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     >  国史 >  ウクライナの解体に向けて ~ アメリカの中枢を支配するのは?

    ウクライナの解体に向けて ~ アメリカの中枢を支配するのは?

    A storm is coming 498

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、ステパーン・バンデーラ、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ネオコン、バンデライト



    Washington hopes to re-establish its hyper-power thanks to the war in Ukraine
    ウクライナ戦争で超大国の再確立を目指すワシントン ⑤

    eggsdullp.jpg
    Ethno-linguistic map of Ukraine
    ウクライナの民族・言語地図

    TOWARDS THE DISMANTLING OF UKRAINE
    ウクライナの解体に向けて

    For the moment, Russian military operations are strictly limited to the destruction of the huge Ukrainian defense infrastructure, which the West has no idea about. The mobile phase of the war has not yet begun. After months of shelling, it is expected to take place only during the summer and should be quick. The Russian army will then offer to move the population convinced by the Banderites to the remaining part of Ukraine.
    今のところ、ロシアの軍事作戦は、巨大なウクライナの防衛インフラの破壊に厳しく限定されている。西側諸国はそのことを知らない。戦争の機動段階はまだ始まっていない。数カ月にわたる砲撃の後、それは夏の間だけ行われると予想され、しかも迅速に行われるはずである。ロシア軍は次に、バンデライトによって信じ込まされた住民をウクライナの他の地域に移動させることを提案するだろう



    The war has aroused irredentist appetites. Poland, which considered annexing the Kaliningrad enclave last month, is now considering occupying western Ukraine. It had already occupied this region, Galicia, during the interwar period, when the Austro-Hungarian Empire was dismembered. The idea would be to deploy "peacekeepers" and stay there. However, the Polish-Ukrainian war left bad memories between the two peoples and it is precisely in this context that the Banderites were formed. Incidentally, Stepan Bandera had the Polish Minister of the Interior, Bronisław Pieracki, assassinated. The Banderites claim to have avenged the repression of their party, but the reality is that Bandera was already a member of the Nazi Gestapo and was preparing the invasion of Poland by the Third Reich.
    この戦争は、植民地主義者の野望を呼び起こした。先月カリーニングラード飛び地の併合を目論んだポーランドは今度はウクライナ西部の占領を考えているポーランドは、オーストリア・ハンガリー帝国が解体された戦間期に、かねてこの地域ガリツィアを占領していた「平和維持軍」 を配備しそこに留まるというアイデアであろうしかしポーランド・ウクライナ戦争で両民族の間に忌まわしい記憶が残っておりまさにその中でバンデライトが結成されたのであるちなみにステパーン・バンデーラはポーランドの内務大臣ブロニスラフ・ピエラキを暗殺させたのだバンデライトは自分たちの党への弾圧に報復したと主張しているが実際にはバンデーラはすでにナチスのゲシュタポの一員であり第三帝国によるポーランド侵攻の準備をしていたのである

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    ブロニスラフ・ピエラキ
    ブロニスラフ・ピエラキ

    野村 真理  ガリツィアのユダヤ人(新装版): ポーランド人とウクライナ人のはざまで

    ガリツィアのユダヤ人(新装版): ポーランド人とウクライナ人のはざまで

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデライト(バンデーラ派極右)

    Romania said nothing for the moment, but positioned its troops. When the war extends to Transnistria, it will not hesitate to question the existence of both Transnistria and Moldavia, both Romanian in the 20th century. Hungary covets Ukrainian Transcarpathia, which it lost when the Austro-Hungarian Empire fell. Ukrainian governments discriminated against its predominantly Hungarian population after the "Revolution of Dignity" (the 2014 coup). Like Russian, its language was banned. Today, Transcarpathia is at peace. Russian troops have not attacked it. It serves as a refuge for Ukrainians from the internal opposition. Slovakia only has its eye on a few villages.
    ルーマニアは、ひとまず何も告げず、軍隊を配置した。戦火がトランスニストリアに及べば20 世紀のルーマニアであるトランスニストリアとモルダヴィアの両方の存亡に関わる問題に躊躇することはないだろうハンガリーはオーストリア・ハンガリー帝国の崩壊とともに失ったウクライナのトランスカルパティアを渇望しているウクライナ政府は 「尊厳の革命」 ( 2014 年のクーデター)後ハンガリー人が多く住むその地域を差別的に扱ったロシア語同様その言語は禁止された。現在、トランスカルパティア (ザカルパチア州) は平和である。ロシア軍は攻撃していない。それは内部の反対勢力からウクライナ人の避難所として機能している。スロバキアはいくつかの村に目をつけているに過ぎない。

    Russia, on the other hand, which only wanted to recognize the independence of Crimea (already part of the Russian Federation) and the Donetsk and Lugansk People’s Republics, announced on March 24 that it intended to annex all of southern Ukraine in order to link Transnistria, Crimea and the Donbass.
    一方、クリミア (すでにロシア連邦の一部) とドネツク・ルガンスク人民共和国の独立を承認したいだけだったロシアはトランスニストリアクリミアドンバスを結ぶため3 月 24 日にウクライナ南部全域を併合する意向を表明した

    As a result of this Polish-Romanian-Magyar-Russian carve-up, Ukraine is expected to lose half of its territory and be reduced to its bare bones.
    このポーランドルーマニアマジャール (ハンガリー)ロシアの切り分けによりウクライナは領土の半分を失い骨抜きにされることが予想される

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    Washington hopes to re-establish its hyper-power thanks to the war in Ukraine



    本日の書物 : 『日本国史 (下) 』 田中 英道 扶桑社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 世界史を裏で操るユダヤの金融資本

     …日露戦争の勝利は朝鮮や満洲における日本の権益をロシアにおかされないという一応の歯止めになりました。またアジアが西洋と実力的にも十分に対等になれることを示しました。その勝利にユダヤ人の援助があったというのは隠れた事実ですが、この勝利は逆にユダヤ人を動かしました。彼らは日本が勝ったのを見て、世界は西洋だけではないと考えるようになりましたそこでアジアを含めた形で世界を支配する戦略を立てはじめましたそれが第一次大戦後につくられた国際連盟、第二次世界大戦後につくられた国際連合の動きに反映されています

     日本という欧米列強と対抗できる力をもつ国がアジアに現れたことによって、ユダヤの世界制覇は日本を含めた形で考えられるようになったのです。それをいまの言葉ではグローバリゼーションといいますがインターナショナリズムで世界を結びつけようとするユダヤの戦略が二十世紀になると非常に強くなっていくのです

     日本が第二次世界大戦に繰り込まれたのもアメリカがユダヤ人に操られた結果です。ユダヤ人はアメリカにドイツを討たせる必要がありました。背景にあるのは、もちろんナチによるユダヤ人の弾圧です。しかし、アメリカにはドイツからの移民も多く、ドイツに敵意をもつ人々は決して多くはありませんでした。ドイツと戦争をするためには、アメリカ国民に戦意をもたらすきっかけが必要でした。
     
     そこでクローズアップされたのが日本の存在です。日本は黄色人種の国であり、その経済力と軍事力はアメリカがアジアに進出する大きな妨げとなっていました。それを破ることはアメリカの失業対策につながり、軍需産業にとっては戦争需要がもたらされることを意味します。そして、その利益を得る人々はユダヤ人にとりわけ多かったのです。

     そこでユダヤ人を弾圧するドイツに対する反ナチの戦いに日本を敵国として参加させ、日独を同時に討つという戦略を立てたのです。そうすれば、ドイツのユダヤ人を助けるために戦う必要があるのかというアメリカ国民の疑問を薄めることができますし、同時にアメリカに経済の活況をもたらし、ユダヤ人は儲けを手にすることができるのです。まさに一石三鳥です。そのためにアメリカの中枢を支配するユダヤ人はあらゆる手を使って日本を戦争に巻き込もうとしたのです

     そのような陰の力としてユダヤ人が働いた結果日本は戦争に巻き込まれていきました。真珠湾攻撃によって 「日本が戦争を仕掛けた」 ようにアメリカ国民に印象づけつつ、実は日本を戦争に引きずり込んでいったのですその中心にいたのがユダヤの金融資本だったことに注目しなければなりません。』

    日の丸

    「科学」 的な方法で追求するという 「ユダヤ学」、しかし、ナチスのホロコーストについての 「科学」 的な解明については・・・(笑)


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、以前にご紹介させて頂いた書物の下巻になりますが、それ以降も相変わらず下半身がユルユルな♂と、血筋の穢れたビッチな♀、というトンデモナイ組み合わせ“秋シモノ宮家” が、その某弱無人ぶりその醜態を、広く日本国民に知らしめているところではありますが、ニューヨークの “KOBUTA MAKO” も含めてやはり穢れの血が混じってしまったためでしょうか、どこからどうみても “ユダヤ・キリスト教” に毒されてしまっており喫緊の課題は “秋シモノ宮” 一族の排除であることは自明で、微かな望みをかけて変化を期待する暇がある (時間の無駄です!) のであればまず早急にご覧頂きたい書物で、ユダヤ・キリスト教的史観 (←つまりは、マルクス主義史観。これが理解できない方が非常に多いのは困りものですがw) の学校教育で “暗記させられた”役に立たず且つ虚構のものである 「偽歴史」で はない「本当の歴史」そして私たち日本人が世界に誇るその国家の歴史 <国史> に対する理解を深めるために必読のお薦めの良書になります。









    読書 5-39

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    pesdibcvs.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,065,177(1,065,109)÷96,967,142(96,952,033)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」
    pesdibcvs1.jpg

    イタリア : 178,081(177,988)÷23,114,013(23,099,983)=0.0077・・・(0.0077) 「0.77%(0.77%)」
    pesdibcvs2.jpg

    日本 : 45,996(45,976)÷21,801,676(21,786,304)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    pesdibcvs3.jpg







    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    そこで、本日からは次の論文を確認して参りたいと思います。

    ffdsqlp.jpg
    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、見て参りましょう。

    『 序章

    第一節 はじめに

    本論文の目的と問題設定

     本論文は、現代ユダヤ思想家研究者による神権政治に関する主要な 「論争」 (1) を考察し、これによって、現代ユダヤ思想の状況の一端、なかんずく現代イスラエルにおける宗教と政治の対立軸とその状況を明らかにする。この考察の対象となる神権政治をめぐる論争は、聖書解釈中世ユダヤ思想解釈現代ユダヤ思想の文脈に置かれるため、主として政治・社会思想および哲学についての歴史的研究の手法によってこれらを分析することになる。

     本論文において研究アプローチとして特に意識するのはいわゆる 「ユダヤ学」 の視点である (2)。近代ユダヤ学は、レオポルド・ツンツ (Leopold Zunz, 1794 - 1866 ) をはじめ、19 世紀ドイツの大学に学んだユダヤ人学生たちがユダヤの歴史・文化に関する当時の叙述がキリスト教本位の視点で語られたがゆえに負った様々な偏見に反発を覚えより公平な歴史的事実に基づ いた自己理解を 「科学」 的な方法で追求したことに淵源する本論文においてもユダヤ人自身の見解や議論を積極的に取り上げ問題を内在的に理解することに努める。具体的には、キリスト教プロテスタントの批判的聖書学者ユリウス・ヴェルハウゼン (Julius Wellhausen, 1844 - 1918 ) による古代イスラエルの神権政治理解に反論したマルティン・ブーバー (Martin Buber, 1878 - 1965 ) の 1932 年の著作 『神の王権』 とそれをめぐる論考、また 1976 年 に 、イスラエル国内において宗教と政治の関係をめぐる論争を引き起こした、ゲルション・ヴァイレル (Gershon Weiler, 1926 - 1994 ) の 『ユダヤ神権政治』 と、彼の主張に反論した、アヴィエゼル・ラヴィツキー (Aviezer Ravitzky, 1945 - ) の 『ユダヤ思想における宗教と国家統一、分離、衝突、従属のモデル』 (1998 年)、『ハラハー国家は可能か? ユダヤ神権政治のパラドックス』 ( 2004 年)を 主要な考察対象とする。 3 人 はそれぞれ異なる思想的立場を取りつつも現代ユダヤ思想においてオピニオン・リーダー的役割を果たしているこれらの論争は狭義のアカデミアを超え宗教的政治的にイスラエル社会の現実へ影響を及ぼしており本論文で彼らの議論を考察する理由もそこにある。ヴァイレルとラヴィツキーの論考では、ブーバーの著作 『神の王権』 が言及されているわけではない。二人の神権政治理解とブーバーの主張とのあいだに見られる親近性の事実を踏まえると、ブーバーの黙殺は興味深い事実である。本論では、ブーバーの議論と、ヴ ァイレルとラヴィツキーの議論をそれぞれ考察した上で、なぜブーバーに対する言及が二人に見られないか、その根拠の解明も試みる。この理由の考察は、それがただちに両者の議論の関係を問うこととなり、さらにこの問いは、神権政治概念に対するブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの立場をめぐる鮮やかな対比をもたらすであろう。


    (1) アヴィエゼル・ラヴィツキーの著作はゲルション・ヴァイレルの死後に発刊されており、二人は面と向かって論争したわけではない。本論文においては二人のイツハク・ アバルヴァネル (Isaac ben Judah Abravanel,1437 - 1508 ) 理解の試みを 「論争」 と表現する。これはラヴィツキーのアバルヴァネル考察において、ヴァイレルがまさに論争相手であったからである 。またヴァイレルとラヴィツキーの論考において、マルティン・ブーバーへの言及が見られないが、論文著者は 3 人の論考を共に扱う必要があると考える。

    (2) 本邦の諸大学のうち 「ユダヤ学」 という名称で授業が執り行われているのは、現在のところ同志社大学のみである。本邦における 「ユダヤ学」 の現状については、以下の拙稿を参照。 平岡光太郎 「日本におけるユダヤ学の現状 ― 学術団体の趣意書等の考察―」 『一神教世界』 第 1 号、2010 年、52 ~ 64 頁。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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