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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日朝関係 >  不逞朝鮮人、不逞ユダヤ人

    不逞朝鮮人、不逞ユダヤ人

    A storm is coming 486

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、バンデライト、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、在日朝鮮人、ネオコン



    The end of Western domination
    欧米による支配の終焉 ④

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    Washington assassinated Iraqi President Saddam Hussein and Libyan leader Muamar Gaddafi because they dared to question the dominance of the dollar. Then they looted their central banks.
    ワシントンがイラクのサダム・フセイン大統領とリビアの指導者ムアンマル・カダフィ氏を暗殺したのは、彼らが米ドルの支配に疑問を投げかける勇気を持っていたからである。そして、彼らは自国の中央銀行を強奪した。

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    U.S. President Joe Biden came to effectively chair the European Council on March 24, of which the United States is not a member. According to the European treaties, it is NATO that ensures the security of the European Union.
    ジョー・バイデン米大統領が 24 日、米国加盟していない欧州理事会の実質的な議長国を務めるようになった。欧州の条約によると、欧州連合 (EU) の安全保障を確保するのは NATO である

    THE PROCESS OF SEPARATING THE WEST FROM THE REST OF THE WORLD
    欧米が世界から切り離される過程

    0. The very day after Moscow recognized the independence of the Donetsk and Lugansk People’s Republics (February 21, 2022), the United States launched an economic attack on Russia (February 22). The European Union followed suit the day after (February 23). Vnesheconombank and Promsvyazbank were excluded from the global financial system.
    0. モスクワがドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を承認したまさにその翌日 ( 2022 年 2 月 21 日)、米国はロシアへの経済攻撃を開始した ( 2 月 22 日)。その翌日には欧州連合も追随した ( 2 月 23 日)。Vnesheconombank と Promsvyazbank は、世界の金融システムから排除された。

    Vnesheconombank (VEB.RF) is a regional development bank. It could have helped the Donbass. Promsvyazbank (PSB) invests mainly in the defense sector. It could have played a role under the Mutual Assistance Treaty.
    Vnesheconombank (VEB.RF) は地域開発銀行である。それはドンバスを助けることができたかもしれない。Promsvyazbank (PSB) は主に防衛部門に投資している。それは相互援助条約の下で役割を果たすことができたかもしれない。

    1. As Russia started a special military operation in Ukraine (February 24), the United States extended the exclusion of the first two banks from the global financial system to all Russian banks (February 25). The European Union followed suit (February 25).
    1. ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始すると ( 2 月 24 日)、米国は最初の 2 行の国際金融システムからの排除を、すべてのロシアの銀行にも拡大した ( 2 月 25 日)。

    2. In order to prevent as many states as possible from joining Russia, Washington extended the trade bans to Belarus. The European Union began to deny Russian banks access to the SWIFT system as previously instructed by the United States, extended sanctions to Belarus and censored the Russian state media, Russia Today and Sputnik (March 2)
    2. できるだけ多くの国家がロシアに加担するのを防ぐため、ワシントンは通商禁止をベラルーシに拡大した。欧州連合は、米国の事前指示通りロシアの銀行の SWIFT システムへのアクセス拒否を開始し、ベラルーシへの制裁を拡大し、ロシア国営メディア 「ロシア・トゥデイ」 「スプートニク」 を検閲した ( 3 月 2 日)。

    3. Washington began to target wealthy Russian citizens (erroneously called "oligarchs") with bad relations with the Kremlin (March 3) and to ban imports of Russian energy sources (March 8). The European Union followed suit, but resisted a ban on the import of much-needed Russian gas (March 9).
    3. 米国はクレムリンと関係の悪いロシアの富裕層 (誤って 「オリガルヒ」 と呼ばれるが) を標的にし始め ( 3 月 3 日)、ロシアのエネルギー資源の輸入を禁止し始めた ( 3 月 8 日).。欧州連合もこれに続いたが、必要不可欠なロシアの天然ガスの輸入禁止に抵抗した ( 3 月 9 日)。

    4. Washington extended financial sanctions in the IMF and World Bank, expanded the list of oligarchs and bannned the export of luxury goods to Russia (March 11). The European Union followed suit (March 15).
    4. ワシントンは IMF と世界銀行における金融制裁を拡大し、オリガルヒのリストを拡大し、ロシアへの高級品の輸出を禁止した ( 3 月 11 日)。欧州連合もこれに追随した ( 3 月 15 日)。

    5. Washington ensuref that members of the Duma and oligarchs no longer have any rights in the West; that Russia would no longer be able to use its assets in the USA to pay its debts to the USA; and that it would no longer be able to use its gold to pay its debts abroad (24 March). The European Union followed in these prohibitions. It pronounced a ban on the import of Russian coal and oil, but still no ban on gas.
    5. ワシントンは、下院議員やオリガルヒが西側諸国ではもはや何の権利も持たないこと、ロシアが米国内の資産を使って米国への債務を支払うことができなくなること、そしてロシアが金を用いて海外での債務を支払うことができなくなることを確実にした ( 3 月 24 日)。欧州連合 (EU) もこの禁止令に追随した。ロシアの石炭と石油の輸入禁止を宣言したが、天然ガスについてはまだ禁止していない。

    The table below summarizes the communications from the White House and Brussels.
    下表は、ホワイトハウスとブリュッセルからの発信をまとめたものである。

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    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    The end of Western domination



    本日の書物 : 『関東大震災 「朝鮮人虐殺」 はなかった!』 加藤 康男 ワック



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 勅令による報道操作

     大正十二年九月三日付の新聞が 不逞朝鮮人各所に放火」、続く四日付では 「三日朝二人づれの鮮人が井戸に猫入らずを投下せんとする現場を警カイ員が発見して直ちに逮捕した」 (第三章) という具合に、市民に警戒心を厳重にさせる報道を指揮してきた内務省の方針ががらりと一変した。

     その方針転換にもかかわらず、九月三日から四日にかけて、多くの新聞は事実をありのままに報じていた。朝鮮人によるテロは止むことなく発生していたのである。

     以下、先に上げた中央紙以外に全国各地方で報じられた事実の一例を引いておこう。

    朝鮮人、隊をなして石油・爆弾使い放火」 ( 「小樽新聞」 九月三日号外) 

    朝鮮人、爆弾・放火 王子、横浜で軍隊と衝突」 ( 「庄内新聞」 九月三日号外 )

    朝鮮人、屋根から屋根へ放火、婦人凌辱、略奪」 ( 「新愛知」 九月四日号外 )

    朝鮮人、浦和・高崎に放火検挙 爆弾所持し、碓氷峠列車爆破自白」 ( 「名古屋新聞」 九月四日号外 )

    朝鮮人、殺人虐殺凶悪ぶり 進行中の列車に爆弾投げつける」 ( 「福岡日日新聞」 九月四日号外 )

    朝鮮人捕縛 爆弾その他押収。 軍隊が治安維持に出動したため、不逞朝鮮人は爆弾を携帯しながら各地方へ退散、鎮圧鎮静化へ」 ( 「九州日報」 九月四日号外 )

     などなど上げれば枚挙に遑 (いとま) はない。だが、内務省は次第に本腰を入れて報道管制の操作を開始し始める。

     内務省による “操作” は初めのうちは穏やかな表現に始まり、次第に強制力を持った指令の形をとるようになる。まず最初の異変は、「東京朝日新聞」 の四日付手書き号外に現れた。

    「武器を持つ勿 (なか) れ

    朝鮮人は全部が悪いのではない。鮮人を不当にイヂメてはならぬ、市民で武器を携へてはならぬと戒厳令司令官から命令を出した」

     ほぼ同じ内容の告示が翌朝、他紙にも掲載された。

    「善良な鮮人を愛せよ

    ▲ 善良なる朝鮮人を敵視してはなりませぬ
    ▲ 警察力も兵力も充分ですからこれに信頼して安心してください
    ▲ 各自に武器等を執て防衛する必要はありません
    ▲ 勝手に武器を携帯することは戒厳司令官の命令に依り堅く禁ぜられてをりますからやめてください」 ( 「東京日日新聞」 大正十二年九月五日 )

     これらの記事内容で分かることの第一は朝鮮人の襲撃がなかったとは一言も言っていないことである襲撃はあったものの、戒厳令が発令された以上は軍にまかせ、市民は武器を持つな、加えて善良な朝鮮人もいるのだからそういう者は敵視するな、という限定した意味が込められていることはすぐに理解できよう。

     こうした司令部からの記事が流れる一方で、扱いは小さくなったものの依然として朝鮮人襲撃のニュースは出回っていたとりわけ地方紙ではまだ目立って多かった

     それがぴたりと止んで急転回し朝鮮人襲撃記事を流布すれば処罰するとまで言い出したのは九月七日からだった。前日、「三大緊急勅令」 というのが公布されたのである。』

    日の丸

    「ネオコン」 と 「ユダヤ人」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、根っからのウソつき民族である “朝鮮族”垂れ流す関東大震災時における 「朝鮮人虐殺」 という戯言について、当時の報道等の資料に基づきながら時系列で紐解き実際に我が国において “朝鮮族” が犯してきた数々の犯罪行為を暴きその戯言がなぜ生み出されるに至ったかを時の日本政府の対応の誤りと共に解き明かして下さる良書になります。

    読書 5-21

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    hakonesxeri.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,059,605(1,059,381)÷96,392,543(96,365,295)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」
    hakonesxeri1.jpg

    イタリア : 177,130(177,092)÷22,500,346(22,467,278)=0.0078・・・(0.0078) 「0.78%(0.78%)」
    hakonesxeri2.jpg

    日本 : 44,580(44,580)÷21,147,468(21,147,468)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    hakonesxeri3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『ネオコンと宗教右派 : 公共哲学的観点による比較』藤本 龍児

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 論文要旨

     イラク戦争を押しすすめた世界観を提供したのはネオコンと宗教右派だと言われている。すでに現在では、イラク戦争にたいする反対の声が多くなってきた。しかし、今後、両者の世界観は完全にその思想的な説得力を失うのだろうか。
     これまでネオコンと宗教右派については 「両者がどれほどブッシュ政権にたいして現実的な発言力をもっているのか」 ということが論じられてきた。しかし、上記のような問題を考察するためには 「両者はどれほどアメリカ国民にたいして思想的な説得力をもっているのか」 ということを問わねばならない。そこで、こうした問題を問うために、両者を公共哲学的な観点から比較する。
     本稿では、両者の世界観がもつ影響力の射程を明らかにし、両者を建設的に批判するための条件を導き出すことを目的とする。第 1 章では宗教右派の世界観を、第 2 章ではネオコンの世界観を明らかにし、第 3 章では、両者の世界観を比較して、その共通点と相違点を浮かび上がらせる。そして最後に、両者を建設的に批判するための手がかりを導きだす。

    キーワード
    ネオコン/ 宗教右派/ イラク戦争/ 世界観/ レオ・シュトラウス

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    2. ネオコンの世界観

    2.1 ネオコンとは誰か

     次に、ネオコンについて見てみよう。ネオコンとは 「neo-conservatism」 もしくは 「neo-conservatives」 のことであり、そのまま訳せば新保守主義 (者) ということになる (3)。では、それによって指し示されるのは、どういった人たちなのだろうか。
     もっとも一般的な定義「かつてりベラル派に属していたが、のちに保守派に転向したユダヤ人のインテリ・グループ」 ということになる。しかし、この定義では、いくつか問題が生じてしまう。それは一つに、ネオコンは 1970 年頃に形成された集団であるが、現在は新たな世代が出てきており、なかにはリベラル派に属していた経歴がなく、最初から保守派である者も出てきている、ということである。たとえば、ネオコンの父祖と言われるのはアーヴィング・クリストルであるがその息子こそ冒頭で紹介した現在のネオコンの中心人物ウィリアム・クリストルにほかならない。彼のような世代が出てきたことは看過できないであろう。そして二つに、その多くがユダヤ人であることは間違いないが、ユダヤ人以外のネオコンもいるのであって、それを無視することはできないということである。そもそもアーヴィング・クリストル自身、ユダヤ教からカトリックに改宗してしまった [中岡 2004 : 175 ]。こうした事実を踏まえると、たとえば、ネオコンはユダヤ人の集団であるからイスラエルを支持するのだ、という分析は必ずしも正しくないということになる。


    アーヴィング・クリストル
    アーヴィング・クリストル

    ウィリアム・クリストル
    ウィリアム・クリストル

     したがって、上記のような定義のなかで残るのは、ネオコンがインテリ・グループであるということだけになってしまう。これは先に述べたように、ネオコンが少数派に留まっている事実にもつながるが、むろん、それだけではネオコンが誰かということを特定したことにはならない。ゆえに、ネオコンを厳密に把握しようとするならば、次のように、それを第一世代と第二世代に分けその違いを理解したうえでネオコンを捉えるのが適当であると考えられる (4)。


    (3) 「neo-conservatives」 という用語は、ネオコンを批判する立場にあったマイケル・ハリントンにより使われ始めた [Glazer 1980:1498 ]。また、ネオコンについては、[Stelzer (ed.) 2004 ] を参照。

    (4) ネオコンを理解するには、その変質を理解しなければならないが、その違いや転機をどこに求めるかは論者によって多少異なる。たとえば田原は、その変質を、理想主義から現実主義への変化と捉え、第二世代 (一 ・五世代) を 「政界に姿を現した人々」 と規定している [田原 2003 : 34 ]。あるいは、フクヤマは、冷戦崩壊以後にネオコンは変質したと見る。ソ連や東欧が 「民主化」 したことにより、ネオコンが 「レジーム・チェンジ」 についての過剰な自信をもつようになった、というのである [Fukuyama 2006 : 47
    − 65 ]。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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