2021-09-04 (Sat)

本日のキーワード : トルソ、緊縮財政、財務省&日銀、GHQ
トルソ (伊: torso) は、人間の頭部・両腕・両脚、すなわち五体を除いた胴体部分のこと。「木の幹」 や 「胴体」 を意味するイタリア語に由来する。トルソーとも言う。
本日の書物 : 『 脱GHQ史観の経済学 エコノミストはいまでもマッカーサーに支配されている』 田中 秀臣 PHP研究所
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 本書の主要なテーマは、この【日本における緊縮政策】、もっといってしまえば【日本社会の脆弱化、衰退化をもたらす経済思想】を、特に【占領期のGHQ (連合国軍最高司令官総司令部) と日本の経済学者たちとの関係から再考察する】ものである。
もちろん、ただの 「歴史もの」 ではない。本書では、「歴史」 とは現在直面している新型コロナ危機とその後の経済政策を考えるための思考のきっかけでしかない。【占領期の経済思想がどのようなものであったか】、実はここ 10 年ほどの間に専門家の間でようやく本格的な研究が始まったばかりである。戦時期、占領期、そして朝鮮半島や台湾などの旧植民地での日本の経済思想の影響などは、研究のフロンティアとしてある。まだまだ解明が必要な領域だ。
なぜ占領期に注目したのか。それは【GHQの 「経済民主化」 という手法が、今日まで続く緊縮主義の起源の一つ】だからだ。より正確にいえば、【GHQの緊縮主義に、当時の日本の緊縮主義者たちが相乗りし、日本の経済や社会、そして文化に至るまでその考えに大きな影響を与えた】からである。
本書では、占領期の経済政策の思想、特に【緊縮政策 = 日本弱体化】に関連するところを大胆に切り取ることにした。そして単に 「歴史」 を語るのではなく、その「歴史」が今日の経済・安全保障・国際関係・言論の世界などにどのような深刻な影響を与えているかに重点を置いている。
本書はいわば一つの 「トルソ」 である。このトルソに細部を加えていくこと、それが現在の経済問題との対話を通じて今後も長く取り組まなければいけないと自認している。』

男性主体のウマンのキブツ
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、財務省・日銀を中心とした “無能官僚” や、その庇護の下でデタラメな言説を振りまく “似非経済学者”、同様に飼い慣らされる“家畜としてのマスコミ業界”が、占領期のGHQの誤った経済政策= “不況期の緊縮政策” を 「金科玉条」 (この上なく大切にして従うべききまり。金や玉のように立派な法律。)の如く妄信して止まない現状について、その歴史的な流れを紐解きながら、如何に彼らが 「自ら思考して判断する能力が欠落している連中」 であるのかを、分かりやすく解説された良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 625,653(624,745)÷37,352,300(37,230,267)=0.0167・・・(0.0167) 「1.67%(1.67%)」

イタリア : 128,683(128,634)÷4,471,225(4,464,005)=0.0287・・・(0.0288) 「2.87%(2.88%)」

日本 : 15,591(15,553)÷1,258,365(1,232,491)=0.0123・・・(0.0126) 「1.23%(1.26%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 3.ウマン巡礼の歴史
3 - 3 復活期 (1985 - 2001)
・・・例えば筆者は、ウマン巡礼の噂を聞きつけて初めてやって来たという、若いイスラエル人弁護士と知り合った。彼は、これまでユダヤ教の伝統とは断絶した、世俗的な生活を送ってきたが、この度の巡礼の経験に強烈な印象を受けたようで、今後ユダヤ教に回帰する可能性のあることを仄めかした (131)。また、麦藁帽子を被った、イエメン出身のある中年のユダヤ人は、自分がウクライナへやって来たのはただ、他の巡礼地 (主にイスラム圏) への接近が困難であるのに比べて、ウマン巡礼がよく整備されているからだ、と言い、実はラビ・ナフマンではなくとも、誰の墓でも構わなかったことを強調した (132)。
新年には子供連れの父親の姿をよく見かけるが (133)、女性巡礼者の姿は殆ど見られない。この事実はウマンのキブツが専ら男性主体の出来事であったことをよく物語っている。それでも 30 人程は訪れており、男性の目に触れぬよう、ナフマン廟の敷地外にあるガレージの裏で熱心に祈っていたのが印象的だった。新年とは別に、アヴ月 [Av] ( 7 月か 8 月)の 15 日 [Tu be-Av] (134) やプリム祭 [Purim] (135) など女性にまつわる祭、それに新年直前のエルル月 [Elul] ( 8 月か 9 月)を中心に女性だけのツアーが多く組まれるという。
注 (48)
ハスカラーの信奉者のこと。伝統的なユダヤ人の間では、啓蒙主義者をはじめ自由主義的なユダヤ人のことを、ギリシャの哲学者エピキュロスに因んで、「異端者」 [epikoyres] と呼ぶ。
注 (131)
彼にはインドで知り合った日本人の妻がおり、自身がユダヤ教に回帰する上で、妻の改宗の必要性を感じ始めていた。
注(132)
彼は宗教的・世俗的ユダヤ人双方に分け隔てなく交友があり、また祈祷を簡略化して済ませたりするなど型破りなところから、「異端者」というあだ名をつけられていた。注 48 を参照。
注 (133)
子供は巡礼者全体のおよそ三割を占めていた。子供の航空運賃が大人と同じであることを考えると、巡礼者全体に占める子供の割合は著しく高いといえるかもしれない。ブレスラフ・ハシディズムの伝承によれば、七歳以下の子供がナフマンの墓にきてティクン・ハ・クラリを唱えたならば、大人になってから罪、なかんずく性的な罪を免れるという。
注 (134)
第二神殿時代のマイナーな祭で、葡萄の収穫期の始まりを告げる。口伝律法 [Mishnah] によると、この日、白装束のエルサレムの娘たちが、歌い踊りながらブドウ畑まで行進したという。
注 (135)
『エステル記』 に因んだ、ユダヤ版カーニヴァルともいえる陽気な祭。ペルシア王クセルクセスの妃エステルとその伯父モルデハイの采配により、悪代官ハマンによるユダヤ人虐殺計画を未然に防ぎ、逆にユダヤ人に害をもたらそうとした者を懲らしめたことを祝う。3 月か 4 月に当たる。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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