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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  国史 >  中国の歴史書 『旧唐書』 に盛んに登場する 「日高見国」

    中国の歴史書 『旧唐書』 に盛んに登場する 「日高見国」

    A storm is coming 401

    本日のキーワード : 日本、国史、日高見国、鹿島神宮、香取神宮、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教



    Jewish Media Ownership and Management—An Update
    ユダヤ系メディアのオーナーシップとマネジメント - 最新情報 ⑩

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    Strong’s essay was originally published on her own blog Down the Rabbit Hole with the title “The Monopoly On Your Mind, Part 1: Consolidation Craze & Illusion of Choice.” The subtitle reads: “Six companies control 90% of what you read, watch, and hear. Here’s why that’s dangerous.” CHD used her subtitle as the title, and changed “why that’s dangerous” to “why you should care.” I agree with Strong, such central control of mass media is dangerous, and that’s why we should care.
    ストロング氏の論説は、もともと彼女自身のブログ 「Down the Rabbit Hole (うさぎの穴の奥へ) 」 に 「The Monopoly On Your Mind, Part 1: Consolidation Craze & Illusion of Choice (あなたのマインドを支配するもの・パート 1 : 統合ブームと選択の幻想) 」 というタイトル発表された。副題にはこうある。「 6 つの会社があなたの読むもの、見るもの、聞くものの 90 %を支配している。それがなぜ危険なのか、その理由を説明します。」 CHD (Children’s Health Defense) は彼女の副題をタイトルにし、「why that's dangerous (なぜそれが危険なのか) 」 を 「why you should care (なぜ注意しなければならないか) 」 に変更しました。私は、ストロング氏に同意する。このようなマスメディアの一極集中支配は危険であり、だからこそ私たちは危惧しなければならないのだ。

    The essay details the ways in which legislation and regulations were changed to allow for the massive media consolidation we have today. This included deregulation in the 80s by Congress and the FCC, the 1996 Telecommunications Act, and the 2017 overturning of an FCC regulation limiting ownership of multiple media outlets in the same market. Another essay should be devoted to the Jewish presence in these deregulation efforts which led directly to mass consolidation. We should expect it to be similar to the Jewish presence in changing the nation’s immigration laws (p. 11ff), influencing gun control legislation, and others.
    この論説では、今日のような大規模なメディア再編を可能にするために、法律や規制がどのように変更されたかを詳述しています。これには、80 年代の議会と米国連邦通信委員会 (FCC) による規制緩和、1996 年の電気通信法、2017 年の同一市場での複数メディアの所有を制限する FCC 規制の撤廃などが含まれる。大規模な統合に直接つながったこれらの規制緩和におけるユダヤ人の存在については別の論考が必要であろうそれは国家の移民法の変更銃規制法への影響などにおけるユダヤ人の存在と類似していると想定すべきだろう

    At the heart of Strong’s presentation are the six companies. She relies on an article written by Adam Levy (most likely Jewish) for The Motley Fool, which offers investment advice. The article is dated April 29, 2022. Here is where the “Big Six Media Companies” are listed: Comcast, Walt Disney, AT&T, Paramount Global, Sony, and Fox.
    ストロング氏のプレゼンテーションの中心は、6 つの企業である。彼女は、アダム・レヴィ (おそらくユダヤ人) が投資アドバイスを提供する 「モトリー・フール」 に書いた記事に依拠している。記事の日付は 2022 年 4 月 29 日である。ここに 「メディア大手 6 社」 が挙げられている。Comcast、Walt Disney、AT&T、Paramount Global、Sony、Foxである。

    レベッカ・ストロング2
    レベッカ・ストロング

    Sony
    ソニー

    It appears all executives and leadership positions at Sony Corporation, based in Tokyo Japan, are Japanese. Jews start to show up at top executive positions in Sony’s American affiliates, especially Sony’s entertainment operations. Sony Entertainment which oversees all of the American subsidiaries had Jews Michael Lynton as CEO and Nichole Seligman as President until 2017 and 2016 respectively. Tom Rothman, Jewish, is CEO of Sony Motion Picture Group, with Josh Greenstein as Co-President. Sony Pictures Worldwide Acquisitions department, which The Hollywood Reporter called “Sony’s surprising (sic) most profitable division,” shows Steve Bersch, undisclosed racial identity, as President.
    日本の東京に本社を置くソニー株式会社の幹部や指導的地位は、すべて日本人であるように見える。ソニーのアメリカの関連会社、特にソニーのエンターテイメント事業のトップエグゼクティブにユダヤ人が現れ始める。アメリカの子会社を統括する Sony Entertainment は、2017 年まで CEO にユダヤ人のマイケル・リントン、2016 年まで社長にユダヤ人のニコル・セリグマンが就任していました。ユダヤ人のトム・ロスマンは Sony Motion Picture Group の CEO、ジョシュ・グリーンスタインは共同社長に就任している。The Hollywood Reporter が 「ソニーの驚くべき (原文のまま) 最も収益性の高い部門」 と呼んだ Sony Pictures Worldwide Acquisitions 部門は、人種未公表のスティーブ・バーシュを社長として示しています。

    Michael Helfand is Executive Vice President of Business Affairs, a veteran of over 30 years in the entertainment industry with many high-level executive positions including President and COO of Marvel Studios, Senior Vice President of Mirimax, and a founder of two movie production and financing studios, one aimed at youth. I found no clear confirmation of Helfant’s (alternate spelling) racial/religious identity, but another Michael Helfand “is an expert on religious law and religious liberty. He is currently is (sic) the Brenden Mann Foundation Chair in Law & Religion and… Visiting Professor… at Yale Law School and Senior Fellow at the Shalom Hartman Institute.” This Helfand writes extensively for the Jewish journal Forward, and is confirmed as Jewish. By name association and chosen occupation, the Michael Helfand Vice President at Sony Pictures Worldwide Acquisitions, is most likely Jewish.
    マイケル・ヘルファンドは、エンタテインメント業界で30年以上、Marvel Studiosの社長兼最高執行責任者、Mirimaxの上級副社長など多くの高位幹部職を務めたベテランで、若者向けの映画製作・出資スタジオ2社の創設者でもあります。ヘルファント (別の綴り) の人種・宗教的な素性について明確な確認はできなかったが、別のマイケル・ヘルファンドは「宗教法および宗教的自由の専門家である。彼は現在、法律と宗教におけるBrenden Mann Foundation講座、エール大学法学部の客員教授、Shalom Hartman研究所の上級研究員である。」 とある。このヘルファンドは、ユダヤ系雑誌 「Forward」 に幅広く執筆しており、ユダヤ人であることが確認されている。Sony Pictures Worldwide Acquisitions の副社長であるマイケル・ヘルファンド(Michael Helfand)は、名前の連想と選んだ職業からして、ユダヤ人である可能性が高い。

    It would take many pages to identify all the Jews in the Sony Corporation’s complex global structure and multiple sub-divisions, so let us end with a definite non-Jew who is President of Sony Pictures Home Entertainment division. Keith Le Goy is definitely not Jewish. I find it interesting that Le Goy was noted in my previous essay, Obscuring the Jewish Problem in Alt Media: An Example, as on the Board of Governors of the Los Angeles Paley Center which was censoring and defaming Dr. Joseph Mercola, as well as Children’s Health Defense for featuring Mercola’s writings. Recall at the beginning of this essay that it was Rebecca Strong’s essay, reposted by CHD, and its headline similarity to the analysis by Pierce as presented by Galtung, which inspired this current analysis of Jewish ownership and control of mass media.
    ソニー株式会社の複雑なグローバル組織と複数の下位部門に属するすべてのユダヤ人を特定するには何ページもかかるので、最後に、Sony Pictures Home Entertainment 部門の社長を務める非ユダヤ人であることが確定している人物を紹介しておこう。キース・ル・ゴイは、間違いなく非ユダヤ人である。興味深いことに、ル・ゴイは私の前回のエッセイ 『オルト・メディアにおけるユダヤ人問題の隠蔽』 で指摘されています。例えば、ジョーゼフ・マーコラ博士を検閲し、中傷していたLos Angeles Paley Centerや、マーコラの著作を取り上げたChildren's Health Defense (CHD) の理事会メンバーであった。この論説の冒頭で、CHD が再掲載したレベッカ・ストロング氏の論説と、ガルトゥング氏が提示したピアース氏の分析との見出しの類似性が、マスメディアのユダヤ人所有と支配に関するこの現在の分析のきっかけとなったことを思い出してください。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    パペット岸田・林

    『Jewish Media Ownership and Management—An Update』 The Unz Review • An Alternative Media Selection

    投資家サーベイ結果発表 「岸田政権、支持しますか?」



    本日の書物 : 『日本国史 (上) 』 田中 英道 扶桑社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 また、平安時代につくられた 『延喜式 (えんぎしき) 』 に定められた祝詞 (のりと) 「大祓詞 (おおはらえのことば) 」 にも、日本全体を示す【 「大倭日高見国」 】という言葉が使われています。さらに 『旧唐書 (くとうじょ) 』 という中国の歴史書にも【 「大倭日高見国」 】という言葉が盛んに出てきます



     この【 「大倭日高見国」 】という言葉は、大倭の下に書かれていることから奈良の大和を示すのではないかと類推されていました。しかし、どうもそうではなく、【奈良の向こう、日本の東半分に日高見国という別個の国があったということ】なのではないかと思われるのです。奈良であるとは考えられないのです。【東の関東・東北を想定することによってはじめて、太陽が高く昇るところにある国だから日高見国という名がついた】ということが理解できるのです。

     『延喜式』 にある 「延喜式神名帳 (じんみょうちょう) 」 を見ると、【江戸時代まで天皇家と関係する神宮は三つしかなかった】ことがわかります。その三つとは【 「大神宮 (伊勢神宮内宮) 」 】 (三重県伊勢市) 【 「鹿島神宮」 】 (茨城県鹿嶋市) 【 「香取神宮」 】 (千葉県香取市) です。三つのうちの【二つが関東】にあり、しかも互いの距離は二十キロほどしか離れていません。そして、【この二つの神宮は垂仁天皇の御代に建てられた伊勢神宮よりもはるか昔に創建されている】ことが明らかになっています。

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     【鹿島神宮】【香取神宮】は今では千葉と茨城に分かれていますが、【どちらも常陸 (ひたち) 国にありました】【一つの国に天皇家と関係する二つの宮がある】というのは、【そこが日高見国がある場所であり、そこに天皇家の故郷、すなわち高天原があった】とは考えられないでしょうか。』

    日の丸

    創造の初めにおける神の闘争


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、現在、その勝手気まま・我儘な振舞いで、すでに大多数の日本国民が憤慨する中NYゲーム三昧生活“優雅に” ご堪能されているところの “某ご夫妻” が、私たち日本人の根幹を揺るがす事態を引き起こしていますが、ユダヤ・キリスト教に毒された “某ご夫妻とその宮家” に微かな望みをかけて変化を期待する暇がある (時間の無駄です!) のであれば、まず早急にご覧頂きたい書物で、ユダヤ・キリスト教的史観 (←つまりは、マルクス主義史観。これが理解できない方が非常に多いのは困りものですがw) の学校教育“暗記させられた”役に立たず且つ虚構のものである 「偽歴史」で はない「本当の歴史」そして私たち日本人が世界に誇る、その国家の歴史 <国史> に対する理解を深めるために必読のお薦めの良書になります。

    女性 外国人 読書 17

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,017,848(1,017,834)÷87,840,259(87,829,296)=0.0115・・・(0.0115) 「1.15%(1.15%)」
    cpoeskds1.jpg

    イタリア : 168,545(168,488)÷18,768,871(18,695,954)=0.0089・・・(0.0090) 「0.89%(0.90%)」
    cpoeskds2.jpg

    日本 : 31,314(31,309)÷9,388,222(9,364,954)=0.0033・・・(0.0033) 「0.33%(0.33%)」
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    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 1 章 方法論、テキスト、解釈
     本研究が聖書の解釈・受容というテーマに取り組む際その事柄は根本的な所で聖書学における方法論の課題と関連していると考える。 序で述べたように、「受容」 の視点は受容者 (読者) にも 「歴史形成の権利」 を認めるものであるゆえに 「受容」 は聖書の成立史に対立する別の事象ではなくて聖書の歴史形成にとって役割を担っている重要な一要素でありこの視点を正しく位置付けることが従来対立的に語られてきた方法論の課題を 再検討する上で不可欠であると考えるまずは問題の所在を明らかにするために従来指摘されてきた聖書学の方法論の課題再検討その問題点が 「解釈」 の視点とどのように関連しているのかそして 「受容」 の視点から見る時にその関係を新たな観点で捉え直すことができることを見てゆく。 


    1 - 2 テキスト 研究の 様々なアプローチ ‐ 創 1 章
     …⑤ 比較研究 ( Comparative Study )
     創 1 章の研究に最も寄与した研究として古代中東の創造テキストとの比較研究が挙げられる創 1 章の場合エヌマ・エリシュが聖書研究において最も引用されるメソポタミアの創造物語となった。1942 年の Alexander Hedel による出版や、1944 年の Cassuto の創 1 : 1 - 6 : 8 への注解、Speiser の訳 ( 1950 年) と注解 ( 1964 年)、1984 年の Clofford の研究がある。
     エヌマ・エリシュと創 1 章はそれぞれの文化においてそれほど標準的であったわけではない。多くの研究者が気付いていない詩 74 : 12 - 17 や詩 104 、148 、箴 8 : 22 - 31、エレ 10 : 12 -16 = 51 : 15 -19 、ヨブ 26 : 7 -13 、38 :1 - 11 のような創造の初めにおける神の闘争に言及している他のテキスト (60) の創造の概念が恐らく原始の出来事についてイスラエルが知っていたものにより近いであろう創 1 章はイスラエルの他の創造物語の代わりに聖所に類似する聖なる場所として理解される世界の上で王位に就いたすべての力を超越する唯一の王 = 祭司的力を描くのである (61)。

    様式批評 ( Form Criticism ) と文学的研究 ( Literary Study )
     様式批評は 20 世紀の初めから著名になったが文芸批評は 1970 年代以降の聖書学研究において有力となった。様式批評は文書のジャンルに注意を払い、あるジャンルが用いられた元来の状況に関心を持ってきた。様式研究は比較研究の恩恵を大いに受けてきた分野である 。様式批評は創造のテキストを (詩的あるいは散文の) “物語” とした。一方文学的研究はしばしば聖書の歴史的背景にはそれほど関心を示さず、テキストの背後にあるものではなくテキストそのものにおいて進行中の事態に注意を向ける。すなわちテキストの言語とイメージ、筋と登場人物の力学に集中するのである。
     近年、創 1 章の文学スタイルと構成の問題は、6 日間の非常に並行的な文学的パターンが祭司的著者によって擁護された秩序の感覚を表現している との意見の一致に達した。

     以上のように Smith は創 1 章のテキストにおける祭司的伝統を理解する上でそれぞれの分野でなされた研究を再評価する。Smith の記述は、それぞれのアプローチが自身のみで成立することは不可能であり互いの研究成果に支えられ合っていることを示し一つの方法論が絶対視されることを牽制している意味でかつての歴史批評の過ちを踏まえながら聖書学の研究成果の意義を提示している点で評価できるだろう (62)。また ② ③ での記述等から窺えるように、Smith は 「下層批評」 「高等批評」 等の用語を用いながら当初そこにあった 「偏見」 を 取り除き 「トーラー否定」 ではない結論をその方法論に従って導き出している点でも近代聖書学の誤りを修正する視点を持っていると思われる


    (60) エレ 27 : 5、31 : 35、アモ 4 : 13、5 : 8、9 : 6、ゼカ 12 : 1、詩 89 : 11 - 13 、ヨブ 9 : 8 - 9 のような他の箇所は創造についてのほのめかしを含んでいる (エレ 4 : 23 - 26 は興味深い創造の逆の記述である) と指摘されている (ibid.,p.183 )。

    (61) エヌマ・エリシュと詩 74 のようなテキストにおいて表現された創造の王的な政治学は、創 1 章において安息日と祭り (mo ’adimadim) と恐らく食物規則をも含める適切な宗教的生活を吹き込まれた祭司的秩序によって部分的に置き代えられた、と Smith は指摘する (ibid., p.185 185)。

    (62) Smith は 「正典的アプローチが …… 歴史的発展におけるテキストの読みの多様な段階とそれらの意味を一様にしようとしない限りにおいて、そして編集批評が歴史的な読みを旧新約聖書の完全な聖書神学を表すのだと主張しない限りにおいて、正典的アプローチと編集批評はいくつかの連結においてうまく働くだろう」 とも述べている ( ibid., p.181 181)』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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