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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  経済学 >  ドイツ流の確固たる全体主義者 ~ ヒトラーの著作に書かれていることは、実行したほうがいいと奨める人の多くは、左翼思想のユダヤ人なのです(笑)

    ドイツ流の確固たる全体主義者 ~ ヒトラーの著作に書かれていることは、実行したほうがいいと奨める人の多くは、左翼思想のユダヤ人なのです(笑)

    A storm is coming 304

    本日のキーワード : 隷従への道、ハイエク、自由主義、全体主義、ユダヤ人、ポーランド、ウクライナ、ガリツィア



    The Jewish Hand in World War Three
    第三次世界大戦におけるユダヤ人の役割 ⑦

    Free Speech versus Catastrophe
    言論の自由vs破滅

    The Jewish Hand in the World Wars

    Public Outrage?
    世論の憤慨は?

    If more than a minuscule fraction of the public knew about such details, they would presumably be outraged. But as I mentioned, the Jewish-controlled Western media does an excellent job in restricting access to such information, and in diverting attention whenever such ugly facts pop up. The major exception is Tucker Carlson, who is able to reach some 3 million people each night; this is by far the widest reach for anything like the above analysis. But Carlson falls woefully short—pathetically short—in defining the Jewish culprit behind all these factors. Jews are never outed and never named by Carlson, let alone ever targeted for blame. This crucial aspect is thus left to a literal handful of alt-right and dissident-right websites that collectively reach a few thousand people, at best.
    もしごく一部の国民がこのような詳細を知っていればおそらく憤慨することだろうしかし先に述べたようにユダヤ人が支配する西側メディアこのような情報へのアクセスを制限しこのような不都合な事実が現れるたびに注意をそらすという素晴らしい仕事をする。例外はタッカー・カールソンで、彼は毎晩約 300 万人の人々に情報を提供することができる。これは、上記のような分析が可能な範囲としては、群を抜いて広範なものである。しかし、カールソンは、これらすべての要因の背後にあるユダヤ人の犯人を特定するには、残念ながら - 情けないほど - 不十分である。ユダヤ人は、カールソンによって名指しされることもなく、ましてや非難の対象となることもない。この重要な側面は、せいぜい数千人にしか届かない文字通りの一握りのオルト・ライトや 反体制右派のウェブサイトに委ねられているのである。

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    And even if, by some miracle, all 3 million Tucker viewers were enlightened to the Jewish danger here, this still leaves some 200 million American adults ignorant and unaware. The mass of people believes what they see on the evening news, or in their Facebook feeds, or Google news, or on CNN or MSNBC, or in the New York Times—all Jewish enterprises, incidentally. This is why, when polled, 70% of the American public say that current aid to Ukraine is either “about right” or even “too little.” This, despite the fact that around 50% claim to be “very concerned” about nuclear war; clearly they are unable to make the necessary connections. And for many, it is even worse than this: around 21% would support “direct American military intervention” against Russia, which means an explicit World War Three, with all the catastrophic outcomes that this entails. Our Jewish media have done another fine job in whipping up public incitement.
    そして、仮に奇跡的に 300 万人のタッカー視聴者全員がユダヤ人の危険性に気付いたとしても、2 億人のアメリカの成人は無知であり、何も知らないままであることに変わりはない。大衆夕方のニュースフェイスブックのフィードグーグルニュースCNNMSNBCニューヨークタイムズ - ちなみにすべてユダヤ系企業 - で見たものを信じているのだ。世論調査をすると、アメリカ国民の 70 %が、現在のウクライナへの援助は 「おおむね妥当」 あるいは 「少なすぎる」 と答えるのはこのためである。約 5 割の人が核戦争を 「非常に心配している」 と答えているにもかかわらず、である。明らかに彼らは必要とされる情報を得ることができないのだそして多くの人はこれよりもさらに悪い約 21 %がロシアに対する 「アメリカの直接的な軍事介入」 を支持すると答えているこれは破滅的な結果を伴う第三次世界大戦の勃発を意味するユダヤ系メディア国民の扇動に拍車をかけてまたしても素晴らしい仕事をした

    In sum, we can say that our media have cleverly constructed a “philo-Semitic trap”: any mention or criticism of the Jewish hand in the present conflict is, first, highly censored, and then, if necessary, is dismissed as irrational anti-Semitism. Sympathy toward the (truly) poor, suffering Ukrainians is played up to the hilt, and Putin and the Russians relentlessly demonized. Leading American Jews, like Tony Blinken and Chuck Schumer, are constantly playing the good guys, pleading for aid, promising to help the beleaguered and outmanned Ukrainian warriors. Who can resist this storyline? Thus, we have no opposition, no questioning, no deeper inquiries into root causes. Jews profit and flourish, Ukrainians and Russians suffer and die, and the world rolls along toward potential Armageddon.
    まとめるとわが国のメディアは 「フィロ・セミティック (反ユダヤ主義) の罠」 を巧みに構築していると言える現在の紛争におけるユダヤ人の関与についての言及や批判はまず厳しく検閲され必要であれば非合理的な反ユダヤ主義として排除される貧しく苦しむウクライナ人への同情は最大限に利用されプーチンとロシア人は執拗に悪者扱いされるアントニー・ブリンケンやチャック・シューマーのようなアメリカの有力ユダヤ人は常に善人を演じ援助を懇願し苦境に立たされ手薄になったウクライナの戦士を助けることを約束しているこのストーリー展開に誰が異議を唱えることができようかこうして我々は反対意見を持つこともなく疑問を持つこともなく根本的な原因を深く追求することもないユダヤ人利益を得て繁栄ウクライナ人とロシア人は苦しみ死に世界はハルマゲドンの可能性に向かって進んでいる

    アントニー・ブリンケン
    アントニー・ブリンケン

    チャック・シューマー
    チャック・シューマー

    The reality is vastly different. Global Jews are, indeed, “planetary master criminals,” as Martin Heidegger long ago realized. They function today as they have for centuries: as advocates for abuse, exploitation, criminality, death and profits. This is self-evidently true: if the potent Jewish Lobby wanted true peace, or flourishing humanity, they would be actively pushing for such things and likely succeeding. Instead, we have endless mayhem, war, terrorism, social upheaval and death, even as Jewish pockets get ever-deeper. And the one possible remedy for all this—true freedom of speech—recedes from our grasp.
    現実は大きく異なっている。マルティン・ハイデガーがずっと以前に気づいたように、世界的なユダヤ人はまさに 「惑星規模の犯罪者」 なのだ彼らは今日も何世紀にもわたってそうであったように虐待、搾取、犯罪、死、そして利益を擁護する者としてその役割を果たしているこれは自明の理である。もしユダヤ人ロビーが真の平和や人類の繁栄を望んでいるのであれば、彼らはそのようなことを積極的に推し進め、おそらく成功しているはずなのだ。ところが、その代わりに、果てしない騒乱、戦争、テロ、社会的混乱、死があり、ユダヤ人はその懐をますます肥やすばかりなのだ。そしてこれらすべてに対する一つの可能な解決策すなわち真の言論の自由は私たちの手から遠ざかっているのである

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    On the one hand, I fear greatly for our future. On the other, I feel that we get what we deserve. When we allow malicious Jews to dominate our nations, and then they lead us into war and global catastrophe, well, what can we say? Perhaps there is no other way than to await the inevitable conflagration, exact retribution in the ensuing chaos, and then rebuild society from scratch—older and wiser.
    私は、私たちの未来に大きな不安を感じている。もう一方では、私たちは自業自得だとも感じている。悪意あるユダヤ人が我々の国を支配するのを許したら戦争と世界的な大災害に我々を導くのである。さて私たちは何と言えばいいのだろう? おそらく、避けられない大惨事を待ち、続く混乱の中で報復を行う以外に方法はないのだろう。そして、ゼロから社会を再構築する。より歳をとり、より賢くなって。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    A document made public by Ukrainian MP

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    パペット岸田・林

    『The Jewish Hand in World War Three』 The Unz Review • An Alternative Media Selection

    投資家サーベイ結果発表 「岸田政権、支持しますか?」



    本日の書物 : 『隷従への道』 フリードリヒ・ハイエク 日経BP



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 たしかにイギリスには、個人の幸福を堂々とないがしろにするような思想家は、私の知る限りではまだいない。だがこの点を除けば、現代イギリスの多くの文献はまさに同じことを述べているのではあるまいか。

     しかも、ドイツなどの全体主義を導いた思想のみならず、全体主義自体の主張の多くまでもがさまざまな国で求心力を発揮し始めたことは、疑いようのない事実である。いまのところイギリスでは、全体主義全面的に受け入れようとする人は、たとえいたとしても一握り】だろう【だが、その一握りの人たちを見習うようご親切にも忠告してくれる連中は、あちこちにいる】【ヒトラーの著作に書かれていること】はイギリスのためにも【実行したほうがいいと奨める人】が、イギリスなもかなりいるのである【その多くが、反ユダヤ主義を掲げるヒトラーに恨みを抱いているはずの人たちだ】。この特異な政策のために祖国を脱出し、ヒトラーの敵に回った多くの人が、じつはドイツ流の確固たる全体主義者であるという事実を肝に銘じなければならない】。※

     ※ ナチスに転向した元社会主義者がどの程度いるかを調べる場合には元社会主義者の総数に占める割合ではなくユダヤ人でない元社会主義者の数に占める割合を見ないと意味がない (ユダヤ人の場合、ナチスに転向することはありえない)ドイツからの政治亡命者のうち、ドイツで使われる意味でのユダヤ人でない左翼思想の持ち主が比較的少ないことは意外な特徴である彼らドイツの制度を褒めるのを何度聞かされたことだろうかそのたびに判で押したように 「ヒトラー氏が私の偶像だなんて、とんでもない。個人的な理由からしても、そんなことになるはずがありません。しかしですね…」 という前置きがつく。最近の学会では、「一考に値する全体主義の経済的動員テクニックの特徴」 をまとめた報告の中でこうした例が紹介された。

     【かつてドイツでは、西洋文明への信頼を覆し、ナチズムが台頭する精神的素地をつくった著作が数多く出版された】。現在のイギリスの政治的文献の多くは、それらに酷似してきている。だがそのことをふつうの言葉で説明したところで、読者にはうまく伝わりそうもない。似ていると言っても、何らかの論拠に類似性があるのではなくて、問題に取り組むときの気分が似通っているのであり、【過去との文化的なつながりをきっぱりと断ち切り、壮大な社会実験にすべてを賭す】という気運が似ているのである。ドイツでもそうだったが、イギリスでも、【全体主義への扉を開く著作の多くを生み出したのは真摯な思想家であり、すぐれた研究者である】。』

    日の丸

    ポーランド・ユダヤ人のポーランド・シオニズム


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、資本主義を研究する学問である経済学において、偉大なる経済学者の一人であるフリードリヒ・ハイエクが、ナチズム (あるいはファシズム) と社会主義・共産主義の類似性を明らかにしつつ、 それらの集産主義体制が必然的に全体主義へと至ってしまう危険性について警鐘を鳴らした非常に有名な書物で、本書を通じて『 「法の支配」 に基づく自由民主主義』 がいかに大切なものであるのかを改めて理解することができ財務官僚如きにコントロールされ「法の支配」 を無視した勝手な決定を次々と行っている (例 : ウクライナへの軍事物資支援 = 戦争行為)トコトン無能な “岸田政権” も、実はハイエクが警鐘を鳴らしたものにまさしく繋がっているという現状が良く分かるようになる当ブログお薦めの良書になります無能で危険極まりない岸田一派は、政権のみならず政界そのものから抹消することが私たち日本国民の喫緊の課題となりますので、是非広く日本国民の皆様にお読みいただきたいと思います。

    読書 10-047

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,004,719(1,004,300)÷83,979,980(83,864,802)=0.0119・・・(0.0119) 「1.19%(1.19%)」
    fondpclat1.jpg

    イタリア : 166,542(166,476)÷17,373,741(17,355,119)=0.0095・・・(0.0095) 「0.95%(0.95%)」
    fondpclat2.jpg

    日本 : 30,537(30,463)÷8,784,188(8,731,080)=0.0034・・・(0.0034) 「0.34%(0.34%)」
    fondpclat3.jpg











    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    敗戦が濃厚となってきたウクライナに対してポーランドが怪しげな動きをしていますので、本日からは、次の論文を確認して参りたいと思います。

    dwpplazaz.jpg
    『ポーランド・シオニズムの統合問題 ―1920年代を中心に―』安井 教浩



    ガリツィアのユダヤ人―ポーランド人とウクライナ人のはざまで

    それでは早速、見て参りましょう。

    『 1. 4 つのポーランド・シオニズム
     一世紀余にわたるロシア、プロイセン (のちにドイツ)、オーストリアの 3 国による分割支配を経験したポーランド第一次世界大戦後に独立を回復してのちも分割の残滓ともいうべき様々な面における地域間の相違によって国民統合を阻まれることになった戦間期ポーランドのユダヤ人について論じる際にも分割に起因する地域ごとの特性を念頭において考察をすすめる必要があるたとえばメンデルソンは戦間期のポーランド・ユダヤ人旧ロシア領を構成したポーランド王国 ( 「会議王国」 とも呼ばれる。以下 「王国」 )、「クレスィ」 (ポーランド語で 「辺境」 の意。ここでは旧ロシア領のうち王国以外の地域を指す)、そして旧オーストリア領であった東西両ガリツィア4 地域に分類した上で、ここで “Polish Jewry” という表現は適切ではないとし、あえてその複数形 ( “Jewries” ) を充てて地域的差異に注意を促している ( 2 )。


    1815年のポーランド王国とロシア帝国(薄緑色)
    1815 年のポーランド王国とロシア帝国 (薄緑色)

    adsdsyedus.jpg

     第一次世界大戦後のポーランド・ユダヤ人の政治において主導権を握ったのはシオニズムであったが、その中でも主流を成した 「一般シオニスト」 (以下、他のシオニズム諸派との相違に注意を促す必要のある箇所を除き、本稿では 「シオニスト」 と記す) は全国的な統一組織を欠いていた。たとえば 1920 年代におけるシオニスト系諸紙には、ポーランド・シオニズムの 「 4 つの 『中央』 委員会」 ないし 「 4 つの中心」 といった文言が繰り返し登場するが、これは、ワルシャワ、ヴィルノ、クラクフ、ルヴフ (※ウクライナ語でリヴィウ、ドイツ語でレンベルク (Lemberg)、ポーランド語でルヴフ (Lwów) ) をそれぞれ拠点とするシオニスト組織が併存している状況を指している。

    リヴィウ(レンベルク)の位置
    リヴィウ (レンベルク、ルヴフ) の位置

    まず、ワルシャワに中心をおく 「ポーランド・シオニスト組織 (Organizacja syonistyczna w Polsce) 」 ( 3 ) 王国とクレスィ (東部の諸県) のシオニストを結集していたがクレスィの中でもヴィルノとその周辺地域だけはポーランドとリトアニア間の係争地としてその帰属が定まらずようやく 1922 年 3 月になってポーランドに編入されたという事情もあってクレスィの他の地域とは異なり独自のシオニスト組織をもっていた。また、旧オーストリア領のうちポーランド独立当初からその領土となっていた西ガリツィアのシオニストはこれにやや遅れてポーランド領となった旧ドイツ領シロンスクの同士とともにクラクフに中央委員会をもつシオニスト組織を発足させていた一方大戦の終結後もポーランド人とウクライナ人との間での戦争を経験しまたその後も国際政治場裡における政治的綱引きの中で領土的帰属が容易に定まらなかった東ガリツィアではルヴフを活動の中心とするシオニスト内外の情勢の変化を捉えて1922 年秋になってようやくポーランドの議会政治に参与することを決定していたのである
     以上 4 つのポーランドのシオニスト組織は、本稿では紙幅の関係上言及できない宗教シオニズムの政党 「ミズラヒ」 や社会主義シオニズムの諸党派 (ヒタフドゥト、ポアレィ・ツィオンなど) と同様、その活動がイデオロギーと地域性というふたつの要因に規定されることになった本稿はポーランド・シオニストの組織的統合の問題を1920 年代を中心に検討しポーランド・シオニズムの特徴の一端を明らかにしようとするものである


    1914年におけるオーストリア=ハンガリー帝国中のガリツィア・ロドメリア王国
    1914 年におけるオーストリア=ハンガリー帝国中のガリツィア・ロドメリア王国

    現代ヨーロッパにおけるガリツィアの位置
    現代ヨーロッパにおけるガリツィアの位置

    adsdsyedus.jpg

    (1) 本稿では、ポーランド国内の地名に関してはポーランド語での名称を用いることとし、また複数の表記法が見られる人名、組織名については、同時代の文献に見られるポーランド語の表記を採用する。また、註に関しては、紙数の制約から重要な箇所に限って設けることとする。

    (2) Ezra Mendelsohn, The Jews of East Central Europe between the World Wars (Bloomington, 1987), pp.17-18. この分類に、旧ドイツ領が含まれていないのは、その地域のユダヤ人によるドイツ本国の諸地域への移住がすすんだ結果、1931 年の国勢調査によれば、旧ドイツ領の諸県 (ポズナン県、 ポモージェ県、シロンスク県) には、約 3 万人 (ポーランドのユダヤ人口に占める比率としては 1 %) のユダヤ人住民しかいなかったからである。旧ドイツ領のユダヤ人についても、検討に値するテーマはあるものの、戦間期ポーランドのシオニズム運動において、旧ドイツ領がひとつの中心としての役割を担うことはなかったのである。

    (3) 実際には王国とクレスィのシオニスト組織でありながら、「ポーランド」 の名称を専有しているのは、他の地域のシオニストから見れば、シオニズム運動の盟主を自任する王国シオニストの傲慢さの現れとも映っていた。しかし、東西両ガリツィアの組織とヴィルノの組織が、王国シオニストと一線を画すために、それぞれの地域の名称にこだわったことも事実である。ちなみに、世界シオニスト会議では、大会ごとに若干異なるものの、一般シオニストに限って言うならば、「ポーランド」 代表とされるのは王国とクレスィの代表だけで、他地域からの代表にはそれぞれの選出地域が記されている。これは、一般シオニストの場合、ポーランドでは全国規模での一元的な代表選挙が行われず、4 つの地域それぞれにおいて個別に選挙が実施されていたこととも関連していると思われるが、いずれにせよ世界会議におけるポーランド・シオニストの実勢力は見定めにくいものになっている。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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