2022-11-17 (Thu)

こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。
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☆Watch: Visualizing S&P 500 Performance In 2022, By Sector
1 年間のインデックスを追跡すると、市場のトレンドやセンチメントについて多くのことがわかります。2022 年の S&P 500 のパフォーマンスは、その好例だと言えるでしょう。
1 年を通じてインフレ率は高止まりし、金利も同様に世界中で上昇してきました。Visual Capitalist のテッサ・ディ・グランディ氏が以下で詳述しているように、リセッション (不況) の脅威が迫る中、一部のセクターは他のセクターよりも大きな打撃を受けています。
ジャン・ヴァルサヴァ氏による以下のビジュアライゼーションは、2022 年の S&P 500 指数の各企業について、年初から 9 月末までの米国配当調整済み株式パフォーマンスを示しています。
The Stock Market in 2022 from Visual Capitalist on Vimeo.
S&P 500 のパフォーマンス ( 2022 年 1 月 1 日 ~ 9 月 30 日)
2022 年、S&P 500 指数は 9 月末までで▲ 23.9 %の下落を記録しました。それでは、今年の株式市場の主な動きを見てみましょう。

勝者
ロシアを対象とした制裁措置が石油・天然ガスの供給に影響を与え、価格が急騰したため、エネルギーセクターが顕著に目立ち、年初から大きくパフォーマンスを伸ばしました。
2022 年 9 月 30 日現在、パフォーマンス上位のエネルギー銘柄は、オクシデンタル・ペトロリアム (OXY) が前年同期比 +112 %増、マラソン・ペトロリアム (MPC) が同 +52 %増となりました。
ヘルスケア、生活必需品、公益事業などの伝統的なディフェンシブ・セクターも、年間では下落したものの、指数に比べて良好なパフォーマンスを示しました。
敗者
テクノロジーと通信サービスの両グロース銘柄は、金利上昇により資本コストが上昇し、将来の収益評価に悪影響を受けたため、今年初めからアンダーパフォームとなりました。
不動産、シクリカル (または消費者裁量)、素材も指数に比べてアンダーパフォームとなりました。
この傾向は、金利上昇局面ではエネルギーやヘルスケアなどのバリュー株が歴史的にグロース株をアウトパフォームするという事実を反映していますが、パフォーマンスを変化させる要因は多岐にわたります。
第 4 四半期の大きなシフト
しかし、10 月になって分かるように、市場はまだ落ち着きを取り戻しているわけでもありません。
$META plummets a whopping 25%. $AMZN getting crushed on earnings after hours. Outside of big tech the market has been holding up ok. pic.twitter.com/w9TRz8ZOkH
— Jan @ Chartfleau (@chartfleau) October 27, 2022
予想を下回る業績と過剰な支出により、メタ・プラットフォームズ (META) は 5 日間で▲ 24 %下落し、アマゾンは▲ 13 %下落しました。
また、金利上昇の最終的な影響はまだ完全に現れていませんが、指数は概してその翌年には良い結果をもたらします。1927 年以来、S&P 500 の平均リターンは、インフレピーク後の 12 カ月間で約 +11.5 %となっています。
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