2022-06-14 (Tue)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオコン、ネオナチ、ユダヤ人、オデッサの虐殺、ポーランド、Kresy (クレスィ)、ホロコースト
Denying Holocaust Denial
ホロコースト否認の否定 ①

On April 8, it was announced that Canada would soon be joining an illustrious club: the enlightened nations of the world that have elected to ban so-called Holocaust denial. Depending on how one interprets the law, there are currently 18 nations that either explicitly ban “Holocaust denial” (including Germany, Austria, France, Israel, Italy, Poland, Hungary, and Russia) or generically ban “denial of genocide” (Switzerland and Lichtenstein). Canada would then be the nineteenth nation in this honor roll of obsequiousness.
4 月 8 日、いわゆるホロコースト否認を禁止することを採択した世界の賢明な国々という輝かしいクラブに、カナダが間もなく加わることが発表された。法律の解釈にもよるが、「ホロコースト否認」 を明確に禁止している国 (ドイツ、オーストリア、フランス、イスラエル、イタリア、ポーランド、ハンガリー、ロシアなど)、あるいは 「大量虐殺の否認」 を一般的に禁止している国 (スイス、リヒテンシュタインなど) は現在 18 カ国にのぼる。そうなると、カナダはこの卑屈の優等生の 19 番目の国になる。
Canada’s action comes not long after the UN General Assembly approved a related resolution, A/76/L.30, on 22 January 2022, “condemning” such denial. (The resolution was passed “by consensus,” meaning that no actual affirmative votes were cast. Evidently no country had the courage to demand a rollcall vote.)
カナダの行動は、国連総会が 2022 年 1 月 22 日に、このような否認を 「非難する」 関連決議、A / 76 / L .30 を承認してから間もなくのことである。(この決議は 「コンセンサス (意見の一致) 」 によって採択されたが、これは実際の賛成票がなかったことを意味する。明らかに、どの国も点呼投票を要請する勇気がなかったのである)。
The text of Canada’s bill is apparently unavailable—it seems that it will be buried in a larger spending bill—but the UN resolution has some interesting remarks. It first defines the Holocaust as an event “which resulted in the murder of nearly 6 million Jews, 1.5 million of whom were children.” This is notable because it codifies in international law the infamous ‘6 million’ figure—a number which is doomed to eventual collapse, given the dearth of evidence. Also, I know of no source for the “1.5 million children,” but a lack of substantiation has never stopped our intrepid authorities in the past, and it surely won’t here.
カナダの法案の本文はどうやら非公開のようで - より大きな歳出法案の中に埋没してしまうようだ - 、しかし、この国連決議には興味深い記述がある。まず、ホロコーストを 「 600 万人近いユダヤ人 (うち 150 万人は子供) の殺害につながった」 出来事と定義している。これは、悪名高い 「 600 万人」 という数字を国際法の中で成文化したものである。また、「 150 万人の子供たち」 については、私は出典を知らない。しかし、立証の欠如が、過去に我々の勇敢な当局者を止めたことはなかったし、今回もきっとそうだろう。
The resolution goes on to describe what it means by Holocaust denial:
決議文はさらに、ホロコースト否認の意味するところを説明している。
Holocaust denial refers to discourse and propaganda that deny the historical reality and the extent of the extermination of the Jews by the Nazis and their accomplices during the Second World War. … Holocaust denial refers specifically to any attempt to claim that the Holocaust did not take place, and may include publicly denying or calling into doubt the use of principal mechanisms of destruction (such as gas chambers, mass shooting, starvation, and torture) or the intentionality of the genocide of the Jewish people.
ホロコースト否認とは、第二次世界大戦中のナチスとその共犯者によるユダヤ人絶滅の歴史的事実とその規模について否定する言説とプロパガンダのことである。ホロコースト否認とは、具体的にはホロコーストは無かったと主張する試みを指し、主たる殺戮手段 (ガス室、大量殺戮、飢餓、拷問など) の利用や ユダヤ人大量虐殺の意図性を公に否定したり疑わせたりすることも含まれる。
As usual, such wording is a combination of ambiguity and meaninglessness. First, no revisionist claims that the Holocaust “did not take place”—if by this we are to understand that no one, no Jews, actually died. No revisionist calls into doubt that mass shootings of Jews occurred, nor that many Jews suffered from starvation and “torture.” They do, however, specifically challenge the idea that homicidal gas chambers were used to murder masses of people, and they do question the actual intentionality of Hitler and other leading National Socialists to literally kill the Jews.
いつものように、このような言い回しは、不明瞭さと無意味さを併せ持っている。第一に、ホロコーストが 「無かった」 と主張する修正主義者は存在しない - もし、それが、誰も、ユダヤ人も、実際に死ななかったことを意味するのであれば。ユダヤ人の大量射殺が起こったことも、多くのユダヤ人が飢餓と 「拷問」 に苦しんだことも、修正主義者は疑ってかかっていない。しかし、彼らは、大量殺戮のために殺戮的なガス室が使われたという考えに対しては明確に異議を唱え、ヒトラーやその他の国家社会主義者の指導的人物が、文字通りユダヤ人を抹殺しようとしたという実際の意図に対して疑問を呈しているのである。
This requires a bit of elaboration. On the first point, Zyklon-B (cyanide) chambers as instruments of mass murder face a large number of major technical problems, including (a) infeasibility of rapid, mass gassing; (b) personal danger to the alleged gassers; (c) inability to remove gas and Zyklon pellets after gassing; (d) inability to remove gas-soaked corpses; and (e) inability to dispose of masses of corpses in any reasonable time. Worse still are the so-called “diesel exhaust” gas chambers, which are alleged to have killed some 2 million Jews—twice the number of the infamous Zyklon chambers. (If this is news to you, you need to do some research.) These chambers allegedly relied on captured Russian diesel engines to produce fatal carbon monoxide gas. However, (a) diesels actually produce very little CO, far too little to kill masses of people in any reasonable time; (b) diesel engines cannot pump exhaust gas into sealed, “air-tight” rooms; and (c) the corpses at those alleged camps showed no sign of CO poisoning—namely, a pink or bright-red coloration of the skin. If the traditional advocates of the Holocaust were serious about defending their view, they would start by addressing these obvious questions. Instead, they ignore them, and retreat to legal remedies.
これについては、少し詳しく説明する必要がある。第一の点については、大量殺戮手段としてのチクロンB (青酸) 室は、(a) 急速大量ガス処刑の不可能性、(b) ガス処刑者とされる人々の身の危険性、(c) ガス処刑後のガスとチクロン粒の除去不能性、(d) ガスまみれの死体の除去不能性、(e) 大量の死体の処理時間の不可能性などの多くの大きな技術上の問題点が指摘されている。さらにまずいのは、いわゆる 「ディーゼル排気」 ガス室であり、悪名高いチクロン室の 2 倍の 200 万人のユダヤ人を殺戮したとされているところである (もしこれが初耳なら、少し調べてみるべきだろう)。これらの部屋は、致死的な一酸化炭素ガスを発生させるために、ロシアのディーゼル・エンジンに依存していたと言われている。しかし、(a) ディーゼルは実際にはほとんど一酸化炭素を発生させず、大勢の人々を無理なく殺戮するにはあまりにも量が少なすぎること、(b) ディーゼル・エンジンは排気ガスを密閉した 「気密」 部屋に送り込むことはできないこと、(c) これらの収容所の死体には一酸化炭素中毒の兆候、すなわち、皮膚がピンク色や明るい赤色になることなどは見られなかったこと、などが分かっている。もし、従来のホロコースト擁護派が自分たちの見解を真摯に擁護しようとするならば、これらの明確な疑問点を解消することから始めるであろう。ところがそうせず、彼らはこれらの問題を無視し、法的救済策に逃げ込んでいるのである。
On the question of intentionality, the actual words of Hitler, Goebbels, and others matter. They often spoke of the Vernichtung (‘destruction’) or Ausrottung (‘rooting-out’) of Jews, but these terms do not require the mass-killing of the people in question. We know this because, first, the Germans used these very terms for years, decades, in public, long before anyone claims that a “Holocaust” had begun; clearly, they meant little more than ending Jewish dominance in society and driving most Jews out of the nation. Secondly, the Germans consistently used other language that explicitly called for deportation, evacuation, and mass removal of Jews—ethnic cleansing perhaps, but not mass murder. Thirdly, we have innumerable examples of other Western leaders, from Bush to Obama to Trump, who have similarly spoken publicly of “destroying” or “annihilating” their enemies (usually Arabs or Muslims) without implying mass murder. Tough talk has always played well for politicians, and the Germans were no different.
意図していたかどうかという問題では、ヒトラーやゲッペルスなどの実際の言葉が重要である。彼らはしばしばユダヤ人の Vernichtung ( 「滅亡」 ) や Ausrottung ( 「撲滅」 ) について言及するが、これらの用語は、問題となっている人々の大量殺戮を必要とするわけではけっしてない。なぜなら、第一に、ドイツ人は、「ホロコースト」 が始まったと主張する人が現れるずっと以前から、何年も、何十年も、公の場で、まさにこの言葉を使っていたからだ。明らかに、この言葉は、ユダヤ人の社会的支配を終わらせ、ほとんどのユダヤ人を国家から追い出すこと以上の意味はなかったのである。第二に、ドイツ人は一貫して、ユダヤ人の強制退去、避難、大量移送を露骨に要求する別の言葉を用いていた - 民族浄化かもしれないが、大量殺戮ではない。第三に、ブッシュからオバマ、トランプに至るまで、他の欧米諸国の指導者も同様に、敵 (通常はアラブ人やイスラム教徒) を 「破壊する」 あるいは 「消滅させる」 と公言し、大量殺戮を意味していない例が無数にあることである。強硬な発言は常に政治家にとって好都合であり、ドイツも同じだったのである。




☆『Denying Holocaust Denial』 The Unz Review • An Alternative Media Selection
☆投資家サーベイ結果発表 「岸田政権、支持しますか?」
本日の書物 : 『ウクライナ紛争 歴史は繰り返す 戦争と革命を仕組んだのは誰だ』 馬渕 睦夫 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 話を【 2014 年の 「ウクライナ危機」 】に戻しましょう。
反政府デモ隊の中に、ネオコン以外に【 「ネオナチ」 (右翼の排外主義過激派団体) 】も参加していたことが判明しています。【ネオナチは武装勢力】であり、【同じ反ヤヌコビッチ仲間であるはずのデモ隊に発砲】し、【流血の惨事】を引き起こしました。これがヤヌコビッチの命運を決めることになりました。つまり、【世界のメディアがヤヌコビッチ大統領の治安部隊がデモ隊を殺害したと報じた】ため、民心はヤヌコビッチ大統領から離れてしまったわけです。

左から、オレーフ・チャフニボーク、ビクトリア・ヌーランド、ビタリ・クリチコ、アルセニー・ヤツェニュク

結果、2014 年 2 月、ヤヌコビッチ大統領はロシアへ逃亡し、【トゥルチノフ大統領とヤツエニューク首相による暫定政権】が生まれました ( 2014 年 5 月まで)。要するに【ウクライナ政権はネオコンとネオナチによって乗っ取られてしまった】のです。

ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ

アルセニー・ヤツェニュク
まず【暫定政権が始めたこと】は、【ロシア系住民に対する迫害】です。【ロシア語を公用語から外し】、さらに【虐殺行為】まで働いています。その中心的役割を担ったのが、ドニプロペトロフスク州知事を務めていた【コロモイスキー】です。【コロモイスキーはユダヤ系】の大富豪で、カネにモノを言わせて【 「アゾフ大隊」 という私兵集団を組織】し、【東ウクライナのロシア系住民を虐殺し続けました】。

イーホル・ヴァレリヨヴィチ・コロモイスキー
こちらもご参照💓
↓
☆ゼレンスキーのパペッティア (ユダヤ人)、岸田文雄のパペッティア (財務官僚)

これらの反ロシア的な働きを受け、プーチンは 2014 年 3 月、ロシア系住民が 7 割を占めるクリミア併合を決行します。ところが、クリミア併合後も【ロシア系住民への迫害は続きました】。同年 5 月には、ウクライナ南部の港湾都市【オデッサで、労働組合ビルにロシア系住民を追い込み、ビルに放火して焼死者 32 人を含む 46 人が死亡した事件】が起きました。【 「オデッサの虐殺」 といわれる惨劇】です。

☆日経読んだらバカになる(笑)

暫定政権の後、2014 年 5 月に実施された大統領選挙で、当選したのが【ポロシェンコ氏】。【ポロシェンコ政権下で、ロシア系住民に対する政策に大きな動き】がありました。

ペトロ・ポロシェンコ
それは 2015 年 2 月の【 「ミンスク合意」 】です。ウクライナ東部の親露勢力とウクライナ政府間で ① ウクライナ東部での包括的な停戦及び ② 親ロシア派武装勢力が占領するウクライナ東部の二地域 (ドネツク・ルガンスク州の一部) に幅広い自治権を持つ 「特別な地位」 を付与することについて交渉を行うことが合意されました。ポロシェンコ大統領とプーチン大統領が署名し、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が立会人になりました。
ところが【この 「ミンスク合意」 はネオコンの逆鱗に触れた】ようです。
【ネオコンを代表するユダヤ系投資家】、【ジョージ・ソロス】は 「ニューヨーク・タイムズ」 ( 2015 年 4 月 1 日付) に寄稿、【ミンスク合意を手厳しく非難】し、「停戦合意によって民主化運動は必敗した。【停戦合意は破棄されるべきだ】」 と主張し、【 「EUはウクライナに対して、ロシアと戦争ができるように軍事援助をすべきだ」 】と結論づけています。

要するに【ソロス】は、【ウクライナはロシア系住民との戦闘を続けてほしかった】のです。もっと言えば、【ウクライナ危機を演出したソロスたちネオコン勢力にとって、ウクライナの安定発展は目的ではなかった】。【真の狙い】はプーチンにロシア系住民保護の名目でウクライナに軍事介入させて戦闘の泥沼に引きずり込み、反プーチン運動を世界的規模で展開することによって【プーチンを失脚させること】でした。

ところが、ポロシェンコはネオコンの意思に反して、先のミンスク合意を締結、さらには【東部ウクライナのロシア系住民殺害の黒幕コロモイスキー知事を解任】。そして、【ネオコンから送り込まれたヤツエニューク首相は支持率低迷のため翌年辞任】しています。』

ポーランド “国外” で話されているポーランド語
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2015 年に出版された 『アメリカの社会主義者が日米戦争を仕組んだ』 という書物を改訂し緊急出版されたものになりますが、いまウクライナで起こっていることを正しく理解ができるようになる良書で、本書一冊だけでも、国際政治のエッセンスが身に付くこと間違いなしの当ブログお薦めの書物になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,007,843(1,007,319)÷84,474,347(84,304,628)=0.0119・・・(0.0119) 「1.19%(1.19%)」

イタリア : 166,835(166,756)÷17,457,950(17,440,232)=0.0095・・・(0.0095) 「0.95%(0.95%)」

日本 : 30,678(30,655)÷8,881,649(8,861,405)=0.0034・・・(0.0034) 「0.34%(0.34%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。
それでは、本日からは、次のテキストを確認してみたいと思います。

☆『クレスィ(Kresy)のポーランド語-歴史と現在』森田 耕司

それでは早速、見て参りましょう。
『 みなさん、はじめまして。東京外国語大学でポーランド語を担当しております森田と申します。本日はよろしくお願いいたします。今回、「言葉とその周辺をきわめる」 というテーマを伺った時、言葉とその周辺というのはいろいろな解釈ができるのでどういうお話をしようかなと考えました。あれこれ考えましたが、私の場合、自分の専門の関係で、ポーランド語とその周辺地域について、今回はお話をさせていただくことにしました。
私は学生時代から、ポーランド国内で話されているポーランド語ではなく、ポーランド国外で話されているポーランド語を中心に研究しています。ポーランド語には、ポーランド国外のある地域を指す Kresy (クレスィ) という表現があります。Kresy とは一体どういう意味なのか困惑されたかと思いますが、今回は Kresy とは何を意味するのか、そして、その Kresy という地域で使われているポーランド語を中心にお話をさせていただきます。つまり、現在のポーランド国内で使われているポーランド語ではなく、Kresy という地域で使われているポーランド語、その歴史と現在についてのお話になります。
この講座に参加されているみなさんのなかには、言語について非常に詳しい方が多いと伺っておりますので、かつてポーランド語を勉強された経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、まずはポーランドとはどんな国かということを簡単にご説明いたします。

まず地理的にどこにあるかですが、ポーランドの北はバルト海に面していて、西はドイツと接しています。中央ヨーロッパ地域の東側に位置しており、EU の国境の一部を占めています。人口は約 3,800 万人です。民族は基本的にスラヴ系であるポーランド人ですが、少数民族もいます。公用語はスラヴ系言語であるポーランド語です。また、敬虔なカトリック教国としても知られています。
日本とポーランドの関係は良好で、ポーランドが親日国であるともよく言われます。今回の話とは直接関係ありませんが、今回是非取り上げておきたかったのが、2016 年 1 月 14 日から LOT ポーランド航空の成田 ~ ワルシャワ直行便が就航を開始することです。途中乗り継ぎなしの約 10 時間でワルシャワへ行けるという夢のような時代が始まります。これまではヨーロッパの近隣諸国の主要都市を経由してしかポーランドへは行けませんでした。ポーランドと日本の距離がどんどん縮まってきたということですね。

1648年の東欧

ポーランド・リトアニア共和国の位置
ところで、この機会にみなさんにお伺いしたいのですが、ポーランドについて連想されることやご存知のことはおありでしょうか。例えば、ポーランドの歴史からですと、いわゆる 「ポーランド分割」 によって、ポーランドが 123 年間 ( 1795 ~ 1918 ) 地図から姿を消してしまったことは周知の通りです。ポーランドの領土がプロイセン、オーストリア、ロシアの 3 国により分割支配されて、ポーランドという国がなくなってしまったのです。

1772年、1793年、1795年のポーランド分割
また、ポーランド出身の著名人としては、ノーベル平和賞を受賞した元大統領のレフ・ワレサ(ポーランド語では 「ヴァウェンサ」 )、映画監督のアンジェイ・ワイダ (ポーランド語では 「ヴァイダ」 )、音楽家のショパン、物理学者・化学者としてノーベル賞を受賞したキュリー夫人、スラヴ人として初のローマ法王となったヨハネ・パウロ 2 世、地動説を提唱したコペルニクスなどがよく挙がりますね。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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