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     >  日本 >  ウクライナ紛争の目的は、アメリカによるヨーロッパ支配の再強化 ~ レオ・シュトラウスの呪い 

    ウクライナ紛争の目的は、アメリカによるヨーロッパ支配の再強化 ~ レオ・シュトラウスの呪い 

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    本日のキーワード : ウクライナ、シュトラウス派、レオ・シュトラウス、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ワシントン、ネオコン



    The secret Ukrainian military programs
    秘密のウクライナ軍事計画 ⑧

    In 2016, the United States committed to arming Ukraine to fight and win a war against Russia. Subsequently, the US Department of Defense organized a biological research program in Ukraine, and then huge amounts of nuclear fuel were secretly transferred to the country. These data change the interpretation of this war: it was not wanted and prepared by Moscow, but by Washington.
    2016 年米国はロシアとの戦争を戦い、そして勝利するために、ウクライナの武装化を約束した。その後米国防総省はウクライナで生物学的研究プログラムを組織しさらに膨大な量の核燃料が密かに同国に移送されたこれらのデータはこの戦争の解釈の変更を余儀なくさせる この戦争は、モスクワが望んだものではなく、ワシントンが準備したものだったのだ。

    In 2016, the United States committed to arming Ukraine to fight and win a war against Russia. Subsequently, the US Department of Defense organized a biological research program in Ukraine, and then huge amounts of nuclear fuel were secretly transferred to the country. These data change the interpretation of this war: it was not wanted and prepared by Moscow, but by Washington.
    2016 年米国はロシアとの戦争を戦い、そして勝利するために、ウクライナの武装化を約束した。その後米国防総省はウクライナで生物学的研究プログラムを組織しさらに膨大な量の核燃料が密かに同国に移送されたこれらのデータはこの戦争の解釈の変更を余儀なくさせる この戦争は、モスクワが望んだものではなく、ワシントンが準備したものだったのだ。

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    On March 4, 2022, during an attack by Ukrainian special forces on the Zaporizhia nuclear power plant, which the Russian army had been occupying for several days, a projectile set off a fire in an adjacent laboratory. At that moment, the world, unaware of what was at stake in the battle, believed that the fighters had gone mad and were taking the reckless risk of blowing up the plant.
    2022 年 3 月 4 日、ロシア軍が数日前から占拠していたザポリージャ原子力発電所をウクライナの特殊部隊が攻撃中に、隣接する研究所に放たれた弾丸によって火災が発生した。その瞬間、戦況を把握していない世界は、戦闘員が発狂し、原子力発電所を爆発させるという無謀な行動に出たと受け止めた。

    Throughout this series of articles, which began a month and a half before the war in Ukraine, I have been developing the idea that the Straussians, the small group of Leo Strauss followers in the US administration, were planning a confrontation against Russia and China. However, in the tenth episode of this series, I related how the Azov regiment became the paramilitary pillar of the Ukrainian Banderists by referring to the visit of Senator John McCain to it in 2016. However, the latter is not a Straussian, but was advised by Robert Kagan during his presidential election campaign in 2008, a central thinker among the Straussians, even though he has always cautiously denied his membership in this sect.
    ウクライナ戦争の 1 カ月半前から始まったこの連載では、米国政権内レオ・シュトラウス信奉者の少数グループであるシュトラウス派が、ロシアや中国との対決を画策しているという見方を展開してきた。また一方、本連載第 10 回では、2016 年にジョン・マケイン上院議員がアゾフ連隊を訪問したことに触れ、アゾフ連隊がどのようにしてウクライナのバンデーラ派の準軍事的な支柱となったかを関連づけた。ところが、このマケイン上院議員はシュトラウス派ではなく、これまでこのセクトへの所属を慎重に否定してきたにもかかわらず2008 年の大統領選挙キャンペーンにおいてシュトラウス派の中心的思想家であるロバート・ケーガンから助言を受けたのである。

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデライト (バンデーラ派極右)

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    マケイン 
    ジョン・シドニー・マケイン (中央)

    ロバート・ケーガン
    ロバート・ケーガン

    ネオコン ヒラリー1

    A storm is coming 222

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    The director of the International Atomic Energy Agency, Rafael Grossi, revealed at the Davos Forum that Ukraine has huge quantities of plutonium and enriched uranium.
    国際原子力機関 (IAEA) のラファエル・グロッシ事務局長は、ダボス会議でウクライナが膨大な量のプルトニウムと濃縮ウランを保有していること明らかにした

    UKRAINE’S MILITARY NUCLEAR PROGRAM
    ウクライナ軍事核開発プログラム (二)

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    Laurence Norman, the Wall Street Journal’s special envoy to the Davos forum on Iran’s nuclear program, reported Rafael Grossi’s statement on Ukraine’s nuclear program on Twitter, but did not publish an article about it. The information was confirmed by another journalist, this time from the New York Times, also on Twitter
    ウォール・ストリート・ジャーナル紙のイラン核開発に関するダボス会議特使ローレンス・ノーマン氏は、ラファエル・グロッシ氏のウクライナ核開発に関する発言をツイッターで報告したが、それに関する記事は掲載されなかったこの情報は別のジャーナリスト今度はNew York Timesの記者が同じくTwitterで確認した

    Rafael Grossi of Argentina, who heads the International Atomic Energy Agency, incidentally said at the Davos Forum on May 25 that Ukraine had stored 30 tons of plutonium and 40 tons of enriched uranium at its Zaporizhia plant and that his agency was wondering what had happened to them.
    ちなみに、国際原子力機関 (IAEA) を率いるアルゼンチンのラファエル・グロッシ氏は、5 月 25 日のダボス会議で、ウクライナがザポリージャ工場に 30 トンのプルトニウムと40トンの濃縮ウランを保管しており、同機関はそれらがどうなったかについて疑問を抱いていると発言している。

    Moreover, the Zaporizhia plant was one of the targets of the Russian army, which took it over on the second day of its special operation, February 26. A fire was set in an adjacent laboratory during a Russian-Ukrainian clash on March 4. At the time, the irresponsibility of the Russian army was denounced. Obviously, it was something else, as Moscow stated. Russia had started to transfer the fuel and Ukrainian special forces tried to stop them.
    しかもザポリージャ工場はロシア軍が特別作戦の 2 日目2 月 26 日に占拠したターゲットの一つであった。3 月 4 日には、ロシアとウクライナの衝突で、隣接する研究所に火が付いた。その時は、ロシア軍の無責任さが糾弾された。明らかに、モスクワが表明しているように、それとは別のものであった。ロシアが燃料の移送を開始しウクライナの特殊部隊がそれを止めようとしたのである。

    Plutonium is sold for $5,000 to $11,000 per gram. 30 tons purchased at cost is worth $150 billion. The price of uranium depends on its degree of enrichment. At less than 5%, it can only be used for civilian purposes and must reach at least 80% for military use. Without knowing the degree of enrichment, the price cannot be evaluated. The seizure by Russia of this undeclared stockpile probably repays all the sanctions imposed on them.
    プルトニウムは 1 g あたり 5,000 〜 11,000 ドルで売られている。原価で購入した 30 トンは 1,500 億ドルの価値がある。ウランは濃縮度によって価格が変わる。5 %以下では民生用しか使えず、軍事用には 80 %以上にしなければならない。濃縮度がわからなければ、価格も評価できない。この未申告の備蓄ロシアが押収したこと自体がこれまでの制裁のしっぺ返しといえるかもしれない。

    The information we have raises several questions: since when has Ukraine, which had given up all its Soviet-era stocks to Russia, been holding these materials? Where did they come from and who paid for them? Alternatively, what is the enrichment level of the uranium and who enriched it?
    To these questions, the Russian press adds another: how reliable is the International Atomic Energy Agency, which kept this information secret until last week?
    今回の情報では、いくつかの疑問が浮かび上がった。ソ連時代の在庫をすべてロシアに明け渡したはずのウクライナがいつからこれらの物資を所蔵していたのかそれらはどこから来て誰がお金を払ったのか? あるいは、ウランの濃縮度はどのくらいで誰が濃縮したのかこれらの疑問に加えロシアの報道はもうひとつの疑問を投げかけている : 先週までこの情報を秘密にしていた国際原子力機関 (IAEA) の信頼性はどうなのか

    In view of these elements, it is appropriate to revise the common accusation according to which Russia is responsible for this war.
    これらの点を考慮しこの戦争の責任がロシアにあるとする従来の主張は改めるのが適切であろう

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣







    The secret Ukrainian military programs



    本日の書物 : 『日本の希望』 西尾 幹二 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 先の大戦の終結から六十七年、米ソ冷戦の終結から二十三年たった少しずつ次第にはっきり分かってきたことがある

     アメリカ軍が西ヨーロッパペルシア湾岸地域東アジアに駐留していた理由はソ連に対する脅威のせいだとわれわれは思い込まされてきたが冷戦が終わってもアメリカはいっこうに撤兵しない世界中の基地を維持しつづけている。日本などは本土の基地はほどんど兵力が空っぽなのに返還に応じようとしない。西ヨーロッパではソ連が崩壊しても NATO (北大西洋条約機構) は崩壊せず東欧や中央に民主制度と自由市場を拡大させるという表向きの理由で軍事コミットメントは継続された。西ヨーロッパの側に当初、これを歓迎する空気もあった。アメリカの真意は統一ドイツの出現によって、ヨーロッパに再び各国が力を張り合うバランス・オブ・パワーの不安定な外交政治が出現するのを恐れるという、平和維持の超大国としての役割意識もあったと考えられるが、実際には統一ドイツを NATO につなぎ止めることによってその独自の強力外交や核武装を阻止しようという思惑が本当の目的だった加えてドイツがロシアに必要以上に接近するのを阻みロシアが再び大国になるのを抑えるという狙いもあった

    USA’s Military Empire
    USA’s Military Empire: A Visual Database


     こうなると、第二次世界大戦の以前からあったアメリカの一貫した一極集中の覇権意志の鎧が衣の裾からチラチラと見えてしまうのである。第一次大戦後にパリの講和会議でバランス・オブ・パワーの伝統的なヨーロッパ外交を否定して、「世界政府的」 な理想主義を粧 (よそお) ったウィルソン米大統領の政治意志が表明されたことがあるが、あれも今思えば覇権思想の表明だった。そしてチャーチルと洋上会議をして決めた参戦直後のルーズベルト米大統領の 「大西洋憲章」 は、紛れもなく今から見ればアメリカによるヨーロッパ支配の宣言書のようなものだった。』

    日の丸

    ユダヤ民族とは何か


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ユダヤ・キリスト教思想の毒におかされすでに手遅れ状況にある、下半身がユルユルな♂と、血筋の穢れたビッチな♀、というトンデモナイ組み合わせ“秋シモノ宮家” 一族が、皇位継承どころか、臣籍降下で 「平成K氏」 となることが必然的である、その理由がスッキリと理解できる良書で、ニューヨークの “KOBUTA (or KOMURO、いずれにしても “K氏” ) MAKO” が、一族自滅の道を自ら切り開いてくれたことに、私たち日本国民は感謝してもしきれないほどですが、改めて日本国民が日本の皇室を護り抜くということの意味を確認する上でも当ブログお薦めの必読の書物となります





    読書7-37

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,074,510(1,074,269)÷97,984,001(97,956,534)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」
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    イタリア : 179,985(179,436)÷23,823,192(23,642,011)=0.0075・・・(0.0075) 「0.75%(0.75%)」
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    日本 : 47,523(47,442)÷23,055,475(22,981,382)=0.0020・・・(0.0020) 「0.20%(0.20%)」
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    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第二章 現代ユダヤ神権政治論争

    第一節 ユダヤ神権政治論争とその背景


     ヴァイレルが 『ユダヤ神権政治』 を発行した 1976 年以降数年ユダヤ神権政治をめぐる問題宗教と現実政治の関係をめぐる議論の主要な論点となり新聞やラジオ放送さらに学術誌に活発な論争状況が現れたさらにその後今日まで神権政治を主題とする著作が散発的に発行されており現代ユダヤ思想において神権政治解釈は息の長い議論と言える。この主題の考察は、現代ユダヤ思想の在り様を整理する上で、大きな意義を有する。
     このユダヤ神権政治をめぐる論争を理解する上でその背景である近代ナショナリズムとユダヤ教の関係なかんずく現実政治とハラハー (ユダヤ法規) の関係をめぐる議論を踏まえることは不可欠である。ヘブライ大学ユダヤ思想学科のゼエブ・ハーヴィー ( Zev Harvey, 1943 --) は 、 『エンサイクロペディア・ジュダイカ』 第二版において、「 20 世紀のユダヤ思想の変遷」 を簡潔に整理している。これによれば、初期シオニズムの思想家アハッド・ハアム以後彼が取り上げたユダヤ民族とは何かという議論にハラハーは位置づけられるようになった近代以降のユダヤ思想家のハラハーへの関心は常にユダヤ民族のアイデンティティをめぐる問題意識と深いつながりを持っておりそれはイスラエル国家建設以後においても衰えることはない。ヘブライ大学で近現代ユダヤ思想研究に携わったロッテンシュトライフは、その著作である 『現代ユダヤ思想の研究』 において、ユダヤ民族性を分析するために、ハラハーに関するいくつかの問題を扱った。 同様に、エリエゼル・シュバイドも 『民主主義とハラハー』 を著し、ハラハーと民主主義との関係に注目する。
     しかし近年のハラハーの性格に関する哲学的議論の高まりは世俗主義者の側からよりもむしろヨセフ・ソロヴェイチックとイシャヤウ・レイボヴィッツのような正統的なユダヤ教伝統に従う研究者に負うところが大きい。例えば、ソロヴェイチックはハラハーを数理物理学と類似した概念体系と見なし、自主的で、創造的で、自由なものとして捉えたし、またレイボヴィッツはハラハーを倫理や世俗的民法などからから区別されるべき概念として探求 した。ハーヴィーによれば特に現代イスラエルにおけるハラハーによる支配の拡大を主張する人々が拠り所とするダヴィッド・ハルトマンによるハラハー理解もこの一連の議論の歴史的展開の延長線上に無視しがたい支脈を形成してきたのであるハルトマンはハラハーが精神と政治の両方の次元に同時に適用されるべきであると主張してハラハー思想の政治的意味を問う議論を活発化させようとしている。』

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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