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     >  ZeroHedge >  金曜日の 「サッカーパンチ」 ラリー と水曜日の 「部屋の中の象」 のイベントリスク

    金曜日の 「サッカーパンチ」 ラリー と水曜日の 「部屋の中の象」 のイベントリスク

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    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    Friday's "Sucker-Punch" Rally & Wednesday's 'Elephant In The Room' Event Risk


    金曜日の朝、SpotGamma はトレーダーに 0 DTE フローに誘発された 「サッカーパンチ (不意打ち )」 ラリーに注意するよう警告したが、市場は完全に 「アッパーカット」 を食らった。

    ※0 DTE : S&P 500 指数オプションの週次オプションは毎週月、水、金曜日に期限が切れるので、その日限りで取引する、オーバーナイトリスクのないオプション・トレード手法のこと。別名、同日オプション取引 (same day option trade) と呼ばれる。

    0 DTE の大規模な出来高が再び現れ、最大の出来高は10/28 満期の 3,900 コールの 100,000 枚だった。S&P500 が 3,810 で始まったことを考えると、これは信じられないことだ! この 0 DTE のフローは、市場をより上昇させるための純粋なレバレッジとなっている。

    さらに、予想通り、特に超短期のインプライド・ボラティリティ (IV) (読み替え : ラリーのためのプット燃料) が潰されるのを目にすることになった。この超短期の IV は、水曜日に FRB がその姿勢を軟化させるという見方によって補完された。下図に示すように、短期 IV は水曜日の高水準に比べ、現在かなり低い水準にある。

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    S&P500 のボラティリティ期間構造

    金曜日にオプション市場がより高い水準で推移したのは、オプション市場が株価の高騰を容認しているためと一般には考えられている。

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    もちろん、部屋の中の象 (誰も触れたがらない重要な問題) は、株式の運命を握る水曜日の FOMC であり、野村のチャーリー・マケリゴット氏は、ここ数週間、世界各国 (RBA、BoC、ECB) で見られる中央銀行の 「ステップダウン 」ミーム - それが 「金融資産」 (リスク資産とソブリン債の両方) を爆発的に上昇させた - のアイロニーは、FRB にとっては、例えば 12 月に 75 bps から 50 bps あるいはそれ以下にシフトダウンすることは、実際には一段と引き上げ期間を延ばすことを可能にすると警告している…

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    …そして、実際に、STIRS (短期金利先物) 市場が来年後半まで持ち越している利下げを誘発する可能性のある、ブレーキのかけ過ぎの可能性を回避することでもあるのだ。

    下のグラフは、株式が高騰しているにもかかわらず、STIRS が著しくタカ派的に変化していることを示している…

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    つまり、別の言い方をすれば、「ステップダウン」 とは、逆に、来年の 「ハードランディング」 事故による金利引き下げを事実上回避するために、FRB が別の道を模索することだといえる…その代わりに、金利を 「より長く高く」 維持する…というもので、「怒涛の強気」 ではない。

    一方、株式は本日取引される月次プット・スプレッド・カラーの 3,905 ストライク付近を維持しており、ディーラーは同 3,905 プットを 14,000 枚ショートしており、金曜日のメルトアップで大量のデルタが発生したことになる…しかし、もし本日、相場がストライクを下回ったままであれば (現在もそうだが)、このオプションは 52 デルタから 100 デルタに出血し、さらに約 26 億ドルのデルタを売り込むことになる。

    しかし、マケリゴット氏が指摘するように、今年の他のショート・スクイズやベア・マーケット・ラリーで見られたように、今週の株高を維持できる最大の理由は、極めて流動性の低い市場と対になる、やや直感に反する心理的/行動的なカタリストであり、これは投資家が PNL (Profit and Loss) のプロテクションを始め、ディーラーたちのバランスシートが不足し、年末まで 「アンダー・ポジショニングに陥る」 リスクがあることを示している。

    この考え方は、最近、一見「タカ派的/悪いニュース」の日に大きな「上方反転」が見られるように(例えば前回のCPI(消費者物価指数)のアップサイド・サプライズの日)、もしあなたがショートをカバーし始めたり、あるいは押目を買ったり、実際の「タカ派」FRBのカタリストに再びエクスポージャーを「積み増す」ことをしないなら…ここからさらに+6%から+10%のエクスポージャーのカバーまたは「ネットアップ」をすることになるのは、(神に誓って)「ハト派的」なFRBメッセージのときであることはほぼ確実です、というものです。


    これが、今週最もサプライズとなり、そして最も痛みを伴うことで、現在の 「バリュエーション」 である 17 x $230 = 3,910 を超える S&P500 で4,000 以上の水準までオーバーシュートする可能性がある。

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    しかし、野村證券のストラテジストは、望むものに注意せよ、と警告している…

    恐ろしいことに、株式 「ベア」 派は皆、最近の市場の反射的な 「金融情勢 (FCI) の緩和」 (ドル・実質利回り低下、クレジット・スプレッド縮小、株式ボラティリティやスキューの縮小) に関する私の見解を、今週の株価の下落を予想する正当な理由として 「織り込んでいる」 のです。パウエル議長や FRB は、最近の FCI 緩和を 「押し戻し」、インフレ・労働・賃金が上昇し続ける中、時期尚早の方向転換論に終止符を打つことを余儀なくされています。

    このことは、週末に WSJ のティミラオス氏のツイートが嵐のように吹き荒れたことでさらに反響を呼び、日曜日の 「Face the Nation」 にも出演し、同じようなメッセージを発信することになりました。金融情勢は前回の利上げ以降、さらに緩和されました…しかし、より強いインフレ、労働、賃金データ、そして米国の消費者が金利上昇やインフレに対する 「クッション」 となる余分な家計貯蓄を保持しています ― 「 FRB にとって、民間部門がより強固になることは、利上げの際、ピークまたは 「終点 (terminal) 」 の政策金利が予想より高くなる可能性があることを意味します。」

    従って、今週の 「正しい」 帰結は、FRB /パウエル議長が FCI の最近の 「衝動的緩和」 を反転させるためにタカ派メッセージを打ち出し、株価は下げ、債券は再び売られることでしょう。というのも、米国市場と経済における 「富の創造 (wealth creation) 」 と 「アニマルスピリッツ」 の再加速は、FOMC の 「需要サイド」 のインフレ退治の必要性に極めて逆効果になるからです。


    それは 6 月と 7 月に起こり、パウエルはそれを抑制した…。

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    また起こるのだろうか?


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