2022-05-14 (Sat)

本日のキーワード : 隷従への道、左派、リベラル、誤用、隠れ蓑
Breaking the Spell
呪縛を解く ②
The Holocaust: Myth and Reality, Overview of the book by Dr. Nicholas Kollerstrom
ホロコースト : ニコラス・コラーストロム博士の著書 「神話と現実」 の概要

Of Soap and Lampshades
石鹸とランプシェードについて (一)
Before diving into the inky abyss of the various technical strands of argument involving documentary archives, archaeology, chemistry, etc., it behooves us first to take a bird’s eye view of the general evidentiary landscape, this both to assuage immediate curiosity, and to lend a certain clarity and coherence to the narrative.
文書記録、考古学、化学など、さまざまな技術的な議論の深淵に飛び込む前に、まず、全般的な証拠状況を俯瞰してみるのがよいだろう。これは、目先の好奇心を満たすためと、物語に一定の明確さと一貫性を持たせるためです。
But before even embarking on that perspectival journey, let me ask a question.
しかし、そのような視点からの旅に出る前に、一つ質問させてください。
Do you, dear reader, believe that during the Second World War the Nazis plumbed the very depths of human depravity by rendering human fat into soap, of sewing human skin into lampshades and gloves and all manner of similar nightmare horrors? If you do, you would not be alone. Like many others, I believed it – and I confess, completely blindly – all of my life. But I was wrong. If you believe such, you would be wrong. It is not true. It never happened. You can take it to the bank, it is a total myth. And this conclusion is not just one reached by so-called ‘revisionist’ authors, but is rather a simple matter of documented fact admitted to and affirmed by the orthodox holo-historians themselves, e.g., the Yad Vashem Holocaust Museum in Israel.
読者の皆さんは、第二次世界大戦中、ナチスが人間の脂肪を石鹸にしたり、人間の皮膚をランプシェードや手袋に縫い付けたりして、あらゆる種類の悪夢のような恐怖を与えて、人間の品性をとことんまで堕落させたと思っているだろうか?もしそうだとしたら、それはあなただけではないであろう。他の多くの人と同じように、私もずっとそれを信じていた -- 正直に言うと、完全に盲目的に信じていたのだ。しかし、私は間違っていたのだ。もし、あなたがそう思っているとしたら、それは間違いです。それは真実ではありません。そんなことはありえない。これは全くの作り話なのです。そして、この結論は、いわゆる「修正主義者」の著者だけが到達したものではなく、正統派のホロコースト歴史家達、例えば、イスラエルのヤド・ヴァシェム・ホロコースト博物館自身が認め、確認しているものであり、ドキュメント化された事実の単純な問題なのである。

ヤド・ヴァシェム
It is true that during the Nuremberg Trials such alleged items were displayed, but over the years they were all systematically debunked, i.e., found to be made of non-human animal materials, such that, as I say, no orthodox holo-historian maintains the validity of any of them anymore. Now, a critical mind, a curious mind is then led ineluctably to the follow-up query: To wit, if that isn’t true, then what else might not be true that I have been told, and that I have believed, all of my life? And this is where Dr. Kollerstrom – amongst others, naturally – bids us listen to the contrarian general case. But, then, what exactly is that case?
ニュルンベルク裁判では、このような疑惑のある資料が掲示されたのは事実だが、長い年月をかけて、それらはすべて体系的に否定され、つまり、人間以外の動物の材料で作られていることが判明し、私が言うように、正統派のホロコースト歴史家達はもはやそれらの資料の有用性を一切主張していないのである。さて、批判的な人、好奇心旺盛な人は、必然的に次のような疑問を持つことになります。つまり、もしそれが真実でないのなら、私がこれまでずっと言われてきたこと、信じてきたことの中で、他に真実でないことがあるのだろうか?そこで、コラーストロム博士は、当然ながら、他の人たちとともに、反対側の立場にある人たちが言う一般的な事例に耳を傾けるようにと勧めているのである。では、その事例とはいったい何なのだろうか。
In a nutshell, the author is arguing that the Nazi concentration camps (some in Germany itself, most of the rest in Poland) were slave labour camps – though some of them were, as we’ll see, only temporary transit camps – whose unfortunate inmates were used in the grim service of the German war effort.
一言で言えば、著者は、ナチスの強制収容所 (一部はドイツ国内、残りの大部分はポーランド) は奴隷労働収容所であり、そのうちのいくつかは、後で見るように、一時的な通過収容所に過ぎなかったが、不幸な収容者はドイツの戦争活動の厳しい奉仕に利用された、と主張しているのである。
こちらもご参照💓
↓

☆『ナチ・ドイツにおける経済の脱ユダヤ化 ― 1938年十一月ポグロムの社会経済的背景 ―』 山本達夫



☆『Breaking the Spell』 The Unz Review • An Alternative Media Selection
☆投資家サーベイ結果発表 「岸田政権、支持しますか?」
本日の書物 : 『隷従への道』 フリードリヒ・ハイエク 日経BP
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 本書がもともとはイギリスの読者だけを対象に書かれたものではあるが、アメリカの読者にとって理解しがたいということはないはずである。ただし【誤解を防ぐためにここで説明しておかねばならない言葉の使い方が一つだけある】。それは、【 「リベラル」 である】。私は一貫して、もともとの 19 世紀の意味でこの言葉を使った。現在のイギリスでもこの意味で使われている。だが【現在のアメリカでは、往々にしてほとんど反対の意味で使われている】ようだ。この国では【 「リベラル」 は、政府によるほぼすべての種類の規制や管理に対する支持を意味するようになった】。

そのせいで自由を本気で信じている多くの人々の頭が混乱してしまったのだろう、【この言葉は左派の格好の隠れ蓑となっている】。真剣に自由を尊重するアメリカ人の多くが、なぜこの重要な言葉の独占を左派に許したのか、いまだに理解できない。それどころか、左派を非難して 「リベラル」 と呼び始め、【この言葉の誤用】に拍車をかけたのであり、これまた理解に苦しむところである。【この誤用の結果、真のリベラルが自分たちを保守 (コンサバティブ) と名乗らざるを得ない羽目に陥った】のだから、まことに嘆かわしい。』

アーリア化の事前選抜
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、資本主義を研究する学問である経済学において、偉大なる経済学者の一人であるフリードリヒ・ハイエクが、ナチズム (あるいはファシズム) と社会主義・共産主義の類似性を明らかにしつつ、 それらの集産主義体制が必然的に全体主義へと至ってしまう危険性について警鐘を鳴らした、非常に有名な書物で、本書を通じて、『 「法の支配」 に基づく自由民主主義』 がいかに大切なものであるのかを改めて理解することができ、財務官僚如きにコントロールされ、「法の支配」 を無視した勝手な決定を次々と行っている (例 : ウクライナへの軍事物資支援 = 戦争行為)、トコトン無能な “岸田政権” も、実は、ハイエクが警鐘を鳴らしたものに、まさしく繋がっているという現状が良く分かるようになる、当ブログお薦めの良書になります。無能で危険極まりない岸田一派は、政権のみならず、政界そのものから抹消することが、私たち日本国民の喫緊の課題となりますので、是非広く日本国民の皆様にお読みいただきたいと思います。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 997,111(996,865)÷81,727,705(81,677,007)=0.0122・・・(0.0122) 「1.22%(1.22%)」

イタリア : 164,304(164,179)÷16,726,990(16,682,626)=0.0098・・・(0.0098) 「0.98%(0.98%)」

日本 : 29,761(29,724)÷8,016,485(7,994,944)=0.0037・・・(0.0037) 「0.37%(0.37%)」

さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。

ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉である「オリガルヒ(oligarch)」につきましても、ロシアやウクライナの事例を参照して、それがいまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたものであることを確認し、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 (=ユダヤ教徒)」 が存在していることも判明いたしました。さらには、ウクライナとユダヤ人 (=ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認することができました。

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、、次の論文を見ているところとなります。

☆『ナチ・ドイツにおける経済の脱ユダヤ化 ― 1938年十一月ポグロムの社会経済的背景 ―』 山本達夫
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第 9 章 十一月ポグロムと経済の脱ユダヤ化政策の収束
3. アーリア化申請の実際
・・・メリッケによるとユダヤ人財産の申告に関する政令にもとづく指令が出された翌日 ( 1938 年 4 月 27 日) から同年 10 月 31 日までのあいだに 1002 件のアーリア化申請が出され,74 件は審査前に却下されたという。以下の 〔表 19 A 〕 〔表 19 B 〕 〔表 19 C 〕 〔表 19 D 〕 は申請されたアーリア化について,ベルリン商工会議所がライヒ経済大臣,ベルリン警察長官,ポツダム行政地区長官,ベルリン市の 20 の区長あてに提出した鑑定結果を,営業経営全体と工業経営,小売業,卸売業についてまとめたものである。 *832 )




この 〔 19 A 〕 のユダヤ営業経営の売却についての鑑定を見ると,申請が出されたアーリア化物件のうち審査を待たずに却下されたものを含めて全体の 35 %が申請を拒否されたことがわかる。業種によっても異なるが,とくに小売業と卸売業では約 4 割が経営の存続を否定されている。だがメリッケによると,それでも条件付きであれ認可された事例は多いという。 *833 ) 彼はこれを申請前の段階で選抜があったためであるとしている。
アーリア化の事前選抜がライヒ経済省の基本的方針であったことを裏付ける史料がある。ライヒ経済省内で 1938 年 11 月下旬に作成された内部文書である。「 1938 年 11 月 23 日付ドイツ経済活動からのユダヤ人の排除のための政令の遂行のための政令 (ライヒ官報I,1642 頁」 について」 と題する文書 〔史料編 37 ) 〕 *834 ) には,ドイツ経済活動からのユダヤ人の排除のための政令 ( 1938 年 11 月 12 日付) および同遂行令 ( 1938 年 11 月 23 日付) の適用にあたって尊重されるべき基本原則がこう述べられていた。すなわち,ユダヤ小売経営のリストにもとづいて 「どのユダヤ小売店が非ユダヤ人所有への移行にさいしてあらかじめ考慮の対象とならないかを極力事前に確定しておくこと」。また所轄の行政官庁は 「取得者の詳細な人物調査」 をせず,1938 年 7 月 5 日付回覧通達が規定する意見を聴くべき部署を再関与させることなく 「商店の引継ぎ申請を拒否してもよい」 とされていた。ここにはライヒ経済省が経済の脱ユダヤ化にさいして,事前審査によってアーリア化の対象物件を最小限にしようとした姿勢がみてとれる。
メリッケは報告書でこう述べている。「申請が出される前にさまざまな当局によっておこなわれた選別がなかったら,鑑定で不許可になっていた数は格段に多くなっていたであろう」。「ふるい分けとくしけずりのおかげで,生存能力や業績能力のない一連の経営を,あらかじめアーリア化から除外することができたのである」。 *835 )
最終的には,11 月 9 日 (正確にはこの前後数日間) のポグロムを経て,オーストリアを含むドイツにあるユダヤ営業経営の 3 分の 2 が解散または閉鎖,残りが存続を許可すなわちアーリア化された。
*832 ) BA. 62 DAF 3, 8780-21 に基づいて作成。
*833 ) たとえばアーリア化の際の調整課徴金 (負担調整特別税) がこれにあたる。これは,極端に安い価格で物件を購入する場合には,一般的な正義の実現,もしくは正当な競争といった観点から,購入者に対して,国庫に調整金を納めることを義務づけたものである。"Die Ausgleichsabgabe bei risierungen", in: Der deutsche Volkswirtschaft vom 9. 12. 1938.
*834 ) Betrifft: Verordnung zur Durchführung der Verordnung zur Ausschaltung der Juden aus dem deutschen Wirtschaftsleben vom 23. Nov. 1938. - RGBl.,Ⅰ,S. 1642-. in: GWB 624.
*835 ) "Zur Veräußerung jüdischer Gewerbebetriebe," in: Wirtschaftsblatt der Industrie- und Handelskammer Nr. 34 vom 7. 12. 1938. in: BA., 62 DAF 3, 8780-21.』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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