,192(23,823,192)=0.0075・・・(0.0075) 「0.75%(0.75%)」

日本 : 47,685(47,618)÷23,203,855(23,134,961)=0.0020・・・(0.0020) 「0.20%(0.20%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第二章 現代ユダヤ神権政治論争
第一節 ユダヤ神権政治論争とその背景
…興味深いのは、ネタニヤフもヴァイレルもアバルヴァネルの 「神権政治」 思想を英語で論じたことである。とりわけ、ヴァイレルは、『ユダヤ神権政治』 のヘブライ語への翻訳をアーロン・アミール ( Ahraon Amir, 1923 - 2008 ) に委ね、同書は 1976 年にまずヘブライ語で刊行された。アミールは 1923 年にリト アニア中部のカウナスで生まれ、1935 年にパレスチナに移住し、反イギリス委任統治の地下組織であった 「レヒ」 ( 「イスラエル自由戦士」 [ロハメイ・ヘルート・イスラエル] の略称) の文化・広報活動を担当したメンバーである。彼は極めて高い政治意識をもち、後に、宗教の教えより、むしろイスラエルの地という地理的な概念によってヘブライ文化を定義しようとするカナン運動の創設者の一人になる。アミールとヴァイレルが邂逅したのは、1959 年にアミールが創刊した文学的・政治的季刊誌 「ケシェット」 を通してである。さらにアミールは 2005 年にベンツィオン・ネタニヤフの 『ドン・イサク・アヴラヴァネル ― 政治家と哲学者 ― 』 もヘブライ語に翻訳した。二つのテクストをアミールがヘブライ語に訳したとによって、ユダヤ神権政治論争はイスラエルにおいて、広範な議論の対象となった。
ヴァイレルの 『ユダヤ神権政治』 が発刊されてからおよそ 30 年近く経った 2004 年、アヴィエゼル・ラヴィツキーは 『ハラハー国家は可能か? ― ユダヤ神権政治のパラドックス ― 』 と題した著作を出版する。この著作でラヴィツキーははじめて没後のヴァイレルを名指しで批判し、「ユダヤ神権政治」 と 「現実の政治に対するアプローチ」 をめぐるアバルヴァネルの対抗解釈を示した。
以上のように、ヴァイレルとラヴィツキーの論争は、現代イスラエルの現実政治に深くコミットする論者による多様な議論の一環である。彼らの議論はアバルヴァネルの思想が持つ現代的意味を問うことへと展開する。これらのことから、 両者によるアバルヴァネルの思想理解の試みは、現代イスラエル政治における思想的緊張を理解するための補助線を用意したと言える。
第二節と第三節でヴァイレルとラヴィツキーの二人の生涯を瞥見する。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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