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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日本 >  日本国民のために “働く” という 「意志」 を持たない自民党宏池会・岸田政権・秋篠宮家、の 『三大粗大ゴミ』

    日本国民のために “働く” という 「意志」 を持たない自民党宏池会・岸田政権・秋篠宮家、の 『三大粗大ゴミ』

    A storm is coming 509



    本日のキーワード : バイデン政権、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、宏池会、岸田政権、秋篠宮家、神権政治



    A new war is being prepared for after the defeat in the face of Russia
    ロシアに敗北したあとのために用意されている新たな戦争 ①

    The war in Ukraine is a trompe l’oeil. Behind the appearances of the unity of NATO and its consolidation by new members, several big players run with the hare and hunt with the hounds. In reality, all those who are not blinded by their own propaganda know that their side is going to lose and is already planning other enemies on other battlefields. Washington is making the best of a bad situation and using Russian pressure to close ranks.
    ウクライナにおける戦争トロンプ・ルイユ (騙し絵、トリックアート) である。NATO の結束と新メンバーによる統合という見せかけの裏で複数の大国が状況次第であちらについたりこちらについたりするといったことを行っている実際は自国のプロパガンダに惑わされない人々は皆自国側が負けることを知っておりすでに他の戦場で新たな敵と戦う計画を立てているのだワシントンは不利な状況を最大限に活用しロシアの圧力を利用することによって陣容を整えようとしている

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    The Straussian government gathered 85 states in Marrakech to plan the next war in the Sahel. Tens of billions of dollars in weapons, officially destined for the war in Ukraine, are already piling up in the Balkans before being delivered to Daesh jihadists.
    シュトラウス派政府 (現バイデン政権) は、サヘルでの次の戦争を計画するためにマラケシュに 85 カ国を集めた。公式にはウクライナ戦争に向けられたはずの数百億ドルの武器がジハード主義のダーイシュ (Daesh、中東シリアを中心に活動すうテロ組織、ISIS (ISIL) を指す呼び名のひとつ) に届けられる前にすでにバルカン半島に山積みにされている

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    サヘルの位置
    サヘルの位置

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    Finland and Sweden applied for NATO membership on May 18, 2022.
    フィンランドとスウェーデンは 2022 年 5 月 18 日、NATO 加盟を申請した。

    On the front of the stage, Nato assures that it has been strengthened by "Putin’s madness". Ukraine, powerfully armed by the West, is leading a counter-offensive and pushing back the "invader". At the international level, the sanctions are bearing fruit. Finland and Sweden, feeling threatened, decided to join the Atlantic Alliance. Soon the Russians will overthrow the "dictator" in the Kremlin.
    表舞台では、NATOは「プーチンの狂乱」によって強固なものになったと豪語している。欧米によって強力に武装されたウクライナは反撃を繰り広げ「侵略者」を押し返しつつある。国際レベルでは、制裁が実を結んでいる。脅威を感じたフィンランドとスウェーデンは、大西洋同盟への加盟を決定した、と。間もなくロシア人がクレムリンの「独裁者」を打倒する

    This magnificent narrative is contradicted by the facts: only about a third of Western weapons reach the front. But the Ukrainian army is exhausted. Almost everywhere it is retreating and a few exploits do not change the overall picture. Two-thirds of Western weapons, especially the heaviest ones, are already available on the black market in the Balkans, particularly in Kosovo and Albania, which have become the main places for trafficking in this area. Western sanctions pose a risk of famine, not in Russia, but in the rest of the world and particularly in Africa. Turkey and Croatia are opposed to the accession of new members to NATO. It is possible to convince them, but at the price of radical political changes which the West has always opposed.
    この華々しいストーリーは、事実と矛盾している西側の兵器のうち前線に届くのは 3 分の 1 ほどでしかないと同時にウクライナ軍は疲弊しきっているほとんどすべての場所で撤退が続いておりちょっとした戦果があっても全体像が変わることはない西側兵器の 3 分の 2特に最も重量級の武器はバルカン半島特にコソボとアルバニアの闇市場ですでに入手可能でありそこはこの地域の人身売買の中心的場所となっている欧米の制裁はロシアではなく世界の他の地域特にアフリカに飢餓の危険をもたらしている。トルコとクロアチアは、NATO への新メンバーの加盟に反対している。彼らを説得することは可能だが、西側が常に反対してきた抜本的な政治改革を余儀なくされる。

    Even if Russia is wise enough to not celebrate its victory too loudly, as it did in Syria, it will be seen as the failure of the greatest military force in history, NATO. A victory without appeal, since the Atlantic Alliance was physically involved in the fight, while it stood around the battlefields in Syria. Many of Washington’s vassal states will try to break free. It is likely that their civilian leaders will remain mentally oriented toward the West, while their military leaders will turn more quickly toward Moscow and Beijing. In the years to come, the cards will be reshuffled. It will not be a matter of shifting from alignment with Washington to alignment with the new victors, but of creating a multipolar world where everyone is responsible for themselves. What is at stake is not a redefinition of zones of influence, but the end of the mentality establishing a hierarchy between peoples.
    仮にロシアが賢明にも、シリアにおけるように勝利を高らかに祝福しないとしても、それは歴史上最大の軍事力たる NATO の敗北とみなされる。大西洋同盟が物理的に戦いに参加しながらも、シリアの戦場の周辺に立ち尽くしていた魅力なき勝利。ワシントンの属国の多くは、そこから離脱しようとするだろう。その際、文民指導者は精神的に欧米を志向し続けるだろうが、軍事指導者はより迅速にモスクワや北京を志向することになるだろう。今後数年間で、カードは入れ替わるだろう。それは、ワシントンとの同盟から新しい勝者との同盟に移行するような問題ではなく、誰もが自己責任を負う多極化した世界を創り出すことである。その際、問題となるのは、勢力圏の再定義ではなく、民族間の序列を確立する考え方の終止符を打つことである。

    From this prospective point of view, it is fascinating to observe Western rhetoric. Many experts from the old world explain that Russia wants to rebuild its empire. They claim that it has already reconquered Ossetia and Crimea and is now attacking the Donbass. They reconstruct history with falsified quotes from President Putin. Anyone who studies contemporary Russia and checks the data knows that this is not true. The accession of Crimea to the Russian Federation and the future accession of Ossetia, Donbass and Transnistria have nothing to do with an empire, but with the reconstitution of the Russian nation, which was dismembered during the collapse of the Soviet Union.
    このような観点から、西側のレトリックを観察することは興味深い。旧世界の多くの専門家は、ロシアは帝国の再建を望んでいると説明する。ロシアはすでにオセチアとクリミアを再征服し、いまドンバスを攻撃していると言う。プーチン大統領の言葉を捏造して、歴史を改変しているのだ。現代ロシアを研究し、データを確認すれば、それが真実でないことは誰でもわかる。クリミアのロシア連邦への加盟も、今後のオセチア、ドンバス、トランスニストリアの加盟も、帝国とは関係なく、ソ連崩壊でバラバラになったロシア国家の再建に関わることなのだ。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    A new war is being prepared for after the defeat in the face of Russia



    本日の書物 : 『日本の希望』 西尾 幹二 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 問われているのは常に日本人の 「意志」 なのである戦後以来七十余年間ずっとそうだったこれから起こることはいったい何か「意志」 を発動できないがゆえに日本人が志に反して自ら不利な底深い墓穴に嵌 (は) まり込む可能性が近づいている

     一九八九年の 「ベルリンの壁」 の崩壊以来なぜ東アジアに共産主義の清算というこの同じドラマが起こらないのか。アジアには主義思想の 「壁」 は存在しないせいなのか、と世界中の人が疑問の声を挙げてきたが、共産主義と資本主義とを合体させて能率の良さを発揮した中国という国家資本主義体制の出現そのものが 「ベルリンの壁」 のアジア版であった、と、今にしてようやく得心の行く解答が得られた思いがする。

     二〇一九年、東京オリンピックの直前に、韓国が急に左に傾き、香港と台湾が激しく左に抵抗して何かが動き出した。いよいよ 「ベルリンの壁=アジア版」 に大きな穴が開きそうな気配が見えてきた。ここで何度も言ってきたが、アジア全域が一気に流動化し、地域ごとの権力の交替や再編が起こる可能性も小さくない、そうなったとき日本はどう動き、何を主張し、どこを死守すべきなのか。何事かが起きるとしたら二〇二〇年の米大統領選挙後である。核を決して手放すまいとする北朝鮮と核放棄を迫るアメリカがもう一度正面から向き合う機会が到来しそうである。今度は経済的に深手を負った中国がこの対決にどう関与するかが注目すべき新しい観点となるに相違ない。

     そのとき日本は何をし何をしないか今から準備しておく必要がある。』

    日の丸

    ユダヤ人の 「神自身がこの世を統治するという直接的神権政治」 への意志の表れ


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ユダヤ・キリスト教思想の毒におかされすでに手遅れ状況にある、下半身がユルユルな♂と、血筋の穢れたビッチな♀、というトンデモナイ組み合わせ“秋シモノ宮家” 一族が、皇位継承どころか、臣籍降下で 「平成K氏」 となることが必然的である、その理由がスッキリと理解できる良書で、ニューヨークの “KOBUTA (or KOMURO、いずれにしても “K氏” ) MAKO” が、一族自滅の道を自ら切り開いてくれたことに、私たち日本国民は感謝してもしきれないほどですが、改めて日本国民が日本の皇室を護り抜くということの意味を確認する上でも当ブログお薦めの必読の書物となります





    読書6-79

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    hartdpli.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,070,266(1,070,251)÷97,448,421(97,443,959)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」
    hartdpli1.jpg

    イタリア : 179,101(179,101)÷23,531,023(23,531,023)=0.0076・・・(0.0076) 「0.76%(0.76%)」
    hartdpli2.jpg

    日本 : 46,742(46,700)÷22,302,251(22,261,640)=0.0020・・・(0.0020) 「0.20%(0.20%)」
    hartdpli3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第一章 マルティン・ブーバーの神権政治とイスラエル文脈におけるその受容

    第三節 マルティン・ ブーバーの 神権政治理解 (68)


    マルティン・ブーバー
    マルティン・ブーバー

    直接的神権政治

     ブーバーの神権政治理論の主要な特徴を挙げるならば、それを神による直接的な統治と理解する点にある。そもそもブーバーの主張はのちに近代の聖書研究において中心的な潮流となる歴史批評学的な文献批判を展開したヴェ ルハウゼン (Julius Wellhausen, 1844 - 1918 ) の 『イスラエル史序論』 における神権政治理解への反論であるつまり、ヴェルハウゼンが旧約聖書を構成する諸資料の批判をとおして、古代イスラエルには神権政治は存在せずバビロニア捕囚の後にのみ祭司たちが主導権を握る神権政治が生じたと主張したことに対する反論なのである。ヴェルハウゼンがテクストの成立年代を下げ、古代イスラエルに成立した思想と認めなかった士師記の以下の箇所を、ブーバーは古代イスラエルに位置づけ、神自身がこの世を統治するという直接的神権政治への意志の表れとして理解する。


     イスラエルの人はギデオンに言った。「ミディアン人の手から我々を救ってくれたのはあなたですからあなたはもとより御子息そのまた御子息が我々を治めてください。」 ギデオンは彼らに答えた。 「わたしはあなたたちを治めない。息子もあなたたちを治めない。主があなたたちを治められる。」 (士師記 8 章 22~23 節)。


    (68) ブーバーの著作である Königtum Gottes の邦訳 『神の王国』 (木田献一・北博訳、日本基督教団出版局、2003 年) において、Theokratie は 「神政政治」 と訳されている。 論文筆者は、二つの理由から、本論文において、ブーバーの Theokratie を 「神権政治」 と訳す。一つ目は、原義の観点からの理由である。Theokratie の元となった ギリシア語 θεοκρατία は、 θεο ς 「神」 と κρατία 「力」 の合成語である。このため 「力」 という意味をもつ 「権」 という漢字を使って、「神権政治」 とすると、ギリシア語の原意により近くなると思われる。またブーバーは、著作の中で Theopolitik という言葉を使っている。邦訳の 『神の王国』 では、「神権政治」 と訳されているが、Theopolitik のギリシア語となるであろう θεο πολιτικά は、 θεο ς 「神」 と πολιτικά 「ポリス的なもの/政治」 の合成語である。このためこちらを 「神政政治」 とすると、ギリシア語の原意により近くなると思われる。Theokratie を 「神権政治」 と訳す二つ目の理由は、ブーバーが Theokratie と Theopolitik のそれぞれの言葉に込める意味の観点による。ブーバーが Theokratie を用いる際、直接的な神の支配という内容を込めようとしている箇所がいたるところに見られる。これに対し、ブーバーが Theopolitik を用いる場合は、「第三版への序文」 における W・ミヒャエリスへの応答にもあるように、「公共の生活における、神の支配の実現という目的から湧く行為」 (Martin Buber 1965 : 49 ) のことである。 つまり、公共領域における神の支配の現実化という段階である。ブーバーによる Theopolitik の同じような使用を、別の著作においても見ることが出来る。 たとえば、 アハズ王がアッシリアやエジプトと同盟を結ぶことに対して反対し て、預言者イザヤが強調しようとしたことは、「神の政治 (Theopolitik) とも言うべき特別な政治であって、ある特定の民族をある特定の事態において神の指導の下に置くということ」 である (マルティン・ブーバー (高橋虔訳 『預言者の信仰Ⅱ』 みすず書房、1968 年、45 頁)。 以上の理由から、筆者は、Theokratie を 「神権政治」、Theopolitik を 「神政政治」 と訳し分ける。 本章において、特に 「神権政治」 Theokratie を扱うのは、ブーバーの 『神の王権』 の中において、こちらが中心となって議論が展開されているからである。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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