2021-08-30 (Mon)

本日のキーワード : 家畜化、飼い慣らし、アメリカの生活保護
家畜化(かちくか)および栽培化(さいばいか)とは、前者が動物で後者が植物と、対象とする生物が異なるものの、いずれも、ヒト(人間)が対象の生殖を管理し、管理を強化していく過程をいう。その過程においてヒトは自らに有益な特徴を多く具える個体を対象の群れの中から人為選択し続けるため、代を重ねることで遺伝子レベルでの好ましい変化が発現し、固定化し、家畜化・栽培化が成功する。栽培化は作物化(さくもつか)ともいう。
英語では "domestication" (1774年初出)が日本語「家畜化」に最も近似の語ではあるが、動物・植物の区別もなければ(元来は)遺伝子とも無関係で、用法は「飼い慣らし」に近い。なお、上述の日本語「栽培化」および「作物化」は、英語表現[植物 + domestication]の訳語として生まれている。
本日の書物 : 『 「アメリカ」 の終わり “忘れられたアメリカ人” のこころの声を聞け』 山中 泉 方丈社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私の会社で長く働いている女性スタッフは、以前、生活保護を受給する人たちや生活保護関係者たちとも仕事をしたことがあり、彼女からその実情を聞くことも多い。
一つには、【アメリカでいう 「生活保護」 の概念じたいが日本で言う生活保護とは、かけ離れている】ということだ。これは説明なしには理解できないだろう。シカゴのダウンタウンに隣接する低所得者の住む巨大なエリアには、【 4 世代から 5 世代に渡って生活保護を受けている家庭がたくさんある】。
5 世代と聞くと、日本人はまさかと思う人も多いだろう。しかしここに住む【女性たちの平均年齢は、15 歳から 16 歳】である。高校へ上がるかどうかの年齢だ。そうなると子供も母親と同じようになるパターンが多く、【その子供も 15 歳くらいで妊娠する】ことになる。つまり、【母親は 30 歳過ぎたくらいでおばあさんになってしまう】という連鎖が起きる。
そして、【現在の黒人の家庭で最も大きな問題】と言われている【 「家庭に父親がいない」 という状態】が、【女性の妊娠の低年齢化の大きな原因】だと言われている。
これらの【低年齢で妊娠した女性 (子供?) は、ほとんど結婚はしない】。父親がわかっているケースでもほとんど結婚はしない。その理由は、【シングルマザーで赤ん坊が生まれるとすぐ政府の補助対象になるから】だ。

出産、医療費、学費、教科書代、養育費、食費 (昔はフード・スタンプと言われていたが現在は補充的栄養支援プログラムという) などすべてが補助の対象になり、【簡単に言うとほとんど生活費がかからないようになっている】。
【子供の数が多いほど補助金額も増える】。食費の補助も 2020 年で 4 人家族だと 646 ドル (約 7 万円)、7 人だと 1,018 ドル (約 11 万円) が毎月支払われる。
この黒人家庭の最大の問題は 「父親が不在」 だという指摘は、現在保守派黒人活動家でソーシャル・メディアの新しいスターと言われる【キャンデス・オーウェンズ氏】も同様に語っている。

彼女は最近ベストセラー入りした著書【 『ブラックアウト “ Blackout ”』 】で、長年【民主党】が黒人票獲得のために黒人への生活保護やさまざまな補助金などで【餌付け】してきたことは、【黒人コミュニティにとってきわめて有害であった】と指摘している。なぜならこれらの甘い政策は、【 「黒人コミュニティが自らの力で貧困から立ち上がり、独立してアメリカンドリームの達成者として生きていくことを阻害してきたからだ」 】と語っている。』

ナチス・ドイツと全滅寸前のブレスラフ・ハシディーム
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在のアメリカで起こっている現実について、非常に正しく理解されている方々の御一人である著者が、主要メディアの “素っ惚け” “しらばっくれ” によって多くの人々が知らない事実を列挙している書物で、また、主要メディアの “歪曲” “捏造” によって多くの方々が事実誤認している出来事の真実を明らかにされている書物になります。2016 年から始まった本物の「陰謀」について理解する上でも、まずはアメリカの現実を正しく把握することが必須となりますが、まさにそのために打って付けの御薦めの良書です。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 622,233(621,568)÷36,846,967(36,660,942)=0.0168・・・(0.0169) 「1.68%(1.69%)」

イタリア : 128,456(128,432)÷4,444,338(4,440,669)=0.0289・・・(0.0289) 「2.89%(2.89%)」

日本 : 15,450(15,423)÷1,163,468(1,148,614)=0.0132・・・(0.0134) 「1.32%(1.34%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 3.ウマン巡礼の歴史
3 - 2 分散期 (1917 - 1985)
・・・1941 年にウクライナ全土を征圧したナチス・ドイツは、他の町や村々と同じくウーマニにも侵入し、二年の間に約 2 万 4 千人のユダヤ人住民を虐殺した。ナフマンの眠る旧ユダヤ人墓地もまた徹底的に破壊し尽くされ、殆どの墓石が地中深く沈み、1944 年には爆撃で、ナフマンの墓を覆っていた 「幕屋」 も破壊された。終戦直後に墓地を訪れその荒廃を目にした者によれば、そのとき墓所に残されていたのは、長さ 2 メートル、幅 80 センチ、高さ 35 センチのモルタルの地表だけであったという。
1947 年、ウーマニ市当局は、アパート建設のために、旧ユダヤ人墓地のあった土地の売却を公布する。このとき、ナフマンの墓を守ろうとしたのが、リヴィウ出身で、38 年の大量検挙以来、新年のキブツを統括してきた、ラビ・ザンヴィル・ルヴァルスキー [Rabbi Zanvil Luvarski ? - 1962] である。彼は、墓の場所を正確に知っていたので、ウーマニ在住の改宗者ミハルの名義で、墓周辺の土地を購入してそこに家を建て、入念にも、部外者に察知されぬよう、墓の場所をセメントで覆い隠して帰郷した。ところが、彼の努力も空しく、再び墓を訪れた時、ミハルが密告を怖れてウクライナ人に家を売った事実を知らされる。このウクライナ人は大のユダヤ人嫌いであり、ハシディームを一切寄せ付けず、墓に近寄る事すらできない状態が数年間続いた。しかし、悲運のハシディーム側にやがて好機が訪れる。というのも、その頃、この男の身の上に、病気をはじめ様々な不幸が続いていたらしい。これを聞きつけたルヴァルスキーは、この機を逃さず使者を送り込み、こう告げさせる。「この家は、墓の存在によって魔法にかけられている、それが原因であなたは病気に冒されたのだ」。これが見事に功を奏し、男は別の善良なウクライナ人に家を売り払った。新しい家主は、1996 年に最終的にブレスラフ・ハシディームに家を売却するまで、時折やってくるハシディームの訪問を許した。
1962 年、ラビ・ルヴァルスキーが死去すると、後にブレスラフ・ハシディーム世界会議議長となるラビ・ミハイル・ドルフマン [Rabbi Mikhail Dorfman 1911 -] (112) にナフマンの墓の管理とキブツの存続が託された。ドルフマン指揮の下、イスラエルへの移民が彼に許可される 1970 年まで、秘密裡のキブツが細々と続いた (113)。
大戦前夜、質・量ともに事実上ブレスラフの中心地となっていたポーランドのハシディームは、ホロコーストによってほぼ全滅した。戦後生き残ったブレスラフ・ハシディームは、わずか数百人ほどに過ぎず、その中心地はイスラエルに移った。
注 (112)
ラビ・ドルフマンは 1911 年、ウクライナは Kamenets州 Chemerivtsi のラビの家庭に生まれた。キエフのタルムード学院 [yeshivah] で学んでいた彼は、一冊のブレスラフの本に出会い感化され、帰宅途中にウーマニを訪れた。彼はその際、魂を打たれて号泣し、「ここに居を定めよう」 と堅く決意した。16 歳のとき、ラビ・ナタンの直系である Rabbi Abraham Sternhartz の孫娘と結婚。30 年代にモスクワに移住した彼は、秘密警察に逮捕され、二年間の投獄生活の後、シベリアに流刑、計 6 年 7 ヶ月の囚人生活を送る。解放されて後も、モスクワ郊外の自宅より密かにウーマニに通い続けた。数十年間に渡る出国許可の要請は 1970 年にようやく実を結び、最終的に 1972 年イスラエルに移住した。1980 年代の後半に合法的なウマン巡が可能になると、ラビ・ドルフマンはブレスラフ世界会議の議長に任命され、2002 年現在、90 歳を越える高齢にもかかわらずその役職を果たし続けている。彼は自分が議長に選出されたのは、ただ二つの理由からであると語っている。「一つは最年長、もう一つはソ連で過ごした我が人生の苦しみの大きさによる」。Yarkhon braslav 3 (Jerusalem, 2000), pp.15-16. ラビ・ドルフマンはまた、ナフマンの墓とキブツについて、戦前と戦後の両状態を知る、唯一の生き証人である。Y. I. Zilberman, ‘Ir haga’agu’im: yoman uman (Jerusalem, 1989), pp.11-15. 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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