2022-09-18 (Sun)

☆「今日の下着の色は?」公明党・熊野正士参院議員のセクハラを被害女性が告発〈LINE入手〉
☆公明党の説明に疑義「北側副代表にも話が行っている」セクハラ熊野正士参院議員の“自白LINE”入手


本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、バンデライト、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、宏池会、林芳正、岸田文雄、公明党
The war propaganda changes its shape
戦争プロパガンダはその姿を変えつつある ①
If the Russian army has won the war against the Banderites in Ukraine, Nato has won the cognitive war against its own citizens in the West. The Atlantic Alliance has developed a new form of propaganda based on what it denounced a short time ago: Fake News, that is to say not false information, but biased information. How to protect yourself from it?
ロシア軍がウクライナのバンデライト (ネオナチ、極右) との戦争に勝利したのだとしたら、NATO は西側の自国民に対する認知戦に勝利したといっても過言ではないだろう。大西洋同盟は、少し前に糾弾した事柄に基づいて、新しい形のプロパガンダを作り上げた。フェイクニュース、それは間違った情報ではなくて、バイアスが掛かった情報ということを表している。どうしたらそれから身を守ることが出来るのか?

ステパーン・バンデーラ

バンデライト(バンデーラ派極右)

In contemporary democratic societies, war propaganda is conceived as an illusionist’s act: diverting the public’s attention in order to hide what it should not know.
現代の民主主義社会では、戦争プロパガンダは奇術師の行為として考えられている : つまり、一般大衆が知るべきでないことを隠蔽するために、一般大衆の注意を逸らすことである。
THE NATO DEVICE
NATO デバイス
"Subduing the enemy by force is not the highest art of war, the highest art of war is to subdue the enemy without shedding a single drop of blood. Sun Tzu, The Art of War.
「武力で敵を制圧することは最高の兵法ではない。最高の兵法とは、一滴の血も流さずに敵を制圧することである。」 孫子 「兵法」
French General Philippe Lavigne of NATO’s Allied Command Transformation (ACT) oversees research on new propaganda methods.
NATO の変革連合軍 (ACT) のフィリップ・ラヴィーン将軍 (フランス) は、新しいプロパガンダ手法の研究を統括している。

フィリップ・ラヴィーン
His command has 21 centers of excellence, including one for propaganda, the Strategic Communications Center of Excellence (STRATCOM) in Riga, Latvia. It has created the NATO Innovation Hub (iHub) under the direction of Frenchman Francois du Cluzel, a former professor at the Collège militaire interarmes de Coëtquidan. It funds research at John Hopkins University and Imperial College of London on cognitive abilities. This research covers the entire cognitive domain with various applications ranging from bionic soldiers to war propaganda.
彼の司令部には 21 の卓越センターがあり、そのうちの 1 つがラトビアのリガにある戦略的コミュニケーション卓越センター (STRATCOM) である。また、コエトキダンの陸軍士官学校の元教授であるフランス人フランソワ・デュ・クルーゼルの指揮の下、NATO イノベーションハブ (iHub) を創設した。このハブは、ジョン・ホプキンス大学とインペリアル・カレッジ・ロンドンの認知能力に関する研究に資金を提供している。この研究は、認知領域全体をカバーし、バイオニックソルジャーから戦争プロパガンダに至るまで、さまざまな応用が可能である。
Nato’s general idea is to add to the five usual domains of intervention (air, land, sea, space and cyber), a sixth: the human brain. "While actions in the five domains are carried out in order to have an effect on the human domain, the objective of cognitive warfare is to make each one a weapon," writes François du Cluzel.
NATO の基本的な考え方は、従来の 5 つの介入領域 (空、陸、海、宇宙、サイバー) に、6 つ目の領域である人間の脳を加えることである。「 5 つの領域での行動は、人間の領域に影響を与えるために行われますが、認知戦争の目的は、それぞれの領域を武器にすることです」 と、フランソワ・デュ・クルーゼルは書いている。
If war propaganda was based, during the First World War, on false information popularized by great writers; then on the repetition of selected messages during the Second World War; today it is conceived as an illusionist’s act. It is about moving people to distract their attention and hide from them what they should not see. They judge what they see with the uninteresting information they are fed. In this way, we manage, without lying to them, to make them take bladders for lanterns.
戦争のプロパガンダが、第一次世界大戦では、優れたライターたちによって広められた偽の情報に基づいていたとするなら、第二次世界大戦では、特定のメッセージを繰り返し伝えることに基づいていた : 今日、それは奇術師の行為として考えられている。それは、人々の注意をそらし、見てはいけないものを隠蔽するために、人々を動かそうとするものである。人々は、与えられた面白くもない情報の中から、自分が何を見るかを判断する。このようにして、私たちは、嘘をつかずに、人々を惑わせる (幻想を抱かせる) ことができるのです。
We are living the first application of this technique, on the occasion of the war in Ukraine.
私たちは、ウクライナの紛争に際して、この手法の最初の適用例を目にしているのである。
To make myself understood, I will first present some information to be ignored, then come back on the treatment of the war by French State television. I would have obtained the same result if I had used a German, British or American example.
まず、私の考えを理解してもらうために、無視すべき情報をいくつか提示し、それからフランス国営放送によるこの戦争の扱いについて話を戻すことにする。ドイツ、イギリス、アメリカの例を用いたとしても、同じ結果になるはずだ。

Nato report presenting cognitive warfare (November 2020). Click on the image to download the document.
認知戦争を提唱する NATO の報告書 ( 2020 年 11 月)。ここをクリックすると資料がダウンロードできます。




☆The war propaganda changes its shape
本日の書物 : 『アメリカの崩壊 分断の進行でこれから何が起きるのか』 山中 泉 方丈社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 チャイナは、まず 「政治家」 から篭絡 (ろうらく) を試みる
アメリカにおいて、密かに長く続いてきた中国共産党による侵入 (Infiltration) 工作の第一のターゲットは政治家だ。
ビジネスを成立させる足掛かりは、まず政治家が作ることも多く、そこだ最初の最も重要な標的になる。中国企業が進出を考える場合や、孔子学院など中国共産党の洗脳教育機関を米国内で活動させる認可を得るためには、先ずはそれらの権限を持つ地方の視聴などへの接近が必要となる。
そして、中国共産党政府が政治家を篭絡しようとする場合、まずはハニー・トラップを仕掛けてくるのが常道だ。全員公務員で、安上がり、しかも成果も上げやすい。

☆井川意高・大王製紙前会長「故安倍元総理と食事をご一緒したとき『林さんは中国のハニートラップにかかってるでしょうね』と仰ってた。根拠もお話になっていた」ツイートし波紋 =ネットの反応「知ってた」「ぶちまけちゃって下さいww」

地方の州や市の議員時代に、選挙協力といった名目で、若い中国人女性工作員が近づいてくるパターンが多い。その後、金銭や性的関係を徐々に深める。地方の州・市議会の有望議員はその後、市長や州知事、上下院議員になってくる者も多く、その段階で工作員は録音された会話やセックス行為のビデオなどを持っているため、容易に脅せる。
米情報省やFBIは、これらの詳細情報を相当大量に把握していると発表している。
2020 年に、中国女子学生工作員ファンファンと性的関係を持ち、ハニー・トラップにかかった民主党下院議員のエリック・スウォーウエルなどは典型的な例だろう。
彼は、なんと下院 「情報委員会」 の委員でもあり、この事実が公になった後でさえ、下院議長のナンシー・ペロシは彼を同委員会から除名していない。
しかし、もちろんアメリカだけが狙われているわけではない。日本の政治家も、すでに大変なことになっている議員が大勢いるのではないだろうか?
2022 年 2 月、このナンシー・ペロシの夫や息子が中国企業への投資で巨額の利益を得ていたとの報道が始まっている。下院議長になって長い彼女だが、米ハイテク企業への投資でも多くの議員たちを上回る株式値上がり益を得ていることが報道されている。』

ユダヤ人と異邦人の区別
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、実際に永くアメリカに住み、実業を営んでいる日本人の著者が、現在のアメリカで一体何が起こっているのかを客観的な事実をもとに伝えてくださる良書で、もはや大半の日本国民の常識となっている 「能無しメディア (テレビ・新聞・ラジオ・似非保守系YouTube番組) 」 がそのスポンサーの圧力で伝えない、伝えることができない、あるいはまったくデタラメに “アメリカの現状” として伝えるのではなく、著者自らが体験するリアルなアメリカの姿を知ることができる、当ブログお薦めの書物になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,049,749(1,048,989)÷95,118,482(95,020,834)=0.0110・・・(0.0110) 「1.10%(1.10%)」

イタリア : 176,098(176,009)÷22,004,612(21,987,295)=0.0080・・・(0.0080) 「0.80%(0.80%)」

日本 : 42,110(41,883)÷19,882,749(19,770,404)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 3 章 原始キリスト教団
2 章では初期ユダヤ教において当時の神殿体制に異議を唱えるセクトが誕生したこと、神殿から離れたそれらセクトの中で、神殿での犠牲儀礼に代わって内面の悔い改めを重視する 「聖化」 儀礼としての洗礼が発達したこと、それに伴ってセクトメンバーには 「聖霊」 が与えられ、天使たちと共にあるとの認識があったことを、彼らが トーラーの重要性を前提としつつ多様な解釈を展開したことを示す資料を通して確認した。原始キリスト教団もまた、これらの初期ユダヤ教のセクト運動の中から生まれたことが想定される。本章では、原始キリスト教団が初期ユダヤ教の中の一セクトとしてユダヤ教の解釈を 「継承」 しつつ、 同時にいかにユニークな解釈を行ってユダヤ教から独自の宗教への 「転換」 を行っていったのかを考察する。
3 - 2 ルカ
原始キリスト教団の文書として次にルカ文書 (ルカ福音書・使徒言行録) を検討する。伝統的な理解では、ルカは異邦人キリスト者のために著作した異邦人の著者であることは議論のないこととされてきたのであるが、近年の見解ではルカ文書のユダヤ人性を指摘する研究が多く提出されており、事実、ルカ文書には多くの 「ユダヤ的」 特徴を見ることができるのである。本研究の関心において最も関係のあるその特徴とは、ルカ文書が 「聖霊」 と 「天使」 を非常に重視している文書であるという点である。また、従来 「文学者」 としての側面が指摘されてきたルカであるが、その文学的技法を見る時に、それがトーラーを下地として浮かび上がらせながら自らの解釈の 「新しい世界」 を出現させるという、2 - 4 で確認した初期ユダヤ教における allusion の技法であるのを見ることができるだろう。ルカがこの技法によって描き出す新しい解釈の世界がどのようなものであるのかを、特に彼が 「聖霊」 をどのような意味で用いているのかに焦点を当てつつ、初期ユダヤ教の聖書解釈からのルカの 「継承」 と 「転換」点について考察する。
3 - 2 - 4 ルカが受容した世界
(4) 神の言葉を理解すること ‐ 民族の区別を超えて ‐
・・・ルカが初期ユダヤ教の 「光 = 神の言葉 (教え)、照らし」 との理解を継承しつつ自らの記述をしていると想定すると、使 26: 23 で 「メシア (キリスト) が苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、“民にも異邦人にも光を語り告げる” 」 (423) と言われているように、ルカはその光 (= 神の教え) が 「民にも異邦人にも」 告げられるものであると解釈していることが指摘できるであろう。
ルカはこの光のモチーフに重ねて、「目が開かれる」 ことに度々言及している。それは、聖書の言葉が開かれること (使 17:3 )、天が開くこと (ルカ 3:21、使 7:56、10:11 ) と意味深く重ねられながら、それまで知らされていなかった真理に対して 「目を開かせられること」 (ルカ 24: 31、使 26:18 )、「心を開かれること」 (ルカ 24:45、使 16:14 ) が、「神の言葉を理解すること」 であるとのルカの認識を窺うことができる。ルカにとっては恐らく 「聖霊が与えられる」 とは、「 (異邦人であっても) 神の言葉が理解できるようになること」 なのである。イスラエルの民への神の言葉の授与であるシナイ山でのトーラーの授与に重ねて、ルカが聖霊の授与を描く理由は恐らくここにある。ルカの解釈を通して、「神の言葉が与えられた民族」 から 「神の言葉を理解する民」 へと事柄の重点が移されている。そしてこの 「神の言葉を理解する民」 という基準において、従来のユダヤ人と異邦人の区別がもはや問題視されなくなっているのである (424)。
先述の 「稲妻」 が描かれる出 19 章の律法授与の場面の後、23 章では 「主の名を帯びた」 天使が登場し、契約の締結の場面 ( 24 章) ではモーセはアロン、ナダブ、アビフ、およびイスラエルの 70 人の長老と主のもとに登ることを命じられる。民 11 章ではシナイ山を出発した後、70 人の長老にモーセに授けられている霊の一部が授けられ 「わたしは、主が霊を授けて、主の民すべてが預言者になればよいと切望しているのだ」 とのモーセの言葉が記されている。ルカはこれらを 「一連のイメージ」 として受け取り、その受容・解釈を通して、自らの物語 (すべての民への聖霊の授与) を成立させていると考えられる。ルカの解釈を経ることで、霊、天使、光、照らし等の要素はより密接かつ新たな関係で 結び合されているのである。「柔軟な受容」 という視点から見る時 、一対一の対応によって論証することはできないが確かに存在している 「解釈」 のより大きな関連の世界を捉えることができるのである。
(423) 2:32 (異邦人を照らす啓示の光)、13:47 (異邦人の光)。
(424) 使徒言行録の結びが 「ユダヤ人たち」 に対するパウロのイザヤ書の引用 「あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、見るには見るが、決して認めない。この民の心は鈍り、耳は遠く なり、目は閉じてしまった。こうして、彼らは目で見ることなく、耳で聞くことなく、心で理解せず、立ち帰らない。わたしは彼らをいやさない」 であることも、ルカの視点の重点が「神の言葉を理解すること」 にあることを示しているだろう。
なお、「開く」 という動詞はルカ 11:9 で 「 (求めれば) 門が開かれる」 ことについても使われ、それは使 14:27 では 「異邦人に信仰の門を開く」 こととなっている。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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