2021-09-14 (Tue)

本日のキーワード : バイアス、メディア(新聞・テレビ)、ネガティブ本能
バイアス(英: bias)とは、偏り、かさ上げ、または斜めのこと。
偏見 - 偏った見方のこと(用例 : 「あの人の意見には “新聞は正確だ” というバイアスがかかっている」 )。
本日の書物 : 『 FACTFULNESS (ファクトフルネス) 10 の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 日経BP
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【ネガティブ本能を抑える方法】はほかにもある。そのひとつは、【悪いニュースのほうが広まりやすいと気づくことだ】。
【メディアや活動家】は、【あなたに気づいてもらうため、ドラマチックな話を伝えようとする】。そして【悪いニュースのほうが、良いニュースや普通のニュースよりもドラマチックになりがち】だ。また、なんらかの数字が長期的には伸びていても、短期的に落ち込むことがあった場合、それを利用して 「危機が迫っている」 という筋書きを立てるのはたやすい。
世界はオープンになり、人々はネットでつながり、報道の質も上がった。【悪いニュースは、以前よりずっと広まりやすくなった】。
【悲惨なニュースを見たとき】は、自分にこう尋ねてみよう。
「このニュースと同じくらい【強烈な 『明るい』 話があったとしたら、それはニュースになっていただろうか】? 【溺れなかった子供がニュースになるだろうか】? 溺れる子供の数や、結核でなくなる人の数が減っていることに、窓の外を見て気づけるだろうか? ニュースを読んだり、慈善団体のパンフレットを見たりして気づけるだろうか?」
【良い変化のほうが悪い変化より多かったとしても、良い変化はあなたの耳には入ってこない】。あなたが探すしかない。統計を見れば、良い変化がそこらじゅうにあることに気づけるだろう。
【 「悪いニュースのほうが広まりやすい」 】と心得ておけば、毎日ニュースを見るたびに絶望しないですむ。大人も子供も、ぜひこの考え方を身につけてほしい。』

ユダヤ人巡礼がもたらす深刻な問題
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、医師であり、公衆衛生学者でもある著者が、「データを基に世界を正しく見る習慣」 (= ファクトフルネス)の重要性について、さまざまな事例を挙げて解説をしている良書で、マスコミが繰り返す誤報・捏造報道を見抜くためのエッセンスが得られるお薦めの書物になります。ただし、1 点だけご注意して頂きたいのは、「ファクトフルネス」を掲げながら、異分野である地球科学や物理学の知識がないためか、ほとんどの科学者が否定している 「地球温暖化問題」 という “物語 (フィクション)” について、何らデータも示さずに、さも真実であるかの如く書かれていて、せっかくの「お題目」が台無しになってしまっている点です。環境活動家で有名な米民主党のアル・ゴア元副大統領とのお話も出てきますが、同じく環境活動家であるグレタ・トゥーンベリと同郷のスウェーデン出身であるせいか、最後の最後で、思わず眉を顰 (ひそ) めたくなるかもしれません。


それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 638,326(637,343)÷38,956,889(38,780,401)=0.0163・・・(0.0164) 「1.63%(1.64%)」

イタリア : 129,146(129,093)÷4,534,499(4,530,246)=0.0284・・・(0.0284) 「2.84%(2.84%)」

日本 : 16,015(15,969)÷1,473,761(1,460,124)=0.0108・・・(0.0109) 「1.08%(1.09%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 おわりに
・・・ソ連邦に留まったハシディームの貴重な役割も無論忘れてはならない。彼らは、極度に厳しい社会政治的な状況下にありながらも、キブツの伝統を決死の覚悟で守り続けた。彼らの存在は師との歴史的なつながりを象徴していただけではなく、それを物理的に実現していたともいえるだろう。もし彼らがいなかったなら、ナフマンの墓の正確な位置すら把握できなくなってしまっていたに違いない。
過去十数年間に起きたウマン巡礼の劇的な復活は、その性格を根本的に変えることになった。第一に、秘密警察の厳しい監視下で行われていたこれまでの非合法的で制限付きの巡礼は、独立ウクライナにおいては、地方当局の厳重な警備体制によって守られていることが示すように、今や合法的なステータスを獲得した。第二に、望む者なら誰しも訪問が可能になったことで、巡礼者層を拡大し、以前の閉じられた巡礼、すなわち師の遺志を継ぐ少数の精鋭のハシディームによる義務の履行から、開かれた大衆巡礼へと大きく変貌した。むしろ最近では、擬似マス・ツーリズム的な性格さえ帯びるようになってきている。これに伴って訪問の動機も多様化し、罪の浄化、心身の病苦からの治癒、個人や家族の平安の祈願、神秘的体験の追求といったこれまでは二次的に過ぎなかった要素が前景に押し出されるようになった。中には、好奇心の満足や一種の物見遊山的な目的で訪れる者さえある。巡礼の社会的機能も、信仰の強化、伝統の存続、グループ内の結束、通過儀礼といった以前の要素から、崇拝の独占をめぐるグループ間の競演、行楽、地域住民との交流など多様化を極めている。
最後に、巡礼が地域に与えた深刻な影響を忘れてはならない。ユダヤ人巡礼は、確かに、地域住民の経済を活性化させる一面をもってはいる。しかし、復活した巡礼の規模とその公共性は、巡礼地の景観を大きく変貌させ、そのために巡礼者と住民との間にある、土地に対する認識の溝を一層深める結果を招いた。こうした事態は、人類学やその近接分野において近年注目されつつある 「競合する景観」 [contested landscapes] の一事例としてとりわけ興味深いが、この問題に関しては今後の研究に譲りたい (169)。
注 (169)
例えば、以下の論文集でこの問題が広範囲に論じられている。B. Bender and M. Winer, ed., Contested Landscapes: Movement, Exile and Place (New York, 2001). 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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