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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日本 >  わが国における明治以降の 『最大の過ち』 ~ 筆記試験で人材を登用する制度の導入 (例:おバカの代名詞の東大法学部卒)

    わが国における明治以降の 『最大の過ち』 ~ 筆記試験で人材を登用する制度の導入 (例:おバカの代名詞の東大法学部卒)

    A storm is coming 511

    本日のキーワード : バイデン政権、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ウクライナ、ネオナチ



    A new war is being prepared for after the defeat in the face of Russia
    ロシアに敗北したあとのために用意されている新たな戦争 ③

    The war in Ukraine is a trompe l’oeil. Behind the appearances of the unity of NATO and its consolidation by new members, several big players run with the hare and hunt with the hounds. In reality, all those who are not blinded by their own propaganda know that their side is going to lose and is already planning other enemies on other battlefields. Washington is making the best of a bad situation and using Russian pressure to close ranks.
    ウクライナにおける戦争トロンプ・ルイユ (騙し絵、トリックアート) である。NATO の結束と新メンバーによる統合という見せかけの裏で複数の大国が状況次第であちらについたりこちらについたりするといったことを行っている実際は自国のプロパガンダに惑わされない人々は皆自国側が負けることを知っておりすでに他の戦場で新たな敵と戦う計画を立てているのだワシントンは不利な状況を最大限に活用しロシアの圧力を利用することによって陣容を整えようとしている

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    The Straussian government gathered 85 states in Marrakech to plan the next war in the Sahel. Tens of billions of dollars in weapons, officially destined for the war in Ukraine, are already piling up in the Balkans before being delivered to Daesh jihadists.
    シュトラウス派政府 (現バイデン政権) は、サヘルでの次の戦争を計画するためにマラケシュに 85 カ国を集めた。公式にはウクライナ戦争に向けられたはずの数百億ドルの武器がジハード主義のダーイシュ (Daesh、中東シリアを中心に活動すうテロ組織、ISIS (ISIL) を指す呼び名のひとつ) に届けられる前にすでにバルカン半島に山積みにされている

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    サヘルの位置
    サヘルの位置

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    Croatia and Turkey share common interests in the Balkans. Here presidents Zoran Milanović and Recep Tayyip Erdoğan during their meeting in New York last September.
    クロアチアとトルコは、バルカン半島において共通の利益を共有している。昨年9月、ニューヨークで会談したゾラン・ミラノヴィッチ大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領。

    ゾラン・ミラノヴィッチ
    ゾラン・ミラノヴィッチ

    レジェップ・タイイップ・エルドアン
    レジェップ・タイイップ・エルドアン

    HYPOTHESIS 1: NATO’S ENLARGEMENT WOULD CONFIRM ITS NEW PURPOSE
    仮説 1 : NATO の拡大によって、その新たな目的が明らかになるだろう (一)

    Let’s try to take a step back from the events and see how they could evolve.
    ここで、今回の出来事から一歩引いて、どのような展開があり得るかを考えてみよう。

    For Turkey and Croatia to accept Finland’s and Sweden’s membership in NATO, NATO would have to agree to their conditions. For Turkey, these are (1) the inclusion of the PKK and Hizmet (Fethullah Gülen) on the lists of terrorist organizations, the arrest and extradition of their members, (2) the reinstatement of its arms industry in the F-35 manufacturing program, and for Croatia (3) the change of electoral laws in Bosnia-Herzegovina in order to grant political equality to its Croat minority.
    トルコとクロアチアがフィンランドとスウェーデンの NATO 加盟を受け入れるためにはNATO がその要求を呑むことが必要である。トルコの場合は、(1) PKK (クルド労働者党) とヒズメット (フェトフッラー・ギュレン ) をテロ組織のリストに加えることおよびそのメンバーの逮捕と引き渡し、(2) F - 35 製造計画への自国の兵器産業の復帰、そしてクロアチアは(3) ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて、少数派のクロアチア人に政治的平等を与えるために選挙法を変更することがそれにあたる。

    フェトフッラー・ギュレン
    フェトフッラー・ギュレン

    The PKK does not represent Kurds in general, but only some of them. It began as a Marxist-Leninist party fighting the Turkish military dictatorship during the Cold War. Then, after the arrest of its leader and the dissolution of the USSR, it changed sides and became a libertarian party serving the Pentagon in the Middle East. Today, it is a mercenary militia that serves as a cover for the US occupation in Syria. To consider it a terrorist organization would mean evacuating the GIs from Syria and returning the oil wells to Damascus.
    PKK (クルド労働者党) はクルド人全般を代表しているわけではなくごく一部のクルド人を代表しているに過ぎないそれは冷戦時代にトルコの軍事独裁政権と戦うマルクス・レーニン主義政党として始まったその後、指導者が逮捕され、ソビエト連邦が解体されると、中東でペンタゴンに仕える自由主義政党となった現在ではシリアにおける米国の占領政策を援護する傭兵民兵組織となっているテロ組織とみなすことはアメリカ兵をシリアから撤退させ油田をダマスカスに返還することを意味する

    Fethullah Gülen is the spiritual father of a large charitable organization with a presence in many countries. Extraditing him from the United States and considering his organization as terrorist would deprive the CIA of relays in many African and Turkish-speaking Asian countries. This would only be conceivable for Washington if AfriCom were deployed on the African continent instead of being exiled to Germany. Negotiations are underway to establish it in Somaliland, which would become an internationally recognized state.
    フェトフッラー・ギュレンは、多くの国に存在する大規模な慈善団体の精神的指導者である。彼を米国から引き渡し彼の組織をテロリストと見なすことは多くのアフリカ諸国とトルコ語圏のアジア諸国における CIA のパイプラインを奪うことになる。これは、AfriCom (アメリカアフリカ軍) がドイツに駐留するのではなく、アフリカ大陸に配備された場合のみ、ワシントンにとって考慮可能なことであろう。現在、国際的に認知された国家となり得るソマリランドに拠点を設けるべく交渉が進められている。

    Given the long series of attacks that the PKK has carried out in Turkey and the attempted assassination of President Erdoğan followed by the attempted coup in July 2016 in which Hizmet played a central role on behalf of the CIA, Ankara is legitimate in its demands.
    PKK (クルド労働者党) がトルコで行ってきた長期にわたる一連の攻撃やエルドアン大統領暗殺未遂に続き2016 年 7 月にはヒズメットが CIA の委託を受けて中心的な役割を果たしたクーデター未遂事件が発生していることを考えればアンカラの要求は正当なものであると言えるだろう。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    A new war is being prepared for after the defeat in the face of Russia



    本日の書物 : 『日本の希望』 西尾 幹二 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 恐らく人は日本もまた儒教文明に属し朱子学は江戸時代を通じ幕府唯一の官許の学ではなかったかと問うであろう。藤原惺窩 (せいか) や林羅山 (らざん) に始まり、山崎闇斎 (あんさい) がいて、新井白石、室鳩巣 (むろきゅうそう)、貝原益軒といった錚々たる顔ぶれが朱子学者としてその名を列ねている。一般の武士たちの学問的教養の主流もまた、おのずから朱子学を基調とするものであった。

     けれども日本の朱子学はある肝心要なところで中国や朝鮮のそれとは性格を異にする社会的機能という点が異なる政治的に果たした役割が決定的に違うのである

    女性 ポイント ひとつ

     中国で政治文化の担い手となったのは士大夫 (したいふ) であった朝鮮では両班であった。両者は少し違う。士大夫は儒教的教養のゆえに道徳的能力を備えていることを科挙で証明して、為政者となり、天下国家の指導者として期待されるべき人々で、階級を表してはいない。両班は階級の名である。けれども両班もまた科挙と無関係ではない。士大夫も階級的ではないわけではない。そこは少し複雑なところである。

     日本はがんらい武家社会で科挙というような筆記試験で人材を登用する制度はいかんともなじまない中国の朱子学を支えたのは試験で選んだ官僚を配置する郡県制度のメカニズムであった。日本は大名に土地と権威を分有させる封建制度である。中国では読書人が官となり支配者となり地方各県の知事を何年か交替でつとめて富と権力を得るが、交替制であることで支配者の地方豪族化が防がれる。皇帝の絶対権力を守るためである



     日本では先祖が武士だと誇りであるが、中国では 「進士 (しんし) 」 の最高学府を経て官職にある人を身内に持つ者が上級階層をなしていた。日本の儒者は身分が低く、いわゆる 「儒医」 といって、医者と同じく武士に仕える地位を越えなかった。学者などというものは座頭のごとし、と侮られ、中国や朝鮮における読書教養人のあの高い地位とは比ぶべくもなかった。

     いま簡単にはいえないが、天皇の存在というより天皇と武家の棟梁が権威と権力を二分して支える日本史の構造に多分関係があることなのだ。日本は武家社会を守り、封建社会を維持することに成功した。明治になるまで試験で人材を振り分ける高級官僚社会郡県制度のメカニズムを採用しないで済んだ。』

    日の丸

    「諸部族の原始初期の王」 としてのヤハウェ


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ユダヤ・キリスト教思想の毒におかされすでに手遅れ状況にある、下半身がユルユルな♂と、血筋の穢れたビッチな♀、というトンデモナイ組み合わせ“秋シモノ宮家” 一族が、皇位継承どころか、臣籍降下で 「平成K氏」 となることが必然的である、その理由がスッキリと理解できる良書で、ニューヨークの “KOBUTA (or KOMURO、いずれにしても “K氏” ) MAKO” が、一族自滅の道を自ら切り開いてくれたことに、私たち日本国民は感謝してもしきれないほどですが、改めて日本国民が日本の皇室を護り抜くということの意味を確認する上でも当ブログお薦めの必読の書物となります





    読書6-77

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    fomcsplwa.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,070,525(1,070,249)÷97,508,323(97,472,930)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」
    fomcsplwa1.jpg

    イタリア : 179,101(179,101)÷23,531,023(23,531,023)=0.0076・・・(0.0076) 「0.76%(0.76%)」
    fomcsplwa2.jpg

    日本 : 46,817(46,765)÷22,389,872(22,324,592)=0.0020・・・(0.0020) 「0.20%(0.20%)」
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    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第一章 マルティン・ブーバーの神権政治とイスラエル文脈におけるその受容

    第三節 マルティン・ ブーバーの 神権政治理解


    マルティン・ブーバー
    マルティン・ブーバー

    王 (メレク) としてのヤハウェ

     神であるヤハウェには統治者たる王の性格があるとは、ブーバーの基本的見解であるが、この見解が表れる顕著な例の一つは、『神の王権』 の 「第二版への序文」 において言及されているカスパリ ( Wilhelm Caspari ) との議論である。
     ヴェルハウゼンと同様にカスパリもまた前国家的な神権政治が歴史的に存在した可能性ならびに 「原始的神権政治的統治への志向性」 ( מגמת משטר תיאוקרטית פרימיטיבית ) が歴史的に存在した可能性に反対する。彼によると神権政治は 「国家においてのみ存在するのであり、そのような国家以前にもまた国家なしにも存在しない」 ( Martin Buber 1965 : 17 ) のである。そしてブーバー によればカスパリは次の通りである。


     神への伺いによって、共同体のゆるやかな連合は、その活動の頂点ないし、士師記一章の危機 (74) において、神による指導の権威に服する。この状況は、我々がそれを神権政治と見なすには、すなわち国家形態において発展する神的権威への服従と見なすには、あまりに原始 ‐ 根本的過ぎる ( Martin Buber 1965 : 17 - 18 )


     このカスパリの主張に応答するブーバーの以下の主張にはヤハウェを王と見なすという特徴を見ることが出来る


     カスパリの考えによると、国家以前のイスラエル史において、神的指導の権威を 「共同体のゆるやかな連合」 が自身に引き受け、神が 「支配者」 として現われるような状況が生じたのである、というならば、その 「事実の承認」 は私にとって充分である。つまり、もし彼が付け加えて、「我々がそれを神権政治と見なすには、あまりに原始 ‐ 根本的過ぎる」 と言うなら、「原始 ‐ 根本的」 という貴重な形容詞と引き換えに、私は喜んで、「神権政治」 という疑わしい名詞を 〔使用することを〕 断念しよう。私の意図しているものを 、「神の王権」 の名で呼ぶ ことが、私にとって好ましい」 ( Martin Buber 1965 : 19 )。


     以上の箇所でブーバーは、『神の王権』 において重要なキーワードであるはずの神権政治という名詞を、「原始 ‐ 根本的な」 という形容詞と、喜んで交換するということを主張する。ブーバーはこの引用 に引き続いてヤハウェ は 「彼らを裁き、彼らに先立ち、彼らの戦いを戦った、諸部族の原始初期の王」 ( Martin Buber 1965 : 19 ) であると表現している。つまりブーバーが重要視していたのは後世の王国の王ではなく「諸部族の原始初期の王」 としてのヤハウェであったのである。また先の引用にあった 「私の意図しているものを、「神の王権」 の名で呼ぶことが、私にとって好ましい」 という彼の言葉に現われた 「神の王権」 ( Königtum Gottes ) という表現は、原著のタイトルなのである。


    (74) 「士師記一章の危機」 とは、イスラエルの民の指導者だったヨシュアの死後、カナン人と戦う際の切迫した状況を指していると思われる。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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