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     >  ZeroHedge >  FRB の方向転換は株式市場の病を癒すものではない

    FRB の方向転換は株式市場の病を癒すものではない

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    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    Fed Pivot Will Be No Cure For Stock Market's Ills


    執筆者:サイモン・ホワイト氏、ブルームバーグ・マクロストラテジスト

    念願の FRB の方向転換は - 特に今週の非常に軟調なインフレデータの後では - 予想より早く実現するかもしれないが、金融緩和策に対する期待がリセッション (不況) のリスクの高まりと相まみえるなら、株式は依然としてさらなる下落に直面するだろう。

    FRB は今年、インフレとの戦いに明け暮れ、株式市場はここ数十年で最も弱気なサイクルに突入している。FRB がブレーキから足を離せば、株式はその足かせから解放され、新たな強気相場が始まるという予測 - あるいは期待 – がある。

    しかし、そうはなりそうもない。FRB がタカ派的な姿勢のピークに達している、あるいは少なくともそれに非常に近い状態にあることを示す証拠が増えつつあるにもかかわらず、である。

    中央銀行のレトリックは軟化し始め、中間選挙も終わり、FRB の金利がどこでピークを迎えるかについての市場の予想は、いわゆる 「ドット・プロット」 予想が示唆する最高値を常に超えてきている。市場が FRB の金融目標を妨げるのではなく、手助けしている今、中央銀行はそれほど長い間その爪を研ぎ続ける必要はないはずだ。

    その上、FRB が金融政策を転換するのは、大方の予想よりずっと早い可能性がある。1972 年まで遡る米国の利上げサイクルによると、インフレ率のピークから最初の利下げまでの期間の中央値は 22 週間である。6 月の消費者物価指数 (CPI) はこのサイクルのヘッドライン・インフレ率のピークとなる可能性が高く、歴史的に見れば、最初の利下げは 4 週間から 8 週間後となるであろう。

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    これは予測ではない。しかし、FRB の反転が市場の予想より早く起こる可能性があることを浮き彫りにしている。いずれにせよ、株式投資家はこれを偽りの夜明けとして扱う必要がある。

    第一に、FRB の最初の利上げ後、金融情勢 (financial conditions) は 5 四半期ほど引き締まり続ける。現在のサイクルでは、これは 2023 年後半までかかる。第二に、さらに大きな流動性の引き締めが待ち受けている。世界の実質政策金利は依然として極端なマイナスで、1974 年に記録した史上最低の▲ 6 %に近く、1980 年代前半には+ 3 %まで上昇した。現在では▲ 4.4 %で、かろうじて▲ 5.6 %の底値を上回っている状況である。

    総じて、グローバル・フィンシャル・タイトネス指標 (Global Financial Tightness Indicator) で測定される世界の金融情勢 (financial conditions) は、依然として非常にタイトであり、一息つける状況にはない。このため、株式やその他のリスク資産にとっては引き続き望ましくない環境である。

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    それでも、米国がリセッション (不況) を回避できれば、株式は最悪の事態を回避できるかもしれないが、借入コストの上昇が経済に波及しているため、その可能性は急激に低くなってきている。金利に最も敏感なセクターの一つである住宅セクターは、しばしばタカ派的な FRB の影響を真っ先に受けることになる。

    住宅コストが大幅に上昇しているため、価格の伸びは急速に低下している。中古住宅販売件数と住宅販売待ち件数は急激に減少している。住宅ローン金利は 20 年ぶりの高水準に上昇し、この傾向は建築許可件数の急速な減少にも繋がっている。住宅建設が停滞すると、ほとんどの場合、住宅市場の低迷を招き、その結果、経済がより脆弱になる。また、自分の住む家の価値が下がれば、消費者の心理も冷え込む。

    昨年の急激なインフレの申し子であった中古車価格は、需要の低迷により前年比では暴落している。また、クレジット環境は悪化し、スプレッドの拡大、流動性の低下、借り手の資金調達難を招いている。

    フィラデルフィア連銀製造業景況指数や信用取引口座の証拠金債務残高など、信頼できる先行指標は、過去に常にリセッションに先立った水準にある。明日から FRB が利下げに踏み切ったとしても、景気低迷はすでに織り込み済みと思われる。

    市場はすでに高値から 20 %以上下落しているのだから、リセッションは織り込み済みで、恐れることはない、と言われるかもしれない。しかし、それは過去が教えてくれることではない。

    実は、株価はかなりお粗末な先行指標であり、実際にリセッションが始まると最も売られる傾向がある。1960 年までさかのぼると、NBER (全米経済研究所) 発表のリセッション開始前のS&P 500 の下落率の中央値は 5 %だったが、リセッション後の数ヶ月はその 2 倍 - 10 % - 下落することが確認できる。

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    市場が切望していた金融緩和が新たな舞台を用意し、さらなる惨劇をもたらすことが約束されているのだから、株式はインフレのフライパンからリセッションの火中に飛び込んでいくことになりかねないのである。


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