2021-10-17 (Sun)

本日のキーワード : 抗体、ワクチン、感染増強作用
抗体(こうたい、(英: antibody)は、白血球のサブタイプの一つであるリンパ球の一種であるB細胞の産生する糖タンパク分子。免疫グロブリン(めんえきグロブリン、(immunoglobulin)、血漿中のγ(ガンマ)-グロブリン、Ig(アイジー)とも。獲得免疫系の液性免疫(特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して、排除する働き)を担う。抗体は主に血液中や体液中に存在する。
B細胞は抗原に応じて分化し抗体産生をする。一度分化したB細胞は、大量の抗体を迅速に産生し抗原を除去し、生態を防御する。
抗体が抗原へ結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して体内から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりする。これらの働きを通じ、脊椎動物の感染防御機構において重要な役割を担っている(無脊椎動物は抗体を産生しない)。

本日の書物 : 『京大 おどろきのウイルス学講義』 宮沢 孝幸 PHP研究所
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 次にわからないのが、【従来の風邪コロナウイルスに対するワクチンの影響】です。【Aというウイルスに対する良い抗体が、Aに遺伝的によく似たBには悪い抗体になることがあります】。有名な例はデングウイルスです。デングウイルスには 1 から 4 の型 (血清型) があって、1 型に対する良い抗体は他の型にとっては悪い抗体になってしまうのです。1 型に感染したあと、2 〜 4 型に感染すると重症化してしまい、死亡する確率が高くなります。
【今回の新型コロナウイルスに遺伝的に近い従来型のヒトの風邪コロナウイルスは、2 種類あり、ともにベータコロナウイルス属に属しています】。【他にも、もう少し遺伝的に離れたヒトの風邪コロナウイルス (アルファコロナウイルス属に分類) が 2 種類あります】。あまり知られていないのですが、【新型コロナウイルスに遺伝的に近い (同じベータコロナウイルス属) 下痢を引き起こすコロナウイルスもあります】。さらに、【現在なりをひそめているMERSコロナウイルスも入れると、今回の新型コロナウイルスに遺伝的に近いヒトコロナウイルス (ベータコロナウイルス) は 4 種類存在する】ことになります。他にも報告されていないだけで、様々なコロナウイルスが人に感染していて、普段は何も病気を起こしていない可能性もあります。
上に述べたように、新型コロナウイルスに対する良い抗体が、従来型のヒトコロナウイルス (特にベータコロナウイルス属) に対して悪い抗体になりうるかどうかは、まだよくわかっていません。【もし悪い抗体になりうるのだとしたら、新型コロナウイルスのワクチンを打って、新型コロナウイルスの防御ができたとしても、従来型の風邪コロナウイルスに感染したときに、重篤化するリスクが高まる】ということになります。今シーズン (2020 年 − 2021 年の冬) は従来型のコロナウイルスがまったく流行っていないので、【その負の影響については検証ができていません】。試験管内では検証はできるはずなのですが、まだ報告はないようです。
【変異株に対する影響】についてはどうでしょうか。【新型コロナウイルスは徐々に変化していき、様々な変異株が生まれます】。【ワクチンを接種して新型コロナウイルスに対して良い抗体が誘導されたとしても、その抗体が変異株に対して悪い抗体になってしまう可能性は否定できません】。単にワクチンが効かないというのであれば、大きな問題ではないのですが、【ワクチンを打ったがために、変異株に感染したときに重篤化してしまうリスクはどうしても排除できないのです】。試験管内での検証もできるはずですが、それにはそれなりの時間が必要です。この本が出版されるころには判明しているでしょうか。
この、【ワクチンを接種したがために重篤化すること】を、【感染増強作用】と呼びます。感染増強作用が実証され、論文として公開された場合、ワクチンを接種した医療従事者が、新型コロナウイルス感染者に対応できなくなる事態に発展する可能性があります。

☆『新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見 ― COVID-19の重症化に関与する可能性 ―』国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)
【もちろんワクチンによる免疫は抗体だけでなく細胞性免疫も誘導されます】。悪い抗体が出来たとしても、細胞性免疫が協力に誘導されれば発症防御できるのかもしれません。
いずれにしても、新型コロナウイルスのワクチンに関しては、現段階では未知数の部分が多く、効くことを期待しながらも、今後の推移を見守る必要があると思っています。』

人種差別に立ち向かった在米日系人の自助努力
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、最先端のウイルス学の科学的知見に基づいて、新型コロナウイルスやそれに類似するウイルス、あるいは将来ヒトへと感染する恐れがあるウイルスなど、幅広くウイルス全般について解説がなされている書物で、ウイルスがどのようなものであるかがキチンと理解でき、また、ワクチンについても、何がメリットで、何がデメリット (あるいはリスク) なのかが正しく理解できるお薦めの良書になります。メディアの報道やネットの情報に頼るのではなく、科学者の目からみて、何が判っていて何が判っていないのかを、本書を通じて知ることで、正しく知識のアップデートが図れると思います。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 689,031(687,789)÷43,021,678(42,917,306)=0.0160・・・(0.0160) 「1.60%(1.60%)」

イタリア : 130,742(130,697)÷4,662,087(4,660,314)=0.0280・・・(0.0280) 「2.80%(2.80%)」

日本 : 17,524(17,495)÷1,696,971(1,695,924)=0.0103・・・(0.0103) 「1.03%(1.03%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉である「オリガルヒ(oligarch)」につきましても、ロシアやウクライナの事例を参照して、それがいまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたものでることを確認し、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 (=ユダヤ教徒)」 が存在していることも判明いたしました。さらには、ウクライナとユダヤ人 (=ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認することができました。
そこで、現在、そのユダヤ人 (=ユダヤ教徒) なるものに焦点をあてているところになります。参考にさせて頂いているのは次の論文になります。

☆『アメリカにおける日系人差別とユダヤ人 -1906年から1988年を中心に-』駒込 希
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第 2 章 20 世紀前半のカリフォルニア州のユダヤ人と日系人
第 3 節 カリフォルニア州のユダヤ人と 1924 年移民法
・・・また、この記事の内容と類似した記事が 1924 年 6 月 2 日の 『日米新聞』 にもみられる。その記事は 「大山総領事 時局講演会 聴衆五百餘の盛会」 というタイトルで、アメリカの日系人が立たされている窮地に言及したあと、以下のように主張する。
窮すれば必ず通ず大に楽観して可なりと在留同胞を慰撫せられ次に民主々義について説かれ在留同胞は各自銘々が自個を拡張し此行き詰まつた時局に面接し真剣に努力することに依り経済的に或は総ての方面に向つて新局面を打ち開き得ることを力説せられ次ぎに次代同胞教育問題に論及し日米親善の楔としても次代同胞に日本語教育の必要なるを高潮せられ今後幾代を経過するも日本人問題は消ゆるの時期あるまじ、唯要は黒奴のごとくなるかユダヤ人のごとくなるかの問題のみ、ユダヤ人のごとく排斥を受けつつも尚経済的に牢乎として拔くべからざる基礎を定めるも其一つなりと難も其上精神的にも優秀なる時代同胞を産出することに努力せざるべからず要するに日本人問題の善化悪化は時代同胞の教養如何に関することを反履力説せられ五百の聴衆皆満足して散会せしは十時半なりき ( 『日米新聞』 1924 年 6 月 2 日, 7)。
さらに、1922 年 2 月 23 日の 『日米新聞』 の 「自力主義 在米同胞の悔悟を要する時」 というタイトルの記事や 1923 年 5 月 25 日の 『羅府新報』 の 「実力養成 何よりも急務」 というタイトルの記事でも同様にアメリカのユダヤ人を日系人が排斥に打ち勝つためのロールモデルとしてとらえているととれる記述がみられる。1922 年 2 月 23 日の 『日米新聞』 の記事では、アメリカにおける排日問題の解決を日本の官憲や有志家に依頼すべきではないとした上で、以下のように主張している。
[前略] 我等の耕せる農園は我等自ら之れを獲得し、我等自ら投資して経営しつつあるなり [。] 然るに一度排日問題の突発したる以来、我等が第一に努むべき自守自衛の精神を忘れ、光栄なる独立独行の歴史を弊履の如くに捨てて頼み甲斐もなき母国官憲の前に再拜頓首し、或は御用商人を中心とする母国有志家の同情に訴へたることは、真に在米同胞が自ら無上の恥辱を感ずべき過失にして、今日に於て之れを悔悟するに非ざれば我等の将来は全く絶望なりと云はざるべからず。吾人の所見を以てするに人種的反感は之人情なり。更に具体的に云へば過去の歴史に依つて作られたる人類第二の天性なり。而して新なる歴史に依つて之れを破ることに日本人の大なる使命が存し居るなり。此意味に於て吾人は数世紀の久しきに渉る人情的排斥を遂に撃破して今日の地歩を作れる猶太民族に対し多大の尊敬を払ふ必要あり [後略] ( [ ] 内は筆者付加) (『日米新聞』 1922 年 2 月 23 日, 1)。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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