2021-10-25 (Mon)

本日のキーワード : 磨製石器、石皿、旧石器時代
局部磨製石斧 (きょくぶませいせきふ) とは、いまより約 4 ~ 3 万年前の後期旧石器時代初頭に登場した、刃先に磨きをかけた石斧のことである。大形獣の狩猟や解体、木の伐採や切断、土掘りなど多目的に用いられたと推定される。 石材は、黒曜石、珪質頁岩、チャート、サヌカイト、ガラス質安山岩などを利用している。
この年代は、日本出土のものが世界最古とされている。1949年の岩宿遺跡が初出で、このときは旧石器存否論争、無土器新石器説、中石器時代説を引き起こし、石器資料そのものに関しては摩耗論争さえ巻き起こっている。その後、日本では北海道を除く、関東・中部地方を中心に 100 箇所から 650 本ほどの出土がある。手斧が大部分を占め、木材加工よりも骨の粉砕や皮なめしなどに使用された可能性が高い。野尻湖周辺遺跡群から 250 点あまり出土している。
本日の書物 : 『日本の先史時代 ― 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす』 藤尾 慎一郎 中央公論新社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【日本の旧石器時代には、諸外国における旧石器時代にはあまりみられない人工遺物が 2 つある】。その 1 つが【磨製石器】である。
磨製石器とは、石などで擦って表面を磨いた石器のことである。冒頭で述べたように、【旧石器時代は基本的に打製石器の時代で、磨製石器や土器が出現する以前の時代だ】。しかし、【古本州島】や【オーストラリア大陸の北部】、【アムール川流域】では打製石器の刀部だけを磨いた斧が見つかっており、【局部磨製石斧】と呼ばれている。日本の場合は古本州島の森林地帯に特化した石斧で、樹木の伐採や加工に使われていたと考えられている (約 2 万数千年前、最終氷期の最寒冷期には姿を消してしまうようだが)。
もう 1 つは、移動生活に適さない【重量のある大きな石器】である。
【鹿児島県種子島にある立切 (たちきり) 遺跡】から、【およそ 3 万年前の石皿や局部磨製石斧、集石遺構】が見つかっている。
集石遺構は、【調理を行った】と考えられている遺構である。拳大の砂礫を火で熱し、熱くなった石の上に葉っぱなどで包んだ肉や植物をしばらく置いておくと、蒸し焼きにできる。現に立切遺跡で見つかった礫群のほとんどが火と熱を受けて赤く変色し、熱による破砕を受けていた。これは同じ場所で何度も調理が行われ、【一定期間、定着していたことの証拠】と考えられている (堂込秀人 「琉球列島の旧石器時代遺跡」 )。
【集石遺構は旧石器時代の日本列島でかなりの数が見つかっており、この時代の代表的な遺構と言えよう】。
さて、節のはじめに【旧石器時代には移動生活に向かない大型で重量のある石器はみられない】と書いたが、【立切遺跡では重さが 1 〜 4 キログラムもある、据え置いて使ったとしか思えない石皿が見つかっている】。
【石皿】と言えば、堅果類 (ドングリなど) などをすり潰す用途で使われた、【縄文時代になって出現する植物質食料加工用の石器】である。【当時の種子島は常緑広葉樹林が繁茂】しており、石皿は堅果類を処理・加工するために使われたと考えられている。また常緑広葉樹を伐採する際に用いたのが、先にみた局部磨製石斧だった。ホルンフェルス (変成岩の一種) 製で、打製石器やスクレーパー (ヘラ状の器具) などとともに見つかっている。』

ユダヤ系団体による秘密裏の活動
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、近年目覚ましい研究成果が得られている最新の考古学の知見に基づいて、私たちの日本の先史時代について、これまでとは異なった (→ 現在の学校の教科書に記載されているような時代観はもう古いですw) 新しい時代観を提供してくださる書物で、私たちの日本列島における “動的” な先史文化の伝播の実態等が非常によく理解ができるようになります。本書を通じて、最新の先史時代に関する知識をアップデートするとともに、科学的に認められていない 「地球温暖化問題」 という 「物語 (フィクション) 」 の根本的な間違いにも理解が深まること間違いなしのお薦めの良書です。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 701,110(700,504)÷43,673,870(43,632,889)=0.0160・・・(0.0160) 「1.60%(1.60%)」

イタリア : 131,031(130,998)÷4,682,034(4,679,067)=0.0279・・・(0.0279) 「2.79%(2.79%)」

日本 : 17,747(17,730)÷1,705,916(1,704,948)=0.0104・・・(0.0103) 「1.04%(1.03%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉である「オリガルヒ(oligarch)」につきましても、ロシアやウクライナの事例を参照して、それがいまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたものでることを確認し、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 (=ユダヤ教徒)」 が存在していることも判明いたしました。さらには、ウクライナとユダヤ人 (=ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認することができました。
そこで、現在、そのユダヤ人 (=ユダヤ教徒) なるものに焦点をあてているところになります。参考にさせて頂いているのは次の論文になります。

☆『アメリカにおける日系人差別とユダヤ人 -1906年から1988年を中心に-』駒込 希
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第 3 章 第二次世界大戦期のユダヤ人と日系人
第 1 節 日系人の強制収容とユダヤ人
・・・第 4 章では、ロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会 (Los Angeles Jewish Community Committee, LAJCC) というロサンゼルスのユダヤ系団体による日系人の強制収容に関連する秘密裏の活動に焦点があてられている。この章は、アイゼンバーグが最も力を注いだ章であるといえる。

第二次世界大戦期、ロサンゼルスには、非アメリカ的な活動に関する情報を政府やほかの団体に提供することを目的としたニューズ・リサーチ・サービス (News Research Service, NRS) という機関による発行物 『ニューズ・レター』 (News Letter) というものが存在した。この 『ニューズ・レター』 は、第二次世界大戦中、日系人の工作活動に関する情報提供も行っていたが、この 『ニューズ・レター』 に掲載されている記事の情報源については不明であった。アイゼンバーグは、本章において Jewish Federation Council of Great Los Angeles’ Community Relations Committee Collection という資料の分析を通じて、『ニューズ・レター』 の記事の情報源がロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会であったということを明かしている。
ロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会は、1934 年に反ユダヤ主義やプロナチスのような非アメリカ的な団体の情報を政府に提供し、そしてさまざまな形の差別に対し立ち向かうことを使命としてロサンゼルスに設立されたユダヤ系団体であった。ロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会は、自分たちがニューズ・リサーチ・サービスを運営していたにもかかわらず、ニューズ・リサーチ・サービスとのかかわりを隠し、日系人のアメリカに対する工作行為に関わる情報をニューズ・リサーチ・サービスの 『ニューズ・レター』 として発行し積極的に政府やほかの非ユダヤ系団体に配布していたことがここでは報告されている。アイゼンバーグは、この団体の反ナチス、反ファシズムという使命が、ドイツやイタリアと同盟を結んでいた日本、日系人に関する情報を調査することにつながったのではないかとの見解を示している。
また、あくまでもロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会は、反ナチス、反ファシズムと闘うために日系人の工作行為などに関する情報提供を行っていたのであり、西部に昔からある反日感情から活動していた団体とは一線をひいていたことを強調した上で、ロサンゼルス・ユダヤコミュニティ委員会の活動はアジア人という日系人の人種が影響して行われていたものではないことをアイゼンバーグは主張する。
エピローグでは、西部のユダヤ人が日系人の強制収容に対し 「沈黙」 を貫いたことに関する考察と、1943 年以降、ユダヤ人が日系人を擁護する立場をとったことに対するアイゼンバーグの見解がまとめられている。
1943 年以降、日系人の強制収容ならびにアメリカの優勢な戦況にともない、国内の反日感情が和らぎだし、日系人に同情する動きが現れ出した。それに伴い、西部のユダヤ系団体も公に日系人を擁護する立場をとった事例がここでは紹介されている。その上で、本書の結論として、「沈黙」 とは、差別と闘うというユダヤ人としての責務、そして西部の白人として戦争努力を支持するというジレンマがもたらしたもの、すなわち、ユダヤ人のアイデンティティと西部白人としてのアイデンティティの葛藤によりとられた反応であると主張している。
さらに、日系人と個人的に接触する機会が多かった西部という地域が、個人としてのユダヤ人の日系人に対する支援につながったことを指摘し、地理的要因の重要性を強調している。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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