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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  朝鮮 >  嘘だらけのアイヌ副読本 『アイヌ民族 : 歴史と現在』  ~ 公明党と北朝鮮

    嘘だらけのアイヌ副読本 『アイヌ民族 : 歴史と現在』  ~ 公明党と北朝鮮

    A storm is coming 403

    本日のキーワード : アイヌ、アイヌ利権、アイヌ副読本、国土交通省、公明党、北朝鮮、チュチェ思想、ユダヤ人、ユダヤ教



    Jews and Their Long History of Hysteria and Overreach
    ユダヤ人とそのヒステリーおよび行き過ぎた行為の長い歴史 ⑥

    dhegsdh.jpg


    (3) Along with the “six million” number, there are also numerous outrageous claims made by Jews during and after World War II. For instance, that the Nazis made bars of soap and lampshades from Jewish skin. Nazis were alleged to have routinely committed the most unimaginable atrocities against Jews. Only later was much of it discredited and shown, once again, to have originated from Allied and Jewish propaganda.
    (3) 「 600 万人」 という数字とともに第二次世界大戦中や戦後にユダヤ人が行った数々のとんでもない主張もある。例えば、ナチスがユダヤ人の皮膚から棒状の石鹸やランプシェードを作ったというものだ。ナチスはユダヤ人に対して想像を絶する残虐行為を日常的に行っていたと言われている。しかしその多くが連合軍とユダヤ人のプロパガンダから生まれたものであることが後になって明らかになりその信憑性は失墜した

    Some of the most bizarre and unbelievable claims made by Jews as to what occurred inside the Nazi work camps are common (portable gas chambers, throwing Jewish babies into the air and bayoneting them, “masturbation machines” in which Jewish males were masturbated to death, etc.).
    ナチスの労働キャンプ内で起こったことについて、ユダヤ人による極めて奇想天外であり信じられないような主張がまかり通っている (持ち運び可能なガス室ユダヤ人の赤ん坊を空中に放り投げて銃剣で突くユダヤ人男性がオナニーして死ぬ 「オナニーマシン」 など)。

    子供 笑う 女性

    Jewish survival stories tend to be particularly fanciful, and many of them have been discredited upon closer examination. Behind them all are motives of greed and gaining sympathy for Jewish people. One such story involves Misha Defonseca (real name: Monique de Wael): “Desperate to be reunited with her parents, Misha travelled through war-torn Europe, becoming trapped in the Jewish ghetto in Warsaw. After escaping over a wall, she travelled thousands of miles to Ukraine, Romania, Yugoslavia, Italy, France and back to Belgium. During her arduous journey Misha said she stayed with a pair of wolves she named Maman Rita and Ita. . . . I was like the wolves — a hunted animal, and one that would be killed on sight. . . . Later she said she joined a pack of six adult wolves and four pups” (Grant Rollings, The U.S. Sun [8/4/2021]).
    特にユダヤ人の生き残りのエピソードは空想的なものが多くよくよく調べてみると信用できないものがほとんどであるその背景にはユダヤ人に対する同情を買おうという貪欲な動機があるミーシャ・デフォンスカ (本名モニク・ドゥ・ワエル) の話もその一つだ。「両親との再会を求めて、戦火のヨーロッパを旅したミーシャは、ワルシャワのユダヤ人ゲットーに囚われの身になる。ワルシャワのユダヤ人ゲットーに閉じ込められ、壁を越えて脱出した彼女は、ウクライナ、ルーマニア、ユーゴスラビア、イタリア、フランス、そしてベルギーへと何千キロも旅をした。この間、ミーシャは、ママン・リタとイタと名づけた一対のオオカミと一緒に暮らしたという。・・・私はオオカミと同じように、狩られる動物、そして見つけ次第殺される動物だったのです。その後、彼女は 6 匹の大人のオオカミと 4 匹の子犬の群れに加わったという。」 (グラント・ローリングス、米サン紙 [ 2021 年 8 月 4 日] )

    ミーシャ・デフォンスカ
    ミーシャ・デフォンスカ

    Turns out her wolf pack story was just a pack of lies. Misha reluctantly confessed her fakery when the matter was later investigated. She also had to return the millions she had profited from the story she weaved.
    彼女のオオカミの群れの話はただの嘘だったことがわかったミーシャはその後の調査の結果しぶしぶながらも自身の捏造を告白した彼女はまた自分が捏造した作り話から得た数百万ドルを返却しなければならなかったのです。

    植村隆 敗訴確定

    A good many of these Holocaust stories are so far-fetched that it’s hard to believe that intelligent people would take them seriously. Yet when it comes to the industry and religion of the Holocaust, one must bypass all critical thought and exercise only blind faith.
    このようなホロコーストのストーリーの中にはあまりにも突飛なものが多く知的な人々がそれを真に受けるとは到底思えないしかしホロコースト産業およびホロコースト信仰に限っては批判的思考を一切排除しただ盲信するしかないのです。

    The Holocaust and spreading its message to the world is so important to Jews, in fact, that many of them believe it’s the key to their ethnic solidarity. It’s integral to who they are. Their belief in it is what holds them together, perhaps for some of them even more so than their belief in Yahweh and the Talmud.
    ホロコーストとそのメッセージを世界に広めることは、ユダヤ人にとって非常に重要であり、実際、彼らの多くはそれが自分たちの民族的連帯の鍵を握っていると考えている。それは彼らが何者であるかということと不可分のものである。この信念が彼らを結びつけているのであり、おそらく一部の人々にとっては、ヤハウェやタルムードへの信仰以上に重要なものなのである。

    Again, fanciful stories and claims about the Holocaust serve as examples of typical Jewish hyperbole. Mind you, I’m not saying that many Jews did not suffer and die during WW2 (so also did many non-Jews – even more so!). There were atrocities committed by almost all the involved parties (some more than others). Yet the Holocaust illustrates how deeply wedded Jews are to propaganda, and how they are largely unable to restrain themselves from spreading the most hysterical claims to the world that we are expected to believe without question. A good many Jews are offended when the same reviews and critical investigations that are applied to other historical events are applied to the Holocaust story. This event alone cannot be challenged. It’s not subject to the critical eye, and those who think otherwise soon discover the power of influential Jews. It shows again the religious nature of the Jewish Holocaust narrative.
    繰り返しますがホロコーストに関する空想的なエピソードや誇張された話は典型的なユダヤ人の例と言えます第 2 次世界大戦中、多くのユダヤ人が苦しみ、命を落としたことを否定しているわけではありません。(多くの非ユダヤ人もそうであったのです - ユダヤ人以上に!)。ほとんどすべての関係者によって残虐行為が行われた (ある者はより多く)。しかし、ホロコーストはユダヤ人がいかにプロパガンダと密接に関わり合っているかそして私たちが疑うことなく信じ込むことを当て込んでいる極めてヒステリックな言い分を世間に広めることをいかに自制できないかを示している他の歴史的事象に適用されるのと同じ評価や批判的調査がホロコーストのストーリーに対して適用されると相当数のユダヤ人が気分を害することになる。この出来事だけは、異議を唱えることができない。批判的な視線にさらされることはなく、そう考えない人はすぐに影響力のあるユダヤ人の力を知ることになる。それは、ユダヤ人のホロコーストに関するストーリーの宗教的性格をあらためて示すものです。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    『Jews and Their Long History of Hysteria and Overreach』 The Unz Review • An Alternative Media Selection



    本日の書物 : 『アイヌ副読本 『アイヌ民族:歴史と現在』 を斬る ― 北朝鮮チュチェ思想汚染から子供を守れ』 的場 光昭 展転社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 北海道の小中学校に平成二十年 (ニ〇〇八) 以降に在校された方であれば、一度は目を通したことがある【アイヌ副読本 『アイヌ民族 : 歴史と現在』 (財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構、所管は国土交通省) 】には【多くの記載に誤り】があり、また【多くのウソ】盛り込まれていることが【問題視されてきました】

     北海道議会自民党議員団が【記載に問題がある】と申し入れをしましたが【執筆者たちは、学問の自由や表現の自由という訳のわからない理由を並べ立てて、この申し入れを拒否していました】

     平成三十年 (二〇十八) に【改訂版】【公益社団法人アイヌ民族文化財団 (所管は同じく国土交通省) 】によって出されましたが、先の申し入れも含めて【誤りは全く正されていません】そもそも【全道の小中学生と全国の小中学校に配布される副読本の所管官庁】が【文部科学省】ではなく【国土交通省】ということにも【大きな問題がある】と思いませんか。



    安倍晋三03
    国土交通省といえば公明党・・・ (安倍晋三総理の最後のツィートが意味するところは?)







    拙著では【野放しにされている数ある誤り ―― もうほとんどウソというべき ―― の中で決して見逃せないものを選んで訂正】し【背後にある恐ろしい思想を紹介】します。』

    日の丸

    共同体に与えられた 「聖なる霊」 による清め


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、北海道の白老町にある、我が国の代表的な “汚物” である 「ウポポイ」 (通称 : ウソッポイ) などを巡るいわゆる 「アイヌ利権問題」 の理解する上でも知っておく必要がある学校教育の現場で実際にどのようなデタラメ教育が子供たちに施されているのかを、その利権に関与する人物を実名を挙げて個別具体的に解説がなされている良書で「アイヌ利権問題」 と深く関係する北朝鮮のチュチェ思想 (主体思想) についても同時に学ぶことができるとてもお得な当ブログお薦めの良書になります。

    読書 4-8

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,021,822(1,020,938)÷88,940,752(88,641,259)=0.0114・・・(0.0115) 「1.14%(1.15%)」
    splwxkjr1.jpg

    イタリア : 169,390(169,233)÷19,667,320(19,523,262)=0.0086・・・(0.0086) 「0.86%(0.86%)」
    splwxkjr2.jpg

    日本 : 31,466(31,443)÷9,806,971(9,730,993)=0.0032・・・(0.0032) 「0.32%(0.32%)」
    splwxkjr3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2 章 初期ユダヤ教
     「初期ユダヤ教」 という時代区分は、狭くは前 2 ~ 後 2 世紀広くは前 6 ~ 後 1、2 世紀など研究者によって様々に定義されるが (69)、ここでは捕囚後の第二神殿時代に再建した神殿とモーセ五書 (トーラー) を柱とする改革が行われトーラーの絶対的な重要性のもとに特徴的でしかし多様な聖書解釈がなされていった時期を指してこの用語を用いたい (70)。TovTov (71) は 「逆説的だがモーセ五書への関心の高まりが紀元前最後の数世紀間に多種多様な本文形式の創出に寄与した」 と指摘する (72)。本章では聖典としての聖書テキストの解釈が著しく発達した初期ユダヤ教の時代状況の中での具体的な読者・解釈者の視点に焦点を当てつつテキストと彼らとの間に成立した特徴的で多様な解釈を分析する。解釈者の視点を想定することによって、特にこの時期に発達した 「霊 (聖霊) 」 「天使」 の概念がいかに重要かつ特徴的な形象であったのかを示すことができるだろう。


    2 - 2 - 2 「聖なる霊」
     クムラン共同体 (104) によって残された文書群には 「聖なる霊」 への言及が多数見られる。コンコルダンスによると רוח の用例は 442 回あり、その中で רוח ורש は 48 回である (105)。以下特に共同体と聖なる霊との関係がよく分かる例を中心に用例の検討を行う

    「宗規要覧」 ( 6 回 ; 1QS 3 : 7,1QS 4 : 21,1QS 8 : 16, 1QS 9 : 3, 4Q255 f2 : 1, 4Q258 7 : 4)

     「共同体の規則」 の名で呼ばれてきたがクムラン共同体のみに帰されるものではなく広くパレスティナに散らばっていたセクトの文書であるため、Wise、Abegg、Cook は 「ユダヤ人セクト連合契約 (Charter of a Jewish Sectarian Association) 」 と呼ぶ。それらのセクトは祭司レビ人イスラエル異邦人改宗者から成っておりここで言われる 「イスラエル」 とは民族的なユダヤ人をそのまま指すのではなくセクトの教えを受け入れたものたちのみを指し他のユダヤ人たちは 「邪悪な人々」 と考えられている (106)。第一の部分でセクトの契約に入る儀式と意義について、第二の部分では 2 つの霊についての秘儀的な教えについて、第三の部分では共同体の規律について、第四の部分においては種々の罰則について、第五の部分では暦と結びの詩が記されている。
     第一の部分に属する、共同体の成員であることと 「聖なる霊」 の関係が明らかであると思われる 1QS 3 : 7 (4Q255 f2 : 1) の前後 ( 5 - 9 行目) を訳出する。


    …彼が神の掟を退け、彼 (神) の集会の共同体において自分を訓練することの無い間は、その人は不浄に不浄。なぜなら、神の真実の集会の霊 (107) によって人の諸々の道はその全ての不正から贖われ生命の光をもって見るに至り彼 (神) の真実の中にある共同体に与えられた聖霊によってその全ての不正から清くされ正しく謙虚な霊によってその人の罪は贖われ神の全ての規則に対する彼の魂の謙虚さによって彼の肉は清められ(そうしてのみ) 清めの水 (108) を振り掛け浄化の水で聖化するということになるのだから。…


     1QS 4 : 21 は第二の部分の一部であり、定められた時 (終末?) におけ るに聖なる霊による清めについて言われているようである。1QS 8 : 16 は第 四の部分に属し、不義の者たちの集会から離れて荒野に行き律法の研究を行うことについて「モーセ (の手) によって」 命じられたことであると言われている。ここでの聖なる霊は預言者たちの啓示に関連して言及されている。1QS 9 : 3 も第四の部分であり、共同体の全員が律法を守り規律に従うことは燔祭の肉や犠牲の脂に勝る霊的な形態における献げ物であることと関連して聖なる霊が言及されている
     これらの箇所からはモーセの律法 (トーラー) の研究・共同体の掟の遵守が共同体の成員に求められる絶対条件であること共同体の成員は共同体に与えられた 「聖なる霊」 によって罪から清められるとの認識を明確に窺うことができる


    (104) クムラン共同体の詳細については未だに諸説があるが、当時のエルサレム神殿体制を批判し、自分たちが理想的な神殿を体現する真の神殿であるとの自己理解を持って諸活動を行ったセクトグループであった。なお、問題とされたのは神殿での適切な実践であって、神殿そのものの重要性が問われたわけでは勿論ない (Collins, op.cit., p.285 参照)。

    (105) そのうち רוח הקרש は 1 回、רוחי קורש は 7 回 (複数形。この場合 7 回中確認可能なもの 4 回が רוחי קורש קורשיס の形)。 Martin G. Abegg, Jr., James E. Bowley, Edward M. Cook, The Dead Sea Scrolls Concordance, Leiden: Brill, 2003 2003.

    (106) The Dead Sea Scrolls : A New English Translation, Michael O. Wise, Martin G. Abegg, Jr. and Edward M. Cook (ed s), New York: Harper Collins Publishers, (revised) 2005 , pp.112 - 6.

    (107) クムラン共同体の 天使の会議との共同性 の自覚 については、 2 - 3 - 2 で扱う。

    (108) 清めの水( בוי נרה )は民 19 : 9、13、20、31 : 23 に言及がある。 Freyne はヨセフスのエッセネ派への入会に関する記述 ( 『ユダヤ戦記』 Ⅱ,138 。フラウィウス・ヨセフス 『ユダヤ戦記 1 』、秦剛平訳、筑摩書房、2002 (2008) 年、参照 ) と 1QS 第 3 欄に言及し、共同体への入会儀礼としての水の儀式が、共同体の存在基盤である儀礼的・倫理的な聖の意識の維持のために続けられる浸礼実践の強調と結び付けられていたと述べ (Sean Freyne, op.cit., pp.221 -53 )。 1QS 第 3 欄の記述からは、共同体への入会、神の掟・共同体の規則の遵守、共同体に神から与 えられた聖霊、清めの水による聖化が密接に関連していることが窺える 。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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