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     >  ZeroHedge >  ウォーレン・バフェットはまだ株を買っていない。その理由は…

    ウォーレン・バフェットはまだ株を買っていない。その理由は…

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    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    Warren Buffett Still Isn't Buying Stocks. Here's Why...


    著者:ブルームバーグ クロスアセット・ストラテジスト、ヴェン・ラム氏。

    伝説のバリュー投資家ウォーレン・バフェット氏は、今年S&P 500 種指数が 20 %下落したにもかかわらず、概して米国株の購入を控えている。

    それは、彼の投資の基準となる重要な指標が、まだ恐らく負担が重く厳しいと考えるレベルにとどまっているためと思われ、こうした状況はバリュー投資家にとってまだ好ましいものではないことを示唆しています。

    ウィルシャー 5000 インデックス (※1) に採用されている米国株の時価総額は、火曜日の終値で 37 兆 9,600 億ドルだった。これは、第 3 四半期末の米国内総生産額 25 兆 7,000 億ドルの 148 %に相当する。

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    この比率は、パンデミック (世界的大流行) の第一波の直前の、誰もが株式が本来の価値で評価されているとは考えもしなかった水準にある。

    バフェット氏はかつて、株式の購入はその比率が 80 %台のときに 「非常にうまくいく可能性が高い」 と発言している。その後、バリュエーションが高騰し、それなりに良い投資先には高い値段がつくようになったので、バフェット氏はその閾値をもっと緩めたかもしれないが、現在のバリュエーションに説得力を感じるとは思えない。

    彼の持ち株会社であるバークシャー・ハサウェイは、間違いなく長期的な視野で買収を行っているが、9 月末の同社の現金の山は、6 月の 1,054 億ドルに対し、1,090 億ドルであった。言い換えれば、株価のバリュエーションがまだ高いため、バフェット氏と彼の資金運用担当者は、今年 S&P 500 とナスダックが低迷しているにもかかわらず、表面上はほとんど興味を引くものを見出していないのである。

    ボストンカレッジのフィクスト・インカム (確定利付き投資) 担当教授であるポール・チャンパ氏は、「私はこれを重要な価値基準の一つとして使っています。」 と語る。

    「私はまた、利益率 (これは高い) も調べています。今なら ( PER が平均まで下がったのは) 利益率があまりにも高いことが主な原因だと反論できるかも知れません。12 %の利益率が 9 %に落ちれば、かなり正常な状態に近づくでしょう。」


    株式の価値を見出そうとするバークシャーの難解な試みは、驚くには値しない。

    株価の下落が騒がれているが、S&P 500 の株価純資産倍率 (PBR) は 3.8 倍、ナスダック 100 は 5.8 倍と依然として割高な水準にとどまっている。2 年物国債の利回りが 4.50 %を大きく上回る環境下で、S&P 500 やナスダックの配当利回りは 2 %を下回る低さであり、到底満足のいくものではありません。

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    S&P 500 種構成銘柄の今後 12 ヶ月間の累積配当が 1 株当たり 64 ドル程度と仮定した場合、株式の収益率を 7 %、成長率を 5 %と仮定したゴードン成長モデル (※2) が示唆するフェアバリューは 3,200 前後となる。

    金利トレーダーは、連邦準備制度理事会のターミナル・レートが 5 %を超えることを織り込み済みで、株価がすぐに暴騰することはないだろうということだ。

    今年は株価が低迷しているが、まだ割安な水準と呼べるような状況にはないことは明らかである – このことは、かつての超低金利時代にいかに株が買われたかを物語っている。つまり、急激なリバウンドは望めないということだ。

    ※1 米国のウィルシャー・アソシエイツ社が算出・公表する、米国の代表的株価指数のひとつ。米国のニューヨーク証券取引所 ( NYSE )、NYSE アメリカン ( NYSE American )、ナスダック ( NASDAQ ) で取引され、米国に本店を置く全ての企業の株式を対象としており、米国株式市場を最も広範にカバーする時価総額加重平均型の株価指数。正式には 「ウィルシャー 5000 トータル・マーケット・インデックス (Wilshire 5000 Total Market Index) 」 という。

    ※2 配当割引モデルの一つ。計算式は次の通り。

    タイトルなし

    P = 現在株価
    D1 = 翌年の配当価値
    r = 企業の資本コストまたは利益率
    g = 配当の成長率 (一定、永続が前提)


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