2021-10-06 (Wed)

本日のキーワード : アメリカ革新主義時代、1913 年外国人土地法
アメリカ合衆国の革新主義時代(かくしんしゅぎじだい、別名進歩主義時代 しんぽしゅぎじだい、英: Progressive Era)は、1890年代から1920年代にかけて、社会と政治の改革が著しく進んだ時代である。
本日の書物 : 『WHAT IS LIFE ? (ホワット・イズ・ライフ ?) 生命とは何か』 ポール・ナース NewsPicksパブリッシング
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【細胞】は【生命の基本単位】だ。その一つひとつが【生き物】で、【脂質】でできた【細胞膜】に包まれている。でも、原子が電子や陽子などからできているのと同じように、細胞もさらに小さな部分からできている。現代の顕微鏡は非常に強力なので、生物学者はそれを使って、複雑でときにとても美しい細胞内の構造を明らかにする。

典型的な動物細胞の模式図:(1)核小体(仁)、(2)細胞核、(3)リボソーム、(4)小胞、(5)粗面小胞体、(6)ゴルジ体、(7)微小管、(8)滑面小胞体、(9)ミトコンドリア、(10)液胞、(11)細胞質基質、(12)リソソーム、(13)中心体
構造物の中でいちばん大きいのは【 「細胞小器官」 】で、それぞれ別々の細胞膜の層で覆われている。なかでも【 「核」 】は、染色体に記された遺伝命令を含む、【細胞の指令センター】だ。一方、細胞によっては何百個も含まれている【 「ミトコンドリア」 】は、ミニチュアの発電所の役割を果たし、細胞が増殖して生き延びるために必要な【エネルギーを供給】してくれる。他にも細胞内のさまざまな器官や区画が、材料を細胞から出し入れして、それを細胞の内部で運び回るだけでなく、細胞のパーツを組み立てたり、壊したり、再生したりするなど、高度な生産・物流機能を果たしている。
もっとも、すべての生物が、こうした膜で包まれた細胞小器官や複雑な内部構造を備えているわけじゃない。核があるかないかで、生命は二つの大きな枝に分けられる。【細胞に核を含んでいる生命体】、たとえば動物、植物、菌類などは【 「真核生物」 】と呼ばれる。【核がない生命体】は【 「原核生物」 】と呼ばれ、ようするに細菌か古細菌だ。古細菌は、大きさや構造からすると細菌と似ているが、実際にはとても遠い親戚だ。いくつかの点で、古細菌の分子の働きは、細菌よりも、われわれのような真核生物に近い。
原核生物か真核生物かに関わらず、【細胞のきわめて重要な部分】は【 「外膜」 】だ。外膜は分子 2 つ分の厚みしかない。それでも、細胞を周囲の環境から隔てる柔軟性のある【 「障壁」 】を作り、どこが 「内側」 でどこが 「外側」 かをはっきりさせている。哲学的な意味においても実際的な意味においても、【この障壁こそが肝】だ。
最終的に【外膜】は、【宇宙全体を覆っている無秩序や混沌へと向かう力に、生命が首尾よく抵抗できる理由を説明する】。細胞は隔離してくれる膜の内側で、自分たちが稼働するために【必要な秩序を定め】、それを高めてゆく。同時に、自分を取り巻く【周囲の環境に無秩序を生む】ことができる。こうやって帳尻合わせをすれば、【生命は熱力学の第二法則に背くことはない】。』

アメリカ合衆国の革新主義時代に制定された排日人種差別法案
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した細胞生物学者である著者が 「生命とは何か?」 という非常に根元的な問いに対して、現代生物学の最先端の知見に基づいて、非常に分かりやすく、語りかけるような文章で答えに導いて下さる良書になります。そして、この本を読み終えるころになると、今日地球上に存在するありとあらゆる “生命” が 「たった一回」 の始まりを起源としているのだという考え方が理解できるようになります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 671,098(667,750)÷41,856,917(41,703,876)=0.0160・・・(0.0160) 「1.60%(1.60%)」

イタリア : 130,233(130,167)÷4,627,699(4,623,155)=0.0281・・・(0.0281) 「2.81%(2.81%)」

日本 : 17,111(17,051)÷1,668,864(1,663,818)=0.0102・・・(0.0102) 「1.02%(1.02%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉である「オリガルヒ(oligarch)」につきましても、ロシアやウクライナの事例を参照して、それがいまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたものでることを確認し、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 (=ユダヤ教徒)」 が存在していることも判明いたしました。さらには、ウクライナとユダヤ人 (=ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認することができました。
そこで、現在、そのユダヤ人 (=ユダヤ教徒) なるものに焦点をあてているところになります。参考にさせて頂いているのは次の論文になります。

☆『アメリカにおける日系人差別とユダヤ人 -1906年から1988年を中心に-』駒込 希
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第 2 章 20 世紀前半のカリフォルニア州のユダヤ人と日系人
第 2 節 カリフォルニア州のユダヤ人と 1913 年外国人土地法
1913 年、アメリカ西部の日系人社会に大きな影響を与える法律がカリフォルニア州で制定された。それは、1913 年外国人土地法である。1913 年外国人土地法とは、市民権獲得資格のない外国人に対し、土地の所有ならびに 3 年以上の土地の賃借を禁止した法律である。
外国人土地法については、日系人による外国人土地法との闘いや外国人土地法が日系人に与えた影響を考察した研究が多く見受けられる。たとえば、吉田は、1913 年外国人土地法が日系のクリスチャンに与えた影響を検証し、坂口は、ワシントン州における日系人の外国人土地法との闘いを分析することにより、日系人の日本人として、そしてアメリカ人としての二重のアイデンティティを考察した (Yoshida 1991; 坂口 1994)。また、東は、カリフォルニア州のウォルナット・グローブ (Walnut Grove) における日系人と白人地主との間の外国人土地法に関連した例外的な関係を考察した (Azuma 1994)。さらに、外国人土地法に潜む人種差別を検証したヴァン・ナイズ (Frank W. Van Nuys) の研究も興味深い。ヴァン・ナイズは、ジャーナリストであるチェスター・ハーベイ・ローウェル (Chester Harvey Rowell) の外国人土地法を通じた人種的思想を考察している (Van Nuys 1994)。そして、1913 年外国土地法の制定の背景を 1914 年に描いたディラ (Harriette M. Dilla) の研究は貴重な一次史料ということができるであろう (Dilla 1914)。
カリフォルニア州における移民の土地所有に関する法律の歴史は 1909 年までさかのぼる。この年の州議会にはじめて帰化しない外国人の土地所有を制限する法案が提出された。しかし、この法案は、日本との外交に配慮したルーズベルト大統領の働きかけもあり、カリフォルニア州議会で否決された。そして、1911 年にも移民の土地所有に関する法案が提出されたが、それも不成立に終わった。
1913 年 1 月 6 日にカリフォルニア州議会が開会すると、1 月 13 日から 2 月 4 日までの間に外国人土地法案を含む排日法案が多数提出された (外務省 1966, 22‐1) (20)。それを受け、3 月 6 日、珍田捨巳駐米大使はカリフォルニア州で外国人土地法が制定されることのないようトーマス・ウッドロウ・ウィルソン (Thomas Woodrow Wilson) 大統領に協力を求め、ウィルソン大統領側もそのための努力を惜しまないことを伝えている。4 月 22 日、ウィルソン大統領は、ハイラム・ウォレン・ジョンソン (Hiram Warren Johnson) カリフォルニア州知事に電報を送り、外国人土地法案は日本との通商航海条約 (Treaty of Commerce and Navigation between Japan and the United States) に抵触するとし、外国人土地法案を日系人に対する差別とならないように修正するよう求めた。それを受け、ユリシーズ・S・ウェッブ (Ulysses S. Webb) カリフォルニア州検事総長とフランシス・J・ヘニー (Francis J. Heney) カリフォルニア州上院議員が提出したヘニー・ウェッブ法案 (Heney-Webb Bill) が、のちの 1913 年外国人土地法のもととなった。4 月 24 日にはウィルソン大統領の指示でウィリアム・ジェニングス・ブライアン (William Jennnings Bryan) 国務長官がカリフォルニア州に派遣されるも、5 月 19 日にカリフォルニア州知事が法案に署名し、同年 8 月 10 日から 1913 年外国人土地法は施行された (21)。その後、カリフォルニア州の外国人土地法は 1956 年に撤廃されるまで、43 年にもわたり存続することになった。
蓑原によれば、1913 年外国人土地法の制定には、1912 年の大統領選挙において民主党のウィルソンが共和党のウィリアム・ハワード・タフト (William Howard Taft) を破り民主党政権が誕生したこと、カリフォルニア州はジョンソン知事を中心とした革新派共和党勢力が州議会を支配していたこと、そして、急増した日本人移民の多くが農地を購入し、白人農業者と競合するようになったことの 3 つの要因があったとされる (蓑原 2002, 38)。
注 (20)
このときに提出されたのは日本人移民による土地所有にかかわる法案だけではなく、漁業や酒販業に関する法案なども含まれていた。
注 (21)
外国人土地法は 1913 年に制定された後、1920 年に改正されている。1913 年外国人土地法には、アメリカの市民権をもつ二世の子供名義による土地の購入などの抜け道があったため、1920 年に子供名義での土地の購入を禁止するなどの抜け道をふさぐ改定がなされた。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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