2021-09-06 (Mon)

本日のキーワード : 公定価格、統制経済、社会主義
公定価格(こうていかかく)とは、政府が物価の統制のために指定した物品の最高販売価格のこと。
社会主義国家の計画経済の下で行われるものが代表的であるが、日本でも第二次世界大戦前後に実施されている。
本日の書物 : 『 脱GHQ史観の経済学 エコノミストはいまでもマッカーサーに支配されている』 田中 秀臣 PHP研究所
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【 「経済民主化」 】の中身も、【戦前の経済的な既得権を解体することが最優先されただけ】だった。なぜなら経済の効率性を高めるには、【価格メカニズム】が機能しなければならない。
しかし当時、【GHQの経済科学局】、そして【日本側の経済政策の担い手であった経済安定本部】の【経済思想】は、【統制経済が中心】だった。食料・燃料はもちろんさまざまな消費財、生産財に【公定価格】がつけられていた。鉄鋼などの基礎的な資材の公定価格は低く設定されていたので、【生産する企業に赤字がでれば政府はそれを補填した】。【価格メカニズムが機能する余地はない】。
たとえば【農地改革】をみてみよう。ポイントはこの改革が【あくまで 「農地」 所有の在り方の改革】であって、【 「農業」 の生産性を上昇させるものではなかった】ことだ。【地主の農地保有に制限】を設け、制限以上の農地に対して【低い価格を政府が設定し売却】されたのが、農地改革だった。
農地改革によって安く農地を保有することができた自作農が大幅に増えた。
だが、他方で自作農の増加がそのままインセンティブをもたらしたとはいえない。当時は、海外植民地を喪失し、米や農産物の輸入はできなかった。食料事情が逼迫する中で、GHQに食料の援助を依頼しても、その見返りは農業者への厳し米を中心とした強制的な供出であった。供出の目標額を達成しなければ、GHQの食料支援を受けられないとされた。【価格も公定され、生産の自由も失われた状況では、農業者の生産に対するインセンティブは阻害された】であろう。その結果、【米などの食料生産が順調に回復できたか疑問】である。
実際に貿易の自由化が進展するまで、日本の食料事情の改善は遅々として進まなかった。』

大迷惑! 狂喜乱舞するハシディーム
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、財務省・日銀を中心とした “無能官僚” や、その庇護の下でデタラメな言説を振りまく “似非経済学者”、同様に飼い慣らされる“家畜としてのマスコミ業界”が、占領期のGHQの誤った経済政策= “不況期の緊縮政策” を 「金科玉条」 (この上なく大切にして従うべききまり。金や玉のように立派な法律。)の如く妄信して止まない現状について、その歴史的な流れを紐解きながら、如何に彼らが 「自ら思考して判断する能力が欠落している連中」 であるのかを、分かりやすく解説された良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 628,984(628,408)÷37,813,616(37,696,161)=0.0166・・・(0.0166) 「1.66%(1.66%)」

イタリア : 128,795(128,751)÷4,488,779(4,484,613)=0.0286・・・(0.0287) 「2.86%(2.87%)」

日本 : 15,681(15,649)÷1,323,000(1,306,155)=0.0118・・・(0.0119) 「1.18%(1.19%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 3.ウマン巡礼の歴史
3 - 3 復活期 (1985 - 2001)
・・・ナフマンの墓周辺の景観も、ここ数年で著しく変わった。
ある年配のウクライナ人女性が住む家のそばには、当初は、ナフマンの墓を示すコンクリート板があっただけで、彼女はハシディームが祈りにやってくるのを密かに許していたという。ところが今では、ブレスラフ・ハシディームの投資により、1996 年には墓周辺の敷地が 13 万ドルという巨額で買い取られ (143)、そこに立派な 「幕屋」 (144) が建てられたばかりか、そこから程近い広大な敷地に前述した巨大なクロイズ(約 1600 平方メートル)が建立された。最近では、イスラエル人の資本家の手により、街で一番立派な 9 階建てのホテル 「シオンの門」 [Sha’arey Tsion] が完成した。その他、住民の話によれば、ナフマン廟周辺のアパート 50 戸程が、ハシディームによってすでに買い取られたということである。
こうした個人との交渉による不動産の暫時的な購入と並んで、ブレスラフ世界会議は、当局に対して旧クロイズ (145) や旧ユダヤ人墓地を始めとするユダヤ人の歴史的遺産の返還要求も行っている。かつての旧ユダヤ人墓地には境界線が引かれ、そこには、「ここはかつてユダヤ人の墓地であった」 というヘブライ語が書き添えられている。この境界線は第一に、死者の穢れ故に、墓地に近寄ることが禁じられている祭司カースト [Kohanim] の末裔に対する注意書きの役目を果たしているが、ブレスラフ世界会議による遺産返還要求のアピールの一つととれなくもない (146)。このように、ナフマン廟周辺では、土地と空間の 「ユダヤ化」 ないしは 「イスラエル化」 とでも名付けられそうな動きが活発であり、一部の地域住民に不安の念を呼び起こしていることは疑い得ない。
こうした実質的景観の 「ユダヤ化」 の動きは、新年に大量の巡礼者がやって来る時期になると、象徴的景観の 「ユダヤ化」 に、一時期場所を譲るといえる。新年の数日前になると、ユダヤ教やブレスラフ・ハシディズム関係の書籍や祈祷書、音楽や説教のテープ、CD、ビデオ、宗教用の品々 (蝋燭、頭蓋帽、礼拝用の肩衣 [tallith]、新年や贖罪日用の白装束 [kitel] 等) の露店が、ナフマン廟に近いプーシキン通りに所狭しと並ぶばかりか、クレズマー音楽 [klezmer] (147) や、現代的な味付けをしたブレスラフの音楽、そして巡礼地拡充のための寄進や貧者救済のための布施の呼びかけが、大音響のスピーカーで一日中流される。新年の二昼夜には、巡礼者の祈りと叫び声が、あちこちで吹き鳴らされる羊の角笛 [shofar] (148) の音と溶け合って、空高くこだまする。そうして年が明けると、沿道は、一晩中踊り明かすハシディームたちで埋め尽くされる。狂喜乱舞する巡礼者たち、それを横目に真面目くさった表情で警備に当たる迷彩服の特殊部隊と警官、そして好奇と不安とが入り混じった眼差しでそれを見つめながら、ただただ巡礼者に提供した住居の無事を祈る地域住民とは、好対照をなす (149)。
少なくとも新年を挟んだ数日間、ユダヤ人巡礼者は見知らぬ土地にいることを忘れて、土地の守護神たるナフマンと一体化するのだ。意識するにせよしないにせよ、これはナフマンの教えそのもの、つまり異教徒の土地を清めて聖化するという象徴的行為になっているといえるだろう。
注 (12)
義人の墓は、「印」 という意味で tsiun と呼び慣わされている。この tsiun と 「シオン」 [Zion] とは、ヘブライ語の綴りが全く同じであるため、ユダヤ教の知識にそれほど深くない信者の間では、両者が混同されることがある。注 29 及び 33 を参照。
注 (29)
エルサレム神殿の礎石とされる岩のことで、神殿在りし日には、モーセがシナイ山で授かった契約の板 (十戒) を納めた聖櫃がその上に置かれたといわれる。「大地の臍」 などとも呼ばれ、そこから世界が創造されたと考えられた。ハシディズム文学では、義人がしばしばこの岩に喩えられる。注 12 及び 33 を参照。
注 (33)
東欧各地にみられる 「幕屋」 の殆どは、木製やレンガ造りの掘っ建て小屋か鉄格子の囲いのようなものなどである。注目すべきは、この同じ言葉がヘブライ語聖書の極めて重要な概念と結びついている点である。すなわち、聖書ヘブライ語ではこの言葉は、神が臨在すると考えられた可動式の至聖所を覆う天幕、すなわち 「臨在の幕屋」 [’Ohel Mo’ed] (新共同訳聖書による訳語) のことを意味した ( 『出エジプト記』 25 - 27)。注 12 及び 29 を参照。
注 (144)
注 33 を参照。
注 (145)
現在はメグオーム計測器工場 [Megometr] の敷地内にあり、許可なしでは入ることができない。巡礼地周辺の住人の殆どは、ペレストロイカ政策で工場が大幅に縮小されるまでは、この工場で働いていたという。
注 (146)
筆者はフィールド調査中、ナフマンの墓から数メートルしか離れていない、最も近いアパートの 8 階の家庭に滞在することができた。アパートの女主人はかつて、巡礼者から 「この境界線から内側 (彼女のアパートも含む) は我々の土地だ」 と言われたときのことを、深い憤りとともに筆者に語った。
注 (147)
「楽器」 という意味で、バイオリンとクラリネットを主体とした東欧ユダヤ人の伝統音楽のこと。
注 (148)
雄羊の角で作ったユダヤの軍ラッパ。聖書の記述に従い、新年を始めとする数々の儀式で吹き鳴らされる。
注 (149)
現地住民の側から、アパートの被害 (家具の破損、盗難、水道の蛇口の締め忘れ、火の不始末等) に関する苦情が絶えない。住民の多くはこうした被害を、ユダヤ人巡礼者による意図的な嫌がらせと考えている。一方、巡礼者側では、パスポートを始め所持品の盗難の被害が続出している。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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